天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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5月29日(日): お知らせ/スカンジナビア半島

2022年05月29日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

<お知らせ>: 5月30日~31日の更新は休みます。

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スカンジナビア半島

コペルニクス・センチネル3号ミッションは、2022年3月20日にほぼ雲のないスカンジナビア半島のこの印象的なショットを撮った。スウェーデンとノルウェーからなるスカンジナビア半島の長さは約 1,850 km である。北はバレンツ海、西はノルウェー海、東はボスニア湾とバルト海から南に延びている。デンマーク、フィンランド、ラトビア、リトアニアもイメージに写っている。半島の左側に沿って、ノルウェーの海岸に並ぶギザギザのフィヨルドを見ることができる。これらのフィヨルドの多くは、最後の氷河期に形成された厚い氷河によって切り取られた。ノルウェー海岸のソグネフィヨルドと呼ばれる最大かつ最も深いフィヨルドがノルウェー南西部にあり、深さ 1,308 m もある。スウェーデンの地形は主に湖が点在する平坦で起伏のある低地で構成されている。スウェーデン最大の湖であるヴェーネルン湖とヴェッテルン湖が半島の下部に見える。これらの湖は冬の間完全に凍ることはない。半島の北東にはフィンランドがあり、 55,000 以上の湖のほとんどが氷河の堆積物によってつくられた。北ヨーロッパとスカンジナビアの大部分は、3月中、強い高気圧の気象システムの影響を受け、このほぼ雲のない撮影が可能になった。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」: リンク先の複数の記事から検索。

<ひとこと>: 今話題の地。白色は雲ではなく雪。右上のイメージは一部です。最高解像度の全体イメージ(19.65 mb)はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

これまでに掲載した記事を見るには、ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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5月28日(土): ボーイング・フライト・テスト2着陸

2022年05月28日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2022年5月25日、ニューメキシコのホワイトサンズ・ミサイル試射場の宇宙ポートに着いた後、ボーイングの CST-100 スターライナー宇宙船の周りで、ボーイングとNASAチームが働いている。ボーイングのオービタル・フライト・テスト2(OFT-2)は、NASAの商用クルー計画の一部としての、スターライナーの、国際宇宙ステーションへの、二回目の無人飛行試験である。この OFT-2 は、システムの飛行全体の能力テストとして行われた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: この飛行の成功は長い旅路の結果であった。2003年2月のコロンビア事故によってスペースシャトルが廃止となり、NASAは、近地球軌道への飛行を民間主導に移すことに決めた。候補となったのがスペースXとボーイングであった。先行するスペースXは、既にクルー船4回(+民間主導1回)、貨物船24回の飛行に成功している。帰還の際、スペースXは海へ、ボーイングは陸地へ降下するのが特徴である。ボーイングでは初めて、エアーバックの上に着地する方式をとった。今回は無人のクルー船でテストしたが、有人の飛行となれば一層大きな試練に遭遇するだろう。

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<火星探査>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

これまでに掲載した記事を見るには、ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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5月27日(金): 来週、流星爆発の可能性/火星探査

2022年05月27日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1995年後半、 73P/シュワスマン・ワハマン第3彗星(Schwassmann-Wachmann 3) が爆発した。来週、その破片のいくつかが地球を打つかもしれない。複数の予報官が、2022年5月31日に、地球が彗星 73P からの一つまたはそれ以上の破片の流れにぶつかるとき、流星雨が突発するであろうことに同意している。このディスプレイは、毎時 1000 以上の激しい流星の嵐かもしれないし、全く何事もない弱さかもしれない。どれくらいの破片が接近する流れにあるのか誰も分からないので、流星の率を推定するのは難しい。

何事かが起きるとき、北アメリカの人々は、それを見る良い位置にいるだろう。流星雨がピークに達するとき、ほとんど全大陸が月のない暗闇にあるだろう。最大の活動は、東部夏時間5月31日火曜日の朝午前1時0分(国際時間5月31日火曜日5時:日本時間午後2時)ごろが予想される。(以下略)

