天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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5月31日:静寂の美・・・

2015年05月31日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

欧州宇宙機関の宇宙飛行士サマンサ・クリストフォレッティによって国際宇宙ステーションから撮られ、ソーシャルメディアに投稿されたオーロラのイメージ。彼女のコメント「遠くのオーロラと宇宙ステーションが月光に浸っている」。サマンサは、現在、6ヵ月のミッションのために、遠征43クルーの一部として、国際宇宙ステーションで生活しまた働いている。

<参考>:  国際宇宙ステーション補給船ロシアのプログレスの打上失敗に伴って日本の油井亀美也達補充クルーの打上も延期されました。このため計画では5月下旬の帰還が予定されていたサマンサ・クリストフォレッティを含む遠征43の3名の帰還は一旦6月上まで延期されました。しかし、最近、6月10日に3名がNASAテレビを通してインタビューに応じることが発表されました。公式な発表はありませんが、サマンサを含む3名の宇宙滞在は更に延びることになりそうです。

<出典>: 「イメージの宇宙(Space in Images);欧州宇宙機関」

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5月30日:曇った地球

2015年05月30日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

衛星の観測と宇宙飛行士達の数十年の写真が、宇宙からの地球の視界を雲が支配していることを示している。約10年間の衛星データに基づく一つ研究は、地表の約67%が典型的に雲で覆われていると推定した。他の調査は、特に海上では10%の空が雲がなく、地上では30%の空が雲がないことを示した。地球の曇りの特徴は、NASAのアクア衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)で集められたデータに基づくこの広域の雲のマップで明らかである。 MODIS は毎日の曇りの新しい広域マップを作るのに十分なデータを集めており、このバージョンは、2002年7月と2015年4月の間の、衛星の雲の観測の全ての平均を示している。色は、ダークブルー(雲がない)から、明るい青(いくらかの雲)、白(度重なる雲)にわたっている。

<出典>: NASA Earth Observatory

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5月29日:エウロパの木星に面する半球

2015年05月29日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

この12フレームの合成写真は、巨大な惑星に向かった木星の月エウロパの側面の、これまでに得られた最高解像度の視界を提供している。これは、2003年に終了した木星とその月への過去のNASAミッション、ガリレオ宇宙船に搭載されたカメラで、1999年11月25日にとられた。計画されているエウロパミッションは、3年間に、この小さな月に繰り返し接近飛行を行うだろう。この合成の中央と極の多数の線形の地形は、エウロパの氷の表面への強い潮力による破断でできたのかもしれない。これらの地形のあるものは 1,500 キロメートル以上に伸びている。東(右)と西(左)の縁の、赤道の近くのより暗い領域は、カオス地形の広大なエリアかもしれない。西の縁近くの明るく白い部分は、若いインパクトクレータの噴出物である。北は上、太陽は左から照らしている。このイメージは緯度0度経度10度に中心があり、約 2,500 × 3,000 キロメートルのエリアをカバーしている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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5月28日:セントヘレンズ山の35年

2015年05月28日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

1980年5月18日、セントヘレンズ山は、57人を死亡させ他の多く変えた、山腹の崩壊、地滑り、爆発を起こした。この出来事は、南西ワシントンの火山と周辺の地面の、劇的な再構築をもたらした。35年後の今、軌道の衛星と地上の科学者達は依然として山を監視しその回復を追っている。このイメージは、2015年4月30日の、山の南東を見る3次元の視界を示している。このイメージは、ランドサット8の陸地画像装置(Operational Land Imager)と、テラの宇宙熱放射反射電波計(Advanced Spaceborne Thermal Emission and Reflection Radiometer)で得られたデータからまとめられた。

<出典>: NASA Earth Observatory

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5月27日:太陽黒点グループの上のコロナループ

2015年05月27日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)の大気画像アセンブリ(AIA)装置は、内部の変化と表面の変化とを関連付けるために複数の波長で太陽の大気を画像化している。そのデータは10秒ごとの10の波長の太陽のイメージを含んでいる。この AIA 171A チャンネルイメージのようなイメージを少し鮮明化すると、その磁場は、「コロナループ」と呼ばれる明るく薄い筋を通して直ちに視覚化することができる。ソーラーダイナミクス天文台の日震(Helioseismic)と磁気画像装置で測定されたように、ここでは、ループが磁場とともに混ぜ合わされたオーバレイで示されている。青と黄色は磁場の相対する極性を表している。この結合されたイメージは国際時間2014年10月24日23時50分37秒にとられた。

<参考>:日震(Helioseismic)については こちら を参照。

<出典>: 「ソーラーダイナミクス天文台(SDO)」

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<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでは日本時間今日5月27日夜、今後の民間クルー船の配備計画に備えて保管庫モジュールの移設が行われます。この作業は地上から宇宙ステーションのロボットアームを遠隔操作して行われます。中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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5月26日:ハッブル、メシェ22の詰め込まれた中央をのぞく

