天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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5月31日(金): 木星に飛び込む/ミッション別ページ

2024年05月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

木星に飛び込む

シミュレートされた急降下を行い、太陽系を支配する巨大なガス惑星、木星の上層大気に飛び込もう。このアニメーションは、木星軌道を周回するジュノ探査機のジュノ・カメラ(JunoCam)および搭載されたマイクロ波放射計から撮られた。 この突入シミュレーションによって、太陽系を支配するガスの巨人、木星の超高層大気に飛び込もう。

やや恐怖のこのアニメーションは、ジュノ・カム(JunoCam)からの画像データと木星の軌道を周っているジュノ宇宙船の中のマイクロウェーブ放射計に基づいている。その視界は、木星の南の雲のトップの上、約 3,000 キロメートルに始まり、左の表示で進捗を追うことができる。高度が落ちると温度が増し、木星の有名な大赤斑の深くに飛び込む。実際に、ジュノのデータは、太陽系最大の嵐のシステム大赤斑を示し、巨大な惑星の大気圏の中約 300 キロメートルを貫く。比較として、惑星地球の海の最も深い点は11キロメートル未満に過ぎない。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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5月30日(木): 地球と金星の間の大きさの興味深い世界/ミッション別ページ

2024年05月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの TESS 、地球と金星の間の大きさの興味深い世界を発見

NASAの TESS (トランジット系外惑星探査衛星)やその他多くの施設による観測をもとに、二人の国際天文学者達が、わずか40光年離れたところに、地球と金星の間の大きさの惑星を発見した。複数の要因により、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使ったさらなる調査に適した候補となっている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Francis Reddy(著者名です)

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5月29日(水): 太陽のフィラメント噴出/ミッション別ページ

2024年05月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽のフィラメント噴出

私達の太陽に何が起こったのだろう? 特に変わったことはない。フィラメントを投出したのみである。2012年の半ばごろ、長く続いていた太陽フィラメントが、高エネルギーのコロナ質量放出(CME)を生み出して、突然宇宙に噴出した。フィラメントは太陽の刻々と変化する磁場によって何日も持ちこたえられ、この噴出のタイミングは予想外だった。太陽を周回するソーラー・ダイナミクス観測衛星(Solar Dynamics Observatory)が注意深く見守る中、爆発によって電子やイオンが太陽系に放出され、その一部は3日後に地球に到着し、地球の磁気圏に衝突してオーロラが現れた。太陽の活動領域を取り囲むプラズマのループが、特徴的な紫外線イメージで、噴出するフィラメントの上に見ることができる。 我々の太陽は、荷電粒子を宇宙空間に放出することがある多くのコロナホールを生む、11年周期で最も活発な時期に近づいている。

<注>: この記事は、5月26日、NASAの「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」に掲載されたものです。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day


<ひとこと>: 併せて、今回の太陽活動の激しさを、動画 Youtube でご覧ください。右のイメージのリンクから。

解説は以下の通り。
2024年5月14日、太陽は強い太陽フレアを放出した。この太陽フレアは太陽周期25の中で最大であり X8.7 に分類される。

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5月28日(火): 銀河、ジェット、有名なブラックホール/ミッション別ページ

2024年05月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

銀河、ジェット、そして有名なブラックホール

明るい楕円銀河メシエ87(M87)は、 2017年に地球のイベント・ホライズン・テレスコープが捉えた超大質量ブラックホールのホームである。約 5500 万光年離れたおとめ座銀河団の巨星 M87 は、スピッツァー宇宙望遠鏡からのこの赤外線イメージで青色で描かれている。 M87 はほとんど特徴のない雲のように見えるが、スピッツァーのイメージは、銀河の中央部から噴出するジェットの、相対的詳細を記録している。右上に挿入された図の右に示されているのは、我々の視線方向に近づいている明るいジェット自体であり、何千光年にも及んでいる。反対側では、後退するジェットによって引き起こされる物質の衝撃が、かすかな弧を照らしている。 右下には、はめ込まれた歴史的なブラックホールのイメージが示されている。スピッツァーのイメージでは全く未解決の、落下する物質に囲まれた超大質量ブラックホールが、活動銀河 M87 の中心からの相対的ジェットを駆動する莫大なエネルギーの源である。イベント・ホライズン・テレスコープによるこの M87 のイメージは、有名な超大質量ブラックホールを先鋭化するために強化されている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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5月27日(月): ブラックホールの降着円盤の可視化/ミッション別ページ