<出典>: 「スペースウェザーニュース(Space Weather News)」

<大判>: 大判はそれぞれのイメージをクリック。

<ひとこと>: 詳細は、ホームページの特集 「来週、流星爆発の可能性」 から。

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<火星探査>

今日のテーマ: ダニエルソン・クレータの層 (リコネッサンス)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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5月26日(木): 地球の上のスペースシャトル/火星探査

2022年05月26日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2010年に国際宇宙ステーションに搭乗していた宇宙飛行士達は初めて遠くにそれを見た。間もなく暗いシルエットになり大きくなった。更に近くなった時、シルエットは宇宙船として見えた。最終的に、そのオブジェクトは、間もなく地球軌道を周っている宇宙ステーションとドッキングする、スペースシャトル・エンデバーそのものであることが明らかになった。ここには接近するエンデバーが地平線の近くに撮られており、そこには地球の大気圏のいくつかの層が見えている。シャトルの直接背後には青く見える中間圏(mesosphere)が、白く見える大気の層は成層圏(stratosphere)であり、オレンジの層は地球の対流圏(Troposphere)である。総合的に地球の半径の2パーセント未満に及ぶこれらの空気の薄い層は、呼吸における酸素の提供や宇宙からの危険な放射線に対するバリアなどを含めて、様々な点で我々の全てを支えている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 

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<火星探査>

今日のテーマ: 最後の自画像 (インサイト)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

 

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5月25日(水): 太陽の組成/火星探査/お知らせ

2022年05月25日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このヨーロッパ宇宙機関/NASAの太陽軌道宇宙船のコロナ環境(SPICE)装置のこのスペクトルのイメージは、太陽の外層大気圏のコロナの組成を記録している。このイメージは、2022年3月31日に撮られた、同一場所の、紫外線光の六つの異なる波長を示している。人間の目に見えないイメージはカラーコード化されている。これらのイメージは、波長のそれぞれが原子の異なる種によって異なる温度で特徴的に発っせられる太陽の大気圏の組成を明らかにしている。上の列に沿って、99 nm のイメージは摂氏 85,000 度の窒素を、70 nm のイメージは摂氏 100,000 度で酸素を、75 nm のイメージは摂氏 110,000 度で硫黄を示している。下の列に沿って、 76.5 nm のイメージは摂氏 150,000 度で窒素を、78 nm のイメージは摂氏 160,000 度で硫黄と酸素を、77 nmのイメージは摂氏 630,000 度でネオンを示している。SPICE によって明らかにされたこの組成は、太陽軌道船の太陽風分析(SWA)装置によって記録された太陽風の組成と比較される。これらは、研究者達に、太陽風を発する異なる加速機構を調査する場を与えている。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」--- リンク先の複数の記事から検索

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: 『東の崖』に見られたドア形の破砕 (キュリオシティ)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 最近、ハッブル宇宙望遠鏡の観測記事が、連続して多数報じられています。ホームページの 「ハッブル宇宙望遠鏡」 から。

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5月24日(火): 太陽の南極の太陽軌道船の最高解像度イメージ/火星探査/お知らせ

