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天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

5月23日:若い星の集団 NGC 346

2025年05月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:若い星の集団 NGC 346 

小マゼラン雲で最も巨大な若い星団NGC 346は、約210,000光年離れた小さな衛星銀河の最大の星形成領域に埋め込まれている。もちろん、NGC 346の大質量の星達は短命であるが、非常にエネルギッシュである。その風と放射線は、この領域のダストの分子雲の端を形づくり、内部で星形成を引き起こす。

星形成領域には幼い星の集団もたくさん含まれているようである。僅か300万年から500万年前のものであり、まだ核で水素を燃やしていないこの幼い星達は、埋め込まれた星団の周りに散らばっている。

このNGC 346の壮大な赤外線の視界は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の赤外線カメラからのものである。大質量の星の高エネルギー放射によって電離された水素原子からの放出、および星形成分子雲の中の水素分子とダストの放出が、ピンクとオレンジで詳細に描かれている。

このウェッブの若い星形成領域の鮮明なイメージは、小マゼラン雲の距離で240光年に及んでいる。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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 最終更新日 5月16日  宇宙科学の話題 ----総合的な話題です
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 最終更新日 4月 2日  地球観測 -------温暖化問題を中心に
 最終更新日 5月21日  ハッブル宇宙望遠鏡  --最新の発表から
 最終更新日 5月22日  ジェムスウェブ宇宙望遠鏡  -最新の発表から
 最終更新日 5月 7日  アルテミス2 ------有人月周回への準備
 最終更新日 3月26日  国際宇宙ステーションは今 -日本人飛行士滞在期間

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5月22日:記録破りのガイアの最後の星の光(その2)

2025年05月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:記録破りのガイアの最後の星の光(その2)
   (ガイア、我々の銀河の側面図を再構築) 

ミルキウェイ銀河は横からどのように見えるだろう? 我々は内側にいるので実際のイメージを見ることができない。しかし、最近になって、ヨーロッパ宇宙機関のガイア(Gaia)ミッションによる10億個超の星の位置データを使って、まさにそのような地図が作られた。

その結果の、この注目のイラストは、他の多くの渦巻銀河と同様に、ミルキウェイ銀河には非常に薄い中央の円盤があることを示している。

我々の太陽と、我々が夜に見る全ての星はこの円盤の中にある。

以前にも仮説が立てられていたが、おそらくもっと驚くべきことは円盤が外縁で湾曲して見えることである。

我々の銀河システムの歪んだ中央の帯の色は、主に暗いダスト、明るい青い星、赤い放射星雲に由来する。

データ分析は進んでいるが、ガイアは、ミッションが成功した後、今年3月に非アクティブにされた。

<ひとこと>: これは「今日の天文写真(下記)」に掲載された記事です。ガイアの極めて特殊性のある重要な記事はこのほかにも多数(二桁)ありますが、他の多数の記事に追われて掲載できていません。(その1)は4月22日の記事をご覧ください。大判はこの上のイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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5月21日:バイオマス・ミッション、打上げられる

2025年05月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:バイオマス・ミッション、Vega-Cで打上げられる 

ヨーロッパ宇宙機関の最先端のバイオマス衛星が、フランス領ギアナのヨーロッパの宇宙ポートから、Vega-Cロケットで、現地時間2025年4月29日06:15に打上げられた。

この最新の地球探査ミッションは、軌道では、世界の森林の健康状態とダイナミクスに関する重要な洞察を提供し、森林が時間とともにどのように変化しているかを明らかにし、重要なこととして、地球規模の炭素の循環における森林の役割についての理解を深める。これは、干渉画像用の完全偏波Pバンド合成開口レーダーを搭載した初めての衛星である。約70cmのPバンドの長い波長のおかげで、レーダー信号は森林層全体をスライスして、木が炭素の大部分を貯蔵する木質の幹、枝、茎を意味する「バイオマス」を測定できる。