2024年05月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ブラックホールの降着円盤の可視化

ブラックホールの周りを回るとどんな感じになるだろう? もしブラックホールが、光り輝くガスと降着するガスの渦巻く円盤に囲まれていたとしたら、ブラックホールの大きな重力が円盤から発せられる光をそらし、非常に珍しいものに見える。 このアニメーションビデオは一つの視覚化を提供している。 ビデオは、降着円盤の平面の真上からブラックホールの方を見ている観測者から始まる。中心のブラックホールを取り囲むのは、光子の球の位置を示す軌道のディスクの薄い円形のイメージである。その中にブラックホールの事象の地平線がある。 左に行くと、ディスクの大きなメインのイメージの一部が手前に近づくにつれて明るく見える。 ビデオが続くと、ブラックホールの上をループし、すぐに上から見下ろし、向こう側のディスクの面を通り抜け、 その後、元の見晴らしの良い場所に戻る。降着円盤は、興味深い画像反転するが、決して平坦に見えない。 イベント・ホライズン・テレスコープ(Event Horizon Telescope)によってブラックホールがかつてないほど詳細に画像化されている今日、このような可視化は特に重要である。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: Week in images (ESA)

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5月26日(日): カーブする道/ミッション別ページ

2024年05月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

カーブする道

2023年8月15日に撮影されたこの写真の高速道路ではない。ヒマラヤ山脈の北にあるカラコルム山脈を通る氷河によって削られた道である。

国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、地球の写真を撮り、人間の活動や自然現象によって、地球が時間の経過とともにどのように変化するかを記録している。これによって、科学者達は、災害を監視し、氷河の動きから都市の野生生物まで、多くの現象を研究することができる。

<ひとこと>: 休日はできるだけ軽い話題を選んでいます。大判はイメージのリンク先から。

<出典>: Monika Luabeya(著者名です)

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5月25日(土): ユークリッド、最初の科学を祝う/ミッション別ページ

2024年05月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のユークリッド、きらめく宇宙の光景で最初の科学を祝う

今日(5月23日)、ヨーロッパ宇宙機関のユークリッド(Euclid)宇宙ミッションは、宇宙の前例のない五つの新しい視界を公開した。これまでに見たことのないこれらのイメージは、宇宙の秘密を解き明かし、科学者達が、危険な惑星を捜したり、 神秘的な物質を調査するためにレンズ銀河達に使ったり、また、宇宙の進化を探査したりすることを可能にする、ユークリッドの能力を示している。
---右図はビデオ(.mp4)にリンク。

これらの新しいイメージは、ユークリッドの初期発表観測の一部である。これらは、23日に公開されたミッションの最初の科学データと、近日発表予定の10の科学論文に付されている。この宝の山は、宇宙望遠鏡の打ち上げから1年も経たないうちに、宇宙のフルカラーイメージを初めて撮影してから約6カ月後に誕生した。

--- 以下略。

以下、大判はそれぞれのイメージをクリック(タップ)。

Abell 2390 Messier 78 NGC 6744 Abell 2764 Dorado Group

<解説の概略>: 

  1. Abell 2390:ユークリッドは、暗黒宇宙を探査する技術として、レンズ効果を使って、銀河団やその他の暗黒物質の量と分布を間接的に測定する。銀河団 Abell 2390 のイメージは、 50,000 以上の銀河を明らかにし、重力レンズは、空に巨大な湾曲した弧を描いている。
  2. Messier 78:ユークリッドは赤外線カメラを使って奥深くを覗き込み、星形成の隠れた領域を初めて明らかにし、ガスとダストの複雑なフィラメントを前例のないほど詳細にマッピングし、新しく形成された星や惑星を発見した。ユークリッドの機器は、木星の数倍の質量の天体を検出でき、その赤外線の「目」は、この視野だけで30万以上の新しい天体を明らかにしている。
  3. NGC 6744:現在、局部宇宙のほとんどの星を形成している銀河の原型。
  4. Abell 2764:この Abell 2764 の観測は、Abell 2390 と同様に、遠い宇宙の暗黒時代の銀河をさらに探索することを可能にしている。
  5. Dorado Group:ここでは、ドラド銀河群の、進化し合体する銀河を捉えており、進行中の相互作用の結果として見られる美しい潮汐の尾とシェルが見られる。

