天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

10月31日: クルードラゴン打上げ近づく

2021年10月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<速報・追記・急告> 今日10月31日に予定された国際宇宙ステーション「スペースX」クルー3の打上は、飛行経路に沿った気象条件の不良から延期されました。次期打上は11月3日水曜日の予定です。

ロシアの新しい貨物船が‎‎国際宇宙ステーション‎‎に到着する中で、地上では4名のコマーシャルクルー達が、今週末‎‎の遠征66‎‎クルーへの参加を待っている。一方、地球を周回している7名の国際宇宙ステーション居住者達は、いつもの生命科学と物理学の実験に向っている。スペースXのファルコン9ロケットは、クルードラゴン・エンジュランス(Endurance)を上部に載せて、ケネディ宇宙センターの発射台に立っている。このミッションは、東部夏時間日曜日午前2時21分(日本時間日曜日午後3時21分)に、‎‎軌道の実験室への22時間の飛行のために打上げられるだろう。‎

<出典>: 「宇宙ステーションブログ(Space Station BLOG)」

<大判>: イメージをクリック。ただし大判は打上台への搬出を撮ったイメージです。

<ひとこと>: 中継放送の時刻などはホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。放送は打上から到着までを通して提供されます。

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<火星探査> 休みます。

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10月30日: ミラクのゴースト

2021年10月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ミラク(Mirach)のゴーストは遠いので、実際にはそんなに怖くない。天文学者達には良く知られている ミラクのゴースト は、偶然にもほぼ明るい星ミラクの視線に沿って見られるまさに幽かな、不鮮明な銀河である。この星のフィールドの中心を占めるミラクは、また、アンドロメダ座ベータ星とも呼ばれる。約200光年にあるミラクは 赤色巨星 であり、太陽より冷たいがより大きく、本質的には非常に明るい。ほとんどの望遠鏡の視界では、まぶしい回折スパイクがミラクの近くにあるものを隠し、幽かで不鮮明な銀河は、ほとんど圧倒的な星明りの気味悪い内面反射のように見える。しかし、この鋭いイメージのミラクの右上に現れている「ミラクのゴースト」は、銀河 NGC 404 としてカタログ化され、約1千万光年にあると推定される。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 一昨日、昨日に続いてハロウィーンの記事ですが、ハッブル宇宙望遠鏡からの掲載もあります。こちら から。

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<火星探査>

今日のテーマ: お休みします。

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10月29日: パンプキンのような光る太陽/火星探査

2021年10月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2014年10月8日、我々の太陽の活動領域が、「カボチャの提灯(jack-o'-lantern)」のような外見を見せた。このイメージは、ソーラーダイナミクス天文台(SDO)によって捕えられた、171と193オングストロームの光のブレンドである。

<出典>: 「太陽(Sun)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: ‎火星日 3272-3273 :影から出る‎ (キュリオシティ)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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10月28日: 火星の探査のための訓練に役立つことができる/火星探査/お知らせ

2021年10月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

大衆メンバーは、今、NASAのパーサビアランスローバーが撮ったイメージで、科学的な地形を認識する人工知能(AI)アルゴリズムを学習させるのに協力することができる。 AI は、NASAの宇宙船が宇宙を調査する方法を変える極めて大きな可能性を持っている。しかし、全ての機械学習アルゴリズムは人間からの訓練を必要とするので、最近のプロジェクトは、市民のメンバーに、NASAのパーサビアランスマーズローバーが撮ったイメージの、科学的な関心の地形にラベルをつけるように依頼している。AI4Mars と呼ばれるこのプロジェクトは、キュリオシティからの画像機器に依存して昨年始まった。このプロジェクトの初期段階の参加者達は、ローバーがNASAのジェット推進研究所に届けた砂や岩のような地形を輪郭を描くツールを使って、この赤い惑星のルートを計画するときのための、50万近くのイメージを分類している。

<出典>: 「火星(Mars)」

<大判>: 大判(別の図面です)はイメージをクリック。

<ひとこと>: この記事は将来の宇宙探査での AI の適用の重要な活用の一例として取り上げています。詳しくはホームページの 「アストロサイエンス」「火星の話題」 からご覧ください。

