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7月31日(水): 60年前:レンジャー7号が月を撮影/ミッション別ページ

2024年07月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

60年前:レンジャー7号が月を撮影

アポロの宇宙飛行士達が月に足を踏み入れる以前、月面については多くのことが知られていなかった。ほとんどの科学者達は、月は宇宙飛行士とその着陸船を支える堅い表面を持っていると信じていたが、一部の科学者達は、訪問者を飲み込むほど深いダストの層が月を覆っていると信じていた。1964年まで、月面のクローズアップ写真は存在せず、地球ベースの望遠鏡で撮影されたものと、1959年にソビエトのルナ3号ロボット宇宙船によって撮影された月の裏側の粗い、低解像度の画像のみが存在していた。1964年7月28日、レンジャー7号が月に向けて打上げられ、その3日後にはアメリカの宇宙船が撮影した最初の月の写真であるとともに、月面の高解像度クローズアップ写真を送り返した。このミッションは、アメリカの月探査計画のターニングポイントとなり、人類の月面着陸に一歩近づいた。

1960年に始まり、ジェット推進研究所によって管理されていたレンジャー計画は、月面の高解像度クローズアップ画像を初めてとることを目指していた。この計画では、複雑さを増す三つのフェーズで構成されていた。「ブロックⅠ」と名付けられたこの計画の第1段階は、レンジャー宇宙船を楕円の地球軌道に配置し、その機器をテストすることによって、ロケットをテストすることを目的としていた。第2の「ブロックⅡ」フェーズは、ブロックⅠの教訓に基づいて構築され、3機の宇宙船を月に送り、イメージとデータを収集して地球に送り返すというものだった。各ブロックⅡレンジャーは、画像収集用のテレビカメラ、月の岩石や土壌中の鉱物を研究するためのガンマ線分光計、月の地形を調査するためのレーダー高度計を搭載していた。これらの宇宙船は、着陸の衝撃から保護するためにバルサ材で覆われたカプセルを搭載し、月面に投下されてから最大30日間動作できる地震計と送信機が含まれていた。最後の「ブロックⅢ」フェーズは、4機の宇宙船で構成され、それぞれが広角と狭角の機能を備えた6台のテレビカメラで構成される高解像度イメージングシステムを搭載していた。それらは毎分300枚の写真を撮ることができた。

左のイメージのリンク先は解説動画 Youtube です。

1964年7月28日、レンジャー7号はケープカナベラルから打上げられた。アトラス・アジェナ・ロケットは、宇宙船を月軌道に送る前に、まず宇宙船を地球軌道に乗せた。翌日、探査機はコースの途中での修正に成功し、7月31日、レンジャー7号は月に到着した。今回は、探査機のカメラが予定通りオンになった。

飛行の最後の17分間で、探査機は月面の画像 4,308 枚を送り返した。レンジャー7号が秒速 2.6 キロメートルで衝突する 2.3 秒前に撮影された最後のイメージは、解像度が僅か38センチだった。科学者達は、その墜落した海域(Mare Nubium と Oceanus Procellarum の間)を、ラテン語で「既知の海」を意味する Mare Cognitum と改名し、月面で最初にクローズアップされたスポットとして記念している。

<図>: 高度 2,098 キロメートルからのレンジャー7号の最初のイメージ(中央右の大きなクレータは幅107キロメートルのアルフォンサス(Alphonsus)。中央:高度563キロメートルからのイメージ。右:高度 488 メートルで撮影されたレンジャー7号の最終イメージ、なお大判は左端のイメージのみ。

<ひとこと>: その後、1969年7月に、アポロ11号の3名の宇宙飛行士達が、人類初の月面着陸に成功した。アポロの成果があまりに輝かしく報じられ、それ以前の努力は隠れがちですが、米国とソ連との宇宙競争の中とは言え、この状態から僅か5年で実際に人間を送り込むとは、かなり危険を冒していることが分かる。なお、同一著者のアポロ11号の記事は こちら(英語)から。

<出典>: John Uri(著者名です)

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7月30日(火): 銀河団の100万度のガスを示す/ミッション別ページ

2024年07月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

XMM-Newton、Abell 2390 の100万度のガスを示す

科学者達は、ヨーロッパ宇宙機関の ユークリッド(Euclid) が最近発表した大質量の銀河団 Abell 2390 のイメージと、XMM-Newton (注:ヨーロッパ宇宙機関のX線観測衛星)による同じ場所のX線観測を組み合わせて、銀河と銀河の間の空間を埋め尽くす燃えるような高温のガスを紹介した。
(左の比較のイメージを見るには下の出典から)

