天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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5月31日:キューブ衛星「きぼう」研究室の外に放出される/お知らせ

2017年05月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球の縁を背景にして、2017年5月16日水曜日に、二つのキューブ衛星が、国際宇宙ステーションの「きぼう」研究室モジュールの外の小型衛星配備装置から放出された瞬間。小さな靴の箱サイズの衛星は、ビッグバンから残った地球の超高層大気と星間放射線を観測して地球を周回するだろう。先週、一ダース以上のキューブ衛星が、続く1年から2年の、地球と宇宙の現象を調査するために、「きぼう」モジュールの外の地球軌道に放出された。

<出典>: 「キューブ衛星(CubeSats)」

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<お知らせ>: 日本時間明日6月1日朝9時過ぎ、日本の位置情報衛星、「みちびき2号機」(準天頂衛星)が打上げられます。さし向きこの記事を優先的に取り上げました。中継放送等は「ホームページ」の 「アストロトピックス」 から。


 

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5月29日:お知らせ

2017年05月29日 16時18分00秒 | 天文・宇宙

PC不具合のため修復まで数日更新を休ませていただきます。回復次第直ちに再開します。

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5月28日:二つの船外活動:200回目の船外活動の間のジャック・フィッシャー/お知らせ

2017年05月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの構築と保守をサポートする200回目の船外活動の間に、空軍大佐、NASAの宇宙飛行士ジャック・フィッシャーが、日本の「きぼう」研究室モジュールの外で働いている。

<ひとこと>: 中央左の円筒形が日本の「きぼう」実験棟モジュール、中央右に突出しているのが露出パレット。ここでは宇宙に露出させた装置が様々な測定を行えるようになっている。このような露出設備を持つのは日本だけである。国際宇宙ステーションの二つのロボットアームの一つ、短い日本のロボットアームが右端に見える。

<出典>: 「遠征51(Expedition 51)」

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<お知らせ>: 5月29日(月)・30日(火)の情報提供は休みます。

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5月27日:二つの船外活動:1、国際宇宙ステーションの内部から

2017年05月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2017年3月30日の船外活動の間に、暗い側のNASAの宇宙飛行士、ペギー・ホイットソン(左)とシェーン・キンブロー(右)が、国際宇宙ステーションの外側で働いている。ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士トーマス・ペスケはステーションの中にから船外活動をサポートし、ソーシャルメディアにこのイメージを投稿して書いた。 
「地球の暗い側にいるとき、船外活動は、夜、スキューバダイビングをしているような感じがする」。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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5月26日:夜空に浮かぶ太古の目

2017年05月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハワイ観測所では定期的に大学学部生向けの研究体験企画「すばるの学校」を開催しています。2015年の実習中には、たまたま変な形をした天体が発見されました。よくよく調べてみると、二つの遠方銀河が手前にある巨大銀河によって同時に重力レンズ効果を受けている、極めて珍しい重力レンズ天体であることがわかりました。そのユニークな見た目が古代エジプトのシンボルの一つに似ていることから、「ホルスの目」と名付けられました。拡大画像の中心にあるオレンジ色の天体は70億光年の距離にある巨大銀河で、これが重力レンズ効果を引き起こしています。よく見るとその周りに青いリング状の天体と、赤いアーク(円弧)状の天体があるのがわかります。これらが二つの背景にある銀河です。赤い銀河が90億光年、青い銀河が105億光年離れていることを分光観測で確認しました。このように一つの巨大銀河が複数の背景銀河に重力レンズ効果を引き起こすのは極めてまれであり、背景銀河の距離まで正確に求めた初めての例でした。こういったまれな天体ですが、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラハイパー・シュプリーム・カム(HSC)を用いて現在進められているすばる望遠鏡戦略枠プログラムでは、空の非常に広い領域を観測しているため、似たような天体があと10個ほど見つかると期待されています。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

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5月25日:ハッブル、銀河のドラマを明らかにする

2017年05月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ある銀河の乱闘。渦巻銀河との接近した出会い。銀河達の青い束。ハッブル超深宇宙の銀河達のこれらのクローズアップのスナップショットが、銀河の生命のドラマを明らかにしている。このパネルの銀河達は、宇宙で最も深い可視光線イメージ、超深フィールドの約 10,000 の銀河達の収穫物から採られた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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5月24日:銀河達の海

