天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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9月30日: 赤外線の蜘蛛星雲

2019年09月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

蜘蛛は、これまでにハエを捕えただろうか? もし二つがぎょしゃ座の大きな輝線星雲であるならば、左の蜘蛛の形したガスの雲は、実際には IC 417 とラベルを付された輝線星雲であり、一方、イメージ左端の小さなハエのような雲は NGC 1931 と呼ばれ、これら二つは輝線星雲と反射星雲である。おおよそ一万光年の遠い二つの星雲達は若い散開星団を抱いている。スケールとして、コンパクトな NGC 1931 (ハエ)は差渡し約10光年である。科学的に割り当てられた赤外線の色のこの特集の写真は、スピッツア宇宙望遠鏡と、2ミクロン全空調査(2MASS)からのイメージを結合している。スピッツアは地球の近くで太陽を周るその16年目を祝っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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9月29日: 合流点/お知らせ

2019年09月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2号ミッションは、南アメリカのアマゾン川に多い ブラックウォータ の水系、ブラジルのネグロ川(Rio Negro)とソリモス川(Solimoes River)の「合流(meeting of waters)」に我々を導いた。黒く見える ネグロ川 はアマゾン最大の支流であり、また世界最大のブラックウォータ(black-water)の川である。コロンビアから 2300 キロメートルのそれは、腐敗し流れに溶けた葉と植物の物質からその濃い色を得ている。ネグロ川は、その下に見える、砂、泥、沈泥を含む堆積によって褐色に見えるソリモス川と顕著な対照をなしている。ソリモス川は約 1600 キロメートルの後にネグロ川と出会い、この重要な合流地点を形成している。最終的な合流の前に、この二つの川は、温度、速度、水の密度の違いによって、並行して数キロメートル流れる。アマゾン川流域最大の都市 マナウス(Manaus) が、ネグロ川の北岸に見える。海から 1500 キロメートルにも関わらずマナウスは内陸の主要な港である。この都市の北東にアドルフォ・ドゥッケ(Adolfo Ducke)保安林が見える。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>:英語解説ビデオ(位置がわかります)は こちら(Youtube) から。原版は こちら(7816x6943 pic) から。

 

<お知らせ>: 国際宇宙ステーション貨物船 HTV-8 「こうのとり8号」は、日本時間土曜日午後8時13分に、ステーションのロボットアームによって捕らえられました。 イメージはNASAテレビから捕捉の瞬間。

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9月28日: ソユーズ MS-15 クルー船、宇宙に上る

2019年09月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

カザフスタンからの打上後、国際宇宙ステーションの遠征60クリスティーナ・コッホが、宇宙に上昇するソユーズ MS-15 クルー船を撮った。ソユーズは、数時間後に、NASAの宇宙飛行士ジェシカ・メイア、ロシアの宇宙飛行士オレッグ・スクリポチカ、アラブ首長国連邦の宇宙飛行参加者 Hazzaa Ali Almansoori とともに、国際宇宙ステーションにドッキングした。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 今日9月28日夜、日本の国際宇宙ステーション補給船 HTV-8 「こうのとり」がステーションに到着し、ステーションのロボットアームで捕らえられます。中継と日時等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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9月27日: ソユーズ MS-15 宇宙船打上げられる/お知らせ

2019年09月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの3名は、水曜日に、彼らのミッションのためにステーションに到着した。ソユーズ MS-15 宇宙船は、現地時間午後6時57分(日本時間9月25日午後10時57分)に、カザフスタンのバイコヌール・コスモドロームから打上げられ、4回の軌道・6時間のフライトの後、ステーションのズベズダサービスモジュールに、米国東部夏時間午後3時42分(日本時間9月26日午前4時42分)にドッキングした。10月3日のソユーズ MS-12 宇宙船の出発までの8日間、ステーションの乗員は、2015年9月以来最多の9名になるだろう。これまでに18カ国からの230人が国際宇宙ステーションを訪問した。彼らは、106ヵ国の研究者達からの 2,500 超の調査を行ってきた。 --- 以上要点のみ。

<出典>: 「宇宙と人(Humans in Space)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 今回の変則的な要員の配置は、NASAの宇宙飛行士の一人が、“女性として初めて”宇宙での2期一年間の長期滞在を試みることに伴って生じたもの。今回のクルーの往復では1名の空きが出るために、ロシアのロスコスモスは、ビジネスとして、アラブ首長国連邦の一名を、8日間、宇宙に滞在させる契約を結んだ。国際宇宙ステーションの滞在者は通常6名(要員交代時には短期間3名)であるが、この短期訪問者が宇宙に滞在する間、一時的に9名の搭乗になる。