このイメージでは、XMM-Newton が捉えた光が青い輝きを放ち、銀河と銀河の間の広がりを透過して見える。拡散した光は集団の中心に向かって明るくなり、そこではガスがより高温になり、より濃縮されることを示している。

ガスの温度は摂氏1千万度から1億度の範囲である。ここでは、電子はガスの中の原子から剥ぎ取られ、イオン化される。荷電粒子の焼けるように暑い混合物は、X線を生成する。

天文学者達は、高温のガスがどこにあるのかを図化し、その振舞いを研究することによって、銀河団がどのように成長するのか、また銀河がこのダイナミックな環境でどのように相互作用し、進化するのかについて、より深く知ることができる。

Abell 2390 は、地球から27億光年離れた、ミルキウェイ銀河のような多くの銀河の巨大な集合体である。ユークリッドのイメージは、可視光と近赤外光の観測から得られたもので、5万個以上の銀河が写っており、そのうち数千個がこの銀河団の一部である。しかし、この星団を構成する質量のほとんどを、ユークリッドのきらめく視点では直接見ることはできない。

Abell 2390 のような銀河団は、全質量の約80%を占める巨大な暗黒物質の山である。山の中の「通常」物質のほとんどは、集団の約15%を占める灼熱の高温ガスの形をしている。銀河は、全質量の僅か数パーセントにしかならず、ケーキの中のレーズンのように、この山の中に座っている。

ユークリッドのイメージに描かれた巨大な湾曲した弧は、重力レンズ効果の結果であり、より遠い銀河から我々に届く光は、前景の物質(「通常」と暗黒物質)によって曲げられ、歪められる。ユークリッドは、暗黒宇宙を探査するための重要な技術としてレンズを使用し、銀河団やその他の場所にある暗黒物質の量と分布を間接的にマッピングしている。

<ひとこと>: 右のイメージの大判は各リンクから。左上の比較イメージは下記リンク先から追ってください。

<出典>: Week in images (ESA)

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7月29日(月): 地球の自転の変化を説明する/ミッション別ページ

2024年07月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの資金提供を受けた研究が、気象が地球の自転をどのように変化させているかを説明する

研究者達が、120年以上のデータを使って、氷の融解、地下水の減少、海面の上昇が、地球の自転軸を動かし、日を延ばしている様子を解明した。

地球上の日数は、僅かに長くなり、その変化は加速している。その理由は、過去120年間に、惑星の地軸が約10メートル蛇行する原因となったのと同じメカニズムに関連している。この知見は、NASAが資金提供した最近の二つの研究から得られたものであり、気象に関連する氷と水の再分配が地球の自転にどのような影響を与えたかに焦点を当てている。

この再分配は、氷床や氷河が降雪によって成長するよりも溶けることが多くなり、帯水層が降水量によって補充されるよりも多くの地下水を失うときに生じる。これらの結果として生じる質量のシフトは、惑星が自転するにつれてぐらつき、その軸の位置をシフトさせる原因となる(極運動と呼ばれる現象)。また、地球の自転を遅くし、日が長くなることで測定される。何れも1900年以降に記録されている。 12年間にわたる極運動を分析した科学者達は、地軸の位置の周期的な振動のほぼ全てを、地下水、氷床、氷河、海面の変化に起因すると考えた。 Nature Geoscience 誌に最近掲載された論文によれば、20世紀の質量の変動は、ほとんどが自然の気象サイクルに起因しているという。

同じ研究者達がチームを組んで、日の長さに焦点を当てたその後の研究を行った。その結果、2000年以降、100年あたり約 1.33 ミリ秒日が長くなっており、これは前世紀のどの時点よりも速いペースであることがわかった。その原因は、人為的な温室効果ガスの排出による、氷河や南極・グリーンランドの氷床の融解の加速にある。この研究成果は、7月15日付けで米国科学アカデミー(Proceedings of the National Academy of Sciences)に掲載された。

右のアニメーション動画に示すように、地球の自転軸の位置は、1900年から2023年の間に約10メートル移動した。最近の研究では、極運動の周期的な振動の約90%が、氷床や氷河の融解、地下水の減少、海面の上昇によって説明できることが分かっている。

