「南半球で日の出がオーロラの一団を砕いている」と、国際宇宙ステーションからこのイメージを撮った宇宙飛行士リッキー・アーノルドは言った。オーロラは、宇宙ステーションクルーが地球のはるか上から観測する、多数の地球の現象の一つである。オーロラのダンスの光は壮観な視界を提供するが、また、太陽から入って来るエネルギーと粒子を研究している科学者達の想像力を捕える。オーロラは、太陽風と呼ばれる安定した流れか、あるいはコロナ質量放出として知られる巨大な爆発で太陽から高速で流れ出す、エネルギーに満ちた粒子の影響の一つである。地球に向かった旅の後、この太陽粒子と磁場は地球の近くで既に捕らえられている粒子の解放を誘発し、3日間で終わる高層大気での反応を引き起こし、酸素と窒素分子が光子を解放する。その結果が北極光または南極光である。
<出典>: 「遠征55(Expedition 55)」
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