天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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7月31日(月): アポロ11号太陽をつかむ/ミッション別ページ

2023年07月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アポロ11号:太陽をつかむ

月面の長く暗い影がこのイメージを印すとき、明るい日光がきらめく。これは、54年前の1969年7月20日に、月面を最初に歩いた、アポロ11号の宇宙飛行士ニール・アームストロングによって撮影された。撮られているのは、ミッションの月着陸船イーグルと、 宇宙着陸船パイロットのバズ・オルドリンである。 オルドリンは、太陽風組成実験(Solar Wind Composition Experiment)として知られる長い箔を広げている。 太陽に向かって露出されたこのホイルは、太陽自体からの物質のサンプルをキャッチする。月の石や月の土壌サンプルとともに、これらの太陽風の収集物は、地球の実験室での分析のために持帰られた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: この記事は日本時間で昨日掲載された。何故記念日より遅れたのかは不明だが、7月も最終日になるので急遽割り込ませた。


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7月30日(日): ヨーロッパの野火/ミッション別ページ

2023年07月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<前書き>: ヨーロッパは依然として酷暑に見舞われています。以下はヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ」に掲載された記事を集めて編集し直しています。

1、アテネ近郊で山火事が猛威を振るう

ギリシャの消防士達は、南ヨーロッパ全体に灼熱の気温をもたらした極端な天候に備え、一連の避難を誘発した多数の山火事と戦っている。この画像は、コペルニクスセンチネル2号ミッションによってとらえられた7月19日のアテネ周辺の火災を示している。

 

 

 

 

 

 



2、ギリシャのロードス島の山火事、数千人の避難を強いる

ギリシャのロードス島の山火事は、島の山岳地帯から海岸に炎が広がり、何千人もの人々が避難を余儀なくされた。コペルニクスセンチネル2号ミッションは、2023年7月23日に、進行中の炎のこのイメージをとらえた。

イメージは、自然なカラーと短波・赤外線情報を組み合わせて処理され、火災の前線を強調している。イメージは、島の中央部の焼失地域(茶色)の範囲を示しており、撮影時に失われた推定値は 11,000 ヘクタールである。

 

 

 

 

 

3、シチリアの山火事の残骸

2023年7月23日にコペルニクスセンチネル2号ミッションによってとらえられたこの疑似カラーイメージは、イタリアのシチリア島のパレルモ市周辺地域で山火事の余波を示している。

植生を赤で強調するミッションの近赤外線チャネルを使用すると、焼失した範囲が暗褐色ではっきりと確認でき、火災の影響を受けた地域の規模がわかり、撮影時に失われた暫定的な概算値 6,000 ヘクタールが提供される。

 

<ひとこと>: イメージのリンク先はそれぞれ原画です。
ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ(Week in images)」は、複数の記事が同時に掲載されます。下のリンク先から該当する記事を追ってください。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はそれぞれのイメージをクリック。


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7月29日(土): エチオピアの絵画/ミッション別ページ

2023年07月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙からの地球:エチオピアの絵画

アーティストのパレットを彷彿とさせる、コペルニクスセンチネル2号ミッションによって撮られたこの印象的な疑似カラーのイメージは、エチオピア北東部のアッベ(Abbe)湖を示している。

大きな丸く暗い領域として見える、アッベ湖としても知られるアベ湖(Lake Abbe)は、西のエチオピア、東のジブチの国境にまたがっている。湖は幅19キロメートル、長さ17キロメートルであり非常に塩辛い。蒸し暑い石灰岩の煙突の集団が点在し、白く見える大きな塩の平原とリフト火山に囲まれている。イメージ最大の火山は、湖の北西岸にそびえる幅25キロメートルの休火山ダマアリ山(Mount Dama Ali)である。

上部に見えるアッベ湖とアファンボ湖は、エチオピア最大の川の一つであるアワシュ川(Awash River)によって供給される六つの接続された塩湖のチェーンの一部である。

