天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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12月30日(土): 三日月のエンケラドゥス/ミッション別ページ

2023年12月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

三日月のエンケラドゥス

影から見るこのカッシーニ探査機のイメージでは、土星に面した半球の衛星エンケラドゥスがポーズをとっている。北は上である。2016年11月にとられたこのドラマチックなシーンでは、 カッシーニのカメラは、この月の明るい三日月から約 130,000 キロの、太陽に近い方向に向けられている。 実際に、この遠い世界は、太陽光の90%以上を反射しており、その表面では、新雪とほぼ同じような反射率を与えている。直径僅か500キロメートルのエンケラドゥスは、驚くほど活発な衛星である。カッシーニのフライバイ中に収集されたデータとイメージは、噴き出す水蒸気と氷の粒、南極の間欠泉と月の氷の地殻の下に隠された液体の水の海の証拠を見せている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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12月29日(金): ジュノ、30日イオに接近観測/ミッション別ページ

2023年12月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジュノ、12月30日に木星の火山の衛星イオを間近で見る

NASAのジュノ(Juno)探査機は木星へのフライバイを56回行い、木星の四つの大きな衛星の三つに接近した。

ジュノは、12月30日(火)に、木星の衛星イオ(右図)へのフライバイを行う。太陽系で最も火山の多い世界の表面から約 1,500 キロメートル以内のこの通過によって、ジュノの機器が大量のデータを生成できるようになると期待されている。

ジュノの科学チームの研究者達は、今回のフライバイで得られたデータをこれまでの観測結果と組み合わせることによって、イオの火山がどのように変化するか、イオの活動が木星の磁気圏の荷電粒子の流れとどのように関連しているか、溶岩流がどのくらいの頻度で噴火するか、どのくらいの明るさと高温になるか、溶岩流の形がどのように変化するかを調べる。

2024年2月3日には、イオへの2回目の超接近フライバイが予定されており、ジュノは再び地表から約 1,500 キロメートル内に接近する。

この探査機は、約 11,000 キロメートル~ 100,000 キロメートル超の距離からイオの火山活動を監視しており、この月の北極と南極の初めての視界を提供した。探査機は、木星の氷の衛星ガニメデとエウロパの接近フライバイも行っている。

<ひとこと>: イオ(Io)は、ガリレオがその望遠鏡で発見したガリレオ衛星と呼ばれる木星の四つの衛星の中では比較的小さく、木星に最も近い軌道を周る衛星です。地球の11倍ほどもある巨大な木星の近くにあるイオは、木星の巨大な重力や、磁気の力などによって常に揺さぶられています。このためイオの表面には常に火山が乱立し、噴出する硫黄によってその地表も黄色く見えます。イオは、これまでに、NASAの探査機ガリレオによっても詳しく調査されています。( ホームページ 参照)。
--- 大判はイメージをクリック。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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12月28日(木): 2023:ヨーロッパ宇宙機関の宇宙の年/お知らせ/ミッション別ページ

2023年12月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2023:ヨーロッパ宇宙機関の宇宙の年

2023年のハイライトは、待望のヨーロッパの木星氷衛星探査機「ジュース」の打上だった。ジュース宇宙船は、4月にアリアン5ロケットで木星へ向かう軌道に乗った。8年間の旅の後、ジュースは巨大なガス惑星と、その三つの大きな海洋衛星、ガニメデ、カリスト、エウロパの観測を開始する。

ユークリッド宇宙望遠鏡は、「暗黒物質」と「暗黒エネルギー」の謎を解き明かすことを目的として7月に打上げられた。ユークリッドの最初のイメージは11月に公開され、これほど広い空を横切る望遠鏡では見たことのない、かみそりのように鋭い天文画像が明らかになった。 ヨーロッパ宇宙機関のアイオロス風力ミッションは、宇宙で約5年間過ごした後引退した。この先駆的なミッションは、宇宙から風のパターンを観測し、それによって天気予報と気象モデルを改善するという任務を負った。アイオロスのデータとテクノロジーは、将来の天気予報の精度に重要な役割を果たす。7月28日、再突入支援で燃え尽きたが、これは再突入を意図していなかったミッションによる、初めての支援再突入であった。 スペースデブリが深刻化する中、ヨーロッパ宇宙機関は、その解決策を模索している。ヨーロッパ宇宙機関は、商業的および機関的パートナーとともに「ゼロデブリ憲章」を策定し、今年発足した。この憲章に署名することで、世界中の宇宙機関は、地球の軌道環境の持続可能な利用に向けて協力する意思を登録することができる。
今年初頭、メテオサットの第3世代ミッションの最初のミッションである MTG-I1 が最初の画像を送り返した。この衛星は2022年に打ち上げられ、フレキシブルな複合撮像装置と照明撮像装置の二つ器を搭載している。両機器ともに期待以上の効果を見せ、見事なコンビネーション映像が披露された。

