天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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10月31日: NASAからのハロウィンの話題二つ/お知らせ

2019年10月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

その1、ハロウィンポスター
NASAは、ハロウィンにあたって、我々の太陽系外のある真に恐ろしい系外惑星または惑星を祝って2枚の新しいポスターを公開した。無料でダウンロードできるこの面白いポスターは、時代物のホラー映画の広告を思い出すが明らかに天文に焦点を持っている。ホラー銀河と名付けられたこの楽しく有益なシリーズは、科学者達とアーティストの協業から生れ、NASAのジェット推進研究所の系外惑星探査計画オフィスによってつくられた。

<出典>: 「太陽系とその彼方(Solar System and Beyond)」

<大判>: ポスターはそれぞれのイメージをクリック。

 

その2、 ハッブルの新しい怖いハロウィンイメージ
NASAのハッブル宇宙望遠鏡は、宇宙の深部からじっと見つめている気味の悪い新しいイメージを公開した。この新しいイメージは、我々のミルキーウェイの怖ろしい運命を示しているのかもしれない二つの相互作用し合っている銀河達、双子の銀河達 AM 2026-424 を明らかにしている。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<アニメーション動画>: 右のイメージをクリックして Youtube から。

 

<お知らせ>: 今日10月31日午前11時から、 JAXA による「新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)の開発の現状に関する記者勉強会」の中継があります。視聴は「ホームページ」の「国内機関による中継とビデオ」から。

 

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10月30日: M33の水素の雲

2019年10月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

豪華な渦巻銀河 M33 は、輝く水素ガスの公正な取り分より多くを持っているようである。銀河達のローカルグループの際立つメンバー M33 は、さんかく銀河としても知られ、僅か300万光年に横たわっている。この銀河の内部約 30,000 光年が、この壮大な25のパネルの望遠の合成に示されている。宇宙と地上ベースの望遠鏡からの画像データに基づくこの M33 のポートレートは、銀河の赤みがかったイオン化された水素の雲または HII 領域を示している。コアに向かう緩やかな渦巻の腕に沿って伸びる M33 の巨大な HII 領域は、短命であるが非常に大規模な星達の構成サイト、知られている星の託児所のいくつかの最大のものである。明るい大規模な星達からの激しい紫外線放射が周囲の水素ガスをイオン化し、最終的に特徴的な赤い輝きをつくり出す。このイメージの画質を向上させるために、この銀河の色の視界をつくる広域のデータが使われ、水素アルファフィルタによって記録された狭帯域データと結合された。このフィルタは最も強い可視の水素の輝線を通す。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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10月29日: プロバV、ボルネオからの煙噴のイメージを撮る

2019年10月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

9月18日にとられたヨーロッパ宇宙機関のプロバVミニ衛星からのこの疑似カラーイメージは、ボルネオ島のインドネシアの領域のカリマンタンの多量の噴煙を示している。このエリアでは、9月と10月は、収穫への道を開くために農民達が穀物や家畜の、またギネア・アブラヤシとアカシア・パルプの新しい植え付け準備として、農業で溜まった片を燃やすのが一般的である。 しかしながら、今年の火災シーズンはより激しく、空気の品質の劣化から、濃い煙は学校閉鎖を誘発し、航空交通への障害や健康への警告をもたらした。これらの泥炭火災は、雨期が来るまで何ヶ月も長引くことがあり、その間、それらは、温室効果ガス二酸化炭素とメタンを高水準で放出する。 2013年5月7日に打上げられたプロバVは小型化されたヨーロッパ宇宙機関の衛星であり、陸地を図にするために2日ごとに全地球をマップする。ベルギーの VITO がプロバVのデータを処理し、世界中のユーザーに配布している。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images);ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 昨日の記事も参考に・・・。