<ひとこと>: これらのイメージの由来は5月22日の記事参照。

<出典>: Euclid

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5月24日(金): ジェットを持つブラックホールの降着円盤/ミッション別ページ

2024年05月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジェットを持つブラックホールの降着円盤

ブラックホールが星を食い荒らすとどうなるか? 多くの詳細は不明であるが、観測は新しい手がかりを与えている。2014年、超新星全天自動探査(Project ASAS-SN)の地上ロボット望遠鏡によって強力な爆発が記録された。 NASAの地球周回衛星「スイフト(Swift)」などの観測機器による観測が行われた。 これらの放射のコンピュータモデルは、遠くの超大質量ブラックホールによって引き裂かれる恒星に当てはまる。このような衝突の結果が注目の芸術的なイラストに描かれている。ブラックホール自体は中心の小さな黒い点として描かれている。物質が穴に向かって落下すると、他の物質と衝突して熱っせられる。 ブラックホールの周囲には、かつて恒星であった高温物質の降着円盤があり、ブラックホールの自転軸からはジェットが発せられている。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day

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5月23日(木): ブラックホールが通過する星を破壊する/ミッション別ページ

2024年05月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ブラックホールが通過する星を破壊する

ブラックホールに近づいた星はどうなるだろう? もしこの星が大質量のブラックホールに直接衝突すると、星は完全に落ち全てが消えてしまう。しかし、よりある得るのは、ブラックホールの重力が、その星の外層を引き剥がしたり、星を破壊したりする。そうとすると、星のガスのほとんどがブラックホールに落ちることはない。これらの恒星の潮汐破壊現象は、超新星のように明るくなることがある。そして、自動化された天体測量によって発見されることが増える。この注目のアーティストのイラストでは、星が巨大なブラックホールを通過し、ガスを放出して軌道を回っている。 ブラックホールを取り巻くガスやダストの円盤の内部の縁は破壊現象によって加熱され、星が通り過ぎた後も輝いているかもしれない。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Astronomy Picture of the Day7777

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5月22日(水): ユークリッドイメージ公開への案内/ミッション別ページ

2024年05月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

五つの新しいユークリッドイメージ公開への案内

ヨーロッパ宇宙機関は、中央ヨーロッパ夏時間5月23日木曜日 12:00 (日本時間木曜日午後7時)に、ユークリッド(Euclid)宇宙望遠鏡---左のイメージ、大判略---が撮影した、初めての、新しいフルカラーイメージを公開する。

ユークリッドのこの初期の観測段階では、宇宙の五つの新しい肖像画が撮影され、それぞれが驚くべき新しい科学を明らかにした。宇宙の秘密を解き明かすユークリッドの能力には見逃せないものがある。

発表は ヨーロッパ宇宙機関のウェッブテレビ と 同じくヨーロッパ宇宙機関の Youtube を通して行われる。

<参考>:  ユークリッド は、ヨーロッパ宇宙機関が野心的に進めている近赤外線宇宙望遠鏡である。その主とする目的は、宇宙の加速膨張を正確に測定することによって、ダークエネルギーやダークマターを解析することにある。これを実現するために、ユークリッドは、地球からさまざまな距離にある膨大な銀河の形状を測定し、距離と赤方偏移の関係を調査する。ユークリッドの得たデータとその分析結果は、今後の天文学の基礎として使われる可能性が高い。

<出典>: Euclid

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5月21日(火): 歪んだ地球の磁場をマッピング/ミッション別ページ

2024年05月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

スウォーム衛星、5月の太陽嵐によって歪んだ地球の磁場をマッピング

<まえがき>: 5月初旬に始まった太陽の嵐は滅多に見られない激しいものでした。5月18日の Spaceweather.com ニュースの冒頭のイメージに示したように、このところの太陽面全体の現れた黒点の数は驚異的なものでした。極小期には黒点が全く見られない日もあったことを考えると、その変化の激しさは想像に絶するものがありました。今後、極大期に向かって更に激しさを増すのか、注目する必要がありそうです。しばらく関連記事を続けてきましたが、このヨーロッパ宇宙機関の記事をもって一旦終了とします。

