天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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3月31日:宇宙飛行士達、オリオン宇宙船の宇宙服をテスト

2015年03月31日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのジョンソン宇宙センターの技術者達が、オリオン宇宙船の深宇宙への旅で着用するであろう宇宙服をテストしている。3月17日、ジョンソンチームのメンバーがオリオン宇宙船の真空圧統合スーツテストに参加した。テストの間、スーツは生命サポートシステムに接続され、3メートル強の熱真空チャンバからは空気が除かれた。この改造型高度クルー脱出宇宙服は、スペースシャトルの宇宙飛行士達が打上と大気入りで着用したスーツの新しいバージョンである。

<参考>: 2003年2月のスペースシャトルコロンビアの事故後、スペースシャトルは廃止されることになり、新たにカプセル型のオリオン宇宙船が開発されることになった。オリオン宇宙船は月以遠の小惑星、あるいは将来の有人火星探査を目標にしており、これに伴って、宇宙船を始め、打上船とそのロケットエンジン、万一の場合の打上中止を含む打上施設、またここに挙げる宇宙服に至るまで、細部にわたって見直されている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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3月30日:1965年3月23日、ジェミニフライトで初めてのクルーが打上げられる

2015年03月30日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

1965年3月から1966年11月までの20ヵ月間、NASAは、ジェミニプログラムで革新的な能力と最新技術を開発し、テストし、飛行させた。それは、アポロのみならず、国際宇宙ステーションを構築するスペースシャトルの業績や、人間による火星への探検のステージへの道を開いた。クルーが乗り組んだ最初のジェミニ飛行(Gemini III)は1965年3月23日に離昇した。この宇宙船「モリーブラウン(Molly Brown)」は、宇宙飛行士達、コマンドパイロット ガス・グリッサム、パイロット ジョン・W・ヤングを地球の3回の軌道に運んだ。NASAの二人のジェミニ宇宙飛行者達は、宇宙飛行士達がカプセルの軌道を変え、少なくとも2週間宇宙に残り、宇宙船の外で働くことができることを実証した。彼らはまた他の宇宙船とのランデブーとドッキングのパイオニアでもあった。すべては、月に着陸し、地球に安全に戻る重要なスキルであった。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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3月29日:ソユーズ打上で宇宙での一年が始まる

2015年03月29日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

日本時間3月28日土曜日午前4時32分(現地時間3月28日土曜日午前1時32分)に、ソユーズ TMA-16M 宇宙船が、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームから、遠征43、NASAの宇宙飛行士スコット・ケリー、ロシアの宇宙飛行士達ミハイルコルニエンコおよびソユーズ指揮官ゲナディ・パダルカを乗せて、国際宇宙ステーションに向けて打上げられた。多くのメディアが打上を追っている。ケリーとコルニエンコは、2016年3月までの年間クルーとしてステーションに滞在するだろう。

<参考>: これまでの国際宇宙ステーションクルーの宇宙滞在期間はほぼ6か月でした。最近滞在者に視力異常も見られ、更に長期滞在を試す必要に迫られています。NASAの年間クルースコット・ケリーには、同じ宇宙飛行士であり宇宙滞在経験のある双子の兄弟マーク・ケリーがおり、同じ遺伝子を持つ二人の、宇宙と地上での微妙な違いも試される予定です。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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3月28日:テリー・バーツとサマンサ・クリストフォレッティ

2015年03月27日 20時48分48秒 | 天文・宇宙

2015年1月15日に、米国の宇宙飛行士テリー・バーツと欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティが、国際宇宙ステーションの作業からの短い休みの間に果物を選んでいる。微重力状態で浮いたリンゴは格好な標的である。二人の宇宙飛行士達は遠征42のフライトエンジニアである。

<参考>:国際宇宙ステーションでは、補給船が到着してから僅かな間のみ、新鮮な果物をとることができます。微重力の宇宙では果物は浮いていて落ちないので、このような並びを比較的容易につくることができます。

<出典>: 「国際宇宙ステーションイメージギャラリ(ISS Image Gallery)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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3月27日:ソユーズ、金曜日の打上のために搬出

2015年03月27日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

水曜日、国際宇宙ステーションへの金曜日の打上に向けて、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームでソユーズ TMA-16M 宇宙船が打上台に搬出された。遠征43に加わるソユーズ指揮官ゲナディ・パダルカ、初めての一年間クルーメンバー スコット・ケリー(NASA)とミハイルコルニエンコ(ロシア)が彼らのミッションの準備している。彼らは、米国東部夏時間金曜日午後3時42分(日本時間土曜日午前4時42分)に、ステーションへの6時間、4回の軌道飛行のために打上げられるだろう。パダルカは9月に宇宙での彼の滞在を終えるだろう。ケリーとコルニエンコは2016年3月に帰還するだろう。