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<火星探査>

今日のテーマ: ‎AI4Mars: ローバーの車輪 (パーサビアランス)/フライト14、成功 (インジェニュイティ)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 
➀ 今日10月28日夜、NASAテレビで、国際宇宙ステーションの「星出彰彦飛行士」のインタビューの中継放送があります。ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
➁ 星出飛行士達「スペースX」クルー2の国際宇宙ステーション出発が11月5日に決まりました。但し、詳細は未定です

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10月27日: ハロウィンとゴーストヘッド星雲/火星探査/お知らせ

2021年10月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハロウィンの起源は古くまた天文学的である。紀元前5世紀から、ハロウィンは、昼と夜の長さが等しい昼夜平分時と、北半球で昼が最短・夜が最長の、至点との間の半ばの一日、クロスクォータの日として祝われてきた。しかしながら、現代のカレンダではハロウィンは来週起こるが、真のクロスクォータの日はその翌週起こるだろう。他のクロスクォータの日はグラウンドホッグデー(Groundhog Day)である。ハロウィンの現代の祝賀では、死者の精神を遠ざけるために着飾る歴史的なルーツを残している。恐らく、この古代の休日に適う賛辞は、ハッブル宇宙望遠鏡によって撮られたゴーストヘッド星雲(Ghost Head Nebula:幽霊の頭星雲)のこの視界である。虚構のゴーストの象徴と同様に、 NGC 2080 は、実際には、我々のミルキーウェイ銀河の衛星銀河大マゼラン雲の星形成領域である。このゴーストヘッド星雲(NGC 2080)は幅約50光年、代表的な色で示されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 

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<火星探査>

今日のテーマ: フェースブックの記事から (パーサビアランス)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 今日10月27日夜、NASAテレビで「国際宇宙ステーションの星出彰彦飛行士との対話」の中継放送があります。また、明日朝、ロシアのプログレス貨物船の打上が予定されています。ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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10月26日: 空のモンスターのように/火星探査

2021年10月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このハッブル宇宙望遠鏡の、近くの超新星の残骸のイメージには、激しく混沌としたガスとダストの塊が見られる。 N 63 A と表されるこの天体は、爆発した巨大な恒星の遺物であり、乱流の領域にガス状の層を噴き出している。この‎ ‎超新星の残骸は、ミルキーウェイから 160,000 光年の不規則銀河、大マゼラン雲(LMC)の星形成領域の一部‎である。 ‎超新星の残骸は、その拡大する衝撃が近くのガスに遭遇したときに星形成のエピソードを始めると長い間考えられ‎ ‎てきた。 N 63 A はまだ若く、その冷酷な衝撃は、崩壊して星を形成するように強いるのではなく、周囲のガス雲を破壊している。‎

<出典>: 「超新星(Super Nova)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: 作品は壁の上にある (MRO)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

 

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10月25日: オリオン宇宙船、ケネディでアルテミスⅠ月ロケットに接合‎/火星探査

2021年10月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

フロリダのNASAの‎‎ケネディ‎‎宇宙センターのチームは、オリオン宇宙船を宇宙打上システム‎‎(SLS)月ロケットの上に置き、アルテミスⅠ飛行試験のための組立を終えた。打上中断システムを完備したこの宇宙船は、2021年10月21日にその場所に固定された。チームは、打上に先だって、今、高さ322フィートの、全てが構成された月ロケットの、一連のテストを始めるだろう。アルテミスⅠとして知られるこのミッションは、NASAが、より複雑なミッションの規則的な計画を確立する前に、クルーを伴う将来のフライトテストへの道を開くだろう。アルテミスによって、NASAは、初めての女性を、また初めての有色人種を月の表面に着陸させ、月での長期の滞在と、火星に行く手段としての道を開くだろう。

<出典>: 「月から火星へ(Moon to Mars)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: アルテミスⅠは、有人のアルテミスⅡの前に、無人で月を周回し地球に戻って回収する、アルテミス計画の初めての打上テストです。今年中の打上が予定されています。イメージは上部の一部、全体は上記大判から。

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<火星探査>

今日のテーマ: ‎地下に埋まっているものの窓としてのインパクトクレータ (MRO)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

 

