天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

4月30日: オーロラと日の出

2018年04月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「南半球で日の出がオーロラの一団を砕いている」と、国際宇宙ステーションからこのイメージを撮った宇宙飛行士リッキー・アーノルドは言った。オーロラは、宇宙ステーションクルーが地球のはるか上から観測する、多数の地球の現象の一つである。オーロラのダンスの光は壮観な視界を提供するが、また、太陽から入って来るエネルギーと粒子を研究している科学者達の想像力を捕える。オーロラは、太陽風と呼ばれる安定した流れか、あるいはコロナ質量放出として知られる巨大な爆発で太陽から高速で流れ出す、エネルギーに満ちた粒子の影響の一つである。地球に向かった旅の後、この太陽粒子と磁場は地球の近くで既に捕らえられている粒子の解放を誘発し、3日間で終わる高層大気での反応を引き起こし、酸素と窒素分子が光子を解放する。その結果が北極光または南極光である。

<出典>: 「遠征55(Expedition 55)」

<大判>: イメージをクリック。

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4月29日: 北から南まで見る日本

2018年04月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションからのこの視界は、東京、名古屋、大阪、広島、福岡を囲む日本の北から南までを見ている

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

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4月28日: ガラパゴス諸島

2018年04月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

現在、遠征55クルーとして国際宇宙ステーションに乗っているNASAの宇宙飛行士リッキー・アーノルドによって、ガラパゴス諸島が撮られた。地球上200マイルを超えるこの視界は、ステーションが太平洋上のエクアドル沖を周った2018年4月13日の、雲で覆われたガラパゴス諸島と海面の太陽によるきらめきを示している。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

 

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4月27日: センチネル3B打上げられる

2018年04月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

二回目のコペルニクス・センチネル3衛星、センチネル3Bが、ロシア北部の Plesetsk コスモドロームから、2018年4月25日 17:57 GMT (日本時間4月26日午前2時57分)に離昇した。センチネル3Bは、軌道上でその対のセンチネル3Aに加わる。この同一の衛星の組合せは、世界最大の環境監視計画、ヨーロッパのコペルニクス計画のために最高のサービス範囲とデータ配送を提供する。この衛星は、海、陸地、氷、大気を測るための最先端の機器の同一のセットを運んでいる。センチネル3ミッションは行動海洋学の中心にある。例えば、それは、水生生物の生産力や海洋汚染の測定を提供し、海面の変化を図化し、船の効率的かつ安全な海の状態を予測する。このミッションは、また、陸地の変化、植物、都市熱、野火の追跡などに関するユニークでタイムリな情報をも提供する。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ビデオ>: ビデオ(mp4:8.44 MB)はイメージをクリック。

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクス・センチネル計画は、センチネル1からセンチネル5までが計画され、主として地球の情報が提供されています。

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4月26日: 火星の明暗/お知らせ

2018年04月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星の地表のこの高解像度のクローズアップの中で、深い影が明暗の劇的なコントラストをつくっている。2014年1月に火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラで記録されたこの光景は、幅約 1.5 キロメートルである。赤い惑星の250キロメートル上からのカメラは、南の高地のクレータの砂丘フィールドを見下ろしている。太陽がこの地方の地平線上約5度にあったときにとられたこのイメージでは、砂丘の頂上のみが日光に捕らえられている。長く寒い冬が南半球を覆い、季節の霜の明るい隆起が火星の砂丘に沿って並んでいる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 今日26日木曜日午後9時から、国際宇宙ステーションの金井飛行士の飛行中イベントが予定されています。中継放送は 「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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4月25日: NGC 3344 に向かう/お知らせ

2018年04月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ミルキーウェイ銀河の我々の視点からは NGC 3344 は正面向き(face on)に見ることができる。差渡し約 40,000 光年の、この大きな美しい渦巻銀河は、小しし座(Leo Minor)の 2,000 万光年にある。このハッブル宇宙望遠鏡による NGC 3344 のクローズアップは、近赤外線から紫外線波長に至る注目に値する詳細を含んでいる。このフレームは渦巻の中央領域を横断して約 15,000 光年に伸びている。この銀河の色は、核から外へ、中央の古い星達の黄色から若い青い星の集団へまた赤い星形成領域へ、緩やかな壊れた渦巻の腕に沿って変化している。もちろん、スパイクの外見を持つ明るい星達は NGC 3344 の前にある我々のミルキーウェイの中に横たわっている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: 明日26日木曜日午後9時から、国際宇宙ステーションの飛行中イベント、金井飛行士との対話が予定されています。中継放送はホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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4月24日: ジュノ・ミッション、木星の北極の赤外線の旅を提供する