何十年かの極の動き。

初期の頃、科学者達は星の見かけの動きを測定することで極運動を追跡していた。その後、クエーサーからの電波信号を分析する超長基線干渉法や、衛星にレーザーを向ける衛星レーザー測距法に切り替えた。

研究者達は長い間、極運動は地球の内部と地表のプロセスの組み合わせから生じると推測してきた。それぞれのプロセスが軸をどの程度ずらし、それぞれがどのような効果を発揮するのか、数週間から数十年の周期で繰り返される周期的な動きなのか、それとも何世紀、何千年にもわたる持続的な漂流なのかはあまり明確ではなかった。

この論文では、研究者達は、機械学習アルゴリズムを使って、120年の記録を分析した。その結果、1900年から2018年の間に繰り返された変動の90%は、地下水、氷床、氷河、海面水位の変化によって説明できることが分かった。残りは、惑星の大部分に対する内核の傾きのぐらつきなど、主に地球内部のダイナミクスに起因している。

地表の質量移動に関連する極運動のパターンは、20世紀中には約25年ごとに数回繰り返されており、研究者達は、それらが主に自然の気候変動によるものであることを示唆している。過去の論文では、最近の極運動と人間活動との関連性が指摘されており、ある論文では、2000年頃から始まった地軸の突然の東方移動は、グリーンランドと南極の氷床の融解とユーラシア大陸の地下水の枯渇の加速に起因している。

この研究は過去20年間に焦点をあてたもので、その間、地下水と氷の質量の減少、海面の上昇(人工衛星の測定による)は、人間が引き起こした気候変動と強い関係があった。

--- 以下略(この記事は更に詳細が続きます)。

<ひとこと>: 右上のイメージのリンク先は動画 .mov です。やや古い動画形式です。左下のイメージのリンク先は動画 .mp4 です。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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7月28日(日): アポロ11号着陸パノラマ/ミッション別ページ

2024年07月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アポロ11号着陸パノラマ

オリジナルのフィルムの高解像度スキャンから組み立てられたこの作品は、月の静かの海にあるアポロ11号着陸地点の壮大な荒廃をなぞっている。 このイメージは、55年前の1969年7月20日の着陸直後、ニール・アームストロングが、イーグル月着陸船の窓から外を眺めているときに撮影されたものである。左端のフレームは、異なる世界で人間が撮った最初の写真である。 推進ノズルが南に向かう左の前景に、右側(西)には、イーグルの影が見える。大きさは、右側の大きな浅いクレータは直径が約12メートルである。月着陸船の窓から撮影されたこのフレームは、着陸から1時間半後、月面を歩く前に、早期の出発が必要な万が一の場合に着陸地点を記録することを目的としていた。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>:  Astronomy Picture of the Day

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7月27日(土): 上空からのパリ・オリンピック/ミッション別ページ

2024年07月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

上空からのパリ・オリンピック

7月26日から8月11日まで、世界中のアスリートがフランスに集まり、2024年の夏季オリンピックに出場する。ゲームの会場は全国に広がっているが、329のイベントのほとんどはパリとその首都圏で開催される。

多くのオリンピック会場はパリ全体の歴史を象徴するランドマークを活用するが、一部のイベントはゲームのために建てられた新しい仮設および恒久的な建造物で開催される。これらの会場では、国際パラリンピック競技大会が、8月28日から9月8日まで開催される。

イメージは、共に、パリの主要な動脈であるセーヌ川沿いにある会場を示している。7月26日に予定されている開会式は、スタジアムではなく川沿いで行われる。大型ボートで移動する約 10,500 人のアスリート達が、街の中心部を東から西へと曲がりくねって進む。6キロメートルのパレードルートは、エッフェル塔からセーヌ川を渡ったトロカデロの前で終わり、ここでセレモニーの残りのショーが行われる。

ゲームのために開発された仮設構造物には、エッフェル塔スタジアム(イメージの〇印)とシャン・ド・マルス・アリーナが含まれる。象徴的なランドマークのすぐ隣にあるエッフェル塔スタジアムでは、ビーチバレーボールとブラインドサッカーのイベントが開催される。シャン・ド・マルス・アリーナは、グラン・パレの改修工事で2021年に建設された 10,000 平方メートルの建物で、柔道とレスリングのイベントが開催される。