2017年05月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

その27回目の記念日に、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡の一つ機器が二つの渦巻銀河を観測し、同時に他の一つが、この広域の視界を得るために空の近くの一部を観測した。これらの「パラレルフィールド」観測は望遠鏡の生産性を向上させる。このパラレルフィールドは、我々のミルキーウェイのような渦巻銀河であふれている空のエリアを示している。際立った銀河達の大部分は、エッジオンからフェースオンまで、我々の視点のために、種々の方向に傾いている。いくつかの他のものは相互作用しているか併合している。このイメージは、また、いくつかの我々の銀河の手前の星達を示している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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5月23日:ペルセウス集団の波/お知らせ

2017年05月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

輝く熱いガスの巨大な貯蔵庫の巨大な波のこの宇宙の渦が、チャンドラ天文台からの拡げられたX線イメージに追跡されている。このフレームは、約2億 4000 万光年の、近くのペルセウス銀河集団の中心を横断する100万光年を超えて広がっている。銀河達の他の集団達のように、ペルセウス集団の大部分の観測できる質量は、集団を満たしているガスの形である。何千万度の温度を持つガスはX線で明るく輝いている。コンピュータシミュレーションでは、下と中央左に見られる窪んだ湾を含むペルセウス集団のX線の熱いガスを通して進む構造の詳細を再生させることができる。差渡し約 200,000 光年の、ミルキーウェイの大きさの2倍のこの湾の構成は、ペルセウス自体が恐らく数10億年以前に小さな銀河によってこすられた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでは、土曜日に起きた、トラスに設置された故障したマルチプレクサチャネルの交換のため、火曜日に緊急船外活動が行われます。この機器は予備設備であり、現在のクルーおよび宇宙船には影響を与えていません。なお、この船外活動の中継放送はありません。

<速報・追記>  上記船外活動の中継放送(2時間の予定)が追加設定されました。詳細は 「ホームページ」の「国際宇宙ステーションは今」 から。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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5月22日:移動する Negribreen (動画)

2017年05月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

コペルニクス・センチネル1衛星によって昨年の北極の氷河の急速な加速が検出された。スヴァールバル群島のノルウェーのスピッツベルゲン島にある Negribreen 氷河は、最近、氷の表面の速度の急増が見られ、冬の間に1日に1メートルから13メートルまで増加した。その原因は完全には理解されないが、それらは、氷河の最も低い層での熱量または水の変化と関連すると考えられている。航空写真に記録による、以前 Negribreen が急変を経験したのは1930年代であった。それ以来、氷河の正面は、大きな氷山が裂けて着実に退いてきた。この最新の速度の上昇は、2016年7月に始まり、寒い冬の間さえ続いた。センチネル1号は、ヨーロッパの環境監視計画、コペルニクスの二つの衛星ミッションである。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

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5月21日:1969年5月18日、アポロ10地球を振り返る

2017年05月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

月に向かう旅の間に 36,000 海里からアポロ10号宇宙船によって撮られた地球の視界。ユカタン半島が雲によって隠され、メキシコ北部のほぼ全てが詳細に見える。カリフォルニア、バハ・カリフォルニア、サンワーキン・バレー湾が識別できる。また、リオ・グランデ川のデルタとテキサス海岸も見える。
アポロ10号クルーは、指揮官トーマス P スタッフォード、コマンドサービスモジュール(チャーリーブラウン)パイロット ジョン W ヤング、月着陸船(スヌーピー)パイロット ユージン E サーナンであった。

<出典>: 「NASAの歴史(NASA History)」

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5月20日:オリオン大星雲の渚

2017年05月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「オリオン大星雲」は、星が活発に生まれている場所として有名です。4つの巨大な若い星「トラペジウム」の他に数千もの若い星がひしめき合い、天文学において最も人気のある観測対象といえるでしょう。左の画像は、欧州南天天文台の大型望遠鏡VLTが赤外線で捉えた「オリオン大星雲」です。その一角、白枠で囲われた範囲を、アルマ望遠鏡とスペインのIRAM 30メートル電波望遠鏡とが高解像度で描き出した電波写真が右の画像です。

激しく波打つ星雲の境界
 「オリオン大星雲」は巨大なガスの集合体であり、若い星の光を受けて輝いています。特に巨大な星「トラペジウム」からは強烈な紫外線が放たれており、周囲のガスはこの紫外線を受けてあぶられています。星雲を形作る分子ガスは、強い紫外線によってどんどん破壊され、高温のプラズマに変換されていきます。分子ガスから放たれる電波を捉えた右側の画像は、星雲が激しく波立って破壊されつつあるまさにその現場のようすを私たちに教えてくれます。