地球観測は、地球と、人口全体の安全を守るための鍵である。今日、宇宙からの地震、森林火災、洪水の監視は、すでに救助対応の調整に役立っているが、このデータは、気象変動などの現象をよりよく理解し、 IPCC の気象報告書をサポートするためにも使用できる。

昨年、NASAのダートミッションは、小惑星ディディモスの小さな衛星に衝突し、その進路を変えた。間もなくヨーロッパ宇宙機関のヘラ宇宙船を打上げ、この衝突の余波に関するデータを収集する予定である。ヘラ宇宙船は今年、オランダのテストセンターで統合され、テストを受けた。

今年、第2世代のガリレオ衛星の最初のハードウェアテストも行われたが、さらに重要なことは、ガリレオ高精度サービスが1月に開始されたことである。この新しいサービスは、宇宙からセンチメートル単位の精度を実現し、世界で最も正確な衛星ナビゲーションシステムとしてのガリレオの評判をさらに確固たるものにした。

<ひとこと>: リンク先には複数の記事があります。該当する記事を探してください。イメージのリンク先は要約版です。

<出典>: 2023: ESA's year in space

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<お知らせ>: 新年は1月1日~5日の間休載します。

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12月27日(水): ユークリッドの最初のイメージ/ミッション別ページ

2023年12月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ユークリッドの最初のイメージ:まばゆいばかりの暗闇の縁

ヨーロッパ宇宙機関のユークリッド(Euclid)宇宙ミッションが、宇宙での初めてのフルカラーイメージを公開した。望遠鏡がこれほどまで広い空を横断して、これほどまで宇宙を遠くまで見通し、これほどまで鋭い天文イメージを作成できたことはかつてなかった。これらの五つのイメージは、ユークリッドの可能性を最大限に示している。それらは、この望遠鏡が、これまでで最も広範な宇宙の3Dマップを作成し、その隠された秘密のいくつかを明らかにする準備が整っていることを示している。

暗黒宇宙の探偵であるユークリッドは、暗黒物質と暗黒エネルギーが、我々の宇宙を、どのようにして現在の姿にしたのかを調査するという難しい任務を負っている。我々の宇宙の95%は、これらの神秘的な「闇」の存在でできているようであるが、それらが何であるかは、その存在が、外観やその動きに極めて微妙な変化しか引き起こさないために、我々にはそれらが何であるかを理解出来ていない。

目に見える宇宙への「暗い」影響を明らかにするために、ユークリッドは今後6年間で、100億光年までの何億もの銀河達の形、距離、動きを観測する。これによって、これまでに作られた中で最大の宇宙の3Dマップがつくられる。

ユークリッドの宇宙観を特別なものにしているのは、空の大部分を、非常に鮮明な可視光と赤外線画像で、一度に作成できることである。

公開されたこのイメージは、明るい星から暗い銀河まで、遠くの銀河にズームインしても非常に鮮明な天体全体を捉えることができるという、この特別な能力を示している。

<ひとこと>: 他の四つのイメージは下のリンクからご覧ください。

<出典>: Euclid

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12月26日(火): オーストラリアを熱が覆う/ミッション別ページ

2023年12月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

オーストラリアを熱が覆う、山火事に燃料を供給

北半球の今年の夏は激しい熱波が全球を覆いました。今、夏を迎えている南半球はどうなっているのでしょう?
北半週に住む我々は、つい、今の、冬の寒さに気をとられがちですが、地球全体の温暖化を見るとき、季節が逆になる南半球の気象の今の傾向を知ることは、来夏に向けても、極めて重要な要素になると思います。

2023年12月16日から17日にかけて、初夏の熱波がオーストラリアの大部分を襲い、ニューサウスウェールズ州では数十件の山火事を誘発した。

右図は12月16日のオーストラリア全土の気温をモデル化したものである。これは、衛星観測と、大気圏における物理的なプロセスを表すために数学的な方程式を使った、ゴダード地球観測システムモデル(GEOS)のバージョンによって予測された温度とを結合することによってつくり出された。この図はオーストラリアの東部夏時間午後2時ごろの温度を表し、 最も濃い赤は摂氏45度超のエリアを示している。