<お知らせ>: 明日9月28日夜、日本の国際宇宙ステーション補給船 HTV-8 「こうのとり」がステーションに到着し、ステーションのロボットアームで捕らえられます。中継放送時刻等はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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9月26日: M81 銀河の赤外線の視界/お知らせ

2019年09月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

北斗七星を含んだ北の星座おおくま座にある近くの銀河メシェ 81 は、双眼鏡または小さな望遠鏡でも容易に見える。 M81 は 1,200 万光年の位置にある。 M81 は、2003年8月のスピッツア宇宙望遠鏡の打上後、最初に公開されたデータセットの一つであった。この新しいイメージは、スピッツアの16回目の記念日に、延長した観測と改善された処理によって、この肖像的なオブジェクトを再訪している。このスピッツア赤外線イメージは、 3.6/4.5 ミクロン(青/シアン)、8ミクロン(緑)、24ミクロン(赤)の合成である。 3.6 ミクロン近赤外線のデータ(青)は星達の分布を追い、8ミクロンの放射(緑)は近くの明るい星達によって熱せられた熱いダストが発する赤外線で支配されている。銀河のダストは近くの星達からの紫外線と可視光線によって浸される。紫外線または可視光線の光子を吸収するとダストの粒は熱され、長い赤外線波長でエネルギーを再放出する。このダストの粒は、ケイ酸塩、炭素質の粒、多環式芳香族炭化水素から成り、銀河のガスの分布を示す。電波で最もよく検出されるよく混合されたガスとダストは、将来の星形成の原料の保存庫を提供している。

<出典>: 「太陽系とその彼方(Solar System and Beyond)」

<大判>: イメージをクリック。

 

<お知らせ>: 
① 日本の国際宇宙ステーション補給船 HTV-8 「こうのとり」貨物船は、昨日朝予定時刻に種子島から打ち上げられました。ステーションとのドッキングは土曜日の予定。中継放送時刻はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。詳細は 「国際宇宙ステーションは今(9月26日)」 、録画を見るには 国内機関による中継とビデオ から。
② 昨夜遠征61/62、ソユーズ MS-15 が打上げられました。国際宇宙ステーションへの到着は今日26日朝の予定。詳細は 「国際宇宙ステーションは今(9月25日)」 、打上中継は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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9月25日: ブラックホールの周りの渦巻くディスク/お知らせ

2019年09月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

多くのブラックホールは降着円盤として知られるガスの渦巻くプールに囲まれている。これらのディスクは極めて熱く、軌道を周っているガスの多くは最終的にブラックホールの事象の地平面を通して落ち込み、決して二度と見ることはないだろう。このアニメーションは、渦巻銀河 NGC 3147 の中心に螺旋を描いている、超巨大ブラックホールの周りの奇妙なディスクのアーティストの描写である。このディスクの内部の端のガスはブラックホールに非常に近く、光速の10パーセントの異常な速さで動いている。このガスは相対論的なビームを示し、我々の方へ向うディスクの側面を、遠く離れる面より明るく見せている。このアニメーションは、最近ハッブル宇宙望遠鏡でとられた NGC 3147 のイメージに基づいている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<イラストレーションビデオ>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 9月25日夜、遠征61/62、ソユーズ MS-15 が打上げられます。国際宇宙ステーションへの到着は26日朝の予定。詳細はホームページの  「国際宇宙ステーションは今(9月25日)」 、打上中継は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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9月24日: メシェ61のクローズアップ/お知らせ(2件)

2019年09月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハッブル宇宙望遠鏡、欧州南天文台、惑星地球の小さな望遠鏡からの画像データが、フェースオン渦巻銀河メシェ61(M61)のこの壮大なポートレートに結合された。銀河達のおとめ座集団の僅か 5500 万光年の M61 は NGC 4303 としても知られている。それは、我々のミルキーウェイに似た棒渦巻銀河の例であると考えられている。他の渦巻銀河のように、M61はまた広い渦巻の腕、宇宙のダストレーン、ピンク色の星形成領域、若く青い星の集団を特徴としている。この明るい銀河のコアは、この5万光年に広がるクローズアップの中で左にずれている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 
① 今日9月24日午前11時から「はやぶさ2」運用の記者説明会があります。視聴はホームページの 国内機関による中継とビデオから。
② 今夜9月25日、種子島宇宙センターから国際宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)を搭載したH-IIBロケット8号機 (H-IIB・F8)が打上られます。打上げ時刻は25日午前1時5分ごろの予定です。また、並行してソユーズ宇宙船による新しい遠征61/62クルーの打上、ドッキングも予定されています。23日月曜日現在日本の中継放送は掲載されておりませんので、差し向きホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 を参照してください。