バイオマス(biomass)
生物量---地域内の単位面積[体積]当たりで表わした生物の現存量

Vega-Cは、Vegaファミリーのロケットを進化させたもので、性能の向上、ペイロード量の増加、競争力の向上を実現している。

<ひとこと>: イメージのリンク先は、バイオマス衛星に関する動画 .mp4 です。

<出典>:  Observing the Earth

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5月20日:ウェッブ望遠鏡で見た銀河の分類を手伝う

2025年05月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で見た銀河の分類を手伝う

NASAは、銀河動物園プロジェクト(Galaxy Zoo project)と共同で、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影したイメージから、何千もの銀河の形を特定するために(一般の)協力を求めている。これらの分類は、科学者達が銀河の形が、時間とともにどのように変化したか、これらの変化の原因、そしてその理由についての疑問に答えるのに役立つ。ウェッブ宇宙望遠鏡の集光力のおかげで、銀河動物園の市民科学プロジェクトのウェブサイトには、現在、科学者達が自ら分類するよりも多くの銀河のイメージが掲載されている。

・・・・・ 中間略 ・・・・・

銀河動物園は、科学的な影響の長い歴史を持つ市民科学プロジェクトである。銀河動物園のボランティアは、2007年7月から深宇宙を探検しており、ニューメキシコ州のスローン・デジタル・スカイ・サーベイと呼ばれる望遠鏡からの100万個の銀河から始めて、NASAのハッブル宇宙望遠鏡やESA(欧州宇宙機関)のユークリッド望遠鏡などの宇宙望遠鏡からのイメージに移っている。このプロジェクトは、壮大な合体を明らかにし、銀河の中心にあるブラックホールがそれらのホストにどのように影響するかについて教え、渦巻の腕のような特徴がどのように形成され成長するかについての洞察を提供した。

今、ウェッブ宇宙望遠鏡からの新しいデータを追加するだけでなく、科学チームはZooBotと呼ばれるAIアルゴリズムを組み込んでおり、人間とAIが協力することによって、無数の銀河を正確に分類することができる。

--- 以下略。

<ひとこと>: 以上要点のみ。大判はイメージのリンクから。

<出典>: NASA Science Editorial Team

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5月19日:日本の月着陸船の着陸地点を見る

2025年05月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:月偵察軌道船(LRO)、日本の月着陸船の着陸エリアを視る

NASAの月偵察軌道船カメラ(LROC)は、国際時間2025年6月5日までに月面に着陸する予定の月着陸船、日本のアイスペース社のハクトRレジリエンス「ispace SMBC x HAKUTO-R Venture Moon Mission 2 RESILIENCE」の着陸エリアを撮った。

このメイン・ランディングエリアの視界は、幅5,040 メートル、北は上である。この場所は、しわの尾根(wrinkle ridges)として知られる大規模な断層が点在する火山地域であるマーレ・フリゴリス(Mare Frigoris)にある。マーレ・フリゴリスは、35億年以上前に大規模な玄武岩の噴火が低地を氾濫させたことで形成された。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Goddard Digital Team

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5月18日:分子雲の中での星団の形成

2025年05月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:分子雲の中での星団の形成 

星は「分子雲」と呼ばれるほぼ水素分子から成る低温のガス雲の中で誕生します。このとき、多くの星が同時に生まれ星団が形成されると考えられています。

星団が作られる過程で生まれた大質量星は、周囲の分子雲を電離し、電離領域と呼ばれる高温ガスの領域を作ります。星団形成が進み、大質量星の数が増えてくると、星団内の全ての分子雲は電離によって吹き飛ばされ、最後に互いの重力で束縛された星だけが残ります。これが、星団と呼ばれる天体です。

この映像は、重力によって潰れていく分子雲の流体計算、その中で生まれた星が分子雲や他の星からの重力を受けて運動する軌道の計算を合わせて行うことで、星団が形成される過程をシミュレーションで描きだしたものです。

<ひとこと>: 国立天文台からの記事です。動画を含む詳細は次のリンクからご覧ください。

<出典>: 国立天文台

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5月17日:夜明け前のダイモス

2025年05月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:夜明け前のダイモス 

NASAの探査機「パーサビアランス」は、火星日1,433日目の2025年3月1日午前4時27分(現地時間)に、火星の2つの衛星のうち小さい方のダイモス(Deimos)が空に輝いている様子を撮影した。夜明け前の暗闇の中、ローバーの左ナビゲーションカメラは、16枚のショットごとに最大3.28秒の長時間露光時間を使用し、そのすべてがカメラに搭載された1つの画像にまとめられ、後で地球に送信された。合計すると、画像は約52秒の露光時間を表している。

