天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

1月31日:オーロラと北西太平洋

2016年01月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士スコット・ケリーとヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士ティム・ピークは、2016年1月20日に国際宇宙ステーションからとられた一連のオーロラの写真を共有した。このオーロラのダンスの光は、地上からの壮観な視界を提供するが、また、太陽から送られて来るエネルギーと粒子を研究する科学者達の想像力をも捕える。オーロラは、太陽風と呼ばれる安定した流れと、コロナ質量放出(CMEs)として知られる巨大な爆発の二つによって太陽から逃れ出る、エネルギーに満ちた粒子の一つの影響である。

<出典>: 「今日のイメージ」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月30日:宇宙ステーション、地中海を飛ぶ

2016年01月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の遠征46フライト・エンジニアティム・ピークは、2016年1月25日に、彼のソーシャルメディアフォロアーと、この驚くような夜の写真を共有した。彼は「イタリア、アルプス、地中海の美しい夜」と書いた。

<出典>: 「今日のイメージ」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月29日:ソユーズ打上(コマ落とし動画)

2016年01月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関の宇宙飛行士ティム・ピーク、NASAの宇宙飛行士ティム・コプラ、宇宙飛行士ユーリ・マレンチェンコは、2015年12月15日に国際宇宙ステーションに向けて打上げられた。これはティム達3名の6ヶ月間のミッションの始まりをマークした。

<参考>: Youtube を使ったソユーズの搬出から打上までのコマ落とし動画です。ソユーズの打上がどのように行われるかが見られます。

<出典>: 「ヨーロッパ宇宙機関」

<動画>: イメージをクリック。

コメント

1月28日:インテグラル、地球のオーロラのX線写真を撮る(動画)

2016年01月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

通常、高エネルギーのブラックホール、超新星、中性子星などを観測することで忙しい。ヨーロッパ宇宙機関のインテグラル宇宙天文台は、最近、我々の惑星のオーロラを振り返る機会を持った。オーロラは、極地で太陽風と地球の磁場とが作用し合って、美しい光を示すことで知られている。太陽からのエネルギーに満ちた粒子が地球の磁場に沿って引かれ、それらは大気で異なる分子や原子と衝突し、典型的にグリーンや赤で動的な多彩な光をつくる。

<出典>: 「Space in image (ESA)」

<動画>: イメージをクリックして動画をご覧ください。X線で撮られたオーロラは大変珍しいので取り上げました。地球の極周辺は顕著ですが、広い空間に磁気嵐が起きていることがわかります。

コメント

1月27日:船外活動での自画像

2016年01月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

写真は、故障した電力制御器を交換し、新しいケーブルを架設する4時間43分の船外活動の間の欧州宇宙機関の宇宙飛行士ティム・ピーク。細心に計画され実行されたこの船外活動は、NASAの宇宙飛行士ティム・コプラのヘルメットに溜まった少量の水のために最小限の作業を行って早めに中止された。二人のティムは宇宙ステーションに戻るために互いに協力して働き、NASAの指揮官スコット・ケリーとロシアの宇宙飛行士セルゲイ・ウォルコフが宇宙服を脱ぐのを手伝った。初めて船外活動を体験したティムは、この写真について、「今日の興奮させる船外活動は、永遠に私の記憶に焼きつけられるだろう。全く驚くべき感覚!」とコメントした。

<参考>: 写真では、ティム・ピークが自身のヘルメットに向けている彼の腕とカメラがヘルメットのサンバイザー(日除け)に写っている。遠くに同僚ティム・コプラ(赤いストライプの宇宙服)が写っている。大判で確認。NASAの宇宙服のヘルメットの水漏れは以前にも起きており、度重なる分析を経てもなかなか完治しない。なお、ロシアの宇宙服では発生していない。

<出典>: 「Space in image」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月26日:

2016年01月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

我々の太陽系は、今、天文マニアにとっての楽しみであろう稀なラインアップを経験している。今から2月20日ごろまで、早起きの者は、夜明け前の空に同時に五つの惑星、水星、金星、土星、火星、木星を見る良い機会に出会うだろう。これらの惑星は肉眼で見えるだろう。

<注>: こちら(デスクトップ用イメージ) から確認してください。

<出典>: 「Planet」

 

