X線分光撮像衛星(XRISM)および小型月着陸実証機(SLIM)の打上げ延期について(JAXA)
X線分光撮像衛星(XRISM)および小型月着陸実証機(SLIM)を搭載したH-IIAロケット47号機の打上げが2023年8月26日に予定されていましたが、天候の悪化が予想されることから、下記のとおり変更いたします。
打上げ日 : 2023年8月28日(月)
打上げ時刻 : 午前9時26分22秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2023年8月29日(火)~2023年9月15日(金)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
月曜日朝早くの打上げなので、日曜日の記事として取り上げました。打上中継の視聴(午前8時55分から)は右上のイメージをクリック。
X線分光撮像衛星 XRISM(X-Ray Imaging and Spectroscopy Mission)
NASAやESAの協力のもと2018年に開始された、JAXA宇宙科学研究所の7番目のX線天文衛星計画です。星や銀河、そしてその間を吹き渡る高温ガス「プラズマ」に含まれる元素やその速さを測ることで、星や銀河、銀河の集団がつくる大規模構造の成り立ちをこれまでにない詳しさで明らかにします。XRISMには、広い視野をもつX線撮像器と極超低温に冷やされたX線分光器が搭載されます。これらを使って、プラズマに含まれる元素やプラズマの速さを、画期的な精度で測定します。
<参考>: 以下はNASAの記事の要約です。
JAXA と NASA 、 XRISM ミッションの打上準備完了
XRISM (X線イメージングおよび分光計ミッション)と呼ばれる強力な衛星が、天文学者達にX線の空の革新的な外観を提供するように設定されている。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主導し、 NASA と ESA (欧州宇宙機関)の協力を得て、種子島宇宙センターから H-2A ロケットで打上げられる予定である。 JAXA は YouTube で打上げの模様をライブ配信し、英語と日本語で放送する。
「 XRISM で調査することのいくつかには、銀河の中心にある超大質量ブラックホールによって放たれた恒星爆発や光速に近い粒子のジェットの余波が含まれる」と、NASAのゴダード宇宙飛行センターの XRISM 主任研究員リチャード・ケリーは述べている。
小型月着陸実証機 SLIM
将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術と、小型で軽量な探査機システムの実現を目指す月面探査機。将来の太陽系科学探査を見据え、リソース制約の厳しい惑星への着陸やより高性能な観測装置搭載のための軽量化を実現する。
各大判イメージは省略。
<出典>: JAXA
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<お知らせ>: 古川飛行士を含むスペースXクルー7が今夜国際宇宙ステーションとドッキングします。中継放送を見るには昨日の記事を参考にしてください。なお時刻等はこちらから。
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