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10月28日: 地球が燃えている?/お知らせ

2019年10月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この夏、アマゾンでの火災は広域な抗議を巻き起こしたが、多くの火災が、北極、フランス、ギリシャ、インドネシア、その他世界中でも燃え上がった。今月、野火は、レバノンとカリフォルニアで燃えている複数の火災によって、再びヘッドラインを飾ったが、これらは2019年に見た多くの火災の一部である。ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル3号世界火災地図からのデータは、前年同期と比較して、2019年8月は5倍になったことを示している(右上図)。しかし、その詳細分析は、これらの火災の多くがアジアで起きたことを明らかにしている(右下図)。コペルニクス・センチネル3号ミッションは、昨年同期に検出された 16,000 超の火災と比較して、今年8月に 79,000 の火災を記録した。これらの図は、センチネル3世界火災地図プロトタイプからのデータを使って解析された。

<出典>: 「Applications;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: それぞれのイメージをクリック。

<ひとこと>: 左上の図はアニメーション動画です。イメージをクリックしてご覧ください。

 

<おしらせ>: 今日28日午後2時から、小惑星探査機「はやぶさ2」記者説明会があります。視聴はホームページの「国内機関による中継とビデオ」 から。

 

 

 

 

 

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10月27日: 大西洋上アフリカ近くの HTV-8 補給船/お知らせ

2019年10月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが大西洋上253マイル(405キロメートル)を周ったとき、日本の H-II 運搬船8号(HTV-8)がこのイメージで焦点を当てられる。軌道の複合体からのこの視界は、モロッコと西サハラを横断して見ている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 日本の H-II 運搬船8号「こうのとり8号」は、次週土曜日(11月2日)に国際宇宙ステーションから切り離され、太平洋上で燃え尽きる予定です。切離しの中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

<お知らせ>: 明日10月28日(月)午後2時から、小惑星探査機「はやぶさ2」記者説明会があります。今回は TM 、MINERVA-II2 分離結果の報告です。「国内機関による中継とビデオ」 から。


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10月26日: リングに固着される

2019年10月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このNASAの土星探査カッシーニミッションからの2014年のイメージに、葉に吊るされた滴の一滴のように、この視点からはテチスが土星のAとFリングに突き刺さっているように見える。10年以上の間、カッシーニは、メタンの川がメタンの海に向って流れ(注:タイタンを指す)、また、液体の水の海から生命のための成分を秘匿しているかもしれない氷とガスの噴射が宇宙に素材を吹き出している(注:エンケラドゥスを指す)、仰天させる世界に我々を連れて行き、土星とそのファミリーの氷の月の神秘を共有した。リングの粒のような差渡し 1,062 キロメートルの土星の月テチスは主に氷から成っている。テチスを通して見られるAリングのギャップは、ここでは見ることができない小さな月ダフニスによって保たれているキーラーギャップである。この視界はテチスの土星に面した半球を見ている。テチスの北は左上43度である。このイメージは、カッシーニ宇宙船の狭角カメラの可視光線で、2014年7月14日にとられた。

<出典>: 「太陽系とその彼方(Solar System and Beyond )」

<大判>: イメージをクリック。

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10月25日: カリーナ星雲の分子雲

2019年10月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ここに示されている、カリーナ星雲に発見されるいくつかの風変わりな形は、蒸発しているように最もよく表現されるかもしれない。近くの星達からのエネルギーに満ちた光と風が、このくすんだ肖像的な形をした暗いダストの粒を破壊している。皮肉な形、暗い分子雲または明るい縁の滴(globule)は、しばしば、それらの中に、後に彼らを滅ぼす星達をつくる。軌道を周っているハッブル宇宙望遠鏡によってここに描かれた浮く宇宙の構造は、いくつかの明るい月(の大きさ)に広がっている。この大カリーナ星雲自体は約30光年に広がり、約 7,500 光年離れて、りゅうこつ座の方向に、小さな望遠鏡でも見ることができる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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10月24日: ハッブル、初めての確認された星間彗星を観測する

