この記事はヨーロッパ宇宙機関発表のコペルニクスセンチネル5P衛星のデータをもとにコロナウィルスの社会活動への影響を編集したものでオリジナルです。これら図はコロナウィルス蔓延前(左側)と後(右側)の、人間の活動によって発生する汚染物質二酸化窒素の発生量を示しており、ウィルス発生に伴う社会活動の停滞による汚染状況の低下が明瞭に見てとれます。特に都市部で汚染が激しいことにもご注目ください。
図は、上から中国を中心に韓国・日本(上)、イタリア(二番目)、フランス(三番目)、スペイン(最下)。




<出典>: 「コペルニクスセンチネル5P(Copernicus Sentinel-5P)」
<大判>: 大判イメージは文中のリンクから。
<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動が停止しています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、アポロなど史実の記事を中心に提供しています。


朝鮮半島の261マイル(418キロメートル)を周っているとき、韓国のソウルと周辺の街の夜の灯が国際宇宙ステーションからとられる。
国際宇宙ステーションが米国北東の263マイル(421キロメートル)を周った早朝に、良く照らされたニューヨーク/ニュージャージーのメトロポリタン・エリアが見られる。ランドマーク(目印)として、マンハッタンのセントラル・パークが、中央下の暗い長方形のエリアとして見ることができる。
この写真は南極大陸東部デンマン氷河(Denman Glacier)の表面の波型を示している。この氷河は、今、2003年から2008年までよりも急速に溶けている。NASAのジェット推進研究所とカリフォルニア大学の科学者達による新しい調査によれば、この氷河は、1996年から2018年までに、 5.4 キロメートル縮退した。
国際宇宙ステーションが太平洋上260マイル(416キロメートル)を周ったとき、東京が下にある日本の街の光が、軌道の日の出の中で消えて行く。
軌道の259マイル(414キロメートル)を通過している夜の間に、日本の大阪湾、大阪の夜の光が国際宇宙ステーションから描かれた。
日本の東京と東京湾周辺の川崎と横浜の明るい光が、軌道の260マイル(416キロメートル)から国際宇宙ステーションによって描かれた。
アポロ9号は1969年3月に打上げられアポロ11号への秒読みであった。低地球軌道を飛び、月着陸船、コマンドとサービスモジュールの、フル装備のアポロ宇宙船の初飛行であった。このミッションは、初めての月着陸に備えて、月軌道での降下と上昇推進システムを実証することによって、着陸船の質を確定させるために行われた。これはまた、アポロ11号に求められた、これらが独立して飛行し、続いてランデブーし、再びコマンドモジュールとドッキングできることも実証した。3名のクルーは、ジェームズ・マクディビット司令官、コマンドモジュールパイロット、デイビッド・スコット、月着陸船パイロット、ラッセル・L・シュワイカートから構成されていた。このイメージでは、マクディビットとシュワイカートが地球軌道で月着陸船をテストし、一方、スコットはコマンドとサービス・モジュールに残った。また、このミッションの間に、シュワイカートは、月で装着する月宇宙服をテストするために船外活動を行なった。
ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル5P衛星からのデータを使ったこのイメージ(右)は、2020年3月7日から16日までの二酸化窒素の濃度を示している。
<記事の主旨と説明>:
最近のデータは、コロナウイルス(COVID-19)の広がりを防止するための全国的な閉鎖によって、イタリア北部の空気の汚染の低下を示した。この新しいマップは、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル5P衛星の Tropomi 装置による12月から3月までの、中国の二酸化窒素放射の変化を示している。2019年12月遅くにコロナウイルスのニュースが中国の湖北省で生じたとき、厳しい処置が実施された。その結果、中国当局が病気の蔓延を止めるために毎日の活動を中止し、1月後半までに工場は閉鎖され街路は消毒された。これは、全ての主要な中国の都市での、1月下旬から2月までの間の二酸化窒素放射の劇的な縮減に結びついた。この放射の低下は、また、毎年放射の類似した低下を見る、新年の祝賀と同時でもあった。コペルニクス大気監視サービス(CAMS)は、以前の3年と比較した、最も重要な空気の汚染物質の一つ、2020年2月の微細な粒子状物質の減少を観測した。これらの衛星観測を大気の詳細なコンピュータモデルと結合することによって、この調査は、中国の大部分の表面粒子状物質の約20~30%の縮小を示した。
<お知らせ>:
太平洋での回収テスト8で、遠くの艦船と共にヘリコプターが、オリオンカプセルのテストバージョンの近くを飛んでいる。アルテミス1の回収手順の、この初めてのフルミッションのプロフィールテストの間に、NASAの着陸と回収チームは、彼らの目標物に出会った。アルテミス1は、オリオン宇宙船、宇宙打上システム・ロケット、ケープカナベラルのケネディ宇宙センタの新しく改良された探査地上システムと共に、NASAの深宇宙探査システムの、初めての統合飛行試験になるだろう。このミッションの基本的なゴールは、エントリー(大気入り)、降下、着水、回収のクルーモジュールの安全性を確認することである。アルテミス計画では、2024年までに最初に女性を、次に男性を月に着陸させるだろう。
私たちの最も近くにある恒星であり馴染み深い天体,太陽.その内部はどんな観測機を用いても見ることはできませんが,太陽表面の観測や理論的研究から,太陽の内部は複雑な流れで占められていることがわかっています.そしてこの複雑な流れが,黒点やフレアなどの太陽活動の源と考えられています.また,太陽の表面に現れる強磁場である黒点の数は11年の周期で増減することが知られていますが,その周期の仕組みは大きな謎となっています.この11年の黒点周期の謎も,太陽内部の複雑な流れを正確に理解することができれば,明らかにすることができると考えられています.太陽内部の流れや磁場を精密に計算したコンピュータ・シミュレーションを元にした映像で,太陽の中身をのぞいてみましょう.
火星の氷冠は全ての層が物語を持つケーキのようである。この例ではその物語は火星の気象変化の一つである。北極の層になった堆積(NPLD:north polar layered deposit)の露出部分のこのイメージは、層になったティラミスの一切れのように見える。この NPLD は積み重なった水の氷とダストの粒から成っている。しかしながら、ここに見られるように、これらの層は、着氷の代わりに季節的な二酸化炭素の霜で頂上を覆われている。火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラの高解像度と色彩能力は、これらの層における変化に関する詳細を提供している。また科学者達はレーダー・データを使い地下の連続性をも示している。これらの堆積の複雑な層は、もしサンプルが得られれば、以前の気象の理解に結びつく、大気からの小さな大気のポケットを含むかもしれない。