ヴェルサイユ宮殿は、パリの西約30キロメートルにあり、ルイ14世からルイ16世の時代までフランス王の主要な住居であった。800ヘクタールの敷地には、現在は国立博物館になっている、宮殿、庭園、厩舎、長さ 1,670 メートルの大運河がある。馬術スポーツは大運河の西で開催される。

ゲームの開催地の一つはパリから 15,000 キロにある。オリンピックのサーフィン競技は、フランス領ポリネシアのタヒチ島、テアウポオ沖で開催される。タヒチのこの地域は、特に大きく、「重い」波、数多くのサーフィン大会に参加者を引き付けている。

<ひとこと>: この記事は競技の内容と開催場所を詳しく紹介していますが、図との関係が分かり難いので一部のみ取り上げました。大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Earth Observatry

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7月26日(金): 太陽系家族の肖像画/ミッション別ページ

2024年07月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽系家族の肖像画

1990年、太陽から64億キロメートルを巡航するボイジャー1号探査機は、史上初めての、太陽系の家族の肖像画を撮るために振り返った。この完全な肖像画(下)は、黄道面から32度上の見晴らしの良い場所から撮られた60フレームの合成図である。このボイジャーの広角カメラのフレームでは、左に太陽系の内部システムを、右端に太陽系最外縁の惑星、巨大な氷の海王星を示している。 金星、地球、木星、土星、天王星、海王星の位置が文字で示され、太陽はフレームの円の中心付近の明るいスポットである。各惑星が挿入されたフレームは、ボイジャーの狭視野カメラからである。ポートレイトの中に見えないのは、検出するには太陽に近過ぎた水星と、残念なことにカメラの光学システムが散乱する日光で覆われた火星である。この時、海王星より近かった、小さくかすかな冥王星の位置はカバーできなかった。2024年、NASAの最長かつ最遠の宇宙船、ボイジャー1号は、約150億マイル(240億キロメートル)の、星間宇宙で運行されている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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7月25日(木):オタマジャクシ銀河/ミッション別ページ

2024年07月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハッブルからのオタマジャクシ銀河

この銀河は、何故、こんなに長い尾を持っているのだろう? ハッブル遺産目録のイメージデータに基づくこの驚異的な光景の中で、遠い銀河達が、オタマジャクシ銀河である渦巻銀河 Arp 188 の劇的な背景をつくっている。この宇宙のオタマジャクシは、北の星座ドラゴン(Draco)に向かって僅か4億2千万光年しか離れていない。その目を引く尾は長さは約28万光年、大きく明るい青色の星団が特徴である。一説によると、よりコンパクトな侵入銀河が Arp 188 の前を横切り(この図では右から左へ)、オタマジャクシの引力によってオタマジャクシの背後に投げ出されたという。接近遭遇の際、潮汐力が渦巻銀河の星、ガス、ダストを引き出し、壮大な尾を形成した。オタマジャクシの約30万光年後方にあると推定される侵入銀河そのものは、右上の前景の渦巻の腕を通して見ることができる。オタマジャクシ銀河は、地球の名前に由来するように、年をとるにつれて尾を失い、尾の星団は大きな渦巻銀河の小さな衛星を形成する。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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7月24日(水):「火星の蜘蛛」/ミッション別ページ

2024年07月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星の神秘:「火星の蜘蛛」

<前書き>: 火星は、他の惑星や衛星に比べて、地球に似たところが多くある。このことから、NASAは、月の次の遠征先を火星としている。それでも「火星の地表」には地球と異なる多くの特徴がある。機会をとらえてこれらの一部を紹介する。
今回は、最近の火星探査の記事に現れた、「クモ(spiders:蜘蛛)」と呼ばれる地形を取り上げる。このような地形は何故現れるのだろう。

2018年5月13日、火星の南極の冬に撮影されたマーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter)のイメージ(右)では、この地域を覆う二酸化炭素の氷冠を示している。春に太陽が戻ってくると、この風景のように「蜘蛛」が姿を見せ始める。

「アラネイ型地形(araneiform terrain)」と呼ばれるこの形は、地下の二酸化炭素の氷が熱せられて放出されるときに形成される蜘蛛のような放射状のマウンドである。これは、地球上では見られない活発な季節的なプロセスである。地球のドライアイスのように、火星の二酸化炭素の氷は温まると昇華し、ガスは地下に閉じ込められる。