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10月24日: ヨーロッパの著名な都市の灯‎/火星探査

2021年10月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが大陸の上空265マイルを周回している時に、アムステルダムから、イギリス海峡、パリ、ロンドンなどのヨーロッパの著名な都市の灯が描かれた。ソユーズ MS-18 クルー船(左)とナウカ多目的実験室モジュールの一部(右)がロシアのセグメントにドッキングされている。‎

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 

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<火星探査>

今日のテーマ: ‎ゴルディフォッセのヤモリの形をした排気口 (MRO)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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10月23日: ラ・パルマの溶岩、海に流れ込む/火星探査/お知らせ ‎

2021年10月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

9月30日に‎‎コペルニクス・センチネル2号ミッション‎‎で撮影されたこのイメージは、スペインのラ・パルマ島で噴出した火山からの溶岩の流れを示している。溶岩の瀧が大西洋に流れ、海岸線の大きさを広げているのが見える。この「溶岩のデルタ」は、このイメージが撮られたとき、約20ヘクタールに達していた。‎9月19日、‎‎カンブレ・ビエハ(Cumbre Vieja)火山‎‎に亀裂が生じ、灰と溶岩の噴煙が空中に投げられた。溶岩は山を流れ、その道のすべてを巻き込んで、村を通って流れた。9月28日までに、6キロメートルの溶岩流が島の西海岸に達していた。赤く熱い溶岩がぶつかる場所、プラヤ・ヌエバ(Playa Nueva)地域では白い蒸気の雲が報告された。‎このセンチネル2号のイメージは、溶岩流を強調するために短波の赤外線チャネルを使用して、真の色で処理されている。センチネル2号ミッションでは、地球の土地と植生の変化を監視するために、13のスペクトル帯を備えた革新的な広域高解像度多スペクトル画像装置を運んでいる。‎

<出典>: 「今週のイメージ(Images in week : ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ:  ‎数字によるマーズオデッセイ軌道船 (オデッセイ)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: コロナ禍による影響もあって、オンラインによるイベントが急速に増えています。今秋開かれるオンラインセミナー(あるいはシンポジューム等)の一部を、ホームページの「国内機関による中継とビデオ」にまとめています。
内容は確認され次第修正・追記していますので、適時ご確認をお願いします。具体的内容につきましては主催者のページで確認していただきますようお願いします。

なお、今日10月23日土曜日、国立天文台では、午前9時半から一日中、大掛かりなオンラインセミナーを開きます。詳細は国立天文台の「三鷹・星と宇宙の日2021」から直接ご覧ください。番組表はこちらから。

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10月22日: ジュノ、ガニメデ・ジュピターフライバイ‎/火星探査/お知らせ

2021年10月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

6月、ジュノ宇宙船は、木星の巨大な月ガニメデを飛んで過ぎ、デジタル的に構成されたイメージをとった。この特集のビデオは、初めに、ジュノが幅 2,000 キロメートルの月の2色の表面を通過し、溝とクレータで満たされた氷の光景を明らかにしている。これらの溝は恐らく表面のプレートの移動に起因し、一方、それらのクレータは、激しいインパクトに起因している。その軌道に続いて、ジュノは、34回目の木星の雲の接近通過を行なった。このデジタル的に構成されたビデオは、北の多数の渦巻く雲を、また、中央を横断して囲むゾーンとバンド、真珠のひもからのホワイトオーバル(白い卵形)の雲、そして、最終的に、南のより多くの渦巻く雲を示している。来年9月、ジュノは木星の別の大きな衛星、‎‎エウロパ‎‎に接近する‎‎予定‎‎である。‎

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ビデオ>: イメージをクリック。

<ひとこと>: BGM付きの約4分間の壮大なビデオです。全画面にしてご覧ください。

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<火星探査>

今日のテーマ: 火星のダストデビルの蛇行 (MRO)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

<ひとこと>: 思いがけず太陽との「合」からの脱出が早かったので、その報告のため、連載していた「ダストデビルのご紹介」を一旦中断しました。今日の記事は補足のための掲載です。以降、現状の報告に戻します。

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<お知らせ>: コロナ禍による影響もあって、オンラインによるイベントが急速に増えています。今秋開かれるオンラインセミナー(あるいはシンポジューム等)の一部を、ホームページの「国内機関による中継とビデオ」にまとめています。内容は確認され次第修正・追記していますので、適時ご確認をお願いします。
なお、国立天文台のセミナー(多数)は明日23日土曜日です。詳細は主催者のページから確認していただきますようお願いします。ライブ配信の一覧は こちら から。