このイメージは、アワッシュ川沿いの左上に示すように、植生を明るい赤で強調表示するコペルニクスセンチネル2号の近赤外線チャネルを使って得られた。このタイプのバンドの割り当ては、アッベ湖の暗い海域の赤い縞模様で識別できる藻類の繁殖をイメージ化するのにも役立つ。西岸の水色は湖に排出された土砂を示している。

乾燥した砂漠のほぼ月のような風景と蒸し暑い硫黄の通気孔のために、アッベ湖は地球上で最もアクセスしにくい地域の一つと見られている。地球観測衛星は、このような遠い地の監視に重要である。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」---ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ(Week in images)」は、複数の記事が同時に掲載されます。リンク先から該当する記事を追ってください。

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: イメージをクリックして10メートルのフル解像度で見るか、上のリンクから表示されるイメージの〇印をクリックして説明を見よう。


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7月28日(金): 月、再び/ミッション別ページ

2023年07月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

月、再び

1969年7月20日、アポロ11号は初めて月面に着陸した。これを祝って7月20日は毎年恒例のお祝いの日(international Moon day)である。50年以上経った2022年11月28日のアルテミスⅠミッションの間のこのイメージは、オリオン宇宙船の一部であるヨーロッパのサービスモジュールの四つ太陽電池の翼の一つの先端に置かれたカメラで捕えられた。このフレームでは左側にオリオン宇宙船を示し、一つの太陽電池の翼がヨーロッパのサービスモジュールから右側に伸び、上の地球と下の月とを分けている。

アルテミスⅠは、人類を月とその先へと進める一連のミッションの最初である。アルテミス計画は、我々の自然の衛星の周りの軌道に恒久的なステーションと前哨基地を設立することを目的としている。アルテミスⅠのテスト飛行中、オリオン宇宙船は無人で飛行した。NASAはロケットとクルーカプセルを提供し、ヨーロッパ宇宙機関はオリオンの「パワーハウス」であるサービスモジュールを提供した。

オリオンは、四つソーラーアレイ翼の端のそれぞれの一つと共に、その構造全体に戦略的に置かれた16台のカメラを装備していた。

その太陽電池板は、旋回し、回転し、できるだけ多くの日光を捕えるために回転できるように設計されていた。試験飛行の間、これらはまた、月のより良い視界を捕えるためにポジションの変更ができた。時には、宇宙船全体が、驚異的なショットを得るために回転した。

ヨーロッパのサービス・モジュールは、これらの写真を可能にすることで重要な役割を演じ、ミッションのために必要なより多くの電気を発生させ、余ったエネルギーは、宇宙船と太陽電池板の再配置のための場を提供した。

この成功によって、2024年の宇宙飛行士達が月を周回して地球に戻る、アルテミスⅡの全てが設定される。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 以上は要点のみ抽出しています。


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7月27日(木): 7月17日の地表面温度/ミッション別ページ

2023年07月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2023年7月17日のヨーロッパの地表面温度

このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル3号ミッションの放射計機器からのデータを使用した、熱波の中の2023年7月17日の朝の地表面温度を示している。但し、気温と地表面温度の違いに注意する必要がある。毎日の天気予報で与えられる気温は、大気がどれだけ暑いかの尺度であるが、地表面温度は、実際の地面を触ったときにどれだけ熱く感じるかの尺度である。このマップは、空気の温度よりも高温の、地面の表面温度を示している。
気候変動が主導的になるにつれて、このような熱波はより頻繁かつ深刻になり、広範囲にわたる結果をもたらす可能性がある。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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7月26日(水): スティックニー・クレータ/ミッション別ページ

