天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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8月31日(水): 火星の新しい水のマップ/火星探査は今!/お知らせ

2022年08月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星の新しい水のマップが将来の探査のために非常に貴重であることを証明するだろう。火星の新しい地図が、地球の水の過去に関する我々の考え方を変え、将来どこに着陸すべきかを示している。このマップは、火星の鉱物の鉱床を示しており、これまでの10年間の、ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスとNASAの火星偵察軌道船(MRO)のデータを使ってつくられた。このマップには水性の鉱物の位置と豊富さが示されている。これらは、過去の水の作用によって化学的に変化した岩石からであり、典型的には粘土および塩に変えられた。

<出典>: 「マーズ・エクスプレス(Mars Express)」

<原版>: イメージをクリック。非常に大きなかつ精査なイメージです。

<ひとこと>: このほかに、代表的なローカルな地域の水のマップが示されています。下の「火星探査は今!」 から。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ:  火星のダストデビル (リコネッサンス)

ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 月周回宇宙船「アルテミスⅠ」の今後の予定は、今日の会合後に発表されるでしょう。

 

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8月30日(火): カニ星雲の回転するパルサー/火星探査は今!/お知らせ

2022年08月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

カニ星雲の核には、毎秒30回回転する都市サイズの磁化された中性子星がある。カニパルサーとして知られるこの惑星は、星雲の核にあるガス状の渦巻きの中心にある明るい点である。約12光年に及ぶこの壮大な写真は、カニ星雲の中心近くで輝くガス、空洞、渦巻くフィラメントを撮っている。この写真は、ハッブル宇宙望遠鏡からの可視光線を紫色で、チャンドラX線天文台からのX線光を青色で、スピッツァー宇宙望遠鏡からの赤外線光を赤で、合成したものである。宇宙の発電機のように、カニ・パルサーは、星雲からの放出に動力を与え、周囲の物質を通して衝撃波を駆動し、渦巻く電子を加速している。太陽よりも質量が大きく、原子核の密度が高いこの回転するパルサーは、爆発した大質量の星の崩壊したコアである。カニ星雲の外側の部分は、星を構成するガスの膨張した残骸である。超新星爆発は1054年に地球上でも目撃された。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 左の図は可視光線のかに星雲。ハッブル宇宙望遠鏡がとった代表的なイメージの一つです。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ:  火星のジェゼロ・クレータでの発見したもの (パーサビアランス)

ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 月周回無人宇宙船「アルテミスⅠ」の打上は、予定時刻経過後間もなく中止が発表されました。以後の予定は発表があり次第「アルテミスⅠ」のページに追加します。

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8月29日(月): アルテミスⅠ打上の日(ヨーロッパ宇宙機関)/火星探査は今!

2022年08月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

8月29日は、宇宙打上システム(SLS)ロケットが、ケネディ宇宙センタの打上台39Bから離陸する最初の機会である。この最初のアルテミス・ミッションは、NASAのオリオン宇宙船とヨーロッパのサービス・モジュールを、月を越え、また戻すだろう。この宇宙船は、速度を増し推進するために月の重力を使い、これまでに有人宇宙船が旅したより遠い、地球から約50万キロメートルの月の軌道に入るだろう。この旅は、人間を乗せたフライトの前の、オリオン宇宙船と SLS ロケットのテストになるだろう。二回目のアルテミス・ミッションでは、4名の宇宙飛行士達が月の周りをフライバイするだろう。

<出典>: 「人間とロボット探査(Human and Robotic Exploration:ESA)」

<ビデオ>: アルテミスⅠ飛行ビデオ(Youtube)はイメージをクリック。

<ひとこと>: 

 1、アポロ以来の月探査再開のため、新しく 「アルテミス」 を設けました。
 2、アルテミスⅠ打上の中継放送はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 または 「Artemis 1」 から。
 3、アルテミスⅠの分かり易い飛行の行程は こちら(Youtube 3.59 分) から。
 4、帰還(オリオンの着水)は10月中旬に予定されています。

<参考>: アルテミスⅠの打上は、日本時間今日8月29日午後9時半(放送は7時半)以降が予定されています。
<追記>: アルテミスⅠの打上は、予定時刻経過後間もなく中止が発表されました。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ:    火星の新しい水のマップ、将来の探査のために非常に貴重であることを証明するだろう (マーズエクスプレス)

ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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8月28日(日): オーロラ/お知らせ(重要)

2022年08月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションに搭乗しているヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティが観測したオーロラ。彼女は2022年8月21日にソーシャルメディアに投稿し、「最近太陽が活発です。先週、私達は、これまで宇宙で300日以上経験した中で、最も素晴らしいオーロラを見た!」

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック(5568×3712. 1.17 MB .jpg)。

<ひとこと>: これは国際宇宙ステーションの飛行士達が撮ったオーロラのイメージの中でも突出していると思います。サマンサ・クリストフォレッティはイタリアの女性飛行士です。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

これまでに掲載した記事を見るには、ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 長期にわたって準備されてきた月探査計画の最初の大きな試み、無人月周回宇宙船「アルテミスⅠ」の打上秒読みが始まります。日本時間29日(月)夜打上の予定。このテストは、ここしばらくは大きな関心を引くことになるでしょう。 
関連ページはスマホでも見易いように再編集しました。「アルテミス計画の基本」と「アルテミスⅠ」について、また、打上中継の見方もまとめています。「アルテミスⅠ」は9月5日に地球に戻る予定ですが、その間の情報もここから提供します。

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8月27日(土): NASAの T-38s がアルテミス上空を舞う/お知らせ

2022年08月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの T-38 航空機は宇宙飛行士達の訓練のために常備され、パイロットやミッションスペシャリスト達が、変化する状況の中で迅速に行動するのを助ける。この写真では、 T-38 が、打上台39Bの、宇宙打上システム(SLS)ロケットの上を編隊を組んで飛行している。アルテミス1ミッションの宇宙打上システムとオリオン宇宙船は、2022年8月29日以降に打ち上げられる。

<出典>: 「航空学(Aeronautics)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

これまでに掲載した記事を見るには、ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 若田飛行士達の国際宇宙ステーションへの打上が10月3日に決まりました。

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8月26日(金): ミマスのハーシェルクレータ/火星探査は今!

2022年08月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

土星の直径400キロメートルの小さな月ミマスには、太陽系全体を通して大きなインパクトクレータの一つである直径130キロメートルのハーシェルクレータ(Herschel Crater)がある。土星を周回するロボット宇宙船カッシーニは、2010年に、小さな月と大きなクレータのこの驚くべき光景を記録し、この小さな氷の世界を 10,000 キロメートルの近距離で記録した。コントラストが強調された疑似カラーで示されたこのイメージでは、ハーシェルが、近くの激しくクレータされた地形とは僅かに異なる色をしていることを明確に示している。この色の違いは、ミマスの暴力的な歴史に関する表面の組成の手がかりをもたらす可能性がある。もちろん、ミマスの130キロメートルのハーシェルをつくったものより更に大きなインパクトが、土星の小さな月を破壊したかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: オキシア平原の水の豊かな鉱物 (マーズエクスプレス)

ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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8月25日(木): 地球の最近の気象スパイラル/火星探査は今!

2022年08月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

我々の地球は温暖化しているのだろうか? 過去2億5千万年と比較して、地球は今、恐らく平均より摂氏約4度低い比較的冷たいひとときにある。しかし、過去120年間で、地球の平均気温が摂氏1度近く上昇したというデータがある。示された視覚化ビデオは、地球の最近の温暖化をグラフで表している。この温度はゴダード宇宙科学研究所の地表温度分析からとられた。多くによって既に注目され、地球の最近の温暖化傾向は、海面の上昇、降水パターンの変化、極の氷の融解を引き起こしている。少数派は、今、最近の地球温暖化が起きていることに同意せず、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、恐らく継続するであろう温暖化の波を我々人間が引き起こしたと結論付けた。継続は、多くの地方の農業と、広域な経済にさえも影響を与えるだろう。単純な解決はないように見えるが、地表を熱する日光の量を減らすための人工の雲の創造を含む、地球工学プロジェクトが役に立つかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 動画はイメージをクリック。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画(Youtube)です。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ:  火星の水和鉱物の広域マップ (マーズエクスプレス)

ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

 

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8月24日(水): アルテミスアート、スライドショー/火星探査は今!