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10月21日: ヨーロッパのサービスモジュールがブレーメンから出発/火星探査/お知らせ

2021年10月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2021年10月13日、ドイツのブレーメンから、カスタムメイドのコンテナで、大西洋を横断して、NASAのオリオン宇宙船のためのヨーロッパのサービスモジュールが出発した。‎‎アルテミスⅡミッションで月の周りに初めての宇宙飛行士達を運ぶこのヨーロッパの二番目のサービスモジュール(ESM-2)は、フロリダのケネディ宇宙センタの到着によって、クルーモジュールに接続されるだろう。このサービスモジュールは、オリオンの重要な構成要素であり、推進力、電力、熱制御を提供し、宇宙飛行士達に水と酸素を供給するだろう。

<出典>: 「今週のイメージ(Images in week : ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: このモジュールは、NASAが開発しているオリオンクルー船と共に月に向かう。月探査アルテミス計画は、主として、NASAとヨーロッパ宇宙機関によって進められる。

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<火星探査>

今日のテーマ: 太陽の合は終わり、我々は再び進む準備が整っている。

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 
① 火星が太陽の陰に隠れて通信が不能になる「合(Conjunction)」の期間が過ぎ、火星上の探査機との通信が再開されました。上の「火星の話題(Mars Topics)」から。
② コロナ禍による影響もあって、オンラインによるイベントが急速に増えています。今秋開かれるオンラインセミナー(あるいはシンポジューム等)の一部を、ホームページの「国内機関による中継とビデオ」にまとめています。内容は確認され次第修正・追記していますので、適時ご確認をお願いします。なお、具体的内容につきましては主催者のページで確認していただきますようお願いします。

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10月20日: ハッブル、危険なダンスを検出する/火星探査/お知らせ

2021年10月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡のこのイメージは、集合的な名 Arp 91 を持つ、強く絡み合った二つの相互作用する銀河達を見せている。それらの繊細な銀河のダンスは地球から約1億光年で起きている。 この二つ銀河達は、明るい点のように見える下の銀河 NGC 5953 と右上の卵型の銀河 NGC 5954 から成り、それら自身の名 Arp 91 を持っている。実際には双方とも渦巻銀河であるが、それらの形は、それらの方向のために、地球からは非常に異なって見える。この Arp 91 は、銀河の相互作用の、特に鮮明な例を提供している。 NGC 5953 は明らかに NGC 5954 を引き付けており、一つの渦巻の腕を下の方向に引き伸ばしているように見える。このような重力の相互作用は一般的であり銀河の進化の重要な一部分である。多くの天文学者達は、渦巻銀河の衝突が、楕円銀河として知られる他の種類の銀河の形成に結びついていると考えている。しかしながら、これらの極めてエネルギーに満ちた大規模な衝突は、人間の生涯を矮小化する時間のスケールで起きる。それらは数億年を越えて起こるので、我々は、我々の生涯の上での Arp 91 の少しの変化も期待できない!

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: ダストデビルの軌跡を追う (MRO)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: コロナ禍による影響もあって、オンラインによるイベントが急速に増えています。今秋開かれるオンラインセミナー(あるいはシンポジューム等)の一部を、ホームページの「国内機関による中継とビデオ」にまとめています。
内容は確認され次第修正・追記していますので、適時ご確認をお願いします。具体的内容につきましては主催者のページで確認していただきますようお願いします。

<注>: 国立天文台の「三鷹・星と宇宙の2021オンライン」の案内がツイッターからも見られるようになりました。内容がますます充実していますが、10月23日と開催日が迫っていることもあり、本ページではご案内しきれませんので、国立天文台のページ、またはツイッターからご覧ください。

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10月19日: 宇宙船は水星フライバイをどのように感知したか/火星探査/お知らせ