2023年07月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

スティックニー・クレータ

火星の衛星フォボスの最大のクレータであるスティックニー・クレータは、 数学者であり天文学者であるアサフホール(Asaph Hall)の妻であるクロエ・アンジェリン・スティックニー・ホール(Chloe Angeline Stickney Hall)にちなんで名付けられた。 アサフホールは1877年に赤い惑星の二つの衛星を発見した。 直径9キロメートル超のスティックニーは、フォボス自体の直径のほぼ半分あり、非常に大きいことから、その衝撃が、この小さい月をクレータが砕くほど近くで爆発した可能性がある。スティックニーとその周辺のこの強化されたカラーイメージは、2008年1月に、マーズ・リコネッサンス・オービターがフォボスの6千キロメートルを通過したときに、搭載されたHiRISEカメラによって記録された。小惑星のようなフォボスの表面重力は地球の重力の 1/1000 未満であるが、これらの筋は、時間の経過とともに、物質がクレータ壁の内側をゆっくり滑り落ちたことを示唆している。 クレータの縁近くの明るい青みがかった領域は比較的露出したばかりの表面である。表面に沿った奇妙な溝の起源は不明であるが、フォボスの軌道の接近によって経験する潮汐力、またはクレータ形成のインパクト自体関連している可能性がある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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7月25日(火): アポロ11号:アームストロング月で自撮り/ミッション別ページ

2023年07月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アームストロング月で自撮り

ニール・アームストロングによってとられた月に立つバズ・オルドリンのこの写真は、月の自画像をつくるためにデジタル的に反転された。アポロ11号の月の着陸後、1969年7月にとられたアームストロングのオリジナルの写真は、なじみの薄い世界の壮大な孤独を記録したのみならず、アームストロング自身がオルドリンの曲がったバイザーに反射された。この開放されたイメージでは、オルドリンのヘルメットの反射の球状の歪曲が逆につくられた。
この変換された視界では、オルドリンの視点からのアームストロング自身を演じさせている。アームストロングがこの原画をとって以降、今日のこのイメージは、54年前の古い月の自画像を代表させている。オリジナル・イメージのオールドリンのバイザーの反射が左側に現れている。アームストロングの姿の右上には、明るく歪んだ惑星地球が月の空に吊るされている。イーグル着陸船のホイルを巻かれた脚部と、月面の遠くまで届く、オルドリンの長い影が顕著に見える。
2024年には、NASAのアルテミスⅡミッションが、月に人間を返すだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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7月24日(月): 54年前:アポロ11号クルーが月面を歩く/ミッション別ページ

2023年07月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

54年前:アポロ11号クルーが月面を歩く

初めての月面着陸ミッション、アポロ11号月着陸船パイロット、バズ・オルドリン宇宙飛行士が、月面を歩く中で、配備された米国旗の傍らに立っている。月着陸船が左側にあり、宇宙飛行士の足跡が月の土の上にはっきりと写っている。ミッション指揮官ニール・A・アームストロング宇宙飛行士が、70ミリのハッセルブラッド(Hasselblad)月面カメラでこの写真を撮った。

<出典>: 「アポロ11号(Apollo 11)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>:アポロ11号は2人の人間を世界で最初に月に着陸させた宇宙飛行であった。ニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン月着陸船操縦士の2名のアメリカ人が、1969年7月20日20時17分(UTC=協定世界時)にアポロ月着陸船「イーグル」号を月に着陸させた。アームストロングは7月21日2時56分15秒(UTC)に月面に降り立った最初の人となり、その19分後にオルドリンがアームストロングに続いた。(日本語ウィキペディアから) 


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7月23日(日): バハマのケイズ/ミッション別ページ

2023年07月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

バハマのケイズ

左から、バハマのグレート・アバコ本土沖の島々、カルマーズケイ、グラスケイ、トミーヤングズケイ、デイビーケイ、ホグケイ、グリーンタートルケイが、島の間を流れ渦巻く大西洋の明るい緑色がかった青の、ジグソーパズルのピースのように見えている。この写真がとられたとき、国際宇宙ステーションは259マイル(414キロメートル)を周っていた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: ケイ(cay)は岩礁・小島などの意。グレート・アバコは右下の図の中央上。
イメージは日本版ウィキペディア(Wikipedia)参考図から。

 

 

 