時間が経つにつれて、閉じ込められた炭酸ガスは圧力が高まり、ジェットとして十分に強くなり、最終的には氷を突き破って粉塵を噴出する。ガスは大気中に放出され、暗いダストが通気口の周りに堆積したり、あるいは風によって運ばれて縞模様になったりする。昇華した二酸化炭素が失われると、表面に刻まれた蜘蛛のような特徴が残る。

ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスが撮影した別の例を見てみよう。

<図の説明>: 火星の長方形のスライスが茶色と黄褐色の色調で示されている。地形は左に行くほど暗くなり、右に行くほど滑らかで明るくなる。イメージの中央部分には様々な物質の堆積物の渦巻く片が見られる。この直線的で幾何学的な尾根のネットワークは、何やらインカの遺跡を彷彿とさせる。左端にはインカ・シティと呼ばれる直線的な格子状の尾根と壁の隆起したネットワークと共に、氷の下に「クモ」と呼ばれる特徴が存在することを示す、黒い斑点が散在している重要な特徴が見られる。黒い斑点はフレームの左側の暗い領域内に見られる。イメージの大判から左端を確認しよう! イメージの中心は東経 300 度/南緯 79 度である。

なお、右のイメージは見やすくしたクモの例である。

<ひとこと>: これらは、これまでに「火星探査写真集」に掲載した複数の記事から再編集したものです。大判はそれぞれのイメージのリンクから。

<出典>: オリジナル編集

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7月23日(火): オイスター星団/ミッション別ページ

2024年07月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NGC 602: オイスター・スター星団

雲は牡蠣のように見え、星は真珠のように見えるが、その先を見据えよう。約20万光年離れた衛星銀河小マゼラン雲の周辺近くには、500万年前の古い星団 NGC 602 がある。ガスとダストの誕生のシェルによって囲まれた星の集団 NGC 602 が、チャンドラ天文台によるX線とスピッツア望遠鏡の赤外線のイメージで処理された、この驚くようなハッブル・イメージに示されている。 NGC 602 の巨大な若い星達からのエネルギーに満ちた放射線と衝撃波がダストの素材を浸食し、幻想的な隆起と強くまとめられたガスが、星の集団の中央から離れて動く星の構成の進行を起動させたことを示唆している。この示された写真は約200光年に及ぶが、この鋭い視界では、背景の銀河達の苛立つようなさまざまな取り合わせも見える。これらの背景の銀河達は、 NGC 602 を超えた数億光年以上にある。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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7月22日(月): 真夏のレッド・スプライト/ミッション別ページ

2024年07月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙から見た真夏のレッド・スプライト

2024年6月3日、NASAのマシュー・ドミニク宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)から地球の上層大気のレッド・スプライトを撮影した。真っ赤な閃光は、強力な稲妻に関連するあまり理解されていない現象であり、中間圏の雲の上高くに現れる。レッド・スプライトを含むトランジェント・ルミナス・イベント(TLE)は、地球の嵐の中や下で発生する雷の活動の結果として、嵐の上に現れるカラフルなエネルギーの爆発である。--- 左上のイメージは、右のイメージの一部を切り出したものである。

国際宇宙ステーションクルーは、通常、地球のタイムラプス中に焦点距離の短い、広域を撮影する。また、ステーションの外に設置された機器は、カメラ、光度計、X線、ガンマ線検出器などを使用して、地球上の研究者のためにさまざまなデータを取得している。

<参考>:  レッド・スプライト(またはスプライト) が注目され始めたのは、つい最近のことである。雷雲から稲妻が地面に下るように、赤い放射が宇宙に向かって放たれる。雷雲などの上で発生するので地上からはほとんど見ることができないので、かっては、高高度を飛ぶ航空機のパイロットなどが、遠くの雷雲の上に見ることがあったらしいが、滅多に見られないので計画的に調査されることはなかった。近年、国際宇宙ステーションなどが高空を飛行するようになって、時々宇宙から見られるようになり、日本からも、日本の飛行士がステーションに搭乗した際に、計画的に調査されたこともあった。上のイメージは国際宇宙ステーションから撮られた「スプライト」としてはあまり優れたものとは言えないが、久しぶりに発表されたイメージに現れた。なお、スプライトは「妖精」を意味する。

参考までに左下に加えたイメージは、 藤井大地さんが、2011年11月12日未明に撮影に成功した、地上から見た「スプライト」 。瞬間のことでもあり、実際には、このような光景をとらえることは難しい。上の写真では実態が分かり難いので追加した。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Andrea Lloyd (著者名です)