 

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9月23日: アンタレス近くの暗いダストと多彩な雲/お知らせ(2件)

2019年09月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この アンタレス の近くの色はオブジェクトとプロセスの混合から生じている。星明りによって正面から照らされた細かなダストは青い 反射星雲 をつくり出し、紫外線の星明りによって刺激された原子を有するガスの雲は赤い 輝線星雲 をつくり出す。背景を照らすダストの雲は星明りを遮断し暗く見える。赤い巨星、夜空の明るい星の一つアンタレスがイメージの左下の黄赤色の雲を照らし出している。 Rho Ophiuchi が上部近くの青い星雲の中心に横たわっている。遠い球状星団 M4 がアンタレスの右側に見える。これらの星雲は人間が見るより更にカラフルであり、電磁スペクトル全体に亘って光を発している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

 

 

<お知らせ>:
① 明日9月24日午前11時から「はやぶさ2」の記者説明会があります。 「こちら(JAXA)」または「こちら(Youtube)」から。 
② 「こうのとり8号」打上関連。・・・・・以下は 三菱重工業の記事 から。 
三菱重工業株式会社は、種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)を搭載したH-IIBロケット8号機 (H-IIB・F8)の打上げを2019年9月24日に予定しておりましたが、最新の国際宇宙ステーションおよびソユーズ宇宙船の軌道に基づく解析(ロケットの打上げ後に、ロケット及びロケットからの分離物と、軌道上の有人宇宙システム(宇宙ステーション等)が衝突しないことを確認する為の解析)結果により、「こうのとり」分離後のロケット2段機体がソユーズ宇宙船に接近する可能性があることがわかりました。そのため、打上げ日時を下記の通り変更いたします。
      打上げ日:2019年9月25日(水)
      打上げ時刻:午前 1時05分頃 (日本標準時)
      打上げ予備期間:2019年9月26日(木)~2019年10月31日(木)

* この記事のソユーズ宇宙船は、新しい遠征61/62を届けるソユーズ MS-15 です。その詳細は ホームページ の「国際宇宙ステーションは今(9月23日)」、打上中継放送は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 を参照してください。

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9月22日: ナイル川とそのデルタの夜間の視界/お知らせ

2019年09月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが、現地時間午前1時付近に、スーダンとエジプトの間の408キロメートルを飛んでいるときに、遠征60クルーが、ナイル川とそのデルタのこの斜めの視界を撮った。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ナイル川河畔の明るさが際立っています。

 

<お知らせ>: 「こうのとり8号」の打上げ。
 以下、 三菱重工業の記事から。
菱重工業株式会社は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)を搭載したH-IIBロケット8号機(H-IIB・F8)の打上げについて、カウントダウン作業中に確認された移動発射台開口部からの火災発生により、2019年9月11日の打上げを見合わせておりました。調査の結果、推進薬充填作業中にエンジンの排出口から滴下している酸素が、開口部の耐熱材に吹きかかり続けることで、発生した静電気が発火源となり延焼した可能性が高いことを確認しました。是正対策を実施し、機体・設備については健全性確認を完了いたしました。上記の調査結果・処置状況を踏まえ、H-IIB・F8の打上げ日を下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。
    打上げ日:    2019年9月24日(火)
    打上げ時刻:   午前1時30分頃(日本標準時)
    打上げ予備期間: 2019年9月25日(水)~2019年10月31日(木)

<注> なお、中継放送の詳細は未だ発表されていませんので決定次第掲載します。

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9月21日: ニュージーランド上空の星に満ちた軌道の夜

2019年09月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ニュージーランドの429キロメートルを飛んでいる国際宇宙ステーションにドッキングしているプログレス72号補給船の影が、薄いオーロラの光または「南極光」、地球の大気の輝き、星に満ちた軌道の夜の空を映し出している。上部の明るい光は、ピアモジュールの陽に照らされたエアロックの窓である。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

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9月20日: NASAの次のマーズローバーに載せる名前の最終期限近づく

2019年09月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのマーズ2020ローバーに名前を登録する最終段階にある。マーズ2020ローバーに添付されるチップに提出された名前を載せる、NASAの「火星にあなたの名前を送ろう」キャンペーンの最終期限は9月30日である。この 1,040 キログラムのローバーは、2020年7月早くに打上げられ、火星には2021年2月に着陸することが予定されている。