<出典>: 「国立天文台:今週の一枚」

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5月19日:稲妻の嵐が米国を横切る(動画)

2017年05月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

巨大な稲妻の嵐が米国の東部を横切るのを見よう。これら巨大な嵐は、その行く手で人々に多くの損害をもたらし、また、残念なことに、いくらかの生命の消失を引き起こす。宇宙から見たこのコマ落しビデオに、 GOES-16 衛星の静止軌道稲妻マッパー(GLM)によって先月記録された、瞬間的な稲妻のフラッシュが見られる。北アメリカの外形は日中最も明らかであるが明るい稲妻の衝撃は夜に最も明らかである。ビデオを詳しく見ると、稲妻の多くが、渦巻く嵐の巨大な尾の進行方向の端に起きていることを示している。稲妻はしばしば嵐の最も激しい衝撃に先行するので、 GLM からの稲妻データは、将来の人間への危害の減少に役立つことを約束している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<動画>: 動画はイメージをクリックして Youtube NASA から。

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5月18日:火星の古代のオガンクィット・ビーチ

2017年05月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ここは古代の火星で浜辺であった。水平に圧縮されたこの360度のパノラマは、現在赤い惑星を探検しているロボット、キュリオシティローバーによってとられた。その地球の対応物に因んでオガンクィット(Ogunquit)ビーチと呼ばれ、昔はこのエリアが水中にあったことを、他の時は古代の湖の端にあったことを証拠が示している。中央の背景の明るいピークは、キュリオシティが展開したゲイルクレータの中央のシャープ山のトップである。キュリオシティはシャープ山をゆっくり登っている。手前の暗い砂の一部分は分析のためにすくい上げられた。明るい色の基盤は、恐らく今は乾燥した、湖床の底に置かれた堆積物から成っている。インタラクティブ・バージョンであるこのパノラマは3月遅くに得られた100を超えるイメージからつくられた。現在、キュリオシティは、ヴェラ・ルービン(Vera Rubin)の隆起を探検する途中であり、暗い砂の深いメガリップルを慎重に横切っている。

<出典>: 「火星探査ローバーキュリオシティ(Curiosity)」

<ひとこと>: 右のイメージは横軸を圧縮しています。大判はイメージをクリック。火星の地表が鮮明に見て取れますが、高精細なのでファイルサイズが大きくダウンロードには時間が掛かります。キュリオシティのコーナーの詳しい解説は 「ホームページ」 の 「火星探査ローバーキュリオシティ」 から。(長文です)

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5月17日:黒海での白い戦い

2017年05月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球の海で兆が死んだ。死者の石灰化されたシールドは既にドーバーの白い崖をつくっている。球形の明るい色の単細胞植物の間の戦い、コッコリソフォレス(coccolithophores:円石藻)と呼ばれる植物プランクトンと更に小さな、コッコリソウイルス(coccolithoviruses)と呼ばれるダイヤモンド形のウイルスが何千万年の間も猛威を振るった。この戦いに役立てるためにコッコリソフォレスは大気から二酸化炭素を吸収することによって白亜質の殻をつくる。この戦いは、コッコリソフォレスが、実際に、人間を含む動物のために空気の呼吸可能性を強め、地球の大気の二酸化炭素のかなりの片を取り除くほど大規模である。NASAのアクア衛星からのこの2012年のイメージに描かれた黒海は、コッコリソフォレの花によって明るい青に変えられた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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5月16日:冷たい中性子星

2017年05月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

中央の近くの明るい源は、大規模な星の核の、信じられないほど密度の濃い崩壊した残骸、中性子星である。それを囲むのは、優に 11,000 光年離れた超新星の残骸カシオペアA(Cas A)である。大規模な星の死の爆発 Cas A 超新星からの最初の光は約350年前に地球に着いた。拡がっている破片の雲はこのX線と可視光線の合成イメージで約15光年に及び、一方、X線を発するのに十分な熱さの Cas A 中性子星は冷たくなっている。実際に、軌道を周っているチャンドラX線天文台による長年の観測は、中性子星がかなり急速に冷たくなっていることを発見しており、研究者達は、中性子星のコアの大部分が摩擦のない中性子超流動体を形成していると考えている。このチャンドラの成果は、中性子の物質のこの奇怪な状態の初めての観察による証拠を表している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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