天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

10月31日: ソユーズ MS-08 宇宙船から見た国際宇宙ステーション

2018年10月31日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2018年10月4日に遠征56クルーが出発するとき、ソユーズ MS-08 宇宙船で周回飛行する間に国際宇宙ステーションがとられた。

我々は、間もなく、今年の最も重要な宇宙記念日、国際宇宙ステーション20周年を祝う予定である! ロシアの宇宙飛行士オレグ・アルテミエフ、NASAの宇宙飛行士アンドリュー・フューステルおよびリチャード・アーノルドのソユーズ MS-08 宇宙船のクルーのお陰で、我々は今、ステーションの記念日の適時のこの素晴らしい贈り物によって、宇宙の写真を構成し軌道からの有人宇宙船の降下の計画に役立つ、国際宇宙ステーションの新しい写真を楽しむ機会を持っている!

<出典>: 「ROSCOSMOS(flickr)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 国際宇宙ステーションの構築が一通り完成し、またスペースシャトルの引退もあって、最近はステーションの全貌がとられることが少なくなりました。これは久しぶりの写真です。なお、これは進行方向後部(ロシア側)からとった写真であり、ロスコスモス(ロシア)から発表されたものです。

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10月30日: 月の天文台からの紫外線の地球

2018年10月30日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは月面から人類最初の月の天文台によって撮られた歴史的なものである。地球の大気を通すとごく僅かな紫外線しか通過しないが、日光は日焼けの原因となる。太陽に向かっている地球の部分は多くの紫外線を反射しているが、恐らくより興味深いのは太陽からの向きが逸れている側である。紫外線の放射の帯は太陽によって放出される帯電粒子をつくりオーロラをもたらす。紫外線によるオーロラを示す他の惑星には、火星、土星、木星、天王星がある。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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10月29日: NASAのハッブル宇宙望遠鏡、科学オペレーションに戻る/お知らせ

2018年10月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

東部夏時間10月5日にセーフモードに入って以来、ハッブルは、10月27日土曜日午前2時10分(日本時間10月27日土曜日午後3時10分)に、その初めての科学オペレーションを終えた。この科学の復帰は、3週前に故障したジャイロを交換した、バックアップのジャイロスコープを成功裏に置き換えた後にもたらされた。ハッブルは、今、その通常の科学オペレーション・モードで、三つの完全に機能的なジャイロに戻っている。当初15年の継続を求められたハッブルは、今、28年を越えて科学的な発見の最前線にある。チームは、この望遠鏡が次の10年にも驚くべき発見を与え続けるだろうと期待している。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 故障発生の知らせは10月10日の記事から。

<お知らせ>: 今日10月29日月曜日13時8分、JAXAによる「いぶき2号」の打上が予定されています。中継放送は12時30分~13時35分ごろの予定。中継(Youtube)を見るには右下のイメージをクリック。

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10月28日: 地球の大気の輝きとミルキーウェイの天上の視界

2018年10月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

軌道の複合体のカメラが地球の大気の輝きとミルキーウェイのこの天上の視界を捕えたとき、国際宇宙ステーションは南オーストラリアの上空約410キロメートルを周っていた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。最も大きなイメージは こちら(5568x3712) から。

<ひとこと>: 宇宙にはどれほどの銀河や星があるのだろう。満天の星の世界を取り上げてみました。地球の大気を通して輝く星にも注目。

 

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10月27日: マーズ・エクスプレス、奇妙な雲に見入る

2018年10月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のマーズ・エクスプレスは、9月13日以降、火星の赤道近くの高さ20キロメートルのアルシア・モンズ火山の近くに浮かんでいる細長い雲の進化を観測してきた。この形は火山活動とは関係がなく、この領域の規則的な現象、火山の風下の斜面の効果による空気の流れで引き起こされる水の氷の雲である。アルシア・モンズの西 1500 キロメートルに白く伸びるこの雲は、10月10日に、マーズ・エクスプレスの可視光監視カメラ(VMC)によってとられた。比較として、円錐形の火山は直径約250キロメートルである。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: 大判(注釈入り)はイメージをクリック。

<ひとこと>: 火星の大気にこのような輪郭のはっきりした雲が起きるのは極めて珍しいことです。マーズ・エクスプレスは2003年に打上げられ同年中に火星軌道に入ったヨーロッパ宇宙機関初めての火星探査軌道船で立体写真を撮る特徴を持っています。この軌道船のレポート記事は「ホームページ」の火星探査軌道船「マーズ・エクスプレス」から。

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10月26日: ハイペリオン:最大の既知の銀河プロト超銀河団