2019年10月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

それがどこから来たのか誰にもわからない。それがどれくらい星間宇宙の空虚な冷えた深い穴を通して漂っていたかは誰にもわからない。しかし、今年、彗星21/ボリソフ(2I/Borisov)と呼ばれるオブジェクトがその寒さからもたらされた。それは、クリミアのアマチュア天文学者によって、我々の太陽を通り過ぎるのが検出された。暗い未知からのこの特使は、彗星のダストの尾の成長を監視するためにあらゆる望遠鏡を向けた世界中の天文学者達の注目を捕えた。その速度と軌道に基づけば、この遠い訪問客は、我々の銀河のあらゆるところから太陽系に入ってきた、僅か二回目の知られたオブジェクトである。高速で走るダービー馬を捕えようとするトラックカメラマンのように、ハッブルは、彗星が毎時 110,000 マイル(176,000 キロメートル)で流れたときの、一連のスナップショットをとった。ハッブルは、目に見えない核のまわりのダストの中央の集中を明らかにする、束の間の彗星の、これまでで最も鋭いイメージを提供した。この彗星は、ハッブルがこの写真をとったとき、地球から2億 6000 万マイル(4億 1600 万キロメートル)にあった。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 右下の図は想定される軌道

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10月23日: MyCn 18:彫られた砂時計惑星状星雲

2019年10月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

MyCn 18 のリングは、中央に異常な一つの目を持つ、砂時計の外形を追っている。この時間の砂は、この砂時計型の惑星状星雲の中央の星のために流れ出している。その核燃料の消費とともに、ひとつの太陽のような星の生命の、この短い、壮観な、閉じつつあるフェーズが、その外層に起きている。その核は冷やされ白色矮星として霞んでゆく。1995年、天文学者達は、ここに挙げたものを含む、惑星状星雲の一連のイメージを作るためにハッブル宇宙望遠鏡(HST)を使った。窒素を赤、水素を緑、酸素を青で描いたカラフルな輝くガスの精巧なリングは、砂時計の薄い壁の輪郭を描いている。ハッブルイメージの先例のない鮮鋭さは、 MyCn 18 のような複雑な形の際立ったミステリーと惑星状星雲の対称形の解析に役立つ、星雲の放出プロセスの驚くべき詳細を明らかにした。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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10月22日: 惑星間の地球

2019年10月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2013年7月19日、地球は、惑星間で初めて同じ日に、最も内側の惑星水星とリングで囲まれたガスの巨人土星の、太陽系の二つの異なる世界から撮られた。左に描かれているのは、最も外のガスの巨人を周っているロボット、カッシーニ宇宙船によって捕えられた 土星のリングの下の淡い青色の点地球である。その同じ日に、惑星地球の人々は多くの土星自身の写真を撮った。一方、右側の宇宙の暗い背景に対する地球と月のシステムは、水星軌道で、ロボット、メッセンジャ宇宙船によってとられた。メッセンジャは、全く暗いと予想される月達、小さな自然の衛星の調査の一部として水星のイメージをとった。この メッセンジャイメージ では、左の地球と右の月が、明るく反射される日光によって露出過度で輝いている。ホームの世界には戻らない運命の下、カッシーニとメッセンジャは、その後太陽系探査のミッションから引退した。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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10月21日: 銀河 M87 にズームインする

2019年10月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このムービーは、この銀河の真の可視光線、X線、電波の写真を使って、その高速な粒子のジェット、その中央のブラックホールの影の、銀河 M87 の中をズームしている。

<出典>: 「太陽系とその彼方(Solar System and Beyond)」

<アニメーション動画>: イメージをクリック。

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10月20日: 遠征61クルー、新鮮な果物と他の品物を開梱する

2019年10月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

四名の遠征61クルーが、日本の HTV-8 貨物船で届けられた新鮮な果実と他の品物をバッグから取り出す。左から、NASAのジェシカ・メイア、アンドリュー・モーガン、クリスティーナ・コッホ、ヨーロッパ宇宙機関の指揮官ルカ・パルミターノ。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 場所は日本の「きぼう」研究室。10月14日の記事も参考に・・・。