<出典>: 「2020火星探査車(2020 Mars Rover)」

<登録方法>: 9月1日の記事を参照。

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9月19日: 近点11:木星を通過する

2019年09月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのロボット宇宙船ジュノは、我々の太陽系の最大の惑星に対する53日の、非常に細長い軌道を続けている。このビデオは、ジュノが2016年中頃に到達して以来11回目の、2018年早くに木星の近くを通過したときの近点11からである。このコマ落しの、色を強調したムービーは、約4時間の、36の JunoCam イメージをカバーしている。このビデオは、ジュノが北から接近するときの木星とともに始まっている。ジュノは、この宇宙船がその最も近い視界に到達するときの、木星の雲のトップから約 3,500 キロメートルの、この大きな惑星の詳細を捕えている。ジュノは、地球のハリケーンより大きな多数の渦巻く嵐とともに、この惑星を巡る雲の明るいゾーンと暗いベルトを通過する。近点の後木星は遠くに退き、木星の南に現れる変わった雲を示す。望ましい科学データを得るために、ジュノは、その機器が放射線の非常に高い濃度にさらされる、木星の非常に近くを周っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<アニメーション>: イメージをクリックして Youtube から。

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9月18日: 土星とその月達

2019年09月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

探査された土星のイメージはこの惑星の多くの変化を示しているが、また変化しなかった多くをも示している。「ヘキサゴン(六角形)」と呼ばれる神秘的な六面のパターンが北極に存在する。高速なジェット気流に起因するこの「六角形」は、1981年に、NASAのボイジャー1号宇宙船によって初めて発見された。土星の印であるリングは相変わらず驚異的である。このイメージは、明るい氷の構造の壮大な観察を視聴者に与える、地球に向いたリングシステムを明らかにしている。ハッブルは、多数のリングレットと、よりかすかな内部リングを解いている。このイメージは、惑星を訪ねたNASAの宇宙船のみによって見られた繊細さを、先例のない明快さで明らかにしている。天文学者達は、気象パターンの移行を追いその他の変化を確認するために、この惑星の毎年の監視を続けるだろう。このイメージは、科学者達が、大気の活力と我々の太陽系のガスの巨人惑星の進化を理解するのに役立っている。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<イラストレーションビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。

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9月17日: 超新星の大砲、パルサー J0002 を追い払う

2019年09月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

約 10,000 年前、星雲の残骸 CTB 1 をつくったこの超新星は、大きな星を破壊しただけでなく、その新しく形づくられた中性子星のコア、パルサーをもミルキーウェイ銀河の中に吹き飛ばした。1秒に 8.7 回回転するこのパルサーは、NASAの軌道を周るフェルミ・ガンマ線天文台よってとられたデータを通して探す、ダウンロード可能なソフトウェア Einstein@Home を使って発見された。1秒に 1,000 キロメートル以上を旅するこのパルサー PSR J0002+6216 (略して J0002 )は、既に超新星の残骸 CTB 1 を離れ、我々の銀河を去るのに十分な速さでさえある。描かれたパルサーの尾が超新星の残骸の左下に伸びているのが見られる。このイメージは、NASAの軌道を周っている IRA 赤外線天文台の目録データを含む、 VLA と DRAO 電波天文台からの電波イメージの結合である。超新星が大砲の働きをし、パルサーが砲弾の働きをすることがあることはよく知られている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

 

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9月16日: メシェ83のX線の視界のアニメーション

2019年09月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このアニメーションは、ヨーロッパ宇宙機関のXMMニュートン宇宙天文台からのデータをベースにした、渦巻銀河メシェ83(M83)のX線の視界を示している。これらのデータは、 0.2~2 keV (赤)、 24.5 keV (緑)、 4.5 ~ 12 keV(青)で、2003年1月、2014年1月と8月、2015年1月と8月2016年1月の六回で集められた。約 1500 万光年の位置にある M83 は、毎年新しい星達が生まれている現在激しく星を形成している、ミルキーウェイと形で似た棒渦巻銀河である。これらの点の大部分は、超新星爆発の残骸、中性子星、コンパニオンの星から物質を食しているバイナリシステム、ブラックホールのような星達の命のサイクルの終点を表している。特に、銀河の中央領域の左下の大きな点は、天文学者達が超大光度X線源(ULX)と呼ぶ、コンパニオンから通常のX線バイナリより非常に高い割合で質量を付着しているコンパクトな残骸、バイナリシステムである。この視界の中心の赤いエリアにある源は M83 の内部にあるオブジェクトである。イメージ全体に散らばるほとんどの源は銀河の周辺にあるが、それらのいくつかは、我々の銀河の手前の星達、背景の遠い銀河達である。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 約 27 MB の GIF 画像です。表示にはやや時間が掛かるかも知れません。なお、X線は強いエネルギー源から発せられます。このイメージは M83 付近の強力なエネルギー源のみを描いたものです。

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