2018年04月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのジュノ・ミッションに取り組んでいる科学者達は、惑星の極地の領域に浸透する高密度に詰め込まれたサイクロンと高気圧を表す三次元赤外線ムービーを共有した。ジュノ・ミッション科学者達は、木星赤外線オーロラマッパー(JIRAM)装置によって集められたデータを使って、木星の北極の三次元周回飛行をつくった。 JIRAM は、スペクトラムの赤外線の部分でイメージを撮り、木星深部から発する光を、昼夜等しく捕えている。この装置は、木星の雲のトップの下50~70キロメートルまでの層を調べている。

<出典>: 「ジュノ(Juno)」

<動画>: 動画はイメージをクリックして Youtube から。

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4月23日: ハッブルの28回記念:干潟星雲

2018年04月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙での28回目の記念日を祝って、NASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡は、干潟星雲(Lagoon Nebula)のこの驚くようなとカラフルなイメージをとった。約 4,000 光年にあるこの星雲全体では、信じ難い幅55光年高さ20光年もある。このイメージは、差渡し約4光年の、この混乱する星形成領域の小さな部分のみを示している(原版参照)。この衝撃的な星雲は、1654年に、それらが彗星と間違えられないように夜空ではっきりしないオブジェクトを記録しようとしたイタリアの天文学者 Giovanni Battista Hodierna によって、初めてカタログ化された。この干潟星雲は、彼の観測以降世界中の多くの望遠鏡と天文学者達によって分析されてきた。この観測は、2018年2月12日と2月18日の間に、ハッブルによってとられた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: NASAの記事は「ホームページ」の「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」から。

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4月22日: 上昇するスペースシャトル

2018年04月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2011年5月のエンデバーの最終打上のこのイメージは、NASAのシャトル訓練航空機から捕えられた。雲の上でとられたこのイメージは、雲の下で撮られる同じシャトルの噴煙と似ているだろう。エンジンで噴出される熱く輝くガスが、長い噴煙とともに上るシャトルの近くに見える。噴煙の影が雲の上に現れ太陽の方向を示している。米国のスペースシャトル計画は2011年に終わり、エンデバーには、今、カリフォルニア科学センターで会えるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

 

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4月22日: カタールの首都、ドーハ

2018年04月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションがアラビア半島の北東部の海岸を周ったとき、カタールの首都ドーハが遠征55クルーによって撮られた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 右のイメージは処理を加えてあります。

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4月20日: これまでに見られた最も遠い星の偶然のフラッシュ候補

2018年04月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このフラッシュはこれまでに見られた最も遠い星だったのだろうか? ハッブル宇宙望遠鏡イメージの予想外に注目されたフラッシュは、変わった重力レンズの出来事であるだけでなく、以前に個々に撮られた星よりも100倍遠い、通常の星のイメージでもあることを証明したのかもしれない。この特集されたイメージでは、左側に多くの黄色い銀河達を持つ完全な銀河集団を、右側の拡大された正方形に2011年には明らかでなく2016年に現れた源を示している。この源のスペクトラムと変わりやすさは超新星とは強く異なっているが、むしろ、並んだ重力レンズの集合によって約2000倍に拡大された通常の青い超巨星によってより安定して見える。イカロスと呼ばれるこの源は、赤方偏移 1.5 の宇宙を横断して更に遠くの、この銀河集団の背後の銀河にある。もしこのレンズの解釈が正しいならば、そしてイカロスが爆発している星でないならば、それと他の同じように拡大された星達の更なる観測は、銀河の集団と宇宙における星と暗黒物質の含有に関する情報を伝えるかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: この記事の詳細は「ホームページ」の「ハッブル宇宙望遠鏡写真集」から。