低照度と長時間露光によってデジタルノイズが追加され、画像はかすんでしまう。空に見える白い斑点の多くは、おそらくノイズである。宇宙線である可能性もある。明るい白い斑点の2つは、しし座の一部である星であるレグルス(Regulus)とアルギエバ(Algieba)である。

<ひとこと>: 中央右上の小さな白い点です。大判はイメージをクリック(タップ)。

<参考>: 火星にはフォボス (Phobos)とダイモス (Deimos)の二つの衛星があります。共に一般的な惑星の衛星と異なり、惑星と同じ時期にできたものではなく、小惑星帯から捕らえられた可能性が高いとされています。このためにいずれは火星に落下して消滅すると考えられています。

<出典>: Monika Luabeya(著者名です)

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5月16日:はくちょう座のループを新しい手法で見る

2025年05月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<お知らせ>: 掲載すべき記事が多いので、最近の記事の一部は、下表「宇宙科学の話題」 に、短く掲載していますので、参考にしてください。

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今日のテーマ:はくちょう座のループを新しい手法で見る

ベール星雲(Veil Nebula)とも呼ばれる、はくちょう座ループ(Cygnus Loop)は、超新星の残骸であり、大質量の星の爆発的な死の残骸である。このようなイメージの研究は発見につながるが、NASAのチャンドラX線天文台は、人々が星の初期段階と最終段階を探索し、プリントすることを可能にする。

このはくちょう座ループの3Dモデルは、爆発による爆風と星間物質の孤立した雲(星間にあるダストとガス)との相互作用を説明するシミュレーションの結果である。チャンドラは、何百万度にも加熱された、爆風やその他の物質を見ている。これらの3Dモデルは、最先端の理論モデル、計算アルゴリズム、チャンドラのような宇宙望遠鏡からの観測に基づいており、これらの宇宙の天体と、それらが時間の経過とともにどのように進化するか、を正確に把握することを可能にする。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Chandra X-ray Observatory

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5月15日:ジュノ、木星とイオの表面の下を潜る

2025年05月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:ジュノ・ミッション、木星とイオの表面の下を潜る

<イメージの説明>: NASAの木星探査宇宙船ジュノに搭載された可視光画像装置ジュノ・カムは、2025年1月28日の宇宙船の69回目のフライバイ中に、巨大な惑星の雲の頂きから約58,000キロメートルの高度で、木星の北の高緯度のこの強化されたカラーの視界を捉えた。

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軌道船からの新しいデータは、ガスの巨人の北方域の激しい風とサイクロン、およびその衛星の火山活動に光を当てている。

ジュノ・ミッションは、木星の雲に覆われた大気と、その燃え盛る衛星イオの表面を覗き込んだ後、新たな発見を集めた。このデータは、木星のサイクロンで覆われた北極を取り囲む高速移動するジェット気流をよりよく理解するための新しいモデルの開発に役立つだけでなく、その衛星イオの地下温度のプロファイルを初めて明らかにし、内部構造と火山活動に関する洞察を提供した。

チームメンバーは、4月29日火曜日に、ウィーンで開催されたヨーロッパ地球科学連合総会のニュース会見で、この調査結果を発表した。

--- 以下略。

<ひとこと>: 記事はほとんど過去のデータから構成されていますので詳細は省略します。

<出典>: Juno

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5月14日:太陽軌道船の太陽の眺め

2025年05月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:太陽軌道船の太陽の眺め 

ミッションの5年の中で、ヨーロッパ宇宙機関の太陽軌道船(Solar Orbiter)が、太陽の詳細な眺めで再び驚かせる。見えているのは紫外線の、太陽の100万度の高温の大気、コロナと呼ばれる。

太陽の乱雑な磁場に捕らえられた高温のプラズマ(荷電粒子)に飛び込み探索しよう。活動領域の周囲の輝くコロナループや、暗く冷たいフィラメントや隆起を見ることができる。

