ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス計画センチネル3Aからのこのイメージは、米国のフロリダに接近したときの、10月7日 03:13 GMT (日本時間10月7日午後0時12分)の、ハリケーンマシュー(Matthew)の雲のトップの温度を示している。海洋表面から約12キロメートルの、雲のトップの嵐の目の外側の摂氏 -80 度の温度から、比較的穏やかなメキシコ湾の海面の約 25 度までが示されている。このイメージがとられたとき、この幅400キロメートルのハリケーンは、マイアミビーチの約200キロメートル北西にあった。既にカリブ海で被害をもたらしたマシューは、この10年以上の間に米国の大西洋岸を脅かした最も強力なハリケーンであり、この100年以上の間にフロリダを襲った最も破滅的な嵐かもしれない。センチネル3号の海・地表温度放射計は、九つのスペクトル帯で地球の表面から放射するエネルギーを測定している。これは1キロメートルの解像度での熱赤外線イメージである。
<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」
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<ひとこと>: 日本では台風18号の接近で混乱しましたが、米国東海岸ではハリケーンマシューの接近でフロリダなどで大きな被害を出したほか、ハイチでは400人を超える犠牲者が出たと報道されています。