天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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6月30日: クリミア半島の干潟/お知らせ

2018年06月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの遠征56クルーが、浅瀬とそれらの様々な化学組成のために異なる色で見える、アゾフ海と黒海の間のクリミア半島の干潟を撮った。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station BLOG)」

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<お知らせ>: 「スペースX」ファルコン9ロケットに載せられたドラゴン貨物船は、日本時間6月29日午後6時42分に、ケープ・カナベラル空軍基地から打上げられました。国際宇宙ステーションへの到着は月曜日の予定です。

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6月29日: 赤い惑星のヘイルクレータの露出した基盤/お知らせ

2018年06月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星偵察軌道船(MRO)からのこのイメージは、活動的な溝、活動が繰り返される線(明暗の長いマーク)、広範囲な氷の排出の流れなど、興味深い地形のセットを持つ、差渡し100キロメートルを超える大きなインパクトクレータ、赤い惑星のヘイルクレータを示している。そこにはまた露出した多様な(カラフルな)基盤のユニットがある。

<出典>: 「火星偵察軌道船(MRO)」

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<お知らせ>: 今日日本時間6月29日、スペースX社の国際宇宙ステーション補給船(ドラゴン)が打上げられます。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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6月28日: はやぶさ2、小惑星「りゅうぐう」に接近する/お知らせ

2018年06月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

それは、クレータを持つ以外は、大きな宇宙のダイヤモンドのように見える。それは 162173 りゅうぐう(Dragon's Castle)であり、日本のロボット「はやぶさ2号」ミッションが今、この地球近傍小惑星に到着しつつある。野心的な「はやぶさ2号」は、 二つの衝撃体(impactor)、四つの小さな近接飛行体(hoverer)、三つの小さな跳躍体(hopper)、着陸し、調査し、「りゅうぐう」の表面を周るだろう MASCOT (Mobile Asteroid Surface Scout;移動小惑星表面偵察)を含む、分離可能な探査機の艦隊を運んでいる。さらに、「はやぶさ2号」自身は、表面のサンプルを集め、詳細分析のために2020年末近くにこれらのサンプルを地球に持帰る予定である。以前に小惑星「りゅうぐう」について知られていたことは、その軌道、それが幅約1キロメートルであること、異常な色を反射する暗い表面を持っていることであった。「りゅうぐう」の調査は、人類に「りゅうぐう」の表面と内部についてのみでなく、太陽系での生命の発展のためにどんな素材が初期に利用できたかを語るかもしれない。描かれた一連の接近イメージは、大きな巨礫とクレータの示唆的な地形を示している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: 日本時間明日6月29日午後6時42分、国際宇宙ステーション貨物船スペースXのドラゴンが打上げられます。今回のステーションへの到着は遅く7月2日の予定です。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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6月27日: 近くの小惑星が遠い銀河達を爆撃する(合成イメージ)/お知らせ

2018年06月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このハッブル宇宙望遠鏡の写真が無数の銀河達で取り散らかされているように、ある時は小惑星の尾が背景の天文現象を模倣している。驚くほど美しい銀河集団 Abell 370 は、相互の重力によって結びつけられた数百の銀河達の、驚くほど様々な取り合わせを含んでいる。この様々な銀河の形の豊かな混合は、約40億年離れた海の怪物クジラ座にある。S型の曲がった筋のように見える薄い、白い尾が銀河達の間にもつれている。これらは、平均して地球から僅か約2億 6000 万キロメートルの小惑星からの尾である。複数のハッブル露出に現れた尾が一つのイメージに結合された。このフィールドの22の小惑星のうち五つはユニークなオブジェクトである。これらの小惑星は以前には特定されなかったほどかすかである。ハッブルは地球を周っているので、小惑星は、遠い背景の星や銀河達に対して、弧を描くように見えるだろう。天文学者達は10~20時間の露出ごとにユニークな小惑星を発見してきた。これらの小惑星の尾は、集団の背後の遠い銀河達の歪められたイメージ、青色光の神秘的な弧と混同してはならない。
この調査はフロンティア・フィールド計画の一部であった。可視光・赤外線光でとられたこのイメージは、2017年11月6日に最初に発表された。この空のフィールドは黄道に近く、多くの小惑星が住む地帯である。毎年6月30日は地球規模の“小惑星の日”であり、小惑星に対する認識を高め、地球に衝突する可能性から保護するために開かれる。この日は、最近の歴史で最も有害な小惑星の出来事、1908年6月30日に起きた ツングースカ(Tunguska)の出来事 の記念日にあたる。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