これほど詳細なイメージをとるのは簡単なことではない。2025年3月9日、太陽から約7,700万キロメートルの地点で、太陽軌道船は、5×5のグリッドで太陽を挟んださまざまな領域を指すように向きを変えた。それぞれのポインティングの方向で、極紫外線画像(EUI)装置は高解像度で6枚のイメージと2枚の広角の視界をとらえた。

ここに示されているイメージは、200枚のイメージを組み合わせて、これまでで最も広い高解像度の太陽の視界にしている。

太陽軌道船は、ヨーロッパ宇宙機関とNASAの、国際協力による宇宙ミッションである。極紫外線画像(EUI)装置はベルギー王立天文台(ROB)が主導している。

<イメージの説明>: 太陽は、輝く乱れた髪で覆われた表面を持つ暖かい黄色の球体のように見える。黄色の光彩はイメージの端まで広がり、一部の領域は他の領域よりも明るくなる。太陽の赤道の周りの広い帯から多くの明るい黄色の弧が突き出ている。太陽の南極近くのほぼ水平線を横切って、暗い領域が目立つ。明るい弧といくつかの暗い物質は、太陽の端の周りにも見られる。

<技術的な詳細>: この大きなイメージは、2025 年 3 月 9 日の 13:06 から 17:31 UTC の間に、太陽軌道船(Solar Orbiter)の極紫外線画像装置によって、 17.4 ナノメートルの波長で撮影されたイメージから組み立てられた。太陽軌道船は、赤道から約7700万キロメートル離れた、緯度11.4°から太陽を観測していた。最終的なイメージのサイズは 12544 x 12544 ピクセルであり、対応する 6171.6 x 6171.6 秒角である。直径140万キロメートルの太陽は、約7505ピクセルと3692.6秒角に広がっている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。非常に大きなイメージです(62MB)。

<出典>: Week in images (ESA)

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5月13日:ルーシー、小惑星ドナルドヨハンソンを撮る

2025年05月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:NASAのルーシー宇宙船、小惑星ドナルドヨハンソンを撮る 

<イメージの説明>: ルーシー長距離偵察画像装置(L'LORRI)によって見られた小惑星ドナルド・ヨハンソン(Donaldjohanson)。これは、NASAのルーシー宇宙船がフライバイ中に送り返した最も詳細なイメージの1つである。このイメージは、国際時間2025年4月20日午後5時51分に、約1,100 kmの範囲から、最接近で撮影された。探査機の最接近距離は960kmだったが、表示されているイメージは約40秒前に撮影された。イメージはコントラストを高めるためにシャープ化および処理されている。

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NASAの探査機ルーシー(Lucy)は、2025年4月20日のフライバイ中にメインベルトの小惑星ドナルドヨハンソン(Donaldjohanson)のこのイメージを撮影し、細長い接触連星(2つの小さな天体が衝突したときに形成される物体)を示した。これは、この宇宙船の12年間のミッションでの、ルーシーの2回目のフライバイだった。

2021年10月16日に打ち上げられた「ルーシー」は、木星トロヤ群小惑星として知られる多様な小天体を探査するために派遣された初めての宇宙ミッションである。我々の初期の太陽系のこれらの残骸は、巨大な惑星木星に関連しているが近くない、安定した軌道に閉じ込められている。ルーシーは、太陽系の主要な小惑星帯にある3つの小惑星と、木星と太陽の周りを公転する8つのトロヤ群小惑星のそばを飛んで、記録破りの数の小惑星を探索する。2025年4月20日は、ルーシーにとって2回目のフライバイだった。探査機の次の目標は、2027年8月に予定されているトロヤ群の小惑星エウリュバテス(Eurybates)とその衛星クエタ(Queta)である。

ルーシーの名は、人類以前の祖先の化石化した骨格にちなんで名付けられた。小惑星ドナルドヨハンソンは、この標的になる前には名前がなかった。ドナルドヨハンソンという名は、ルーシーの化石を発見した古人類学者、ドナルド・ヨハンソン博士に敬意を表して選ばれた。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Madison Olson(著者名です)

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5月12日:宇宙で最も明るい光の暗い起源

2025年05月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:宇宙で最も明るい光には、ある暗い起源を持っている 

<イメージの説明>: このアーティストのコンセプトに示されているように、活動銀河の中心では、超大質量ブラックホールに向かって落下する物質が、光速に近い速度で移動する粒子のジェットをつくり出す。