<出典>: NASA HQ photo

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

<参考>: 打上は日本時間土曜日早朝午前4時42分の予定ですが、国際宇宙ステーションとのドッキングの放送は土曜日午前9時45分から、ハッチオープンの放送は11時45分からの予定です。放送時刻の詳細と打上中継を見るリンクは こちら から。

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3月26日:ボイジャー1号からの木星の大赤斑

2015年03月26日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

1930年代から縮小が記録されながら、木星の大赤斑(Great Red Spot)の大きさの減少は、ここ数年で加速度的に進んでいるように見える。地球より大きな嵐大赤斑は、少なくとも望遠鏡で見ることができるようになって以来猛威を振るってきた。大部分の天文現象のように、この大赤斑は、予測もされず、その発見後もすぐには理解されなかった。嵐のシステムを侵食する小さな渦が一つの役割を演じているように思われるが、この巨大な暗い雲の完全な理解は引き続き調査の話題として残されており、ここ地球上の気象のより良い理解に結びつくかもしれない。このイメージは、1979年にボイジャー1号宇宙船が太陽系最大の惑星の傍らを疾走したときにとられた、木星のイメージのデジタル拡張版である。NASAのジュノ宇宙船が今木星に向かっており2016年に到着するだろう。

<参考>: 左図は同じくボイジャー1号からの大赤斑。

<出典>:「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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3月25日:船外活動の50年

2015年03月25日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

1965年3月18日、ボスホード宇宙船から船外に出たロシアの宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフは、 船外活動を行なった初めての人間になった。この遠征は問題なしではなかった。レオーノフの宇宙服は宇宙の真空で大きく拡がり宇宙船に入ることができなかった。彼はスーツのバルブを開き、エアロックに入るために十分な空気を漏れさせた。彼の船外活動は僅か12分で終わったが、宇宙飛行士が宇宙船外で働き得ることを証明した。3ヵ月弱後に、アメリカのエド・ホワイトが、ジェミニ4ミッションの一部として、21分間のNASA初めての船外活動を行った。ヨーロッパ最初の船外活動は、1988年にロシアのミールで飛んだ、フランスのジャンルー・クレティエンであった。写真は、2009年に国際宇宙ステーションのミッション STS-128 で船外活動を行った、欧州宇宙機関の宇宙飛行士クリステル・ファガーソンである。

<出典>: 「イメージの宇宙(Space in Images);欧州宇宙機関」

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3月24日:2015年3月17日の北極光

2015年03月24日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

いつもより南の夜空でも見られた壮観なオーロラの輝きが地球が持つ宇宙気象の影響を強調した。太陽が放射する強い質量放出と強力な太陽面爆発が、前の3月15日日曜日に検出された。この太陽風は衛星によっても検出された。地上ベースのセンサーは、太陽からの衝撃波が地球を通り過ぎた瞬間の、磁気の衝撃を記録した。それは、スカンジナビアとウェールズで見られた壮観なオーロラを生み出す磁気嵐を誘起した。

<参考>:このときのオーロラは北海道でも見られています。ただし、南方で見られるオーロラは地平線上の赤い微かな帯であり緑色では輝きません。なお、このイメージは再掲が許されていますが、制約がありますので、著作権にはご注意ください。

<出典>: 「イメージの宇宙(Space in Images);欧州宇宙機関」

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3月23日:プロバⅤ、日食の影を見る

2015年03月23日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

広域な植物監視のための欧州宇宙機関のミニ衛星プロバⅤがヨーロッパの日食の影を捕えた。2015年3月20日、皆既日食は、北大西洋に沿った、フェロー諸島からスヴァールバルまでの細い帯を通過した。ヨーロッパと北アフリカでは、40%~90%の、月で隠された太陽面の部分食を経験した。この部分日食は、地上に関してプロバⅤによっても観測された。北アフリカでは実際の暗黒化は見えないが、食によって投げられた影が、皆既食帯に最も近い西の部分が最も暗くなって、イタリア、アルプス山脈、中央ヨーロッパに良く見えている。
 
<参考>:2013年に打上げられたプロバⅤ(Proba-V)は、2日ごと全地球を観測し、植物の成長を記録し、また、嵐、火災、森林破壊などを監視する欧州宇宙機関の小型衛星です。なお、昨日掲載したプロバ2は太陽を観測する欧州宇宙機関の小型衛星です。

<出典>: 「イメージの宇宙(Space in Images);欧州宇宙機関」

<大判>: ここに挙げたイメージは一部です。全体像は こちら からご覧ください。

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3月22日:ヨーロッパの日食のプロバ2号の視界

2015年03月22日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパが2015年3月20日金曜日朝の部分日食を楽しんでいたとき、欧州宇宙機関の太陽観察プロバ2ミニ衛星は、軌道からリングサイドのシートを得ていた。プロバ2は、太陽の前の皆既に近い月の通過を捕えるために SWAP 画像装置を使った。 SWAP は、太陽とその渦巻くコロナの混乱した表面を捕えるために、極紫外線波長で太陽のディスクを見ている。