2022年08月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このスライドショーを通して、「アルテミスのためのアート(Art for Artemis)プロジェクト」に提出されたアートワークを見よう。このプロジェクトでは、ヨーロッパ全土から、3回目のアルテミス・ミッションで月面着陸のために宇宙飛行士達に電力を供給する、ヨーロッパのサービスモジュール3の航海をも含むアートワークを提出した。

<出典>: 「オリオン(Orion: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: イメージのリンク先はヨーロッパ宇宙機関のスライドショーのページです。多数掲載されています。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: ジェゼロ・クレータの水の豊富な鉱物 (マーズエクスプレス)

数日間火星の水の分布に関する記事を掲載します。ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

 

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8月23日(火): ステレオのフォボス/火星探査は今!

2022年08月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

赤/青のメガネをかけて、火星の溝の月、フォボスの隣に浮かんでみよう! 2004年にヨーロッパ宇宙機関の火星探査機マーズエクスプレスに搭載された高解像度ステレオカメラによって撮影されたこのイメージデータは、火星の月から約200キロメートルの距離で記録された。この魅惑的なステレオ合成の視界は、フォボスの火星に面した側を示している。それは小惑星のような月のクレータと溝の表面を強調している。幅数百メートル以下の神秘的な溝は、左の大きなクレータ、スティックニー・クレータ(Stickney crater)を作り出した衝突に関連している可能性がある。スティックニー・クレータは幅約10キロメートル、フォボス自体は最も広い地点で約27キロメートルでしかない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: JAXA では2024年の打上を目標として、火星の月、フォボスとデイモスのサンプルリターンを計画しています。詳細は こちら から。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ:  ローバーの Coring Bit 2  (パーサビアランス)

ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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8月22日(月): キューブサットのトリオが国際宇宙ステーションの外に配備される/火星探査は今!/お知らせ

2022年08月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

教育・研究プログラム用に設計されたキューブサット(TUMnanoSAT、FUTABA、HSU-SAT1)のトリオが、「きぼう」研究室モジュールの外側の小型衛星配備機構(右上)から放出される。この時点で、国際宇宙ステーションは、大西洋上空259マイルを周回していた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: JAXA の記事から: 2022年8月12日、JAXAと国連宇宙部の連携協力プログラム「KiboCUBE」の第4回で選定された、モルドバ工科大学(Technical University of Moldova の 超小型衛星(衛星名:TUMnanoSAT(トゥムナノサット))が「きぼう」日本実験棟から放出されました。 TUMnanoSAT は同国初の人工衛星で、「きぼう」からの放出後、TUM が運用を行います。今回の衛星開発・運用を通じた人材育成及び技術実証の成果が、同国の今後の更なる宇宙活動の発展へとつながることが期待されます。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: ジェゼロ・クレータの激しい風を調査する (パーサビアランス)

ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>:  アルテミス探査計画の最初の月着陸地点、アルテミス3の13の候補が発表されました。月周回調査船「アルテミス1(8月22日)」 から。

 

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8月21日(日): 星空の下でオーロラが地球を覆う/お知らせ

2022年08月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションがアフリカ大陸南東のインド洋上270マイルを周回するこの夜の写真で、星空の下でオーロラが地球を覆っている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

これまでに掲載した記事を見るには、ホームページの「火星探査は今!(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: アルテミス1打上に関するNASA-TV及びウェッブの放送日程が発表されました。ホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

 

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8月20日(土): ライン川乾く

2022年08月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパで2番目に大きなライン川の水位が、気温の上昇と降雨量の減少のために低下し続けており、多くの船舶の航行を妨げている。コペルニクス・センチネル2号ミッションは、ケルン近郊のライン川の一部の、昨年8月と今年8月の大きな違いを示した。スイスアルプスから北海に流れるライン川は、穀物から化学品・石炭まで、多くの製品にとっての重要な輸送ルートである。水位が下がると、貨物船は荷を減らして航行するために座礁することはない。フランクフルト近郊のカウブの水位は、先週の42から月曜日の32センチメートルに低下した。船は満載で航行できるには約 1.5 メートル必要であり、大型の船が航行することは困難である。貨物船は航行を続けているが、運行能力の約25%~35%しかない。最低水位は通常9月または10月に記録されるが、水位の低下は通常よりも早く現れており、今週の気温の低下と予測される降雨量はライン川に安定をもたらす可能性もある。異常に暑く乾燥した夏の後のライン川が直面する現象はヨーロッパの大部分で一般的であり、山火事や水の不足を引き起こしている。
 
<出典>: 「センチネル2号(Sentinel-2:ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: イメージのリンク先はオリジナル画像(現状のみ)。前後を比較したイメージ(右上)は上のリンクから追ってください。水位の変化はイメージの中央上方向を見ると分かり易い。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

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8月19日(金): 88の星座と国際天文学連合/火星探査は今!