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7月22日(土): ムクドリが飛ぶ/ミッション別ページ

2023年07月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ムクドリ(Starling)が飛ぶ

このイメージに示すように、2023年7月17日、NASAの四つのスターリング・キューブ衛星が、ロケット・ラボのエレクトロンロケットに搭載されて打ち上げられた後、正常に展開された。NASAは、四つの6ユニット(6U)サイズのキューブサットのチームを地球の周りの軌道に送り、ミッションコントロールからのリアルタイムの更新なしに、自ら協力可能かどうかを確認した。
   
この四つのキューブ衛星は、二つの異なるフォーメーションで飛行し、衛星の編隊が、協力して深宇宙で科学を行う、未来への道を開くためのいくつかの技術をテストする。

このスターリングミッションは少なくとも6か月間続き、宇宙船を地球から約355マイル(568キロメートル)上空に、約40マイル(64キロメートル)の間隔で配置する。

<参考>: スターリング(Starling)
  ホシムクドリ:人家近くに巣を作り, 飼育しやすく, 物まね·おしゃべり·盗癖で知られる。

<出典>: 「小型衛星(Small Satellites)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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7月21日(金): チャンドラヤーン3号、月に向かう/ミッション別ページ

2023年07月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

チャンドラヤーン3号、月ミッションに向かう

インド宇宙研究機関(ISRO)は、インド標準時7月14日 14:35 に、月の地上で科学的な活動を行って14日間を過ごすだろう月着陸船とローバーを搭載した月ミッション、チャンドラヤーン3号を、インドの サティシュ・ダワン(Satish Dhawan)宇宙センタ から打上げた。機関自身の深宇宙コミュニケーション・アンテナに加えて、このミッションは、ヨーロッパ宇宙機関とNASAによって調整される世界中の地上ステーションからの支援に頼るだろう。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: この解説とイメージはヨーロッパ宇宙機関からの記事を引用しています。ミッションの行程はイメージをクリック。
なお、NASAの「今日の天文写真」にも記事がありますが、著作権が保護されています。 こちら(英語) からご覧ください。


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7月20日(木): M15:高密度球状星団/ミッション別ページ

2023年07月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

M15:高密度球状星団

メシエ15(M15)は、10万以上の星からなる巨大な群れである。 それは、我々の銀河の初期130億年以前に形成された名残、依然としてミルキーウェイのハローを徘徊している約170の球状星団の一つである。この鮮明に再処理されたハッブルイメージの中心にある M15 は、ペガスス座に向かった約 35,000 光年にある。 その直径は約200光年、しかし、その星の半分以上が中央の10光年ほどに詰め込まれ、それを最も密度の高い星の集中の一つにしている。ハッブルベースの M15 の中心の星達の増加する速度の測定は、密集した集団の中心に巨大なブラックホールが存在する証拠である。 M15 は惑星状星雲を抱えていることでも知られている。 ピーズ1(Pease 1:PN Ps 1)と呼ばれ、このイメージでは 中央直ぐ右下の小さな青い塊として見られる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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7月19日(水): 三つのオリオンクルーモジュール/ミッション別ページ

2023年07月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

将来のアルテミスミッションのためのオリオンクルーモジュールへの三つの乾杯

NASAの有人アルテミスⅡ(右)、アルテミスⅢ(左)、アルテミスⅣ(中央)ミッション用のオリオン宇宙船が、2023年6月22日に、フロリダのケネディ宇宙センタのニール・アームストロング・オペレーション&チェックアウトビルのハイベイに隣合って置かれている。各カプセルは、技術者達とエンジニア達が、続く飛行で月とその周りに宇宙飛行士達を運ぶために宇宙船を準備している。
技術者達は、最近、アルテミスⅡクルーモジュールに熱シールドを取り付け、チームは、今年の夏の終わりに音響テストを実施する準備をしている。完成すれば、クルーモジュールはサービスモジュールと結合され、4名の宇宙飛行士達が月を回る準備をする。

