天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

1月31日: 韓国ソウルの夜景

2021年01月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハン川(Han River)が流れる韓国の首都ソウルのこの夜のタイムショットは、東アジア諸国の上空262マイルを周回する国際宇宙ステーションから撮影された。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<原版>: 原版はイメージをクリック。 

<ひとこと>: この種のイメージは細かいので、原版(5568x3712)でお確かめください。 

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1月30日: 船外活動するNASAのビクター・グローバー‎

2021年01月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションにおける1月28日の船外活動で、NASAのビクター・グローバー(画面中央)が、将来のソーラーアレイの改善のために、国際宇宙ステーションの左舷トラス構造を準備する。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: 国際宇宙ステーションは、しばしばフットボール競技場の大きさと例えられます。このように人間と比較してみるとやはり巨大です。

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1月29日: リサイクルするカシオペアA/新春特集

2021年01月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

‎‎我々の天の川銀河の巨大な星達は壮大な生涯を送っている。広大な宇宙の雲から崩壊し、それらの核の炉は発火し、それらのコアに重い元素を作り出す。数百万年後、濃縮された素材が星間の空間に吹き戻され、そこでは星の形成が新たに始まる。カシオペアAとして知られるこの膨張する破片の雲は、恒星のライフサイクルの最終段階の一例である。この超新星の残骸をつくり出した爆発の光は約350年前に地球の空で初めて見られたが、その光が我々に到達するまでには約 11,000 年かかっている。チャンドラX線天文台のX線とハッブル宇宙望遠鏡の可視光線画像データで構成されたこの疑似カラーイメージは、残骸の中のまだ熱いフィラメントと節を示している。カシオペアAの推定距離は約30光年。天文学者達が我々の銀河の星のリサイクルを調査するのに役立てるために、特定の元素からの高エネルギーのX線放射の色がコード化され、シリコンは赤、硫黄は黄色、緑でカルシウム、紫で鉄を表している。まだ膨張しており、外側の爆風が青く見られる。中心付近の明るい点は中性子星であり、巨大な恒星の核の信じられないほど密度の高い崩壊した名残である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<お知らせ>: 「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載してきましたが、今日が最終日です。
今日のテーマは「ハイパーシュプリームカムの新たなデータアーカイブが始動!(すばる望遠鏡)」

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1月28日: 渦巻銀河の磁場/新春特集/お知らせ

2021年01月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

磁場は常に渦巻の腕に沿って流れるだろうか? 渦巻銀河(M51)の我々のフェースオンの視界は、目を見張るほどはっきりした渦巻の波のパターンを提供している。電波望遠鏡で観測すると、その磁場はアームの湾曲をたどるように現れる。しかしながら、NASAの成層圏赤外線(SOFIA)天文台では、 M51 のディスクの外の端の磁場はアームを横断して織るように見える。磁場は一つの方向に並ぶ、赤外線光のポラロイドグラスのように働くダストの粒のように見える。ここに示されたイメージでは、この偏光から判定されるフィールド方向はアルゴリズム的につながり、流れのラインをつくっている。恐らく、このハッブル宇宙望遠鏡イメージに見える、フレームの左のコンパニオン銀河の重力の引きが混乱を拡げ、外の腕の予期せぬフィールドパターン(左上)をつくっている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: 大判(2286x2857)では 一層くっきりした渦巻のパターンを見ることができます。

<お知らせ>: ① 今夜8時過ぎ、国際宇宙ステーションの遠征64飛行中イベント、野口聡一飛行士との中継放送があります。視聴は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
➁ コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、「新春特集」を連載しています。但し1月29日(金)終了です。
今日のテーマは「七つの岩のトラピスト1惑星は、類似した材料で構成されているかもしれない」

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1月27日: 変わった銀河ケンタウルスAからのジェット/新春特集

2021年01月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ケンタウルスA(Cen A)から発せられるジェットは100万光年を超える長さである。この渦巻銀河の中心にある巨大なブラックホールによって放たれたこれらの流れるプラズマのジェットがこの Cen A の合成画像を照らしている。しかしながら、銀河が払われた後、このジェットは、恐らく何百万年間も輝く、大きな電波のバブルを膨らませる。もし一時的なガスの雲によってエネルギーを与えられれば、この電波のバブルは何億年の後再び照らし出すことさえできる。この合成イメージではX線の光は青で表され、マイクロウェーブの光はオレンジで示されている。電波のジェットのベースは、中央のジェットの最も内側の光の年の詳細を示している。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<お知らせ>: コロナ禍の「巣篭り需要」に応えるために、「新春特集」を連載してきましたが、1月29日金曜日をもって終了とします。
今日のテーマは「NASAのジュノ宇宙船、四半世紀の木星の謎を更新‎」