2022年05月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2022年3月30日、ヨーロッパ宇宙機関/NASAの太陽軌道船(Solar Orbiter)が見た太陽の南極は、宇宙船がまだ太陽に最も近い地点を通過してから僅か4日後であった。これらのイメージは、極紫外線画像装置(EUI)によって波長17ナノメートルで記録された。多くの科学的な秘密が太陽の極に隠されていると考えられている。将来の太陽活動のために磁気の種を形成すると考えられるこれらの太陽での、大きいが一時的な活動領域をつくる磁場が、太陽に飲み込まれる前に極を流れた。イメージの明るい領域は主に太陽の内部から上昇する磁気ループによってつくられる。これらは、粒子がそれらを横切るのが難しく、閉じ込められ、 EUI が記録するように特別に設計された極紫外線を放出するので、閉ざされた磁力線と呼ばれる。暗い領域は太陽の磁場が開いている領域であり、ガスは宇宙に逃げて太陽風を作り出す。太陽軌道船は、2025年から、金星の重力を利用して軌道の傾きを徐々に上げる。これによって、宇宙船の機器は、よりトップダウンの視点から太陽の極を調査することができる。このイメージの色は、機器によって検出される源の波長が人間の目には見えないので、人工的に追加されている。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」: ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ」は複数のイメージが同時に掲載されます。リンク先から該当項目を検索してください。

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: ムービーは こちら(2秒:.mp4) から。

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<火星探査>

今日のテーマ: 日の出の科学:火星での隠れた霜の神秘を解く (オデッセイ)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

 

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<お知らせ>: 今日、24日午後3時から、国立天文台による講座「GIGA スクール特別講座~宇宙をのぞいて、世界を知ろう~」があります。ホームページの 国内機関による中継とビデオ から。

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5月23日(月): 3月2日の太陽フレア/火星探査

2022年05月23日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関/NASAの太陽軌道(Solar Orbiter)宇宙船に搭載された極紫外線画像装置(EUI)とX線分光器/望遠鏡(STIX)は、2022年3月2日に、太陽表面の活動領域から噴出する太陽フレアを捉えた。この EUI のイメージは、波長17ナノメートル(174オングストローム)の極紫外光が、摂氏約100万度の太陽の大気のガスから放出されていることを示している。これらの STIX の検出が、ズームイン EUI HRIEUV イメージの上に重ねられた。 STIX は二つの異なるエネルギーバンドでのX線を記録している。低エネルギーX線は赤、高エネルギーX線は青で示されている。フレアは主に極紫外線光と低エネルギーX線を放出するが、それはまた、発達するにつれて、ある高エネルギーX線も発生させている。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」 --- リンク先の複数のイメージから検索

<動画>: 右上図のリンク先は動画です。

<ひとこと>: しばらくヨーロッパ宇宙機関の太陽に関する記事を連載します。

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<火星探査>

今日のテーマ: HiRISE 、火星で斜面の筋を見る (リコネッサンス)

ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

 

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5月22日(日): 阿蘇山、日本

2022年05月22日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2022年1月1日に、コペルニクス・センチネル2ミッションが、日本最大の活火山である阿蘇山を捕らえた。阿蘇山は標高 1592 m 、そのカルデラは、周囲約 120km 、南北 25km 、東西 18km の世界最大のカルデラの一つである。このカルデラは、約 90,000 〜 270,000 年前の、4回の主な爆発的噴火で生じた。これらは大量の火砕流と火山灰を生み、九州地方の大部分を覆い、山口県にまで及んだ。カルデラは、阿蘇五嶽と呼ばれる五つの峰で囲まれている。中岳は阿蘇山の中心にある唯一の活火山である。この火山は何十年にもわたって散発的に噴火し、最近では2021年に噴火した。クレータから遠くない烏帽子岳の巨大クレータの中に、広大な草原、草千里がある。2万年以上前に活動していたこのクレータは、火山性の軽石で満たされており、数キロメートル下ではまだマグマがつくられている。しばしば雨水が平野に溜まり一時的な湖をつくる。牧草地は牛の飼育、酪農、乗馬に使われている。日本には110の活火山があり、そのうち47は、最近噴火したり、地震活動、地盤の変形、大量の煙の放出などの兆候を示し注意深く監視されている。衛星のデータは、爆発を予告する僅かな変化を検出でき、可視光線とレーダー装置は、溶岩流、泥流、地上の亀裂、地震等を含む噴火に関連する様々な現象を捕えることができる。大気センサーは、爆発によって広がるガスやエアロゾルを確認し、広い環境への影響を定量化することができる。 

