天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

7月31日:キューブ衛星、ステーションから放出される

2015年07月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

いくつかの小さい衛星が国際宇宙ステーションから撮られた。これらの衛星は、2012年10月4日に日本のモジュールのロボットアームに設置された小型衛星軌道展開装置を使って「きぼう」研究室の外に解放された。これらの装置は日本の宇宙飛行士星出彰彦が研究室内にセットした。ステーションのソーラーウィングの一部と地球の一部がこの光景の背景を提供している。これらのキューブ衛星は一辺10センチメートルが基本になっている。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

 

コメント

7月30日:ハッブルのメシェ5

2015年07月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「てんびん座とヘビ座の間に発見された美しい星雲は...」 18世紀の天文学者チャールス・メシエの星雲と星集団の有名なカタログの5番目のエントリはこの記述で始まる。それはメシェに対して、不明瞭で、丸く、星がないように見えたが、メシェ5(M5)は、今では、約 25,000 光年に横たわる、重力によって結ばれ直径約165光年の領域に詰め込まれた、 100,000 の星達あるいはそれ以上の球状星集団として知られている。我々の銀河のハローを歩き回るこの球状星団は、ミルキーウェイの古代のメンバーである。 M5 は最も古い球状星団の一つであり、その星達は約130億年であると推定される。この美しい星の集団は地上の望遠鏡の人気のターゲットである。1990年4月25日に低地球軌道に展開されたハッブル宇宙望遠鏡は、もちろん、約20光年にわたる M5 の中央の領域の近くの、その衝撃的なクローズアップの視界を捕えた。左の密度の高いコアの近くでさえ、集団の年老いた赤と青の巨星、および若返った青の巨星が、黄と青のこの鋭いカラーイメージで際立っている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

コメント

7月29日:国際宇宙ステーション、衛星の破片回避と船外活動の準備

2015年07月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

土曜日の夜遅く国際宇宙ステーションは衛星の破片を避けるために移動した。この移動ではクルーの安全とオペレーションにインパクトはなかった。指揮官ゲナディ・パダルカと年間クルーメンバー、ミハイル・コルニエンコは8月10日の船外活動の準備をしている。年間クルーメンバー スコット・ケリーは、地上の一卵性双生児、元宇宙飛行士マーク・ケリーとの、宇宙での彼の適合性を比較する双子の実験で働いている。NASAの宇宙飛行士キェル・リングレンは成長しているレタスの調査を行い、続いて米国の宇宙服の保守に移った。日本の宇宙飛行士油井亀美也は、微少生物群研究のための、微生物が、宇宙で、どのようにクルーの免疫システムに影響を及ぼすかを調査した。宇宙飛行士オレグ・コノネンコは、新しいソユーズ TMA-17M 宇宙船から貨物を運び、廃棄物を国際宇宙ステーションプログレス58号貨物船に収納し、ステーションの在庫管理システムを更新した。

<写真>:  油井亀美也達新しい3名のクルーを届け、ロシアのラスベットモジュールにドッキングした新しいソユーズ TMA-17M 宇宙船。

<出典>: 国際宇宙ステーションブログ

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

コメント

7月28日:冥王星、疑似カラーで輝く

2015年07月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ニューホライズンズ科学者達は、冥王星の地表の組成と模様の違いを検出するために、誇張されたカラーイメージを使った。 Ralph 装置からのカラーデータとクローズアップイメージが結合されたとき、この矮惑星の新しい驚くべきポートレートを描き出された。「スプートニク(Sputnik)平原」と呼ばれるハート形の中心は氷の源の領域を連想させる。「ハート」の南西と北東に広がる二つの青白い集団は、不可思議な氷がスプートニク平原から運ばれたことを表すのかもしれない。この拡張されたカラーの広域な視界をつくるために、ニューホライズンズの長距離調査画像装置(LORRI)からの四つのイメージが Ralph 装置からのカラーデータと結合された。このイメージは宇宙船が 450,000 キロメートルにあったときにとられ 2.2 キロメートル程の形を認識できる。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

コメント

7月27日: 3C 279 からのガンマ線の雨

2015年07月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

もしガンマ線が雨の滴だったら超大規模ブラックホールからの閃光はこのように見えるかもしれない。6月14日から6月16日のフェルミガンマ線宇宙望遠鏡の、あまり穏やかでない500億電子ボルト以下のエネルギーを持つガンマ線光子の降雨は、約50億光年にある活動銀河 3C 279 に始まっている。それぞれのガンマ線の「粒」がコマ落としで視覚化され拡大された円であり、ガンマ線の測定されたエネルギーによって色と最大のサイズが決定された。この歴史的な明るい閃光の創造的かつ穏やかな様は 3C 279 の中心のガンマ線の空の幅5度の領域をカバーしている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<注>: 主題は動画です。こちら(Youtube) から。