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10月19日: B47、ゲッツ氷棚を折る

2019年10月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

約260平方キロメートルの大きな氷山が、最近、南極大陸西のゲッツ氷棚から分離した。このアニメーションは、2019年9月2日から10月14日までのコペルニクスセンチネル1ミッションからのイメージを使って、アムンゼン海で回転して裂ける氷山を示している。この氷山は、おおよそ長さ35キロメートル、幅10キロメートルである。米国氷センター(NIC)によって B47 と名付けられたこの氷山は、最初に、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル1号のイメージを使って、 NIC のアナリストによって発見され確認された。コペルニクス・センチネル1号ミッションは、昼夜に関係なく、年間を通して、特に重要な、長く暗い南の冬を通した視界を得ることができるレーダーを運んでいる。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<アニメーション動画>: イメージをクリック。

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10月18日: 蟹星雲を通過する手前の小惑星/お知らせ

2019年10月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

深い空を調査するために天文学者達がハッブル宇宙望遠鏡を使っているとき、遠くの銀河または星雲の捕えられた写真に、我々の太陽系からの小惑星が印を残した。ヨーロッパ宇宙機関の天文学者達とソフトウェア技術者達のチームは、ハッブル目録のイメージに偶然観測された小惑星の発見に役立てるために市民に協力を求め、6月にハッブル小惑星ハンター市民サイエンスプロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトを通して 1900 人を超えるボランティアが、予想を上回る僅か 1.5 ヵ月に、約 11,000 のイメージに 300,000 を超える小惑星の尾を確認した。ハッブルデータを分析している間に、ドイツの熱心なボランティア Melina Thevenot は、蟹星雲の 2,005 のイメージの手前に小惑星の尾を発見した。これに鼓舞された彼女は、ここに描かれた驚異的なカラーの光景をつくるために、青、緑、赤のフィルタでとられた視界を結合して、源のハッブルイメージを処理することを決断した。2001年に地上ベースの LINEAR 調査で発見されたメインベルト小惑星の微かな尾 2001 SE101 が、星雲の中央近くの左下から右上へ、イメージを横切る曲がった筋として現れている。なお、ヨーロッパ宇宙機関のチームはハッブル小惑星ハンタープロジェクトに新しいデータを加えることを計画しており、ユーザー達は、ハッブルイメージを調べ、小惑星の通過を捜す他の機会を持つだろう。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 記事は要点のみ。大判から小惑星の微かな軌跡を確認してください。

<お知らせ>: 今日10月18日、国際宇宙ステーションで、新しいリチュームイオン電池に交換する、5回の船外活動の3回目が行われます。この船外活動は、国際宇宙ステーションでは初めての、2名の女性宇宙飛行士達によって行われます。中継放送時刻等はホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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10月17日: 夜の土星/お知らせ

2019年10月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

惑星地球の夜空で明るい土星とその美しいリングの望遠の視界は、しばしばそれを星のパーティー達のスターにする。しかし、土星のリングと夜の側のこの驚くべき視界は、この外惑星より太陽に近い(例えば地球の)望遠鏡からは見ることができない。それらの視界では土星の昼を見るのみである。実際に、夜の影とともに土星の細長い日の当たる三日月形のこのイメージは、カッシーニ宇宙船によって、その広い複雑なリングシステムを横断して捕えられた。惑星地球からのロボット宇宙船カッシーニは13年間土星を周り、2017年9月15日にこのガスの巨人の大気に飛び込むように指示された。この壮大な合成は、そのグランドフィナーレの突入の二日前に、カッシーニの広角カメラで記録されたフレームから成っている。この土星の夜は地球からの他の宇宙船が求められるまで二度と見られないだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 10月16日に予定されていた国際宇宙ステーションでの船外活動は延期になり、明日18日金曜日に行われます。なお、この船外活動は、国際宇宙ステーションでは初めて、2名の女性宇宙飛行士達によって行われます。中継放送は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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