ヨーロッパ宇宙機関のスウォーム・ブラボー衛星(Swarm Bravo satellite)は、2024年5月10日から11日にかけて発生した大規模な地磁気の嵐の際に、地球の磁場の変化を測定するのに最適な位置にあった。このアニメーションでは、赤の濃淡は磁場が強い領域を示し、青は時間の経過とともに磁場が弱まる領域を示している。

5月10日までの数日間は、両極で適度な地磁気の活動が起こり、その後、地磁気の嵐が始まり、深い赤色が北ヨーロッパ全体からニュージーランドまで広がる。一方、中緯度では、深い青色で示されているように、磁場の大幅な弱体化が見られる。

スウォーム編隊は、地球の磁場の変化を常に監視しており、地球の核の奥深くから大気圏外まで進行しているプロセスに関する情報を与えてくれる。

<ひとこと>: イメージは動画 gif です。大判はイメージをクリック(タップ)。

<出典>: Swarm Bravo

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5月20日(月): 歴史的な磁気嵐目をくらます/ミッション別ページ

2024年05月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

歴史的な磁気嵐、目をくらます

2024年5月、過去20年間で最強の地磁気の嵐が、科学者達や天の観察者達を驚かせた。この G5 の嵐は、5月10日から11日にかけて、滅多に見られない緯度を含む世界中の多くの地域からオーロラが目撃された。

スウオミ NPP 衛星は、世界時間5月11日午前8時20分(日本時間午後5時20分)に、このオーロラのイメージを撮った。

この視界では、オーロラは、モンタナ州、ワイオミング州、ダコタ州、ミネソタ州、ウィスコンシン州、アイオワ州、ミシガン州の一部に明るい白い帯として現れている。しかし、オーロラはダイナミックであり、夜の他の時間帯には異なる範囲と光のパターンが見えていたであろう。また、これらの衛星データはグレースケールで表示されているが、地上の視聴者達は、緑から、紫、赤までの色を見た。さまざまな高度で見られる大気の化合物がオーロラの色に影響を与える。

--- 以下略。

<出典>: Earth Observatory Image of the Day

 

*****************

以下は 国立天文台の記事「2024年5月に連続発生したXフレア」 から。

2024年5月11日の夜から12日の明け方にかけて、日本各地でオーロラが観測されるという珍しい現象がありました。この一連の現象は、太陽表面で連続して発生した爆発現象「太陽フレア」に起因するものでした。

太陽活動の周期はおよそ11年で、現在は極大期に向かってその活動が活発になってきています。国立天文台 太陽観測科学プロジェクトは、太陽観測衛星「ひので」をはじめ、地上からは三鷹の太陽フレア望遠鏡、野辺山の強度偏波計といった観測施設を駆使して、太陽の定常観測を続けています。

今回は、2024年5月3日、5日、8日、11日に発生した合わせて4回のXクラスの太陽フレアを捉えることができました。太陽フレアは、観測されるX線の強さによって、活動規模をB、C、M、Xの4つのクラスに分けていますが、Xクラスは最も大きな規模にあたります。

--- 以下略。

<ひとこと>: 大判イメージ等詳細は国立天文台の記事から。

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5月19日(日): この数十年で最も激しい太陽嵐を追う/ミッション別ページ

2024年05月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASA、この数十年で最も激しい太陽嵐を追う

<まえがき>: この記事はこの数週間の太陽面爆発の激しさを見ていただくために取り上げたものです。
--- イメージのリンク先、 Youtube から。

2024年5月は、太陽にとって特に嵐の多い月であることがすでに証明されている。
5月の第1週には、大規模な太陽フレアとコロナ質量放出(CME)の集中砲火が、荷電粒子と磁場の雲を地球に向けて放出し、過去20年間で地球に到達した最強の太陽嵐となり、過去500年間で記録上最も強いオーロラの一つとなった。