2018年10月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

銀河達は初期の宇宙でどのように形成されたのだろう。天文学者達は、我々の世界が非常に若かったときに形づくられた銀河達を発見しまた数えるために、チリの大型望遠鏡VLTアレイによって暗い夜空の一片を調査した。いくつかの遠い銀河達(赤方偏移 2.5 近く)の分布の分析では、3億光年に及ぶ、ミルキーウェイ銀河の質量の約 5,000 倍を含む銀河達の巨大な集まりを発見した。ハイペリオンと呼ばれるそれは、現在、これまでに初期の宇宙に発見された最大で最も大規模なプロト超銀河団である。プロト超銀河団は、それ自身がいくつかの銀河達のグループであり、それ自身が何百もの銀河達のグループであり、それ自身が何億もの星達のグループである、超銀河団をつくるために重力で壊れつつある若い銀河達のグループである。この視覚化において、大規模な銀河は白で表され、一方大量の小さな銀河達を含む領域は陰影のついた青である。初期の銀河達のそのような大きなグループを確認し理解することは、人類が宇宙の組成と進化を理解することに貢献する。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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10月25日: 嵐の後のオポチュニティ

2018年10月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

3ヵ月以上前に、惑星全体に及ぶダストの嵐が、エンデバー・クレータの西の縁近くのマーズローバー・オポチュニティに日光の激しい不足を引き起こした。この日光の不足はソーラーパワーのオポチュニティを冬眠へ送り、コントローラ達は、火星日115日以上このローバーからいかなる通信をも受け取っていない。しかし、嵐はおさまってダストは晴れている。9月20日、火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラによってこのイメージがとられたとき、日光の約25パーセントが再び地表に届いていた。白いボックスは今は静かなオポチュニティ・ローバーと確認される幅47メートルのエリアをマークしている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: オポチュニティは小さな点です。大判イメージで確認してください。火星の地表には、今、NASAのローバー、オポチュニティ(2004)とキュリオシティ(2012)がいます。これらはほぼ半球離れています。先発のオポチュニティは太陽電池板から動力を得、後発のキュリオシティは自己発電能力を持っています。季節的に発生する火星の嵐が今年は特に激しく、嵐が収まりかけた現在もオポチュニティとは連絡が取れていません。これは太陽電池板の上に積もったダストによって発電能力が落ちたものと思われます。これまで火星の地表に起きる旋風、ダストデビルによって太陽電池板のダストが吹き払われ、発電能力を回復した例もあります。NASAは、今月中に、オポチュニティに関する一応の今後の方針を決めることにしています。

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10月24日: 無人の日本の船、補充用品を宇宙ステーションに届ける

2018年10月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの「地球の窓」、キューポラの窓から見られる日本の探査機関の H-II 運搬船7が、種子島宇宙センタから打上げられた後に軌道の複合体とランデブーする。2018年10月11日にこのイメージがとられたとき、ステーションは、セントローレンス湾の上、カナダ沖の約411キロメートルの高度を飛んでいた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space station)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 日本の H-II 運搬船7「こうのとり7号」は、交換されるべきリチュウムイオン電池を運んでいました。このインストール作業には船外活動を伴いますが、先般の遠征27補充クルーの打上失敗によって、10月に予定されていた船外活動はできなくなりました。また、人数的(NASA:2名、ロシア:1名)にも船外活動を初め、補給船のドッキング(ロシア)、捕獲・設置(米・日)などの大きな作業は無理なように思われます。このことから従来の計画は大きく見直されることになるでしょう。なお、現在国際宇宙ステーションに滞在する3名は11月に帰還する予定でしたが、現状では難しいかも知れません。従来の予定では10月中の船外活動の外、同月中のロシアの補給船の打上、続いて米国の商用補給船の打上、米国のクルー船の無人での試験的打上などが計画されていました。

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10月23日: NGC 1672:ハッブルからの棒渦巻銀河/お知らせ

2018年10月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

多くの渦巻銀河がその中央にバー(棒)を持っている。我々のミルキーウェイ銀河でさえ中央にバーを持っていると考えられている。ハッブル宇宙望遠鏡によってとられたイメージに、顕著なバーを持つ棒渦巻銀河 NGC 1672 が壮観な詳細で捕えられた。見られるのは暗いフィラメント状のダストレーン、明るく青い星達の若い集団、輝く水素ガスの赤い放射星雲達、中央を横断する星達の長く明るいバー、恐らく超巨大ブラックホールを収容する明るい活動的な核。差渡し約 75,000 光年に及ぶ NGC 1672 から我々に光が届くのに約 6000 万年かかる。かじき座の方向にある NGC 1672 は、銀河の中央領域で渦巻のバーがどのように星の形成に貢献しているかを知るために研究されている

