天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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7月31日: 火星の渦巻くダストの嵐/お知らせ(2件)

2019年07月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2019年5月遅く、火星の北極の氷冠の渦巻形のダストの嵐が、ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスのいくつかの機器によって観測された。このイメージは、5月26日に高解像度ステレオカメラでとられ、約 2000 × 5000 キロメートルのエリアをカバーしている。この嵐の渦巻の形はコリオリの力(Coriolis force) として知られる現象、惑星の回転による大気の質量の偏りから生じる。この効果は、また、例 えば北半球のサイクロンなど低圧のエリアが時計回りの渦の形を持つなど、地球上にも観測される。しかしながら、火星の嵐は地球の嵐と比較して一般的に弱く、赤い惑星の低い大気圧は地球の地表の気圧の1パーセントより低く、地球のハリケーンの典型的な風速の半分以下である。この氷冠の渦巻くパターンがイメージの右端に見ることができる。同時に、氷冠の端に沿って、大きな火山の周辺のさらに南(左)にも薄い雲が見られる。暗い片は、地表に振りまかれた火山の素材のダストの結果である。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 
① 今日7月31日夜、プログレス73号貨物船が国際宇宙ステーションに向けて打上げられます。宇宙ステーションとのドッキングは約3時間後の日本時間今夜深夜の予定。中継放送時刻等は ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
② インドのチャンドラヤーン2号宇宙船が、7月22日に、 Satish Dhawan 宇宙センタから地球軌道に向けて打上げられました。この宇宙船の、軌道船、着陸船、ローバーは月を目的とし、軌道を制御しつつ9月初めに月軌道に入り、太陽動力のローバーを運ぶ着陸船は、月の南極近くの高緯度に、自律的な軟着陸を試みる予定です。

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7月30日: 赤い惑星上のNASA初めてのローバー/お知らせ(2件)

2019年07月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この8枚のイメージの合成は、NASAの初めてのマーズローバー、ソジャナー(Sojourner)であり、火星の日(sol)での2日目の午後遅くに「インシュランス・パノラマ」の一部として撮られた。ソジャナーは、マーズパスファインダーに積まれて1997年7月4日に着いた。このイメージは、カメラの展開の失敗に対する「保険(インシュランス)」として計画された。カメラの展開は成功し、このパノラマは数週間後に地球に送られた。このパノラマには、ロスのないデータ圧縮と、カメラの比較的ダストのない状態、火星日2日目の着陸船とローバーのハードウェアに関連して、いくつかの最高品質の画像データを含んでいる。パスファインダーから送られた最終データは、国際時間1997年9月27日10時23分であった。続く五ケ月間、ミッション・マネージャ達は通信を回復させようと試みたが、1998年3月10日にこのミッションは終了とされた。今、NASAは、探査の新しい時代を始める段階に入っている。米国の民間会社と国際的パートナーとともに、NASAは、次の10年内に月に人間の永住を確立し、月と火星に向かう人間の探査の境界を押し進めるだろう。

<出典>: 「NASAの歴史(NASA History)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ソジャナーはほぼ電子レンジの大きさ、カメラは猫の目の高さ。母船マーズパスファインダが中継する指示を受けて、その周囲約50メートルほどまでを走り回って、水の証拠を含む火星で初めての多くの基礎データを集めた。僅か3カ月弱の短い寿命であったが、その画期的な業績は多くの関心を呼んだ。特に母船マーズパスファインダからの受信がなくなると自律的に母船の近くに寄り添って停止するように設計されていたことから人間の親子が想起され、親を失ったローバーを悼む声が多く寄せられた。この写真は母船のランプ(左下)を降り立ったばかりのローバーが写されている。

<お知らせ>: ① 明日7月31日、ロシアのプログレス73号貨物船が、国際宇宙ステーションに向けて打上げられます。中継放送時刻等は ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。
② インドのチャンドラヤーン2号宇宙船が、7月22日に、 Satish Dhawan 宇宙センタから地球軌道に向けて打上げられました。この宇宙船の、軌道船、着陸船、ローバーは月を予定し、軌道を制御しつつ9月初めに月軌道に入り、太陽動力のローバーを運ぶ着陸船は、月の南極近くの高緯度に、自律的な軟着陸を試みる予定です。