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7月21日(日): ジュノ、木星の混沌とした雲を捉える/ミッション別ページ

2024年07月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジュノ・ミッション、木星のカラフルで混沌とした雲を捉える

2024年5月12日に行われた61回目の木星へのフライバイで、NASAの木星探査機ジュノは、この巨大な惑星の北半球の、色が強調された視界を捉えた。これは、科学者達に、折り畳まれたフィラメント領域として知られている領域の、混沌とした雲と低気圧性の嵐の詳細な視界を提供している。これらの領域では、木星の雲でおなじみの、縞模様を作る東西のジェットが崩れ、わずか数日の間に乱流のパターンと雲の構造が急速に進化する。

市民科学者のゲイリー・イーソンは、JunoCam 機器からの生データを使用してこのイメージを作成し、デジタル処理技術を適用して色と明瞭さを強調した。

生の画像が撮影された時点で、ジュノー探査機は木星の雲の頂きから約 29,000 キロメートル上空の、北緯約68度にいた。

<ひとこと>: 大判はそれぞれのイメージのリンクから。 JunoCam の生のイメージは一般に公開されており、 こちら で閲覧し、画像製品に加工することができる。

<出典>: Jet Propulsion Laboratory

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7月20日(土): チャンドラとウェッブ、夏の旅に出る(4)/ミッション別ページ

2024年07月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

チャンドラとウェッブ、夏の宇宙の旅に出る(その4:最終回)

NASAのチャンドラX線天文台とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、宇宙の四つの素晴らしい目的地を訪れる時が来た。

この旅の最終の地点は、最も遠く、最も大きな場所である。 MACS J0416 は銀河団であり、宇宙で最大の天体の一つが重力によって結合されている。このような銀河団には、チャンドラが検出できる大量の過熱したガスに浸された数百、数千の銀河が含まれている可能性がある。この図では、チャンドラのX線は紫色で、ハッブルとウェッブは赤、緑、青で一つ一つの銀河を拾い上げている。

<ひとこと>: これは、7月13日以降3日間の記事の続きです。関連記事はこれで終わりです。大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Lee Mohon (著者名です)

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7月19日(金): 水から宇宙を考える/お知らせ/ミッション別ページ

2024年07月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

水の月、水の星 ―水から宇宙を考える(国立天文台)

星間空間にありふれている水は、太陽系形成の過程で地球にもたらされました。45億年前、成長していく原始地球は、微惑星(星間ダストが集積した、惑星の“種”となる数キロメートルサイズの天体)や周囲に残っていた星間ガスを集めて、その中の水も取り込んでいきました。さらに、その後も数多く地球に降り注いだ小天体が、水の運び手になったと考えられます。水を多く含んでいる太陽系の天体として思い浮かぶのは、太陽系外縁の冷たい領域からやって来る彗星(すいせい)でしょう。水や二酸化炭素などの揮発性ガスの氷をふんだんに含み「汚れた雪玉」と表現されることもある天体です。他方、小惑星は主に岩石が集積した天体ですが、その鉱物には水と反応した形跡があり、化合物(水和物)として若干の水を今もとどめていることが、例えば小惑星リュウグウの試料でも分析されています。余談ですが、小惑星探査機「はやぶさ2」の搭載機器開発に、実は国立天文台も参加していました。

どのような天体が、どれだけ、地球を潤している水を運んだのでしょうか。太陽系の初期に天体が作られた場所によって、温度や化学的環境に差異があったことから、もたらされる水の性質に相違がある可能性があります。具体的には、水素の同位体(重水素)を含む比率を調べることで、それぞれの天体がもたらす水が、地球の水に似ているかどうかを判別することができます。太陽系の始原的な物質を保存している小惑星や彗星への関心は高まっており、直接探査が近年大きく進展しています。

--- 以下略。

<ひとこと>: 大判イメージを含む続きは以下のリンクから。イメージは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、太陽系外惑星「WASP-96 b」の大気中にとらえた水蒸気の徴。

<出典>: 国立天文台

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<お知らせ>: 僅か31年前の1992年に初めて発見された太陽系外惑星の数が、その後の発見手法の開発や、それに専念する宇宙船の打上などによって急速に伸び、最近遂に5500を超えました。下表「宇宙科学の話題」から。
なお、系外惑星には木星型の巨大なものや、数は少ないが地球型の岩石惑星など、様々な形のものが含まれています。