この太陽嵐の最初の兆候は、5月7日遅くに二つの強い太陽フレアで始まった。5月7日から11日にかけて、複数の強い太陽フレアと少なくとも七つの CME が地球に向かって突撃した。この時期のフレアの8個は、Xクラスとして知られる最も強力なタイプで、最も強いピークは X5 だった。以来、同じ太陽領域は、5月14日に、この太陽周期で観測された最も強力なフレア X8.7 を含む、さらに多くの大きなフレアを放出している。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画 Youtube です。

<出典>: TERESA NIEVES-CHINCHILLA(著者名です)

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5月18日(土): 活発化する太陽の活動/ミッション別ページ

2024年05月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

活発化する太陽の活動

<まえがき>: 11年周期で極大期に向かう太陽の活動が、これまでにないほど活発になっています。黒点が多数現れ(左上の図)、爆発の方向にある惑星にはオーロラを起こさせています。以下は Spaceweather.com news の記事からの編集です。日本とは概ね半日ほどの時差があることご承知おきください。--- クリックして大判参照
なお、これまでにあまり例のないほど極地方を外れた地方でオーロラが観測されています。世界中から寄せられたオーロラのイメージは Spaceweather.com の オーロラ・ギャラリー から。

<5月15日の記事から>

太陽フレア の新たな発生源が、太陽の南東の縁に現れている。昨日国際時間 1438 (日本時間23時38分)に、NASAのソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリの動画で示されている劇的な X3 クラスの爆発を放出した。

フレアからの極端紫外線は地球の大気圏の上部を電離させ、大西洋上で電波の短波の 遮断を引き起こした。アマチュア無線家、飛行士、船員達は 30MHz 未満のすべての周波数で信号が突然失われていることに気付いたかも知れない。

このフレアの発生源は、今週、太陽の縁の上で回転し、将来の爆発は、より地球に向けられ、質量排出(CME)を地球の方向に投げつける可能性がある。

<5月16日記事から>
火星をねらう怪物太陽黒点:最初は地球、今は火星。キャリントン級(Carrington-class)の黒点 AR3664 が、現在、火星の真正面を向いている。NASAの火星探査機パーサビアランスは、昨日、ジェゼロ・クレータのダストの大気の中からそれを目撃した。

5月14日、 AR3664 は太陽周期で最も強い X8.6 クラスの太陽フレアを発生させ、対応する放射を火星に直接投げつけた。NASAのモデルによると、5月17日に火星に衝突し、地球規模のオーロラが発生する可能性がある。

NASAのメイブン宇宙船に搭載された紫外線カメラを使って、その様子を観察できるかもしれない。

<ひとこと>: 右上のイメージのリンク先は動画 gif です。他のイメージの大判はイメージをクリック(タップ)。

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5月17日(金): 太陽のふわふわのコロナの絶妙な詳細/ミッション別ページ

2024年05月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽のふわふわのコロナの絶妙な詳細

この別世界の絶え間なく変化する風景は間近で見る太陽の姿である。欧州ヨーロッパ宇宙機関(ESA)のソーラー・オービタ(Solar Orbiter)は、太陽の下層大気からはるかに高温のコロナ外縁部への移行を撮影した。この髪の毛のような構造は、太陽の内部から現れる磁力線に従った、荷電ガス(プラズマ)で構成されている。

最も明るい領域は約摂氏100万度、低温の物質は放射線を吸収するために暗く見える。

このビデオは、2023年9月27日に、ソーラー・オービタに搭載された極端紫外線撮像装置(EUI)によって記録された。当時、探査機は、太陽から地球の約3分の一の距離にあり、10月7日の 4300 万キロメートルの最接近に向かっていた。

このビデオが撮影されたのと同じ日に、NASAのパーカー太陽探査機が太陽表面から僅か726万キロメートルの地点をかすめた。パーカーは、太陽を直接撮像するのではなく、太陽のコロナと太陽風の粒子と磁場を測定する。これは、ヨーロッパ宇宙機関が主導するソーラー・オービタのリモートセンシング機器が、パーカー太陽探査機を通過する太陽風の源の領域を観測するという、二つのミッションがチームを組む絶好の機会だった。

<ひとこと>: イメージのリンク先は動画(.mp4)です。

<出典>: Solar Orbiter

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