熱波は、特に西オーストラリアで激しく、国の気象局によると、温度は、年間の標準記録より摂氏10度高い、摂氏40度超に達した。12月16日には、テルファー(Telfer)の遠隔地の鉱山の町で、この日の国の最高温度摂氏45度を記録した。熱波は、また、オーストラリアの東部にも及んだ。この日、ブリズベンの温度は摂氏33度に達し、シドニー空港では摂氏34度を示した。

<ひとこと>: 右下の図は、12月17日に、ニューサウスウェールズ州ナラブリ(シドニーの北西360キロ)の近くで起きた山火事の煙。大判はそれぞれのイメージをクリック。

<出典>: Earth Observatry

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12月25日(月): 深宇宙ネットワーク、60周年を迎える/ミッション別ページ

2023年12月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの深宇宙ネットワーク、60周年を迎え、将来に備える

NASAのディープ・スペース・ネットワーク(DSN)は、12月24日に60周年を迎えた。1963年以来、 DSN は、NASAが月内外の宇宙船と通信することを可能にしてきた。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影したまばゆいばかりの銀河のイメージ、火星探査車パーサビアランスが火星から送り返す最先端の科学データ、アルテミスⅠが月の裏側から送った歴史的なイメージなど、これらは全てこのネットワークの巨大な電波受信アンテナを介して地球に到達した。

2024年には、このネットワークが提供する地上の施設とサービスを管理・指揮するNASAの宇宙通信・誘導(SCaN:Space Communications and Navigation)計画によって、過去60年間のこれらの貢献その他の歴史的な貢献が祝われる。

40以上のミッションがこのネットワークに依存しており、今後数年間でその2倍の数をサポートすることが期待されている。NASAは、未来を見据え、この重要なグローバルインフラを新しいディッシュ(注:皿状アンテナ)、新しい技術、新しいアプローチで拡張し、近代化している。

--- 以下略。

<ひとこと>: NASAのディープ・スペース・ネットワーク(DSN)は、アメリカ、スペイン、オーストラリアに中心が置かれ、24時間何時でも、全宇宙との交信ができるように配慮されています。
大判はイメージのリンクから。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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12月25日(日): 夜のアテネ/ミッション別ページ

2023年12月24日 19時20分57秒 | 天文・宇宙

体調不良のため更新時刻が遅れましたことお詫びいたします。

夜のアテネ

国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗した宇宙飛行士が、ギリシャの首都アテネの夜間写真を撮影した。この都市は、ギリシャ南部のアッティカ半島の複雑な海岸線にある。街路は照らされた川のように曲がりくねり、都市のスプロール現象は海岸まで広がっている。

上空から撮影された夜間の写真では、都市開発が水域や荒れた未開発の地形と出会う場所で、明るいエリアから照明のないエリアへの急激な変化がよく発生する。この写真では、アテネの南端、サロニコス湾と出会う場所で照明が急激に途切れている。市の北西部では、パルニタ山脈の影響で照明が急激に低下する。同様に、街とアテネ国際空港の間に光がないのは、ヒュメトス山脈の起伏の多い地形によるものである。この範囲は考古学的なサイトと保養のエリアを有する森で覆われている。

アテネの古代と現代の要素もまた夜に対比される。黄色とオレンジ色の光は古い、高圧ナトリウムの照明を示す。明るい白を基調とした照明は、最新の LED (発光ダイオード)技術で照らされた領域を示す。中心の市街地の小さな暗い斑点は、アクロポリス、パルテノン神殿、オリンポス・ゼウス神殿など、紀元前5世紀の主要な古代ランドマークのいくつかを囲んでいる。

宇宙飛行士のこの写真は、2022年9月17日に、焦点距離 180 mm のニコン D5 デジタルカメラで撮られた。このイメージは、国際宇宙ステーション(ISS)の地球観測施設(ISS Crew Earth Observations Facility)とジョンソン宇宙センターの地球科学・リモートセンシングユニット(Earth Science and Remote Sensing Unit)から提供されたものである。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Earth Observatry

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12月23日(土): 「クリスマスツリー星団」を照らす/ミッション別ページ

2023年12月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

望遠鏡、「クリスマスツリー星団」を照らす

「クリスマスツリー星団」としても知られる NGC 2264 のこの新しいイメージは、星の光の輝きを持つ宇宙の木の形を示している。 NGC 2264 は、地球から約 2,500 光年のミルキウェイ銀河の、年齢約 100 万年から 500 万年の若い星団である。 NGC 2264 の星達は、太陽よりも小さいものから大きいものまで、太陽の10分の一以下の質量のものから、太陽の約7倍の質量を持つものまである。