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7月18日(木): 日本近海の海水温を比較する/ミッション別ページ

2024年07月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

日本近海の海水温を比較する

これは、2024年7月15日に 「地球観測」 に掲載した記事の再掲です。

<お断り>: 訳者は気象専門家ではないので、以下の解説には不正確あるいは誤りがあるかも知れません。掲載の本旨は“NASAの気象観測に関する大規模な取組み”を紹介すること(後段)にありますが、併せて近年の日本近海の海水温の上昇をとり上げています。

NASAは、NOAA(米国大気局)の観測を含む、多数の気象観測衛星からのデータを使って、統合的な地球規模の気象観測を行っています。その中で、2020年との比較においても、日本近海の海水温は確実に高まっているように見えます。

以下は、NASAの膨大な世界規模のデータから抽出したものです。

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以下のイメージは、日本近海の海水温の、4年前の2020年7月、および今年冬との比較である。

➀ <参考> 2024年7月13日の世界の海水温

➁ 2024年7月13日の日本近海の海水温

➂ 2024年1月1日(今年の冬)の日本近海の海水温

➃ 2020年7月26日(4年前の夏)の日本近海の海水温

<ひとこと>: イメージの源データは膨大です。ここではその一部のみ掲載しています。

<出典>: オリジナル

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以下は、最近発表された、NASAの気象変動に対する取組みの記事である。

NASA、気候変動への適応とレジリエンス計画の最新情報を発表

NASAは、木曜日、20以上の連邦機関とともに最新の気候適応計画を発表し、すべての人の利益のために気候変動の影響に対する連邦業務の回復力を高めるためのバイデン・ハリス政権の取組みの拡大を支援した。

更新された計画は、共通の原則と機会を通じて、公共部門と民間部門全体で気候レジリエンスへの投資を調整するのに役立つ、政権の国家気候レジリエンスフレームワークを前進させるものである。

NASAは、地球科学の世界的リーダーとして、衛星やその他の資産からの重要なデータや、気候システムに関するその他の観測や研究を研究者達に提供している。また、その知識を応用し、気候変動について一般の人々に知らせることにも取り組んでいる。NASAは、これらの取り組みを優先し、その科学データ、ソフトウェア、および研究をすべての人が自由に利用できるようにするオープンな情報ポリシーを維持する。

また、気候変動や気候変動は、NASAのミッション遂行能力に影響を及ぼす可能性があり、NASAによる積極的な計画と行動が必要である。沿岸の洪水、異常気象、その他の気候変動の影響がNASAの業務を止めないようにするために、NASAは、気候災害分析を改善し、主要な資源と施設を保護するための計画を策定している。

バイデン大統領は、政権発足当初、大統領令 14008 号「国内外の気候危機への取り組み」を通じて、連邦政府機関に気候変動対策のための政府全体の取組みを主導するよう命じた。

--- 以下略。

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7月17日(水): 「ミートボール」が65歳に/ミッション別ページ

2024年07月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「ミートボール」が65歳に

「ミートボール」の愛称で親しまれるNASAの公式ロゴは、2024年7月15日に65歳になった。このロゴは1959年に遡り、国家航空諮問委員会(NACA: National Advisory Committee on Aeronautics)が、宇宙と航空の二つを発展させる機関として、米国航空宇宙局に変貌した。NASAのルイス(現グレン)研究センタのイラストレータのデザインが新しい機関の公式シールに選ばれた後、ルイスの研究報告部門の責任者であるジェームズ・モダレリは、NACAの事務局長から、あまりフォーマルでない目的で使用できるロゴをデザインするように依頼されました。

デザインでは、球体は惑星、星は宇宙、赤い山形は航空学を表す翼(ロゴが開発された当時の極超音速翼の最新のデザイン)を表し、翼の周りに周回する宇宙船がある。赤、白、青のデザインには、NASAの宇宙と航空のミッションを表す要素が含まれており、1959年に、米国の新しい宇宙機関の公式ロゴになった。

<イメージ>: 2020年5月29日、フロリダ州のNASAのケネディ宇宙センターのロケット組立棟で、「ミートボール」の愛称で親しまれるNASAの公式ロゴに取り組む。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Monika Luabeya(著者名です)

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