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ>: JAXAの記事:はやぶさ2号記者説明会
小惑星探査機「はやぶさ2」は、引き続き小惑星Ryugu(リュウグウ)の観測活動を実施しています。 今回の説明会では「はやぶさ2」の現在の状況、10月14日~15日に実施したタッチダウンリハーサルと、10月24日~25日に実施予定のタッチダウンリハーサルについて説明を行う予定です。

 日時: 平成30(2018)年10月23日(火)16:00~17:00
 登壇者: JAXA宇宙科学研究所 「はやぶさ2」プロジェクトチーム

ご覧になるには こちら(Youtube) から。

<ひとこと>: なお、はやぶさ2の記者説明会はこれまでにも数回開かれていますが、ウェブ上に告知されるのが開催の間近であったため、本サイトでの掲載は間に合わないのでお知らせできませんでした。

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10月22日: ベピ・コロンボ、水星のミステリーを調査するために打上げられる

2018年10月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)のベピ・コロンボ・ミッションは、グリニッチ標準時 01:45:28 (日本時間10月20日土曜日午前10時45分28秒)に、太陽系の最も内側の惑星のミステリーを調査するミッションのために打上げられた。宇宙船からの信号は、新しいノルチャ地上追跡基地を通してダルムシュタット(ドイツ)のヨーロッパ宇宙機関の管制センターで 02:21 に受信され、打上が成功したことが確認された。ベピ・コロンボは、 ESA と JAXA の共同事業であり、内部太陽系で最も小さく最も探査されて来なかった惑星水星への、惑星とそのダイナミックな環境の補完的な測定を同時に行うために2機の宇宙船を送るヨーロッパの初めてのミッションである。ベピ・コロンボ・ミッションの科学目的は、水星の起源と進化、惑星内部の構造と組成、クレータ、地殻構造、極地の堆積、火山活動など、磁場の地表でのプロセスの特性と起源、水星の外気圏の構造、組成、起源、活動、水星の磁気圏のアインシュタインの一般相対性理論の構造と力学など、惑星とその環境の全てをカバーする。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

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10月21日: ベピ・コロンボ打上げられる

2018年10月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ベピ・コロンボ(昨日のお知らせ参照)は、仏領ギアナのクールーのヨーロッパの宇宙ポートから、グリニッチ標準時10月20日 01:45 (日本時間10月20日土曜日午前10時45分)にアリアン5ロケットで打上げられた。

<出典>: 「Space in Videos;ヨーロッパ宇宙機関」

<ビデオ>: イメージをクリックしてESAのページから直接ご覧ください。

 

 

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関(ESA)と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)共同の水星探査機ベピ・コロンボは予定通りに打上げられ7年間の旅につきました。なお、アリアンは現在使われている世界で最重量を打上げることができるロケット。安定した打上実績を誇っており、年間5機以上が打上げられています。

打上までのハイライトは中段のイメージを、水星に到着するまでの経路は下段のイメージをクリックしてヨーロッパ宇宙機関のページからご覧ください。

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10月20日: フェルミミッション、ガンマ線の集団を持つ空にエネルギーを与える/お知らせ

2018年10月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠い昔、空の観察者達は、最も明るい星達を、現在の88の星座の公式なコレクションである、動物、英雄、怪物、科学的な装置のパターンに結び付けた。今、NASAのフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡を使う科学者達は、ミッションオペレーションの10年を祝って、ガンマ線の空の源から構築される現代の星座のシリーズを考案した。この新しい星座には、リトルプリンス、ドクター・フー、ゴジラなど、現代の話からのいくつかのキャラクターを含んでいる。フェルミは、打上の前に知られていた数の10倍の、また、伝統的な星座の明るい星達の数に相当する、約 3,000 のガンマ線源をマップしてきた。2008年7月以降、フェルミの広域望遠鏡(LAT)は毎日全空を探査し、マップ化し、宇宙で最も高いエネルギーの光、ガンマ線の源を測定してきた。この放射は、我々の銀河にある、パルサー、新星爆発、超新星爆発の破片、巨大なガンマ線バブル、あるいは他の超巨大ブラックホールや、宇宙で最も強力な爆発ガンマ線爆発からもたらされる。

<出典>: 「フェルミ宇宙望遠鏡(Fermi Space Telescope)」

<アニメーション>: イメージをクリックして動画をご覧ください。

<ひとこと>: 楽しい動画です。それぞれの静止画を含め、詳細は「ホームページ」の「アストロサイエンス(10月19日:昨日の記事です。念のため)」を参照してください。

 