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1月26日: NGC 2174 の山/新春特集

2021年01月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この素晴らしい空の光景は、オリオンの、星雲の豊かな約 6,400 光年離れた星形成領域、 NGC 2174 の端近くに横たわっている。それは、この領域の新生の星達からの風と放射線によって彫られたガスとダストの山の雲に従い、今、フレームの上部の外の、 NGC 2174 の中央のまわりに埋め込まれた散開星団に撒き散らされて見られる。星の形成はこれらのダストの宇宙の雲の中で続けられているが、これらは、恐らく、エネルギーに満ちた新生の星達によって、数百万年内に散らされるだろう。2014年にハッブル宇宙望遠鏡の赤外線波長で記録されたこの星間の光景は約6光年に及んでいる。2021年に打上られる予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、赤外線波長で宇宙を探査するように最適化されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは「最も近い銀河:いて座矮小銀河」
なお、年初から続けてきた 「2021:新春特集」 は、1月29日で終了とします(30日・31日が土・日のため)。

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1月25日: 冥王星の景観‎/新春特集

2021年01月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

‎‎‎‎雄大な山々と凍った平原の‎‎影の風景が‎‎、小さな遠い世界の地平線に向かって広がっている。これは、ニューホライズンズ宇宙船が、2015年7月14日の宇宙船の最接近した15分後に‎‎、冥王星に向かって振り返‎‎ったときに、約 18,000 キロメートルの距離からとられた。この劇的な、低い角度‎‎の、夕暮れに近い‎‎シーンは、左手前からノルゲイ山脈(Norgay Montes)と呼ばれている険しい山々と、右に滑らかなスプートニク高原(Sputnik Planum)に向かう地平線に沿ったヒラリー山脈(Hillary Montes)に続いている。また、冥王星の薄い大気の層が背後からの光を受けて明らかにされている。奇妙に親しみのある外見のこの凍てついた大地は、高度 3,500 メートル以下の水の氷の山々とともに、恐らく、窒素と一酸化炭素の氷を含んでいる。それは、高さにおいて、惑星地球の堂々とした山々に匹敵している。この冥王星の光景は差渡し380キロメートルである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: ヒラリーは1953年にエベレストに初登頂した登山家の名。テンジン・ノルゲイはそのとき一緒に昇ったガイドの名。二人で初登頂を果たした。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは「アルマ望遠鏡、衝突によって星形成能力を失う銀河を発見」

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1月24日: スウェーデンおよびフィンランドの街の灯とオーロラ

2021年01月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地平線のオーロラと、スウェーデンとフィンランドの都市の光を撮影したとき、国際宇宙ステーションは、ルーマニアの上空263マイル(421キロメートル)を周回していた。スカンジナビアの2カ国の間の暗い地域はバルト海。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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1月23日: 東京のナイトタイムショット

2021年01月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この東京湾を囲む、東京、横浜、多数の市の夜間のショットは、日本海の上262マイル(412キロメートル)を周っていたときに撮られた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 原版(5586 X 3712)はイメージをクリック。 

<ひとこと>:  原版では東京都心から伸びる各街道。江の島、東京湾アクアライン、海ほたるまで識別できる。

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1月22日: パーサーバランス・ローバーとともに火星の大気に入る/新春特集

2021年01月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

惑星に向かう熱遮蔽とともに、NASAのパーサーバランス(忍耐)ローバーは、火星の大気を通してその降下を始める。2021年2月18日にローバーが火星に安全に着陸するためには、何百もの重要な出来事及び時間を完全に実行しなければならない。大気入り、降下、着陸、または EDL (Entry, Descent, Landing)は、時速約 20,000 キロメートルで旅する宇宙船が火星の大気のトップに着くときに始まる。ローバーと降下ステージを包むエアロシェルは、それ自身で地表に旅する。この船は、自身を方向付けし直すためにバックシェルの小さな推進装置を点火し、大気に飛び込むとき熱遮蔽が前面に向かうことを確実にする。カリフォルニアのNASAのジェット推進研究所は、NASAのために、マーズ2020パーサーバランス・ローバーのオペレーションを管理するだろう。

<出典>: 「パーサーバランス・ローバー(Mars Perseverance Rover)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: 更なるミッションの詳細は こちら から。なお、2020年には、中国、アラブ首長国連邦、NASA(打上順)の3機の宇宙船が火星に向けて打上げられており、中国の天問1号(軌道船、着陸船、ローバー)は2月日に、NASAのパーサーバランス(ローバー)は2月18日に、火星に到着する予定です。アラブ首長国連邦の宇宙船の動向は不明です。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは「重力波の検索、新しい焦燥するような手がかりを発見‎」。重力波検出の新しい手法の記事です。

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1月21日: 星団 R136 壊れる/新春特集

2021年01月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

近くの星形成領域の中央に、知られている、いくつかの、最大で、最も熱く、最も多くの大規模な星達を含む巨大な集団が横たわっている。タランチュラ星雲の一部、集合的に星団 R136 として知られているこれらの星達が、ハッブル宇宙望遠鏡によって、2009年に、可視光線で示されたイメージに捕えられた。これらの熱い集団の星達からの強力な風と紫外線放射によって、タランチュラ星雲のガスとダストの雲が細長い形に彫られている。タランチュラ星雲は、僅か 170,000 光年離れた、大マゼラン雲として知られる近隣の銀河の中に横たわっている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは「ローマン宇宙望遠鏡の超深フィールド、最も希少で最も遠い銀河のいくつかを含む何百万もの銀河を一度に収集する」