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7月29日: ハッブルからの若い星の集団 Trumpler 14

2019年07月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

星の集団 Trumpler 14 は非常に若い故に多くの明るい星達を持っている。多くの集団の星達は過去500万年程に形成され、検出できるX線を発し非常に熱い。古い星達の集団では、ほとんどの星達は典型的には超新星として爆発し、微かな赤い星達を残して既に死んでいる。 Trumpler 14 は約40光年に広がり、約 9,000 光年にある有名なカリーナ星雲の端に横たわっている。このハッブル宇宙望遠鏡による Trumpler 14 の詳細な2006年のイメージには、肥えた目には、二つの風変わりなオブジェクトを見ることができる。最初に、中央に残された暗い雲は、 Trumpler 14 の、大きな星達のエネルギーに満ちた風によって破壊される前に形成されつつある惑星システムかもしれない。第2に左下の弧は、ある仮説では、完全に異なる星の集団から 100,000 年前に排出された高速な星の超音波の衝撃波である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 右のイメージは一部カットしています。イメージをクリックして原版からご覧ください。

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7月28日: 宇宙飛行士探査する:1971年7月26日アポロ15号パノラマ

2019年07月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのアポロ・ミッションは1960年代後期と1970年代初期に人間にこの好機を与えた。特に、アポロ15号ミッションは、山脈、谷、海、高地を探査することによって、月の地表を理解することに専念した。宇宙飛行士達デイビッド・スコットとジェームズ・アーウィンは、アルフレッド・ウォーデンがコマンドモジュールで上空を周る間に約3日間を月で過ごした。1971年7月26日に地球から離陸したこのミッションでは、初めて月移動車を配備した。デジタル的に縫合されたこのパノラマに描かれているデイビッド・スコットは、彼の環境を探査し、ハドリー・デルタ山の頂の前で巨礫を調べている。ジェームズ・アーウィンの影が右に見え、右側にスクロールすると、よく陽に照らされた多様な月の地形を明らかにする。アポロ15号ミッションは、詳細な調査のために、約76キログラムの月の岩を持帰った。将来、NASAと他の宇宙機関は、月、火星とその彼方を調査し続ける予定である。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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7月27日: 熱すぎるヨーロッパ/お知らせ

2019年07月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

6月の極端な気象に続いて、今週極端な熱波が再びヨーロッパに打撃を与えた。かってない温度を記録している、オランダ、ベルギー、ドイツで、摂氏39~40度に達する高温が今日ピークに達すると予想される。パリは、1947年の記録を破る、うだるように暑さ41度に達した。この二つのイメージのアニメーションは、先の2019年6月26日に記録された熱波のデータ(右下)と比較した、今日7月25日(右上)の地表温度を示している。このマップは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル3の、海洋・陸地表面温度放射計を使ってつくられた。気象は予測された空気の温度を使っているので、この衛星は、地球から放射している真のエネルギー量を測定しており、したがって、このマップは、陸地表面の実際の温度を良く表している。雲は白く見え、ライトブルーは雪に覆われたエリアを表している。6月の熱波は多くの国でいくつかの記録を破り、フランスでは初めて摂氏45度以上に達した。ドイツ、ハンガリー、ポーランド、オーストリア、チェコ共和国、スロバキアもまたピーク温度に達した。イタリア、スペイン、フランスを含む多くの国で赤の熱波警報が出され、大衆は、旅を避け、水をとるように勧告された。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<アニメーション動画>: GIF 動画はこちらから。

 

<お知らせ(急告)>: 今日7月27日夜、スペースXの国際宇宙ステーション補給船がステーションに到着し、並走、捕捉、設置されます。予定が変更になっています。ホームページの  「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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7月26日: ハッブルからのカリーナ星雲のパノラマ