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空で最も明るい光源のいくつかは、銀河の中心にあるブラックホールの周りの領域から来ている。ちょっと矛盾しているように聞こえるが、我々の目には明るく見えないけれども衛星は宇宙全体で多くのそれらを発見している。

その衛星の一つが、NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡である。フェルミは2008年の打上げ以来、何千ものこの種の銀河を発見してきたが、そこには更に多くの銀河がある。

<右のアニメ .mp4 の説明>: NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡に搭載された大面積望遠鏡(LAT)からわずか1年間のデータを使用したこのアニメーションでの、宇宙のガンマ線の花火のショーを見よう。各オブジェクトのマゼンタ色の円は、明るくなるにつれて大きくなり、暗くなると小さくなる。黄色の円は、太陽が空を横切るように見える年間パスに従っていることを表している。このアニメーションは、継続的に更新されるリポジトリ内の 1,500 を超えるオブジェクトで利用可能なLATガンマ線記録のサブセットを示している。これらの源の90%以上は、超大質量ブラックホールの活動によって動力を得ている ブレーザー(blazar) と呼ばれる銀河の一種である。

ブラックホールは、光も粒子も何も逃げられないほど重力が強い宇宙の領域である。ほとんどの銀河は、その中心に超大質量ブラックホールがあり、これらのブラックホールは太陽の数十万倍から数十億倍の質量がある。活動銀河核(active galactic nuclei または単に「活動銀河」 active galaxies:略して「AGN」)では、中央領域にはガスとダストが詰め込まれており、それらは常にブラックホールに向かって落ち込んでいる。ガスとダストが落ちると、それらは回転し始め、円盤を形成する。摩擦やその他の力が働くため、回転する円盤が熱くなる。

<イメージの説明>: この活動銀河マルカリアン573の合成図は、NASAのチャンドラX線天文台からのX線データ(青)とニューメキシコのカール・G・ジャンスキー超大型アレイからの電波観測(紫)とハッブル宇宙望遠鏡からの可視光画像(金)を組み合わせたものである。マルカリアン573は、中心にある超大質量ブラックホールから放出される2つの円錐形が流れ出ている活動銀河である。

円盤の熱は光として放出されるが、それは我々が目で見ることができる波長だけではない。AGNからの光は、より身近な電波や光波から、特別な望遠鏡で見つける必要があるエキゾチックなX線やガンマ線まで、電磁スペクトル全体にわたって検出される。

AGNの約10個に1個は、光とほぼ同じ速さで移動する高エネルギー粒子のジェットを放出する。科学者達は、これらのジェットを研究して、その膨大な重力ですべてを引き込むブラックホールが、これらのジェットで粒子を推進するために必要なエネルギーをどのように供給しているかを理解しようとしている。

<イメージの説明>: このアーティストのコンセプトは、約5億光年離れたところにある活動銀河TXS 0128+554の2つの視界を示している。
左は、銀河の中心のジェットが、両方を同じ角度から見た場合のように見える。ダストとガスの円盤に埋め込まれたブラックホールは、光速に近い速度で移動する一対の粒子ジェットを発射する。科学者達は、NASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡によって検出されたガンマ線(マゼンタ)は、これらのジェットの基部から発生していると考えている。ジェットが銀河を取り巻く物質と衝突すると、電波の波長(オレンジ色)で見られるのと同じローブを形成する。ジェットは2つの異なる活動を経験し、ローブとブラックホールの間にギャップができた。
右は、銀河は実際の向きで見え、ジェットは我々の視界から約50度傾いている。

<イメージの説明>: AGNの種類を見分ける方法の多くは、我々の視点から見てAGNがどのように向きかによって異なる。例えば、電波銀河では、ジェットが宇宙空間に大量のエネルギーを放出しているのが横から見える。ブレーザーはAGNの一種であり、ジェットが地球にほぼ直接向けられているために、AGNは特に明るくなっている。

フェルミは2008年からガンマ線源を空で探してきた。発見された情報源の半分以上は活動銀河だった。ガンマ線は、粒子がどのように加速し、環境とどのように相互作用するかについて多くのことを教えてくれる。