コメント

1月25日:宇宙ステーションの野菜施設で育った初めての花

2016年01月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2016年1月16日、遠征46指揮官スコット・ケリーは、国際宇宙ステーションの植物成長システムで咲く百日草の花の写真を掲載した。ケリーは書いた「宇宙で他の生命がつくられた!」。この花の実験は、NASAの宇宙飛行士キェル・リングレンが野菜システムを起動させ、百日草の種を含む「基台」を設けた2015年11月16日に始まった。この百日草を栽培する挑戦的なプロセスは、地球上の科学者達が、植物が微重力状態でどのように成長するかを理解するための、また、深宇宙ミッションでの宇宙飛行士達の自律的な庭造りの演習のための特別な機会を提供した。

<出典>: 「今日のイメージ」

<大判>: イメージをクリック

<参考>: 1月13日の記事参照

コメント

1月24日:第9惑星、アーティストの描写

2016年01月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

月22日、多くのメディアが太陽系第9惑星の発見のニュースを伝えました。これはコンピュータシミュレーションから導かれた結果であり、観測されたものでないので、NASAの記事には遅れて報告されました。以下は関連する二つの記事の一部です。

これは、太陽に向かった惑星9からの遠い視界である。このオブジェクトは天王星と海王星と類似してガス惑星と考えられる。仮定の稲妻が夜の側を照らしている。

カリフォルニア工科大の研究者達が、外部太陽系システムで、奇怪な、強く引き伸ばされた軌道を周っている巨大な惑星の証拠を発見した。研究者達が惑星9と名付けたこのオブジェクトは、地球の質量の10倍を持ち、平均距離44,8億キロメートルで太陽を周っている海王星の約20倍遠くを周っている。それは、実際に、太陽を周るのに 10,000 ~ 20,000 年かかっている。研究者達 Konstantin Batygin と Mike Brown は、数学的なモデリングとコンピュータシミュレーションを通してこの惑星の存在を発見した。しかし未だ直接オブジェクトを観測してはいない。

<出典>: 「太陽系探査(Solar System Exploration)」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月23日:宇宙からアルファベットを読む

2016年01月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの地球天文台は、NASAの衛星イメージと宇宙飛行士達の写真だけを使って、英語のアルファベットの全26文字に似たイメージを探し出した。このイメージでは文字「Y」はヤーダンであり、細長い地形が浸食などによって砂丘に彫られ、砂岩またはシルト(沈泥)岩から成っている。2000年12月25日、NASAのテラ衛星の先進的宇宙熱放射反射電波計(ASTER)は、北ナミビアのヤーダンのフィールドのように見えるものの中を走っているウガブ(Ugab)川のこの疑似カラーイメージを捕えた。

<参考>: 全アルファベットを見るには こちら から。

<出典>: 「今日のイメージ」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月22日:NASA、これまでにない2015年エルニーニョを調査

2016年01月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2年から7年ごとに自然の短期気象変化を起こす、ある時は通常より2~3度高い異常に暖かい水溜りが、熱帯太平洋東部を横断して発達する。このエルニーニョとして知られる暖かい状態はローカルな水の環境に影響を及ぼすが、また、カリフォルニアの洪水からオーストラリアの旱魃まで、世界中の気象パターンを激しく刺激する。この冬の2015~16年のエルニーニョは、以前の全てのエルニーニョよりも宇宙から詳しく観測されるだろう。

<出典>: 「Earth-observing」

<大判動画>: イメージをクリック

<参考>: 一部報道に太陽系第9惑星の発見の記事が掲載されています。この記事は「アストロノミカルジャーナル(米国の天文学専門誌)」に掲載された論文ですが、観測によって見つけられたものでなく、コンピュータシミュレーションによって示されたものです。このため、NASA、ESAなど、本サイトの対象としているサイトには掲載はありません。今後何らかの記事がありましたら掲載します。

コメント

1月21日:渦巻銀河 NGC 3521 の中央

2016年01月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

巨大な渦巻く、星、ガス、ダストが近くの渦巻銀河の中央近くに発生している。このゴージャスな渦巻 NGC 3521 は、しし座の方向僅か 3500 万光年にある。幅約 50,000 光年のその中央の領域が、ハッブル宇宙望遠鏡のデータから造られたこの劇的なイメージに示されている。このクローズアップの視界は、まだらの、ダストで飾られた不規則な渦巻の腕、若い、青い星の集団などの、この銀河の複数の特性に焦点を当てている。対照的に、他の多くの渦巻は、壮大な広いアームを見せる。惑星地球の空で比較的明るい銀河 NGC 3521 は小さな望遠鏡でも容易に見えるが、しし座の M65 や M66 のような他の渦巻銀河と見誤れることがある。