この新しい合成イメージは、色と回転の選択によってクリスマスツリーへの類似性を高めている。青と白の光(このイメージのアニメーション版では点滅している)は、NASAのチャンドラX線天文台によって検出された、X線を放出する若い星である。キットピークにある全米科学財団の WIYN 0.9 メートル望遠鏡の光学データは、木の「葉」に対応する緑色の星雲内のガスを示し、2ミクロン全天サーベイの赤外線データが、前景と背景の星を白で示している。このイメージは、天文学者達の基準である北が上を向いているため、木の頂がイメージの上に向かっているように見える。

NGC 2264 のような若い星は揮発性が高く、X線や様々な種類の光で見られる他の種類の変化で強いフレアを起こす。しかし、このアニメーション動画(右のイメージから)に示されている協調的な点滅のバリエーションは、X線で見られる星の位置を強めるこの天体とクリスマスツリーの類似性を強調するための人工的なものである。実際には星の変動は同期していない。

<ひとこと>: 上の大判はイメージのリンクから。

<出典>: Lee Mohon(著者名です)

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12月22日(金): カリーナ星雲の星とダスト/ミッション別ページ

2023年12月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

カリーナ星雲の星とダスト

カリーナ星雲では星とダストが対戦し星が勝っている。より正確には、それらが形成されたダストの星の託児所を蒸発させ散らしている。カリーナ星雲に位置し、非公式に神秘的な山(Mystic Mountain)として知られるこれらの柱の外観は、ほとんど透明な水素ガスで構成されているにもかかわらず、不透明な茶色のダストによって支配されている。ダストの柱のあるものはトーチのように見えるが、それらの端は燃えておらず、むしろ、近くの星によって照らされている。ハッブル宇宙望遠鏡でとられたこの示された約 7,500 光年離れたイメージは、 HH1066 として知られる約1光年に及ぶカリーナの内部領域に焦点を当てている。これらの星達は恐らく数百万年内に完全に打ち勝ち、ダストのトーチは完全に蒸発するだろう。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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12月21日(木): 高エネルギー粒子が地球を打つ/ミッション別ページ

2023年12月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

高エネルギー粒子が地球を打つ

それは地球を叩いたことで知られている最もエネルギーの高い粒子の一つだった。これは何処から来たのだろう? 神道の太陽の女神にちなんで「天照大神」と名付けられたこの粒子は、地球の大気に衝突するすべての宇宙線と同様に、電子、陽子、その他の素粒子の空気シャワーを、下の地球に噴霧させた。 示されたイラストでは、2021年5月に天照大神のイベントで記録された、米国ユタ州の望遠鏡アレイに宇宙線の空気のシャワーが当たっている様子が描かれている。宇宙線の空気シャワーは、あなた自身も浴びたことがあるほど一般的である。この高エネルギー粒子の起源は恐らく原子核であるが、二つの点で謎である。第一に、一つの粒子または原子核がどのようにしてそれだけのエネルギーを得ることができるのか、第二に、その粒子が何処で始まったかを遡る試みとしていかなる可能性がある潜在的な源も示せていない。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

 

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12月20日(水): 星団の若い星を見つける/ミッション別ページ

2023年12月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヒアデス星団とプレアデス星団の若い星を見つける

オリオン座は、晩秋から初冬にかけて昇る三つの印象的な星のパターンの最後の星であり、おうし座の小さな プレアデス星団 と 大きなヒアデス星団 が先行している。これら三つとも、1月初旬の夕方に東から昇るのが容易に見られ、発達の異なる段階にある星の教科書的な例である。
(左の図は国立天文台の星空情報から:12月中旬の東京の空)

 

オリオン座の「剣」に登場する有名なオリオン大星雲(M42)は、生まれたばかりの「赤ちゃん星」と、まだ孵化中の「原始星」で満ちた天体苗床で、それらが生まれたガスに囲まれている。 オリオン座の隣には、おうし座のヒアデス星団があり、独特の「Ⅴ」字型をしている。ヒアデス星団は若いが成熟した星で、何億年も前の星であり、広く散らばっている。それらが「ヤング・アダルト」のスターとして、故郷から新しい銀河のアパートに飛び出してくるところを想像してみよう。このグループでは明るいオレンジ色のアルデバランが際立っているが、実際にはメンバーではない。それは、偶然、我々とヒアデスの間にいるだけである。オリオン座からヒアデス星団へ向かうと、北斗七星のような小さなプレアデス星団(M45)が見えてくる。これらは「10代の星」であり、ヒアデス星団よりも若いが、オリオン大星雲の生まれたばかりの星よりも年上である。これらの明るい若い星達はまだ比較的近くにいるが、10代の若者が友人と近所を冒険し、今のところ家の近くにとどまっているように、星のガスの誕生の繭を撒き散らしている。天文学者達は、星の進化についてもっと知るために、このトリオを詳細に研究してきた。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Kat Troche(著者名です)