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<お知らせ>: 日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」の小惑星Ryugu(リュウグウ)の高度20キロメートル地点到着に際して、今日6月27日(水)16:00~17:00 に記者会見を予定しています。 JAXA Youtube から。

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6月26日: NGC 6744 のクローズアップ

2018年06月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

美しい渦巻銀河 NGC 6744 は差渡し約 175,000 光年であり、我々のミルキーウェイより大きい。それは南の星座くじゃく座の約 3000 万光年に横たわり、その銀河のディスクは我々の視線の方向に傾いている。近くの島宇宙のこのハッブルのクローズアップは、可視光線と紫外線のイメージ・データを結合した詳細なポートレイトとして、 NGC 6744 の中央領域を横断する約 24,000 光年を示している。この巨大な銀河の黄色がかったコアは、古く冷たい星からの可視光線によって支配されている。 コアを越えて、内部の渦巻の腕に沿って散らばるピンクがかった星形成領域と若い星の集団がある。 この若い星の集団達は、青とマゼンタで示された紫外線の波長で明るい。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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6月25日: ダストにまみれたキュリオシティ

2018年06月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星の風は実際には宇宙船を吹き過ぎることはない。しかし、今、この赤い惑星で荒れ狂っているダストの嵐のように、その低い重力の下での火星の風は、惑星全体にわたる嵐によって微細なダストの粒を巻き上げることがある。キュリオシティ・ローバーからの火星日2082日(2018年6月15日:訳者補足1)の火星の地表からのこの自画像は、ゲイルクレータにおけるローバーの場所の、日光と可視性の減少の、ダストの嵐の影響を示している。火星ハンドレンズ画像装置で撮られたこのイメージでは、そのアームはイメージには写されていない(訳者補足2)。キュリオシティの最近の穿孔サイト、ダルースが、ローバーの左前の岩に小さく見ることができる(訳者補足3)。東北東の背景に霞んでいるゲイルクレータの縁は約30キロメートルにある。キュリオシティは放射性同位元素の熱電発電機でパワーを供給されており、ゲイルクレータでのダストの増加に影響を受けることがない。一方、火星の向こう側のエンデバー・クレータの西の縁では、太陽電力に依存するオポチュニティ・ローバーが、日光の厳しい不足のために、その場所でそのオペレーションを中止した。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<訳者補足>: 
1、火星日は当該宇宙船が火星に着陸した日からの火星の日数。火星の一日は地球より約20分長い。
2、火星ハンドレンズ画像装置はアームの先端についているのでアーム自体をイメージに収めることができない
3、キュリオシティの左下の比較的大きな岩の、下から3分の一ほどにある小さな赤い円(穴)。オポチュニティが岩の組成を分析するためにドリルで穴をあけ、サンプルを取り出した跡。

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6月24日: 宇宙ゴミ除去実証小型衛星配備の準備

2018年06月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの遠征56リッキー・アーノルドが、国際宇宙ステーションで、宇宙ゴミ除去衛星展開のための準備をする。この衛星は、ステーションのナノラック配備装置から、2018年6月20日に配備された。これは「宇宙ゴミ」による危険を減らす試みを実証するだろう。