宇宙飛行士達を月に着陸させ地球の帰すアルテミスⅢクルー・モジュールは、一連の圧力と漏洩テストを終え、ハイベイ内のクリーンルームから取り外された。アルテミスIVクルー・モジュールは、2月に宇宙ポートに到着し、アセンブリ・プロセスの初期段階にある。

<出典>: 「ケネディ宇宙センタ(NASA Kennedy)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


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7月18日(火): 早期の宇宙進化科学調査(CEERS)/お知らせ/ミッション別ページ

2023年07月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

早期の宇宙進化科学調査(CEERS)

<前書き>: 以下は複数の記事から抽出して独自に編集したオリジナル版です。関連する記事は複数あり、内容も複雑なので、以下、要点のみをまとめています。

     *******************************

ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡の探査の主要な目的の一つに、ビッグバン以降間もない宇宙に遡って調査することがあった。その成果の一つに既に掲載した 「宇宙の再電離または再イオン化(6月12日の記事参照)」 があったが、今回の記事は、ビッグバン後早期に存在した銀河及びブラックホールの検出である。

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の宇宙進化早期リリース科学(CEERS)調査では、これまでで最も遠い活動的な超大質量ブラックホールを特定した。その一つ、銀河 CEERS 1019 内のブラックホールは、ビッグバンから僅か5億7千万年後に存在し、太陽質量の僅か900万倍であることを明らかにした。ちなみに、ミルキウェイ銀河の中心にあるブラックホールは太陽質量の460万倍であり、我々が何十年も前から知っている他の非常に遠い超大質量ブラックホールは、太陽質量の10億倍以上である。また、ウェッブは、続くブラックホール CEERS 2782 がビッグバン後僅か11億年後に存在し、127億年前その光を放出したことをも明らかにした。(イメージ参照)

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、この他にもこれまでに発見されていないいくつかの初期の銀河を明らかにし、それらの組成についても測定した。

<出典>: 「オリジナル」

<ひとこと>: イメージを含む詳細、複数の記事は、下表「ジェームスウェッブ宇宙望遠鏡写真集(7月18日)」からご覧ください。

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<お知らせ>: 7月18日 (火):JAXA では、この夏、X線分光撮像衛星(XRISM)の打上げを予定しています。 XRISM 衛星でどんなことがわかるのか、X線探査の特徴を含めてオンラインセミナーが予定されています。レベルは高校生程度、ツールは ZOOM です。予約が必要です。 こちら から。

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<ミッション別ページ>

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7月17日(月): ウェッブの最初の深宇宙/ミッション別ページ

2023年07月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ウェッブの最初のディープフィールド

この見事な赤外線画像は、ジェームズウェッブ宇宙望遠鏡が宇宙の探査を開始した1年前に発表され、南の星座トビウオ座(Volans)に向かった初期宇宙の視界、ウェッブの NIRCam 装置(近赤外線カメラ)での 12.5 時間の露出で達成された。六つのスパイクを持つ星達は我々のミルキウェイの中にある。これらの回折のパターンはウェッブの18の六角形の鏡の特性である。
約46億光年にある、この視界フィールドを満たしている数千の銀河達は、遠距離銀河集団 SMACS0723-73 のメンバーである。しかし、この深いフィールドに群がって見える明るい弧はさらに遠い銀河達である。それらのイメージは、この銀河の集団の暗黒物質によって支配され、歪められ拡大されており、この影響は重力レンズとして知られている。

明るいスパイクの星の下の二つの別々の弧からの光を分析すると、ウェッブの NIRISS 機器は、この弧が、二つとも同じ背景の銀河のイメージであることを示している。この銀河の光は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡に達するのに、約95億年を掛けている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: この記事はジェームズウェッブ宇宙望遠鏡の一周年を記念して取り上げられた初めての深宇宙のイメージです。宇宙の初期の探査はこの望遠鏡の基本的な目標の一つであり、6月22日に紹介した「宇宙の再電離」及び明日紹介を準備している「宇宙最遠の銀河・ブラックホールの調査」の先駆けとなったものです。このイメージは、当時、ウェッブの初めての成果として、米国バイデン大統領から発表されました。


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