2022年08月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

古来、夜空に輝く星を見て、穀物の収穫時期や雨期を知ったり、また星を頼りに大海原に船をこぎ出したりと、人間の営みは星と深く結びついていました。さらには、夜空の星のならびに想像を巡らせ、思い思いに星々を結んでは、さまざまな動物や器物に見立て名前をつけていました。これが後に「星座」と呼ばれるものになりました。現在の「星座」は、名称、略号、星座の境界が、国際天文学連合(IAU:)によって決められていて(constellation)、その数は88あります。星どうしを結んでできる形、北斗七星や夏の大三角等のアステリズム(asterism)とは区別されます。「星座」の決め方には、20世紀初めまで世界共通のルールがなく、その数も名前も空での範囲も、時代や人によりまちまちだったのです。

<出典>: 「国立天文台」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 図は、2022年8月10日午後8時の、東京の空の星座、見易いように修正を加えてある。リンク先は原版。
なお、原版が非常に暗く見難いので処理を加えたものを こちら に掲載しています。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: 火星日 3562-3563 日: 砂の上の冒険 (キュリオシティ)

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8月18日(木): 4000の系外惑星/火星探査は今!

2022年08月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

今、太陽系の外に、4000を超える惑星が存在することが分かっている。系外惑星のこの目標値は、先月、NASAの系外惑星目録の記録で通過した。ここに示されたビデオは、1992年に最初の確認された検出から始まり、年代順に2019年まで続く、これらの系外惑星を、音と光で照らし出している。最初に、我々のミルキーウェイ銀河の中央の帯とともに圧縮された全ての夜空が示され、それらの親星の色の僅かな揺れによって検出された巨大な系外惑星達がピンクで現れ、一方、それらの親星達の(通過、トランジット)の僅かな明るさの低下によって検出されたものが紫で示され、さらに、直接イメージが撮られたものがオレンジで、重力による拡大(マイクロレンズ現象)によって検出されたものが緑で示されている。惑星がその親星達を周る速さは、それに伴うトーンで示されている。引退したケプラー衛星は、空の一つの領域で、最初に、これらの4000の系外惑星の約半分を発見した。一方、 TESS ミッションが、更なる発見の途上にある。系外惑星の検出は、宇宙における他の場所での生命の可能性を理解するために役立つだけでなく、我々の地球と太陽系がどのように構成されたかについての理解にも役立つ。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 動画はイメージをクリックして Youtube から。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ:  遠くから見た「パライテプイの山道」 (キュリオシティ)


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8月17日(水): ハッブルからの星爆発銀河 M94/火星探査は今!

2022年08月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

美しい島宇宙メシエ94(M94)は北の星座りょうけん座の1500万光年にある。地球を拠点とする天文学者にとって人気のあるターゲットであるこのフェースオン(正面向き)渦巻銀河は直径約 30,000 光年、このハッブル宇宙望遠鏡の視界では、その広い円盤の外側を渦巻きの腕が掃き、その中央領域は約 7,000 光年に及んでいる。この注目のクローズアップでは、この銀河の、コンパクトで明るい核、際立つ内側のダストレーン、若い大質量の星達の驚くべき青みがかったリングが強調されている。このリングの星達の年齢は 1000 万年未満と推測され、 M94 が星爆発(starburst:スターバースト)銀河であり、触発するガスからの急速な星形成の時代を迎えていることを示している。この青い星の円形の波は、恐らく、楕円形の物質分布の重力と回転によって引き起こされている。 M94 は比較的近くにあり、天文学者達は星爆発のリングの詳細をよりよく探索することができる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査は今!>

今日のテーマ: マストカメラ、ラス・クラリタスの層を見る (キュリオシティ)

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