2019年07月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

天文学者達は、夜空で最も大きな星形成領域の一つ、カリーナ星雲の中央の48フレームの高解像度の制御された色のパノラマをつくった。2007年にとられたこのイメージは、それまでにとられたカリーナ星雲の最も詳細なイメージであった。 NGC 3372 としてカタログ化されたカリーナ星雲は、熱いガスの流れ、冷たいガスのプール、暗いグロビュール(滴状の雲)の節、密度の濃いダストの星間物質の柱のホームである。中央左側に見える鍵穴星雲(Keyhole Nebula)は、いくつかの知られている最も大きな星達を収容している。これらの大きく激しい星達は、恐らく暗いグロビュールを形づくり、星の風を流し出すエネルギーに満ちた光で絶えず星雲を再構築し、最終的には超新星爆発でそれらの寿命を終える。肉眼にも見えるカリーナ星雲全体は450光年を超えて広がり、りゅうこつ座の方向約 8,500 光年に横たわっている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 出典:「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」をクリックして表示されたイメージにカーソルを当てると、説明文字が表示されます。

<お知らせ>: 今日7月26日、スペースXの国際宇宙ステーション補給船がステーションに到着し、並走、捕捉、設置されます。中継放送時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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7月25日: モンゴル上空の Canadarm2 ロボットアーム/お知らせ(3件)

2019年07月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

スペースXドラゴン貨物船の到着と捕捉の前に、 Canadarm2 ロボットアームが、来るべき演習のために置かれている。国際宇宙ステーションがモンゴルの上空257マイル(411キロメートル)を周っていたとき、遠征60クルーがこの写真をとった。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ1>: スペースXドラゴン貨物船は日本時間7月25日午前7時26分に打上げられ、26日夕刻に国際宇宙ステーションに到着の予定です。到着時には Canadarm2 ロボットアームによって捕らえられます。中継放送の時刻などは「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

<お知らせ2>:  今日7月25日午後3時から、「はやぶさ2」のその後(第二回着地後)の運用状況について、記者説明会が予定されています。ホームページの 国内機関による中継とビデオ から。または右のイメージをクリックして Youtube から。

<お知らせ3>:  今年遅くに国際宇宙ステーションに向かう予定の野口宇宙飛行士(後半には指揮官を務める予定)が、米国が長期にかけて開発してきた民間の送迎用宇宙船で、初めてステーションに向かうことが発表されました。 野口聡一宇宙飛行士のコメントはこちらから。なお、参考までに、この民間の送迎用宇宙船は、2003年2月のコロンビアの事故で廃止となったスペースシャトルに代わる米国の有人宇宙船。事故以降その開発は民間に委ねられることになった。現在開発されているのはスペースX社とロッキードの2社。このうちどちらになるかは未定。なお、2003年の事故以降、宇宙飛行士の送迎は全面的にロシアのソユーズに頼ってきた。

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7月24日: 渦巻、楕円、不規則

2019年07月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは、ミルキーウェイを含む我々の宇宙近傍の50以上の銀河達の集合であるローカルグループのメンバー IC 10 と呼ばれる不規則な銀河を示している。 IC 10 は、注目に値するオブジェクトである。それは、冷たい水素ガスの十分な補充によって燃料を供給された、星形成の凄まじい期間にある最も近い未知の爆発的星形成銀河である。このガスは、星達の新世代を引き起こす核融合に十分な点まで圧力と温度が達する、密度の濃い節を形成する広大な分子の雲の中に集まっている。 IC 10 のような不規則銀河は、ミルキーウェイのような渦巻銀河の堂々とした形に、また楕円銀河達の丸められた外見に欠けている。それは220万光年の相対的な近くにもかかわらず微かなオブジェクトである。実際に、 IC 10 は、ある観測キャンペーンの間にアメリカの天文学者ルイス・スウィフが見つけた1887年に、初めて人類に知られた。この小さな銀河は、宇宙のダストと星達が一杯に詰まった視線に沿った位置にあるので、今日でさえ調査するのが難しい。このイメージのバージョンは、競争者 Nikolaus Sulzenauer によってハッブルの秘宝イメージ処理競技に入れられ、10回目の賞を獲得した。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 明日7月25日午後3時から、「はやぶさ2」のその後(第二回着地後)の運用状況について、記者説明会が予定されています。ホームページの「国内機関による中継放送とビデオ」から。