2015年05月26日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージはNASA/欧州宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡が観測した球状星団メシェ22(M22)の中央を示している。球状星団は、一般的に120億~130億年を経た、高密度に詰め込まれた、初期の宇宙の名残である星達の球状の集合である。これは宇宙が138億年であることを考えれば非常に古い。メシェ22は、ミルキーウェイの約150の球状星団の一つであり、一万光年の彼方にあり、また地球に最も近いものの一つである。メシェ22は1665年に Abraham Ihle によって発見され、これまでに発見された最初の球状星団の一つである。これは、ミルキーウェイの中心の星達の密度の高いミルキーウェイ銀河のバルジに近いいて座に位置し、実際に北半球から見える最も明るい球状星団の一つである。この集団は直径約70光年、地球から見たとき満月の大きさで見える。その相対的な近さにもかかわらず、我々と集団の間にあるガスとダストによって暗くされているので、これらの星達からの光は明るくない。球状星団は初期の宇宙からの名残であり、天文学者達にとって関心の高い研究目標である。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

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5月25日:スピン衛星、新技術をテストしてデータを送り返す

2015年05月25日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2015年5月21日、スピン衛星(SpinSat)調査の器材とデータが、国際宇宙ステーションのロボットアームによる解放の後、「スペースX」のドラゴン貨物船の着水によって地球に戻された。この2014年11月28日のNASAの宇宙飛行士テリー・バーツによる写真は、ステーションからキュクロプス(Cyclop または SSIKLOPS)小衛星配備装置を通して軌道に放出されたスピン衛星の展開前を捕えている。このスピン衛星の研究では、新しい推進技術を使って、直径22インチの球面人工衛星が宇宙でどのように動き自身の位置を定めるかをテストした。研究者達は、大気の最も上層の一つ、熱圏の密度を判定するためにスピン衛星によって捕えられた高解像度の大気のデータを使うことができる。熱圏についてより深く知ることで、技術者と科学者達は、衛星およびデータ通信技術を洗練させることができる。

<参考>:スピン衛星は中央上の球体。右下に日本の「きぼう」。その先で画面の中央を占めているのは「きぼう」の露出観測機器プラットホーム。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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5月24日:アクアマリンの海の風景

2015年05月24日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士スコットケリーは、国際宇宙ステーションから、2015年5月10日に、このアクアマリンの海の風景の地球観測をツィートした。彼のコメントは単純なものであった。「宇宙からの水彩画」

<出典>: 「国際宇宙ステーションイメージ(ISS Image)」

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5月23日:ハッブルからのキャッツアイ星雲

2015年05月23日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

ある者にとって、それは猫の目のように見えるかもしれない。しかしながら、この魅力的なキャッツアイ星雲は、星間宇宙を横断する地球から 3,000 光年に横たわっている。この古典的な惑星状星雲キャッツアイ(NGC 6543)は、太陽のような星の寿命の最終的な、短いが輝かしいフェーズを提示している。この星雲の死にかけている中央の星が、一連の規則的な痙攣で外層を振り捨てることによって、同心のダストのシェルのシンプルな、外側のパターンをつくり出したのかもしれない。しかし美しく複雑な内部構造の構成は十分には理解されていない。このデジタル的に先鋭化されたハッブル宇宙望遠鏡イメージに鮮明に見られる真の宇宙の目は差渡し半光年以上である。このキャッツアイを見つめている天文学者達は、勿論、約50億年で惑星状星雲のフェーズに入る運命にある我々の太陽の運命を、よく見ているのかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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5月21日:火星の地表の層と暗い砂丘

2015年05月22日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

火星の地表の円形の窪地のこのイメージは、2015年1月5日に、NASAの火星偵察軌道船(MRO)の高解像度画像科学実験(HiRISE)カメラによって撮られた。この宇宙船は2006年3月から火星を周っており、2015年2月7日に火星を周回する 40,000 回目の軌道を完成した。この観測のターゲットは、北東に向かう円錐のフィールドに関連する暗いトーンのユニットの円形の窪地である。高解像度分析のために広域の視界を提供する MRO の概要(広視野)カメラでとられたこのイメージのスケールでは、窪地は特に側面または壁面に層を露出させているように見え、恐らく暗いトーンのユニットに関連する暗い砂が上に横たわっている(砂丘)。概要カメラよりはるかに高解像度の HiRISE カメラでは層の可能性を確認することができる。 HiRISE は MRO の六つの機器の一つである。 HiRISE はアリゾナ大学によって運行されている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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5月21日:今日切離される「スペースX」6号