 

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1月20日: Sol 2992: マーズハンドレンズイメージャー/新春特集

2021年01月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの火星探査機キュリオシティに搭載された火星ハンドレンズ画像装置(MAHLI)は、搭載されたフォーカスプロセスを使って、ローバーのロボットアームの端にあるタレットの装置が以前に撮影した2〜8枚の画像を合成してこの作品をつくった。このフォーカス合成は、イメージの上で、その合成と同じ火星日にとられた、またある時は、以前の火星日にとられた写真を使って行なわれる。フォーカス合成は、全て(または可能な限り多くの)の図を一つのイメージの中にフォーカスするために、異なる焦点位置で得られた同じ目標のイメージの合成写真を作るための方法である。この MAHLI が火星でフォーカスマージ行なうのは、地球に送り返すイメージの数を減らすことに役立っている。八つまでのイメージを合成し、地球に送り返すイメージの数を二つに減らすことができる。

<出典>: 「マーズキュリオシティ(Mars Curiosity)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

<ひとこと>: Sol 2992 は火星日2992日、Sol はこの宇宙船が火星に到着してからの火星の日数。ハンドレンズは謂わば“虫眼鏡”。従って、このイメージの粒は微細である。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは2021年の月

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1月19日: 火星の夏の凍てついた光景‎/新春特集

2021年01月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関の ‎ExoMars ガス追跡軌道船に搭載された CaSSIS カメラは、火星の南の高緯度(74ºS / 246ºE)のシシフィ・トーラス(Sisyphi Tholus)近くで霜の残留堆積を捕らえた。このイメージは南半球の真夏の早朝に撮影された。これらの高緯度では二酸化炭素の氷と霜が発生する。霜は、土壌に埋め込まれた水の氷の存在を示す、特徴のある地形の、多角形の亀裂の中に見ることができる。全体に見られる黒い斑点は、暗い土壌が二酸化炭素の氷の亀裂を通して押し込まれ、夏の間に固体の氷から蒸気に直接変わることに起因している。‎
 ExoMars はヨーロッパ宇宙機関とロシアのロスコスモスの共同計画である。‎

<出典>: 「ガス追跡軌道船(ExoMars)」

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<ひとこと>: ExoMars は火星の大気が何故薄いのか、ひいては、火星の地表にあった水が何故消えたのか、また大気の酸素が少ない理由などをを追求することを主務とする、ヨーロッパ宇宙機関の調査船です。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。
今日のテーマは「NASAと日本政府、アルテミス計画のゲートウェイ・パートナーシップを正式化」

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1月18日: 土星の月タイタン/新春特集

2021年01月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

地球の月と同様、土星の最大の月タイタンは、同期する回転に閉じ込められている。カッシーニ宇宙船によって2012年5月に記録されたこの合成イメージは、そのガスの巨人からそれた面、反土星側を示している。密度の濃い大気を持つ太陽系唯一の月タイタンは、その表面に液体の雨及びその蒸発の、地球に似たサイクルの際立ったボディを持つ、知られている地球の他の唯一の太陽系の世界である。 土星のリングと雲のトップを超えた直径 5,000 キロメートルのこの月のカッシーニの視界に、大気の霞の高々度の層が明らかである。中央近くには、シャングリラ(桃源郷、楽園)と名付けられた暗い砂丘を満たした領域がある。カッシーニが届けたホイヘンス探査機が、宇宙船として地球から最遠の着陸の後、中央の左下に残されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「NASAの分析、2020年は記録上最も暖かい年と同等であることを示す」

 

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1月17日: 雪に覆われた‎マドリード‎

2021年01月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2021年1月11日にヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル2ミッションでとられたスペインのマドリード。白黒で撮られたように見えるが実際には自然色。過去50年間で最大の降雪がこの地域を覆った。嵐フィロメナがスペインの一部を厚い雪で覆い、国の半分を警戒状態にした。最悪の被災地の一つであるマドリードは、空港が閉鎖し、列車はキャンセルされ、道路は封鎖された。この衛星画像は嵐が過ぎた後に撮影されたが、市の郊外にはまだ多くの雪が残っており、右上の空港の滑走路の一部はまだ雪で覆われている。イベリア半島の異常な寒さは今週後半まで続くと予想され、気温は -12°C に急落すると予測されている。 道路の障害物は処理されつつあり、食糧供給や Covid ワクチンなどの必需品は提供できるようになっている。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル2は2機の衛星ミッションであり、各衛星は、13のスペクトル帯で地球の表面を画像化する高解像度カメラを搭載している。これらは赤道で5日間隔で全地球をカバーしている。

<出典>: 「センチネル2(Sentinel-2)」

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