<出典>: 「今日の天文写真」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月20日:全天星空カメラが記録したふたご座流星群

2016年01月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

すばる望遠鏡の制御棟屋上に設置された全天星空カメラが、2015年12月13日から14日 (ハワイ時間) にかけて、極大を迎えたふたご座流星群の活動を捉えました。一晩で撮影された画像をつないだ動画には、ふたご座の方向から現れる明るい流星がいくつも記録されています。西に沈みゆくアンドロメダ銀河 (M31)、オリオン座やプレアデス星団 (M45、和名「すばる」) などの冬の星々や天の川、さらには黄道光なども彩りを添えています。街明かりの影響もほとんどなく、マウナケア山頂が天体観測の好適地だということが分かります。

<出典>: 「すばる天文台」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月19日:カラーのライト山

2016年01月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

非公式にライト山(Wright Mons)と名付けられた、冥王星の広く深い山頂の窪地を持つ差渡し約150キロメートル高さ4キロメートルの広い山が、2015年7月の冥王星のニューホライズンズフライバイの間に捕えられた左の差込みのイメージに表されている。頂上にクレータを持つこの広い山は、惑星地球の大きなシールド火山マウナロア、あるいは火星の巨大なオリンパスモンスなどの他の部分にも見られる。ニューホライズンズ科学者達は、冷たいまた遠い世界の内部から融けた氷を噴き出した大きなシールド火山であろうことを示唆する、二つの巨大な氷の火山達であろう冥王星のライト山と近くのピカール山(Piccard Mons)の印象的な類似性に注目している。実際に、凍った矮惑星に発見されたこのライト山は、外部太陽系最大の火山かもしれない。その斜面に僅か一つのインパクトクレータのみが確認されるので、ライト山は冥王星の歴史の後半に活動的だったのかもしれない。この最高解像度のカラーイメージは、また、この領域の周りに散る赤い素材を明らかにしている。

<出典>: 「今日の天文写真」

<大判>: 右のイメージをクリック

コメント

1月18日:夜空に広がる花火

2016年01月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

らせん状星雲は、見かけの大きさが直径約25分(満月の大きさほど)もある、非常に大きな惑星状星雲です。219パーセクと近距離にあるため、惑星状星雲の内部の構造を詳しく調べることができます。 すばる望遠鏡のMOIRCSを使って撮影すると、この惑星状星雲は、実はたくさんの彗星状の塊からできていることがわかります。しかも、この彗星状の塊は、惑星状星雲の内側ははっきりと頭がおたまじゃくしの形をしているのがわかりますが、星雲の外側にいくにつれ、形があいまいになり、しっぽがなくなります。これは、内側のほうが星風が強いからではないかと推測されています。

<出典>: 「国立天文台」

<大判>: イメージをクリック

コメント

1月17日:ヘルメットの水の泡、船外活動を終わらせる

2016年01月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<速報> 国際宇宙ステーションのNASAの宇宙飛行士ティム・コプラと欧州宇宙機関の宇宙飛行士ティム・ピークは、2016年1月15日の船外活動で主要な作業を完了させた。彼らはステーションの八つの電力チャンネルの一つの電力の消失を引き起こした故障した電圧調整器を交換し、この船外活動の最大の目的を達成した。コプラが彼のヘルメットに小さな水の泡が生じたと報告した後、二人は、東部標準時午後12時31分(日本時間1月16日土曜日午前2時31分)に、米国のクエストエアーロックの再加圧でその船外活動を終了させた。
 
<参考>: 写真は船外活動の開始にあたってエアーロックから外に出るティム・コプラ。日本時間1月15日金曜日午後10時前に開始された国際宇宙ステーションでの船外活動は、NASAの宇宙飛行士ティム・コプラのヘルメット内に水の泡が生じたことから、最小限の作業を完成させたのち終了させました。米国の宇宙服の水の泡はかねてから問題となっており、解決の難しさを表しています。ビデオを含む詳細は「天文ニュース 」  トップニュースから。

<出典>: 「Space Station BLOG」

コメント