<出典>: 「宇宙ステーション調査(Space Station Research)」

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<ひとこと>: 地球近傍の宇宙は衛星の破片(デブリ)などでゴミだらけ。宇宙ゴミの除去は宇宙開発にとって現実の大きな課題です。

 

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6月23日: オフィスにおける特別な日

2018年06月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「宇宙は、昨日、我々のオフィスであった。船外活動51(#EVA51)」。
 先週金曜日の、軌道のプラットホームのカメラを更新した最近の船外活動の後、国際宇宙ステーション宇宙飛行士リッキー・アーノルドはつぶやいた。アーノルドとステーション指揮官アンドリュー・フューステルは、6時間49分続いたステーションでの今年6回目の船外活動を終えた。二人の宇宙飛行士達は、間もなくアメリカ国内から打上げられるだろう「スペースX」クルー・ドラゴンとボーイング・スターライナー商用クルー宇宙船が接近しドッキングするとき、最終段階で向上された視界を提供するだろう新しい高解像度カメラをインストールした。彼らは、また、ステーションの右舷トラスのカメラ・アセンブリを交換し、日本の「きぼう」モジュールの外側の外部環境画像実験装置のドアを閉じ、将来の宇宙歩行者達を援助する握り棒を再配置するための二つの新しい作業を終え、ステーションのトラスに収容されている予備の冷却ユニットに関連するいくつかの装備等を確保した。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)

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6月22日: 我々の銀河の中央

2018年06月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

これは我々の宇宙のホームのユニークな視界である。これは、ヨーロッパ宇宙機関のプランク衛星と、アタカマ・パスファインダー実験(APEX)装置が見た、ミルキーウェイ中央の平面を明らかにしている。このイメージは、南半球から見た、電磁スペクトルの赤外線と電波のミリメートル未満の波長による、銀河平面マッピング APEX 調査として2016年に公開された。 APEX は空の小さな一片を詳しく見るのに最適であり、プランク・データは空を最大のスケールで調査するのに理想的である。このイメージは我々の銀河の多数のオブジェクトを明らかにしている。この視点からのミルキーウェイの平面に沿って点在する明るいポケットは、ミリメートル未満の放射線のコンパクトな源であり、非常に冷たい、塊の、ダストの領域、星が個々にどのように形成されるかから、全体の宇宙がどのように構築されるかまで、無数の話題に光を投げるだろう。顕著な源には、右から左に、 NGC 6334(右端の明るい片)、 NGC 6357(その左)、銀河の核自体(イメージ中央、最も引き延ばされた最も明るい部分)、 M8(平面から左下へ分岐している明るいレーン)、 M20(M8の左上に見える)がある。これらのラベルをつけられた視界は こちら(分かり易い) を参照。
プランクは2009年5月14日に打上げられ、宇宙に関する豊かな情報を送り返し、2013年10月にそのミッションを終えた。この望遠鏡の主な狙いは、ビッグバンからの名残の放射線、宇宙マイクロウェーブ背景(CMB)を調査することであった。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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<ビデオ>: ビデオ(Youtube)は こちら から。

 

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6月20日: 南極大陸、海面を引き上げる

2018年06月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1992年以降海面を 7.6 mm 上げた南極大陸における溶けた氷を明らかにするための主要な共同活動で、世界中の科学者達が衛星からの情報を使った。しかし、重要なことは、この上昇のほぼ半分がこの5年間に起きたことである。44の国際組織からの84の科学者達のグループが、南極大陸の氷床がどのように変化しているかの、今日までで最も完全な写真をつくり出した。2012年にネイチャーの発表で明らかにされた調査では、南極大陸は年間760億トンの氷を失っていた。これは年間 0.2 mm の割合で海面が上昇する原因になっていた。しかしながら、以来、南極大陸は3倍速く氷を失ってきた。2012年から2017年までに、南極大陸は、年間2190億トンの氷を失ない、年間 0.6 mm 海面を引き上げた。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<ビデオ>: アニメーションビデオ(mp4:13.14 MB)はイメージをクリック。または上のリンクから。

