我々の月の外見は夜ごとに変わる。月が地球を周るとき、最初に半分が太陽によって照らされ、次第に見える部分が増え、続いて減って行く。示されたビデオは、今年(2018年)に見える全12の月期を明らかにするために、NASAの月軌道を周っている月偵察軌道船(LRO:Lunar Reconnaissance Orbiter)によってとられたイメージをアニメーションにしている。一つの月期は、そのフェーズの全てを含む、我々の月の一つの全サイクルを記述している。全月期は1ヵ月以下の約 29.5 日かかる。それぞれの月期が進むと日光は異なる角度で月から反射し、違った異なる地形を照らし出す。この全ての間、もちろん、月は地球に向かって同じ顔を保っている。夜ごとに少し変わることは、月の見た目の大きさが僅かに変わり、また、月がその楕円軌道に沿って進むとき、秤動(ひようどう)と呼ばれる僅かなぐらつきが起きることである。
<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」
<動画>: イメージをクリックして Youtube から。。
<ひとこと>: 秋は月の美しい季節です。9月24日は「中秋の名月」、25日は「満月」でした。このところ雨が多く月見もままなりませんが、24日の中秋の名月は夜の前半は見ることができました。
<お知らせ>: 国際宇宙ステーション補給船「こうのとり7号」は、日本時間9月27日木曜日午後8時36分に国際宇宙ステーションに到着し捕捉されました。
<トピックス>: 国際宇宙ステーションのアレキサンダー・ガーストが撮ったスーパー台風24号の目(26日発表)。大判はイメージをクリック。