では、なぜAGNに関心があるのだろう? 我々は、宇宙の歴史の初期にいくつかのAGNが形成されたことを知っている。その巨大な力で、彼らはほぼ間違いなく宇宙が時間とともにどのように変化するかに影響を与えてきた。AGNの仕組みを発見することで、宇宙がどのようにして今のような形になったのかをよりよく理解することができる。

<ひとこと>: 今日の記事はやや難解かもしれませんが・・・。
        それぞれの大判はイメージのリンクから。

<出典>: NASA Universe Web Team

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5月11日:ウェッブの銀河のレンズ効果

2025年05月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:ウェッブの銀河のレンズ効果

これは一つの銀河? それとも二つの銀河? 一つのようにも見えるが、答えは二つである。

これを実現する道筋には、小さな銀河が大きな銀河と衝突し、中心にたどり着くことがある。

しかし、このイメージでは、もっと珍しいことが起こっている。ここでは、中央の明るい色の楕円銀河が、それを取り巻く青と赤の渦巻銀河よりもはるか近くにある。このことは、近い銀河と遠い銀河が正確に並んでいる場合に起こり、近くの銀河の重力によって周囲の遠方の銀河からの光が引っ張られ、重力レンズ効果と呼ばれる効果が生じている。

この注目の二重の銀河はウェッブ宇宙望遠鏡によって撮影され、完全なアインシュタインリングを示しており、二つの銀河が非常に詳細に見える。

このような銀河のレンズ効果は、前景のレンズの質量分布と、背景の源の光の分布に関する新しい情報を明らかにすることができる。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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5月10日:ウェッブの星雲 NGC 1514

2025年05月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ:ウェッブの星雲 NGC 1514

星(恒星)が核燃料を使い果たすとどうなるだろう? 我々の太陽のような星の場合、中心は凝縮して白色矮星になり、外側の大気は宇宙に放出されて惑星状星雲として現れる。

惑星状星雲NGC 1514の放出された外部大気は、可視光線で見ると泡の寄せ集めのように見える。しかし、ここで紹介されているように、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡からの赤外線での眺めは、この星雲が明確な砂時計のような形を示している。 これは、対角線に沿って見える円柱として解釈される。星雲の中心をよく見ると、連星システムの一部である明るい中心の星も見える。

更なる観測によって、この星雲がどのように進化し、中心の星が、この観測された興味深い円柱と泡をどのようにつくり出しているのかを明らかにするかも知れない。

<ひとこと>: これは、4月30日に「ジェームスウェブ宇宙望遠鏡」に掲載した記事の要約版です。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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5月 9日:宇宙から見た地球:世界最大の氷山

2025年05月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今日のテーマ: 5月 9日:宇宙から見た地球:世界最大の氷山

2025年4月5日、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3号に搭載された海洋・陸地カラー装置(Ocean and Land Colour Instrument)は、地球最大の氷山であるA23aのイメージを撮った。

ズームインして、このイメージをフル解像度で見よう。

現在、離島サウスジョージア島から73kmの海底に氷塊が溜まっており、雲の下から顔を出しているのが見える。

このイメージでは島の大きさははっきりと見えないが、氷山よりもわずかに大きいのみである。A23aの面積は3460平方キロメートルと推定されており、これは英国のロンドンの2倍の大きさである。それに比べてサウスジョージア島は3528平方キロメートルである。

2023年12月には、南極から海流に押されて海底から外れた山岳のイメージもヨーロッパ宇宙機関によって取り上げられた。当初は1986年にフィルヒナー棚氷から離れ2000km以上を走行している。

A23aは崩壊し始めており、特に山岳地帯の北側、紺色の海に多くの小さな氷の塊が見える。この崩壊は、はるか北に到達する氷山の典型であり、暖かい海水温と気象条件によって引き起こされる。

サウスジョージア島は長さ170kmの山の島で、中央の尾根は2935mの高さに達する。フォークランド諸島(ラスマルビナス)の東約1400km、南極半島の先端の北東にある南大西洋にある。

イギリスの海外領土であるサウスジョージア諸島とサウスサンドウィッチ諸島の中で最大であり、ペンギンやアザラシ、英国南極調査所の研究ステーションなど、さまざまな生物多様性が生息している。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Observing the Earth

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