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12月19日(火): 超新星の残骸カシオペアA/ミッション別ページ

2023年12月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

超新星の残骸カシオペアA

ミルキウェイ銀河にある大質量の星々は壮観な生活を送っている。 巨大な宇宙の雲から崩壊し、その核の炉に点火し、その核に重元素を生成する。 最も重い星は僅か数百万年で濃縮された物質が爆破され、星の形成が新たに始まる星間空間に戻る。 恒星のライフサイクルのこの最終段階のカシオペアAとして知られる膨張する破片の雲がその一例である。この残骸を作った超新星爆発の光は我々に届くのに 11,000 年かかったが約350年前に地球の空で初めて見られただろう。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の鮮明な赤外線カメライメージは、この超新星の残骸のまだ熱いフィラメントと結び目を示している。 膨張する爆風の白っぽい煙のような外殻の直径は約20光年である。 大質量の星の激変による光のエコーは、ウェッブが撮影した超新星の残骸、カシオペアAの詳細なイメージにも確認されている。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

<ひとこと>: 昨日の「ジェームスウェブ宇宙望遠鏡」に掲載した記事です。大判はイメージのリンクから。

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12月18日(月): 太陽の極大と極小/ミッション別ページ

2023年12月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽の極大と極小

太陽の表面は絶えず変化している。年によっては静かであり、黒点や活動領域が比較的少ない。 他の年は、多くの黒点を示し、コロナ質量放出(CME)とフレアを頻繁に放出する。 太陽の表面は、11年ごとに、磁気に反応して、太陽極小期(Solar Minimum)と呼ばれる比較的穏やかな期間と、太陽極大期(Solar Maximum)と呼ばれる相対的に不安定が生じる。この動画の左は、2019年後半、太陽が太陽活動極小期に近づいたときの様子であり、一方、右は2014年の太陽活動極大期に近い月である。 このビデオは、NASAのソーラーダイナミック天文台(SDO)が遠紫外線で撮影したものである。 我々の太陽は、2025年の太陽活動極大期に向けて再び進んでいるが、現在も驚くほど活発な表面を見せている。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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12月17日(日): 「青い大理石」を捕らえる/ミッション別ページ

2023年12月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アポロ17号の宇宙飛行士達、象徴的な「青い大理石」を捕らえる

昨日の記事で「黒い大理石(Black Marble)」を掲載したので、元となる名付け:「青い大理石(Blue Marble)」について取り上げる。

この古典的な地球の写真は、1972年12月7日、アポロ計画の最終ミッション、アポロ17号のクルーが、月面着陸ミッションで月に向かっているときに撮影された。アポロの軌道は、南半球の厚い雲とともに、南極の氷冠を撮影することを可能にした。

アポロ17号のクルーは、ミッション司令官 ユージン・A・サーナン(Eugene A. Cernan)、コマンドモジュール・パイロット ロナルド・E・エバンス(Ronald E. Evans)、月着陸船パイロット ハリソン・H・シュミット(Harrison H. Schmitt)で構成されていた。サーナンとシュミットが月探査船で降り立つ間、エバンスは月周回軌道上のサービスモジュールに残った。

<ひとこと>: これはアポロ17号打上50周年を記念する2022年12月7日の記事です。

<出典>: NASA

最近は地球から遠く離れた宇宙船が数多く打上げられているのでこの種の写真は珍しくないが、この当時は極めて貴重なものだった。右下の図は2002年のテラ衛星のデータから(合成)。

--- 大判はそれぞれのイメージをクリック。

 

 

 

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12月16日(土): ブラック・マーブル(黒い大理石)/ミッション別ページ

2023年12月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ブラック・マーブル(黒い大理石)

ブラック・マーブルは、昼の地球がブルー・マーブル(青い大理石)と呼ばれることに対して付された呼称。

 

右のイメージはアジア、オーストラリアに中心を置いた球面イメージ。---  全球のイメージ(動画)は こちら (1920x1080 MOV 49.3 MB) から。

下のイメージは地球全体を平面に表したもの。

共に2016年の作品から。



なお、ここに挙げてあるそれぞれのイメージは共に画質を強めています。

--- 大判はそれぞれのイメージのリンクから。

<出典>: Earth Observatry

 

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