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7月23日: ペルーの上の満月

2019年07月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが南アメリカのペルーの上257マイル(411キロメートル)を周っていたとき満月が描かれる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: しばらくアポロ11号の月探査50周年の記事を取り上げてきましたが、明日から一旦通常のモードに復帰します。なお、いくつかの記事が残っていますので、土曜日・日曜日を中心に、折を見て掲載して行きます。このイメージの満月は7月16日のもので、部分月食が予定(石垣島天文台で観測された部分月食 参照)されていました。

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7月22日: トランキリティ・ベース・パノラマ

2019年07月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1969年7月20日、アポロ11号月着陸船イーグルは月の上に安全に着地した。イーグルは、月の静かの海の南西角近くの、トランキリティ・ベースと呼ばれる地点に着陸した。このトランキリティ・ベースのパノラマの眺望は、月面からとられた歴史的な写真からつくられた。宇宙飛行士ニール・アームストロングの長い影が左端にあり、太陽は彼の背後にある。イーグルが約60メートル離れて休んでいる。彼は、ここでは右に見られる直径30メートルのリトル・ウェスト・クレータ(Little West crater)の縁の近くに立っている。また、手前には、月面のステレオ・クローズアップをとることを目的としたカメラのトップがある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック(大型イメージです)。

<ひとこと>: 参考までに、アポロ11号が月に着陸したのは日本時間では1969年7月21日早朝です。

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7月21日: 1969年7月20日:人類のための一つの大きな飛躍

2019年07月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

その10年が終わる前に人間を月に送るというケネディ大統領のチャレンジが続いた。今、7月16日朝、アポロ11号宇宙飛行士達、ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズは、フロリダのNASAのケネディ宇宙センタの打上複合施設39Aで、サターンⅤの上部に座っている。この三段 363 フィート(100メートル)のロケットは、彼らを宇宙にまた歴史を推し進めるために、その 750 万ポンド(341万キログラム)を使うだろう。米国東部夏時間午前9時32分にエンジンは点火され、アポロ11号は塔を離れた。約12分後にはクルーは地球軌道にあった。(オーディオ)。 1.5 回の軌道の後、アポロ11号は月に向かう軌道に入った。3日後にはクルーは月の軌道にあった。その1日後、アームストロングとオールドリンが月着陸船イーグルで降下した。一方、コリンズはコマンドモジュール・コロンビアで月を周った。静かの海にイーグルを下ろすとき、アームストロングは、巨礫の散ったエリアを通過し船を手動で操縦した。降下の最後の瞬間、イーグルのコンピュータが警報を発した。これは、コンピュータが、一度に多くのことをしようとしたことから起きた。月着陸船が米国東部夏時間 4:18 p.m (日本時間7月21日 5:18 am)に着陸したとき、僅か30秒の燃料だけが残っていた。イーグルは着陸し、ミッション・コントロールは祝いで爆発した(オーディオ)。 

<出典>: 「アポロ11(Apollo 11)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 記事は要点のみ。右の図はアポロ11号月面歩行のビデオにリンクしています。

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7月20日: 月の調査軌道船カメラ、月着陸船からの視界をシミュレートする/お知らせ