コメント

7月26日:最初のロケット、ケープカナベラルから打上

2015年07月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

バンパーⅤ2号(Bumper V-2)の、フロリダのケープカナベラルからの最初のロケット打上で、1950年7月に、宇宙飛行の新しい章が始まった。ここに示されているバンパーⅤ2号は、 WAC ロケットの上段にⅤ2ミサイルベースを積んだ野心的な2段式ロケット計画であった。この第二段は、続いて、かってのスペースシャトルより高い、約400キロメートルの記録的な高度に達することができた。ゼネラルエレクトリック社の指揮で打上げられたバンパーⅤ2号は、主にテストロケットシステムとして、また、超高層大気の調査のために使われた。バンパーⅤ2号ロケットは、気温や、宇宙線のインパクトなどの態様を測定するための小さな積載物を運んだ。7年後に、ソビエト連邦は、地球軌道への初めての衛星、スプートニクⅠ号とスプートニクⅡ号を打上げた。米国は1958年にNASAを創設した。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

コメント

7月25日:NASA、 EPIC 地球イメージを捕える

2015年07月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球のこのカラーイメージは、4メガピクセルの CCD カメラと望遠鏡の、NASAの地球多色画像カメラ(EPIC:Earth Polychromatic Imaging Camera)でとられた。このカメラは紫外線から近赤外線までの異なる狭帯域フィルタを使って一連の10のイメージをとっている。このカラーイメージでは、赤、緑、青のチャンネルイメージが使われた。このイメージは2015年7月6日にとられた。中央の青緑色のエリアはカリブ海の島の周辺の浅い海である。この地球イメージは、イメージに特徴的な青い色を与える、空気分子によって拡散される日光の影響を示している。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

<お知らせ>: 日本時間7月23日の油井亀美也飛行士を含む遠征44ソユーズ TMA-17M の、ソユーズ搬出、打上、ドッキング、ハッチオープンのビデオを掲載しました。こちら から。

コメント

7月24日:油井亀美也飛行士国際宇宙ステーションに着く

2015年07月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ロシア連邦宇宙機関の遠征44ソユーズ指揮官オレグ・コノネンコ、NASAのキェル・リングレン、日本宇宙航空研究開発機構の油井亀美也を運ぶソユーズ TMA-17M が、日本時間7月23日午前6時2分に、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームから、国際宇宙ステーションに向けて打上げられ、6時間、4回の地球周回の後ステーションとドッキングした。

<写真>: ハッチが開かれた後、入室する油井亀美也と迎えるNASAのスコットケリー。NASAテレビから録画。

<参考>: ソユーズ TMA-17M は定刻通りに国際宇宙ステーションとドッキングしたが、ステーションとソユーズカプセルの間の気圧調整に時間がかかり、両船間のハッチは30分近く遅れ、日本時間午後2時前に開かれた。至近の国際宇宙ステーション貨物船の連続する事故で不安視されたが、一時太陽電池パネルが開かない事故があったものの無事に到着することができた。

<出典>: 「NASA-TV」

<大判>: 大判イメージはありません。打上とドッキングのビデオは こちら から。

コメント

7月23日(追記2):ソユーズ TMA-17M ドッキング

2015年07月23日 12時00分04秒 | お知らせ

<お知らせ>:油井亀美也飛行士達のソユーズ TMA-17M は、日本時間7月23日午前11時45分に、エクアドル付近の上空で、予定通り国際宇宙ステーションとドッキングしました。ハッチオープンは午後1時25分の予定。

<参考>: ハッチオープン、入室などの中継放送は先の記事のリンクから。

コメント

7月23日(追記):油井亀美也達、遠征44/45打ち上げられる

2015年07月23日 09時24分32秒 | お知らせ

<お知らせ>: 油井亀美也飛行士達、遠征44/45の3名を乗せたソユーズ TMA-17M は、日本時間7月23日午前6時2分に、定刻通り打上げられました。関連ビデオ・今後の予定などは 「アストロニュース」 「トップニュース」から。

コメント

7月23日:国際宇宙ステーション遠征44/45クルー

2015年07月23日 05時00分00秒 | 天文・宇宙

最終的な打上前訓練のためにカザフスタンのバイコヌールコスモドロームの打上サイトに向かう前に、遠征44/45クルーメンバーが、7月10日に、ロシア、スター市のガガーリン宇宙飛行士訓練センタのウラジミール・レーニン像の前でリポータの質問に答える。左から、NASAのキェル・リングレン、ロシア連邦宇宙機関(ロシア連邦宇宙局)のオレグ・コノネンコ、日本宇宙航空研究開発機構の油井亀美也。コノネンコ、リンドグレーン、油井は、彼らのソユーズ TMA-17M 宇宙船で、7月23日に、バイコヌールから、5ヵ月のミッションのために国際宇宙ステーションに向けて打上げられるだろう。

