我々のミルキウェイ銀河には、この星の玉のようなものはない。 ハッブル宇宙望遠鏡によるこの注目のイメージは、一見すると、星団 NGC 1850 は、そのサイズと形が、ミルキウェイ銀河のハローを歩き回る多くの古代の球状星団を彷彿とさせる。しかし、これらの星達は全て若く、対応するものはミルキウェイ銀河には知られていない星団のタイプである。さらに、 NGC 1850 はまた、 大きな集団の中央右側に見える二番目のコンパクトな星達の集団を持つ二重の星の集団である。大きな集団の星達は5千万年の若さ、コンパクトな集団の星達は更に若く約4百万年と推定される。僅か 168,000 光年の距離の NGC 1850 は大マゼラン雲の周辺近くにある。イメ-ジ全体に輝くガスのフィラメントは、我々の銀河の超新星の残骸のような激しい星の爆発を証し、短命の巨大な星が最近この地域に存在したことを示している。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
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<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでは、日本時間今日2月28日夕刻、NASAのクルー6が搭乗するスペースXクルー船がドッキングする予定です。これによって、先任のクルー5の若田飛行士達は間もなく帰還することになり、帰還前の記者会見(英語)が設定されました。それぞれの中継放送時刻等は下表 「NASAテレビ放送予定」 から。なお、新しいクルー6では、初めて、アラブ首長国連邦の飛行士が参加しています。アラブ首長国連邦は、これまでに日本のH2打上ロケットで独自の火星探査衛星を送ったほか、最近は様々な宇宙探査にも参加しています。--- 打上は一時延期されました。
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