<出典>: 「イメージの宇宙(Space in Images);欧州宇宙機関」

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<参考>: プロバ2は欧州宇宙機関の太陽観測小型衛星です。その他、日食に関するイメージやビデオなどは こちら から。

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3月21日:日照と地球照

2015年03月21日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2015年3月20日は、また、昼夜平分時(ここでは春分)と新月を記録する。注目すべきことに、この二つの地球を中心とした出来事の正確なタイミングは僅か13時間内に起きるが、月はまた、その軌道での最も接近したポイント、近地点の僅か14時間後にその新しいフェーズに至る。それは昼夜平分時の新月を2015年で最大の新月にしているが、月のフェーズが惑星地球に対して暗い夜の側を示すので見るのを難しくする。しかしながら、良く構成された1月下旬の若い月のフェーズの右のイメージでは月面の夜と昼を一瞥することができ、夜の側が地球照によって昼の側の明るく日の当たる三日月の次に微かに照らされているのを見ることができる。
しかし、今、一部の人達は今日の昼夜平分時の新月をシルエットで見るだろう! 昼夜平分時の日食が北極海を横断して伸び、部分食がヨーロッパ、北アフリカ、西アジアから見えるだろう。

<参考>:これは昨日3月20日に掲載された記事です。前の記事でお知らせしたように、20日にはヨーロッパで皆既日食が起きました。なお、「日照」は太陽の光で照らされることに対して、「地球照」は地球からの反射光で照らされることを言います。

<出典>:  「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」 

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から。

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3月20日:皆既日食の間の地球(金曜日、ヨーロッパで皆既食)

2015年03月20日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

皆既日食の間に地球はどのように見えるのだろう? 人々が食を見ている地域は月の影が落ちているところなので暗く見える。毎時約 2,000 キロメートルで地球を横断して影を投げ、僅か数分間その場所を暗くする。このイメージは、2006年3月の皆既日食の間に、国際宇宙ステーションから見た地球を示している。
金曜日、月は太陽の前を再び動き、今度は北大西洋の一部の上を勢いよく進むだろう。
 
<参考>: 金曜日にヨーロッパの一部で皆既食、ヨーロッパの広域で部分食が見られます。日本では見られません。詳細は こちら から。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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3月19日:火星のダストデビル

2015年03月19日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

火星の北の春遅く、NASAの火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラがこのローカルな住人を見た。2012年の、平らな、ダストで覆われたアマゾニス・プラニシア(平原)を追跡して、この渦巻くダストデビルのコアは直径約140メートルである。火星の薄い大気にダストを巻き上げるその噴煙は、地表上約20キロメートルにも達する。火星のこの領域に一般的なダストデビルは、地表が太陽によって熱せられ、暖かい上昇気流をつくり出すことによって起きる。他の HiRISE イメージのダストデビルで、毎時最高110キロメートルに達する風速が報告されている。
 
<参考>:ダストデビルは地表付近の大気が渦巻状に立ち上る突風の一種。一般的には旋風(せんぷう、つむじかぜ)や辻風(つじかぜ)などと呼ばれ、英語ではダストデビル(Dust devil)と呼ばれる。竜巻とは根本的に異なる気象現象である。火星で活動するローバーからの動画を参照。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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3月18日:タイタンの海、日光を反射する

2015年03月18日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

土星の月、タイタンの地表は何故まぶしいフラッシュで照らし出されるのだろう? その理由は液体の海の太陽によるきらめきである。タイタンは、右から見たとき、まるで鏡のように日光を反射する、多数のメタンの滑らかな湖を持っている。土星の軌道を周っているロボットカッシーニ宇宙船は、昨年の夏、雲を刺し通す赤外線の異なる帯で、ここに疑似カラーで描かれている雲で覆われたタイタンのイメージをとった。この鏡面反射はカッシーニの赤外線カメラの一つを飽和させるほど明るかった。太陽によるきらめきは腹立たしいが、それはまた、反射している領域が、タイタンの北の広く複雑な海を収容していることを確認するのに役に立った。我々の太陽系の最も神秘的な月へのその多数の通過の間に、カッシーニは、自然のガスの液化された雨が降るときを含めて、タイタンが活動的な気象を持つ世界であることを明らかにした。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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3月17日:極寒のパラダイス

2015年03月17日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

日本の楽園にちなんで名付けられた土星の月タイタンのセンキョウ(仙郷)領域 --- 中央右下の暗いエリア--- は、名前のようにはあまり歓迎されない。摂氏マイナス180度以下の非常に歓迎されない平均温度を持ち、差渡し 5,150 キロメートルのタイタンの水は岩のように固く凍っている。この視界はタイタンの土星に面した側を見ている。タイタンの北は右上33度である。このイメージは、タイタンから190万キロメートルの距離で、 938 ナノメートルの近赤外線フィルタを使って、カッシーニ宇宙船の狭角カメラで、2015年1月8日にとられた。イメージスケールはピクセル当たり11キロメートルである。

<出典>: カッシーニ・ホイヘンス

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