2021年10月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関と日本宇宙航空研究開発機構のベピ・コロンボ宇宙船の、マーキュリープラネタリオービター(Mercury Planetary Orbiter:水星惑星軌道船)のイタリアのスプリング加速度計(ISA)に記録されたデータからつくられた、2021年10月1~2日の水星フライバイの影響を視覚化したスペクトログラム。この加速度計は、惑星を通り過ぎて飛んだときに宇宙船の振動と動きを記録した。これらの検出は人間の耳には聞き取れないが、この異なる出来事を視覚化するために、音響化され、周波数プロットされた。最初の二つの明瞭な音は、それぞれ、水星の影に入り出る宇宙船と一致している。これらは、宇宙船への太陽放射圧と、水星搬送モジュール(Mercury Transfer Module)の太陽電池板を叩く光子のフラックスの変化の結果である。言い換えれば、この宇宙船の質量の中心と姿勢制御システムの補償の僅かな変化である。(以下略)

<出典>: 「ベピコロンボ(BepiColombo)」

<音>: イメージをクリックして記録された音(.mp4)をお聞きください。

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<火星探査> 

今日のテーマ:  キュリオシティ、丘でダストデビルを見る (キュリオシティ)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: コロナ禍による影響もあって、オンラインによるイベントが急速に増えています。今秋開かれるオンラインセミナー(あるいはシンポジューム等)の一部を、ホームページの「国内機関による中継とビデオ」にまとめています。
内容は確認され次第修正・追記していますので、適時ご確認をお願いします。なお、具体的内容につきましては主催者のページで確認していただきますようお願いします。

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10月18日: NASA、惑星形成の「化石」へ向けてルーシーミッションを打上げ‎/火星探査/お知らせ

2021年10月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのルーシーミッションは、木星のトロージャン小惑星に向けて、フロリダ州ケープカナベラル宇宙ステーションの宇宙打上複合台41から、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のアトラスⅤロケットで、東部夏時間土曜日の5時34分(日本時間日曜日午前6時34分)に打上げられた。ルーシーは、‎‎今後12年間で、一つのメインベルト小惑星と、七つのトロージャン小惑星の傍らを飛び、多くの異なる小惑星を探査する、史上初の単一宇宙船ミッションになるだろう。ルーシーは、その旅の間に、これらの惑星形成の「化石」を間近で調査する。‎‎ルーシーは、6時40分(日本時間午前7時40分)に、NASAの深宇宙ネットワーク‎‎に最初の信号を送った。宇宙船は、今、太陽を周回し、2022年10月の地球による重力支援に向かって、時速約 108,000 キロメートルで移動している。
‎ ‎ 類人の祖先の一つの化石化した骨にちなんで名付けられたルーシーミッションは、木星と太陽の周りの軌道を共有するトロージャン小惑星の二つの群れを科学者達が探査することを可能にする。

<出典>: 「ルーシー(Lucy)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: ルーシーミッションについては、10月11日と10月15日の記事も参考に・・・。また、類人の祖先の一つの化石化した骨「ルーシー」については こちら を参照。

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<火星探査>: 

今日のテーマ: ‎「南セイタ」のパーサビアランスローバーの視界 (パーサビアランス)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: コロナ禍による影響もあって、オンラインによるイベントが急速に増えています。今秋開かれるオンラインセミナー(あるいはシンポジューム等)の一部を、ホームページの「国内機関による中継とビデオ」にまとめています。内容は確認され次第修正・追記していますので、適時ご確認をお願いします。なお、具体的内容につきましては主催者のページで確認していただきますようお願いします。

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10月17日: オーロラが地球の上を鮮やかに流れる‎/火星探査/お知らせ

2021年10月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションがオーストラリアと南極の間の南インド洋上空273マイルを周回するとき、オーロラが、地球上を鮮やかに流れる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>: 

今日のテーマ: 浸食されたメサと砂丘‎ (MRO)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

<ひとこと>: 火星と地球の間に太陽が入り通信が途絶えている「合」の間を利用して、過去に得られた火星の特徴的なイメージを紹介しています。

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<お知らせ>: 10月17日 (日): 
➀ 今秋開かれるオンラインセミナー(あるいはシンポジューム)の一部を、ホームページの「国内機関による中継とビデオ」にまとめました。確認され次第追記していますので適宜ご確認をお願いします。なお、具体的内容は主催者のページで確認していただきますようお願いします。
➁ 今日17日、国際宇宙ステーションを訪問していたロシアのメディアメンバーが、滞在していたロシアの宇宙飛行士一名と共に地球に帰還します。中継放送はホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

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