2019年07月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

歴史的なアポロ11号の着陸の唯一の視覚の記録は、バズ・オルドリンの窓(月着陸船イーグルの右側)の、毎秒6コマ16ミリのコマ落しのムービー・カメラからである。着陸船の窓の小ささとカメラが設置された角度の故に、ミッション指揮官ニール・アームストロングが見た飛行と着地の時の着陸船は記録されなかった。最近の月調査軌道船カメラ(LROC)チームが、着陸軌道(緯度、経度、方向、速度、高度)の最後の3分間を再構築した。この軌道情報、高解像度 LROC 狭角カメライメージと地形から、彼らは、着陸船を月の地表へ導いたアームストロングが最後の数分に見たものをシミュレートした。ビデオの最初に、手動(注:着陸船のコンピュータアラームによって)で水平に飛行し、安全な着陸場所を捜して、直径190メートルの西クレータの岩の北東の斜面を見ただろう。その時、彼は、着陸船を飛行させるのに多忙であり、ミッション・コントロールと協議できず、彼だけが危険を知っていた。

<出典>: 「アポロ11(Apollo 11)」

<シミュレーション動画>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 実際にアポロが撮ったイメージは現在では解像度に劣るので、最近の探査船 LRO からのイメージ編集を取り上げてみました。イメージをクリックして Youtube からご覧ください。なお、日本時間では着地は7月21日です。

<お知らせ>: 日本時間今夜7月21日午前1時半前、国際宇宙ステーションに向けて3名の補充クルーが打上げられます。中継時刻等は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。また詳細は「国際宇宙ステーションは今(7月20日)」 から。

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7月19日: バズ・オルドリンと着陸船イーグル/お知らせ

2019年07月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ニール・アームストロングによって、 Hasselblad EL データ・カメラ(スイス製:アポロミッションで活躍)を使ってとられたこのイメージは、アポロ宇宙船によって地球に送られた。このイメージは、バズとニールが安全に月面に着地した数時間後の、1969年7月21日の真夜中過ぎに撮られた。13分間の降下は緊張そのものであった。着陸船は予定されたより速く動き、モジュールのガイダンス・コンピュータから予想外の警報が鳴り光った。しかし、二人は歴史的に成功した。 今週末アポロ11号月着陸の50回目の記念日を印す。Hasselblad 財団によって提供されたこのイメージに、バズ・オルドリンが地震計をセットアップしている。更に多くの写真がストックホルムの Hasselblad の展示に示されるだろう。ヨーロッパ宇宙機関は、月に足を踏み入れた人類最初の50回目の記念日を祝う国際的宇宙コミュニティに参加している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 記事は大幅に要約しています。アポロにスイス製のカメラが使われていたことはあまり知られていないので、ここでは敢えてヨーロッパ宇宙機関の記事を採用しました。

<お知らせ>: NASAテレビではアポロ11号の月着陸50周年を祝して、関連する様々なビデオを繰り返し放送しています。「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」の「アポロ11号50周年記念番組」から。

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7月18日: 50年前、アポロ11号歴史的な打上

2019年07月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

米国東部夏時間1969年7月16日午前9時32分(日本時間7月17日午後10時32分)、他の天体に初めて着陸する人間になる歴史に残るミッションで、、アポロ11号は、指揮官ニール・アームストロング、月着陸船パイロット、 バズ・オルドリン、指令船モジュール マイケル・コリンズとともに、フロリダから打上げられた。アームストロングとオールドリンは月に足を踏み入れた最初の人間になり、マイケル・コリンズは月軌道の指令モジュールに搭乗して残った。

<出典>: 「NASAの歴史(NASA History)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: アポロ11号打上当時のイメージは今ではかなり不鮮明に感じます。50周年を記念して最近編集し直されたビデオを こちら(Youtube) からご覧ください。

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7月17日: アーティスト Russ Arasmith のアポロの目

2019年07月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1969年7月16日、アポロ11号は月に、そして歴史の中に離昇した。アーティスト Russ Arasmith のアポロの像は、彼がつくった作業が示す、この計画の強力なビジョンであった。その記事と図面は、実際にその出来事が起きた日に、ロサンゼルスタイムズに掲載された。その後、タイムズ・シンジケートは、このアートワークを、世界中の300の新聞に配布した。彼は1992年にロサンゼルスタイムズを引退し、この業績を残して2018年で他界した。

<出典>: 「アポロ11(Apollo 11)」

<大判>: イメージをクリック。

 

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