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4月19日: 雲の金星/お知らせ

2018年04月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

我々の姉妹惑星金星はダイナミックで変わった場所である。強い風が惑星の回りを渦巻き、雲の厚い層を引きずっている。これらの激しい風は「スーパーローテーション」と呼ばれるほど高速で動く。地球の風は地球の回転速度の5分の一まで動くことができるが、金星の風は60倍まで速く吹くことができる。2006年から2014年まで金星を周ったヨーロッパ宇宙機関のヴィーナスエクスプレスと他の国際的な宇宙船からの観測は、この内部の深い風と雲を調べ、いくつかの独特な動きを見つけた。スーパーローテーションは昼の側より夜の側で無秩序に振る舞うように見えるが気象モデルは不確かなこととして残している。ここに挙げた三つイメージは、ヴィーナスエクスプレスの可視光線と赤外線カメラからの、安定的な波(左)、ダイナミックな不安定な波(中央)、不可解なフィラメント(右)の雲の形を詳細に示している。ヴィーナスエクスプレスは2005年に打上げられ、2006年に金星を周り始め、2014年12月にミッションを終えた。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。


<お知らせ:速報、追記>: 太陽系外探査衛星 TESS は日本時間4月19日午前7時51分に定刻通りカリフォルニアから打上げられ、第一段ロケットは回収されました。

 


 

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4月18日: アポロ17号:月軌道からのステレオの視界/お知らせ(追記)

2018年04月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

赤/青のステレオ眼鏡を取り出して、この他の世界の驚きの立体の視界をチェックしよう。この光景は、1972年12月11日に、アポロ17号ミッション指揮官ユージン・サーナンによって、月に着陸する降下前の一つの軌道で記録された。このステレオ立体写真は、彼とハリソン・シュミット博士がトーラス・リトローの谷のアポロ17号着陸地点の上を飛んだとき、月着陸船チャレンジャーの彼の有利な視点から捕えられた二つの写真からまとめられた。南マシッフ(South Massif)と呼ばれた山の広い日の当たる正面が、その左のトーラス・リトローの暗いフロアの上のフレームの中央近くにそびえている。山脈の向こうの月の縁の方向に、月のセレニタティスの海(Mare Serenitatis:晴れの海)が横たわっている。ロン・エバンスによって制御されたコマンドモジュール・アメリカが、南マッシフのピークに対して手前の軌道に見える(大判参照)。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 参考までにステレオ編成の元となったイメージの一つを挙げておきます。

 

<お知らせ:速報、追記>: 太陽系外探査衛星 TESS の打上は日本時間4月19日木曜日午前7時51分以降(放送開始午前7時30分)に設定されました。 TESS の概要は一昨日の記事から。中継放送はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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4月17日: コロンブスの ASIM

2018年04月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

イラストレーションの大気・宇宙相互作用監視装置(ASIM:下のボックス)が、国際宇宙ステーションのヨーロッパの宇宙研究室コロンブス(中央の円筒)にマウントされる。この天文台は、高層大気の雷雨の上に広がる放電を探すために設計された、可視光カメラ、光度計、X線とガンマ線探知器の集合体である。 ASIM はヨーロッパ宇宙機関によって資金を提供された国際的なプロジェクトである。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 4月17日火曜日午前7時半過ぎ、太陽系外探査衛星 TESS (昨日の記事参照)の打上が予定されています。打上の中継放送は 「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

<追記>: 太陽系外探査衛星 TESS の打上は4月18日水曜日以降に延期されました。時刻は未定です。

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4月16日: 太陽系外惑星通過探査衛星(TESS)/お知らせ

2018年04月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

 TESS (系外惑星通過探査衛星)は我々の太陽系の外の惑星を捜す次のステップである。このミッションでは、周期的に親星からの光の一部をブロックするトランジット(通過:右図)と呼ばれる現象で系外惑星を発見する。 TESS は太陽の近くの最も明るい星の 200,000 を調査するだろう。 TESS 科学者達は、このミッションが何千もの惑星候補のカタログをつくり、既知の系外惑星の現在の数を広く増やすことを期待している。これらの約300は地球サイズと超地球サイズの系外惑星であり、地球の大きさの2倍以下である。 TESS は、将来の研究者達に、より包括的な引き続く調査のための新しいターゲットとなる豊かなセットを与えるだろう。(以上記事は要約しています)

<出典>: 「 TESS (太陽系外惑星通過探査衛星)」

<動画>: イメージをクリック。

<お知らせ>:  TESS は、先のケプラーとK2ミッションに続く太陽系外惑星探査ミッションであり、24度・96度の26の異なるセクターに区切って2年間で全空を調査します。打上げは、日本時間明日17日午前7時32分に予定されています。打上の中継放送は「ホームページ」の 「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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