<参考>: NASAテレビによる中継放送などは こちら の「トップニュース」から。遠征44イメージギャラリは こちら から。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック 

コメント

7月22日:ソユーズ TMA-17M 宇宙船打上台にセット

2015年07月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ソユーズロケットが打上台に搬出された。遠征44クルーメンバーは、バイコヌールコスモドロームで、彼らのソユーズ TMA-17M 宇宙船が打上台に搬出されるのを見守った。ソユーズ指揮官オレグ・コノネンコ、NASAのキェル・リングレン、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の油井亀美也は、宇宙ステーションでの5ヵ月間のミッションを始めるために、米国東部夏時間7月22日午後5時2分(日本時間7月23日午前6時2分;カザフスタン時間午前3時2分)に、カザフスタンのバイコヌールから打上げられるだろう。

<参考>: 油井亀美也達遠征44/45の3名の打上は、4月の同型貨物船プログレスの打上事故以降、その調査と確認のために延期されてきました。3名を乗せたソユーズ TMA-17M は、日本時間7月23日午前6時2分に打上げられる予定です。打上、ドッキング、ハッチオープンなどのNASAテレビ中継放送の時刻などは こちら の 「トップニュース」 から。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(ISS BLOG)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

コメント

7月21日:冥王星を飛ぶ

2015年07月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この接近を得るまでに 9.5 年かかった。しかし今、ニューホライズンズ宇宙船からの画像データのこのアニメーションの中で冥王星の上を仮想飛行することができる。 77,000 キロメートル下の冥王星の地形は、スプートニク平原(Sputnik Planum)に続くノルゲイ山塊(Norgay Montes)と特定できる。最初のエベレスト登山者達二人の一人、テンジン・ノルゲイ(Tenzing Norgay)にちなんで非公式に名付けられたこの氷の山は、地表上最高 3,500 メートルに達する。この凍った、若い、クレータのない平原は、地球で初めての人工衛星(スプートニク)に因んで非公式に名付けられた。スプートニク平原(Sputnik Planum)は、1930年に冥王星を発見したクライド・トンボー(Clyde Tombaugh)に因んで仮にトンボー領域(Tombaugh Regio)と呼ばれた冥王星の広大な、明るい、ハート型の地形の中のノルゲイ山塊の北にある。

イメージをクリックして飛行アニメーション(Youtube)を見よう。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

コメント

7月20日:冥王星システムの衛星カロン

2015年07月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

氷の世界カロンは差渡し 1,200 キロメートルである。それは惑星地球の僅か約10分の一の大きさであるが、冥王星最大の月であり冥王星自体の直径の2分の一である。ニューホライズンズからのこのイメージではカロンが先例のない詳細で見られる。このイメージは、7月13日遅くの宇宙船の冥王星システムへの最接近飛行の間に、 500,000 キロメートル未満の距離からとられた。参考として地球と月の距離は 400,000 キロメートル未満である。驚くほど若く変化に富んんでいると言われるカロンの地形には、右上端でカーブしている深さ7~9キロメートルの谷を含む中央下に伸びる崖とトラフの 1,000 キロメートルの帯があり、更には非公式にモルドール(Mordor)と呼ばれる謎の暗い北極領域がある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

コメント

7月19日:北海の花が咲く

2015年07月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

その冷たい海と厳しい風にも関わらず、北の海は植物プランクトンの花の肥沃な湾である。この漂う植物のような生物は、水の中の栄養分の高レベルと日光の増加によって春遅くと初夏に最も増殖する。ヨーロッパの川から流れ出る栄養分が海面に持ち込まれ、比較的浅い北の海を吹く激しい風が垂直と水平に多くの混合を引き起こす。2015年6月11日にとられたこのイメージは、NASAのアクア衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)によって、デンマーク、イギリス、ドイツの間に咲いた植物プランクトンを示している。6月6日には開花サイクルの異なるステージを示し、植物プランクトンの集中エリアは小さく、ほとんどはコッコリソフォア(鱗鞭毛虫 :石灰質の殻 coccolith を分泌する海産の微小な単細胞プランクトン性鞭毛虫)に特有な乳白色の色をしていた。緑のエリアは少ししかなかった。この変化はこの植物プランクトンの数日の短い生命と種の違いによるものかもしれない。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

コメント