<お知らせ>: 今日20日土曜日午前10時過ぎに、ヨーロッパ・日本共同の水星探査衛星ベピ・コロンボが打上げられます。打上の中継放送はヨーロッパの宇宙ポートから日本時間午前10時過ぎに始まります。詳細は「ホームページ」の「アストロサイエンス(10月18日)」からご覧ください。
参考: この宇宙船は、地球、金星、水星への9回のフライバイによる重力支援を得て、7年間の旅で水星に到達します。通常火星への旅は打上げた年のうち、約250日程度で到着します。水星へ着くのに7年間もかかるのは、水星が太陽に近く、宇宙船が太陽の強大な引力に抵抗する力(この場合速度)を得るために、9回もフライバイによる重力支援を得るためです。また、太陽の近くを周回するので宇宙船の耐熱性も重要な要素になっています。これまで水星探査に専念した宇宙船はNASAのメッセンジャーのみでした。これは水星軌道に入ることの技術的な難しさに起因しています。

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10月19日: 太陽のダンス/お知らせ

2018年10月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

我々の太陽の表面は時々踊るように見える。2012年の中ごろ、NASAの太陽を周回するソーラーダイナミック天文台(SDO)は、アクロバットダンサーのような印象的なプロミネンスをとった。この劇的な爆発が紫外線光でとられ、約3時間をカバーするコマ落しのビデオに編集された。ループする磁場は太陽の熱いプラズマの流れを示した。この踊るプロミネンスのスケールは巨大であり、全地球が熱いガスの流れのアーチの下に容易に収まる。静止するプロミネンスは一般的には約1ヵ月で終わり、太陽系間に熱いガスを噴出すコロナ質量放出(CME)で噴き出すだろう。太陽のプロミネンスをつくるエネルギー・メカニズムは依然として調査の話題である。2012年とは異なり、今年の太陽の表面は11年の磁気サイクルの最低近くにあるので、僅かな回転するプロミネンスを示しかなり穏やかである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。またはうえのリンクをクリックして直接。


<お知らせ>: 明日20日土曜日に,ヨーロッパ、日本共同の水星探査衛星ベピ・コロンボが打上げられます。打上の中継放送はヨーロッパの宇宙ポートから午前10時過ぎに始まります。詳細は「ホームページ」の「アストロサイエンス(10月18日)」 から。
参考: この宇宙船は、地球、金星、水星への9回のフライバイによる重力支援を得て、7年間の旅で水星に到達します。通常火星への旅は打上げた年の中、約250日程度で到着します。水星へ着くのに7年間もかかるのは、水星が太陽に近く、宇宙船が太陽の強大な引力に抵抗する力(速度)を得るために、9回もフライバイによる重力支援を得るためです。また、太陽の近くを周回するので宇宙船の耐熱性も重要な要素になっています。これまで水星探査に専念した宇宙船はNASAのメッセンジャーのみでした。これは水星軌道に入ることの技術的な難しさに起因しています。

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10月18日: NGC 1898:大マゼラン雲における球状星団/お知らせ

2018年10月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このハッブル宇宙望遠鏡からのイメージの華やかな宝石箱の全ては星である。今、ある星達は太陽より赤くまたあるものは青い。しかしそれらの全ては非常に遠い。太陽から地球に光が届くのに8分掛かるが、 NGC 1898 は非常に遠く、光がここに届くのに約16万年かかる。この星達の巨大なボール NGC 1898 は球状星団と呼ばれ、我々の大きなミルキーウェイ銀河の衛星銀河大マゼラン雲(LMC)の中央のバーに住んでいる。この多色のイメージは赤外線から紫外線までの光を含み、これらの NGC 1898 の星達が同時にあるいは異なるときに形成されたのかを判定するためにとられた。大部分の球状星団は複数の段階において星達を形成したという徴候を増しているが、特に、NGC 1898 からの星達は、小マゼラン雲(SMC)と我々のミルキーウェイ銀河との古代の遭遇後間もなく形成された。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。


<お知らせ>: 10月20日土曜日に、ヨーロッパ、日本共同の水星探査衛星ベピ・コロンボが打上げられます。午前10時ごろから中継放送があります。詳細は「ホームページ」の「アストロサイエンス(10月18日)」から。

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10月17日: 火星のダストデビルの軌跡

2018年10月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関とロスコスモス共同のエクソマーズ・ガス追跡軌道船に搭載されたカラー・ステレオ地表画像システム(CaSSIS)は、2018年9月2日に、南緯34度のアリアドネ(Ariadne)コレス領域のイメージを撮った。このイメージは、あるときは混乱したブロックと呼ばれる異常なタイプの地形を示しているが、特に驚くべきことは多数の暗い筋である。一つの可能性のある解釈は、これらの地形が最近のダストの嵐の間につくり出されたというものである。これらは地表のダストを舞い上げるダストデビルから生じたのかもしれない。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: ダストデビル(Dust devil)は火星の地表に現れる旋風。竜巻より小さいがつむじ風よりははるかに大きなものがある。ダストデビルは移動するので砂などを巻き上げた筋を残す。

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