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6月20日: のみ込まれる火星

2018年06月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2001年、火星は、地球から記録されたこれまでで最大の惑星全体にわたるダストの嵐を経験した。これらの広がりを示す二つのハッブル宇宙望遠鏡の嵐の観測は、2001年6月後半と9月前半の、火星の地表の劇的なまた対照的な視界を提供している。左の小さな嵐の「種」に始まり、火星の右下の端のヘラス盆地と北の極冠の近くに見ることができる。2ヵ月以上後にとられた右側の類似した地表の視界は、完全に成長した覆いつつある広域な嵐の広がりを示している。この嵐は最終的には弱まったが、最近数日間の新しい大きなダストの嵐は、赤い惑星を捕らえている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 一昨日からの記事の続きです。火星の嵐の特集は、「ホームページ」の「NASA、科学にとって完璧な嵐に遭遇する」から。

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6月19日: 火星の暗さの陰影

2018年06月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのオポチュニティ・ローバー(探査車)の科学オペレーションは、火星のダストの嵐が去るのを待って一時的に中止された。このイメージのシリーズは、NASAのオポチュニティ・ローバーの視点から、太陽が消えて行く、暗くなる火星の空の、シミュレーションされた視界を示している。2018年6月の広域なダストの嵐でオポチュニティの現在の視界をシミュレーションした。左は、際立って明るい午後の中ごろの空から始まり、右側はダストによって覆われた太陽を示している。それぞれフレームは、タウ値または不透明度の 1, 3, 5, 7, 9, 11 と一致している。

<出典>: 「オポチュニティ(Opportunity)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 昨日の記事の一部、火星探査ローバー、オポチュニティの発表の詳細を取り上げたものです。ホームページの「特集: NASA、科学にとって完璧な嵐に遭遇する」 参照。

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6月18日: 特集:火星の嵐地上を覆い隠す

2018年06月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

6月早くに発生した火星のダストの嵐は、今、この惑星全体に広がりつつある。このようなダストの嵐は毎年大なり小なり発生しているが、今回の嵐は殊の外強大なようだ。既に惑星の四分の一以上を覆い、軌道にある宇宙船との交信には影響はないが、地上のローバー(探査車)の一つ、オポチュニティとの交信は停止している。今のところ他のローバー、キュリオシティとの交信は保たれているが、調査への影響は出始めている。嵐が収まったとき、これらのローバーとの通信は回復できるのだろうか?

<出典>: 「オリジナル」

<大判>: GIF アニメーションです。イメージをクリックしてご覧ください。

<ひとこと>: 詳しくは「ホームページ」の 特集: NASA、科学にとって完璧な嵐に遭遇する から。

 

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6月17日: ケープタウンと南アフリカの突端

2018年06月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが、南大西洋上で、その軌道で最も低い部分を出たとき、南アフリカの先端と首都ケープタウン市が描かれる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

 

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6月16日: 宇宙歩行者達、高品位カメラのインストール作業を終える

2018年06月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠征56指揮官アンドリュー・フューステルとNASAのリッキー・アーノルドは、日本時間6月15日午前3時55分に、6時間49分続いた国際宇宙ステーションでの今年6回目の船外活動を終えた。二人の宇宙飛行士達は、間もなくアメリカ国内から打上げられる、「スペースX」クルー・ドラゴンとボーイング・スターライナー商用クルー宇宙船が接近しドッキングする最終フェーズで拡張された視界を提供するだろう、新しい高解像度カメラをインストールした。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station BLOG)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 写真は、宇宙飛行士リッキー・アーノルドが今年6回目の船外活動を始めるためにクエストエアーロックを出るところ。船外活動中のNASAテレビの録画はツィッター(spacestation) からご覧ください。

 

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