2015年05月21日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションのハーモニーモジュールの地球に面するポートに、ドッキングしている「スペースX」社のドラゴン貨物カプセルが見られる。「スペースX」6号は2015年4月14日に打上げられ3日後にステーションに到着した。「スペースX」6号は調査サンプルと器材の約 1,400 キログラムとともに5月21日に切離され、太平洋に着水するだろう。ステーションクルーは切り離し作業のために前日の作業を短縮し睡眠時間をシフトさせた。

<注>: 写真中央下の白いカプセルがドラゴン貨物船。その上がハーモニーモジュール。左上の日の丸が同様にハーモニーモジュールに接続している日本の「きぼう」モジュール。
切離しの中継放送時刻等は 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ」

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5月20日:神秘的なダストの柱

2015年05月20日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

大規模な新しくつくられた星達からのエネルギーに満ちた光と風が、それらを構成したダストの星の託児所を蒸発させ散らしている。カリーナ星雲にある非公式に神秘の山(Mystic Mountain)として知られるこれらの柱の外見は、大部分は透明な水素ガスから成るにも関わらず暗いダストによって支配されている。このようなダストの柱は実際には空気より非常に薄く、比較的少量の不透明な星間ダストによって山として現れている。約 7,500 光年にあるこのイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡によってとられ、勤勉なアマチュアによってデジタル的に再処理された幅約3光年のカリーナの内部領域を強調している。これらの星達は数百万年内に完全に勝ち、全てのダストの山は破壊されるだろう。


<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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5月19日: SWIFT ガンマ線爆発ミッション、発見の10年を超える

2015年05月19日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

2004年11月20日、NASAの SWIFT 宇宙船は、ガンマ線爆発を調査しその起源を確認するミッションのためにケープカナベラル空軍基地から打上げられた。ガンマ線爆発は宇宙で最も明るい爆発である。その大部分は、大規模な星の核が燃料を使い果たし、自身の重さで崩壊しブラックホールをつくるときに起こると考えられている。ブラックホールは崩壊する星を穿孔し、ほぼ光速で宇宙に噴き出す粒子のジェットを駆動する。NASAとペンシルバニア州立大学の天文学者達は、大・小マゼラン雲の、これまでで最も詳細な紫外線光調査を行なうために SWIFT を使った。 SWIFT の紫外線/可視光線望遠鏡(UVOT)でとられた 2,200 のイメージからまとめられ2013年6月3日に公表されたこの大マゼラン雲の合成には、約100万の紫外線の源が現れている。累積 5.4 日の露出で160メガピクセルのイメージが求められた。イメージは 1,600 から 3,300 オングストロームまでの光を含み、フルサイズで 2.5 秒角の解像度を持っている。大マゼラン雲は差渡し約 14,000 光年である。紫外線による調査は太陽のような通常の星達の光を抑え、最も熱い星達と星の構成領域の、より鮮明な写真を天文学者達に提供する。 UVOT 以外の望遠鏡では、紫外線でこのような高解像度・広視野の多色の調査を行なうことができない。この調査の国際的協力者にはイギリスとイタリア、ミッションにはドイツと日本の貢献が含まれている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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5月18日:スペースシャトルエンデバーの最初のミッションの記録的な船外活動

2015年05月18日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

1992年5月13日、インテルサットⅥ衛星の捕獲に成功した後、3名の宇宙飛行士達が、 4.5 トンの通信衛星を、スペースシャトルエンデバーの貨物室に運んでいる。この写真はエンデバーのキャビンから70ミリレンズで記録された。宇宙飛行士達は特注の握り棒を衛星の下に取り付けるために協力している。一人はロボットアームの終端に、二人はエンデバーの左舷および多目的サポート構造の携帯型足留めに立っている。このインテルサット衛星は、1990年3月にタイタン宇宙船で打上げられて以来使えない軌道にあった。その後衛星は軌道に解放され、宇宙船を地球静止軌道に入れるために新しく追加されたモーターが起動された。この捕獲には3回の船外活動が求められた。エンデバーの最初のフライト STS-49 ミッションは、3名の宇宙飛行士達による船外活動、一飛行で4回の船外活動、周回する宇宙船との3回の並走、周回する衛星へのその場でのモーターの追加、シャトル着陸時の初めてのパラシュート制動の記録を残した。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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5月17日:宇宙から見たグランドキャニオン

2015年05月17日 09時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションから見た地球の七不思議の一つ、アメリカ西部のグランドキャニオン。NASAの宇宙飛行士テリー・バーツが2014年12月29日にとったこのイメージをツィートした。

<出典>: 「国際宇宙ステーションイメージギャラリ(ISS Image Gallery)」

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