<出典>: 「センチネル2号(Sentinel-2:ESA)」

<大判>: 大判(15.1 MB)はイメージをクリック。英語解説付きビデオは こちら(Youtube) から。

<ひとこと>: 文章は要点のみ。

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<火星探査>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

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5月21日(土): 宇宙飛行士、サマンサ・クリストフォレッティとケイラ・バロン

2022年05月21日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

遠征67、ヨーロッパ宇宙機関(ヨーロッパ宇宙機関)のサマンサ・クリストフォレッティ(Samantha Cristoforetti:左)とNASAのケイラ・バロン(Kayla Barron)が、国際宇宙ステーションのトランキリティモジュールの二つのバスルーム内部の配管に関して、協力して作業をしている。 (April 29, 2022)

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

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5月20日(金):  MIRI と Spitzer イメージの比較/火星探査

2022年05月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、その科学装置の全四つを、天文台の視界の全域を示すように並べてある。今、ウェッブの最も冷たい機器、中間赤外線装置(MIRI)に焦点を当て、以前と同じイメージのより詳しい観察を得た。この 7.7 ミクロンでの MIRI テスト・イメージは大マゼラン雲の一部を示している。この銀河は、ウェッブのパフォーマンスを試すための、密度の濃い星のフィールドを提供した。ここでは MIRI イメージのクローズアップが、NASAのスピッツア宇宙望遠鏡の赤外線アレイ・カメラ(8.0ミクロン)で撮られた、同じ目標の過去のイメージと比較されている。引退したスピッツアは、近及び中間赤外線の宇宙の高解像度イメージを提供する、初めての天文台であった。一方、ウェッブは、その一層大きな主鏡と改良された探知器によって、改善された明快さで赤外線の空を見て、多くの発見を可能にするだろう。例えば、この MIRI イメージは、星間ガスを一層詳細で示している。ここには、熱バランスと星間ガスの化学において重要な役割を果たす、炭素と水素の 「多環式芳香族炭化水素類」 の分子からの放射を見ることができる。ウェッブの中間赤外線装置によるこのような調査は、天文学者達に星達と原始惑星システムの誕生に対する新しい洞察を与えるだろう。ウェッブ・チームは、この夏に科学観測を始めるために、機器のセットアップとテストの準備を始めた。

<出典>: 「今週のイメージ(Week in images: ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関の「今週のイメージ(Week in images: ESA)」は、複数の記事が同時に掲載されます。原典を見るときは上のリンクから該当記事を探してください。

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<火星探査>

今日のテーマ: 特報:NASAの MAVEN 宇宙船最新情報 (メイブン)&
           オリンパス・モンのカルデラ (リコネッサンス)

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5月19日(木): NOAA 、 GOES-18 からの最初のイメージをデビュー/火星探査

2022年05月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2022年5月11日、米国海洋大気圏局(NOAA)は、静止運用環境衛星T(GOES-T)から西半球の最初の画像を得た。後に GOES-18 と名付けられたこの衛星のアドバンスト・ベースライン画像(ABI)装置は、最近、地球のこの素晴らしい景色を捉えた。3月1日にNASAによって打ち上げられた GOES-18 は、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地の宇宙打上複合台41から離陸した。この ABI は、16の異なるチャンネルで地球を示し、それぞれが電磁スペクトルに沿って異なる波長のエネルギーを測定し、地球の大気、陸、海洋に関する情報を取得する。

<出典>: 「地球(Earth)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: インサイト、パワーレベルが低下しても火星の地震を追っている (インサイト)

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5月18日(水): 宇宙船は火星の砂嵐にどのように対処する?/火星探査

2022年05月18日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2022年1月上旬、米国のほぼ2倍の大きさの火星で発生した大規模な砂嵐が赤い惑星の南半球を覆い、NASAの探査機の一部が通常の活動を一時停止した。NASAのインサイト着陸船は、ダストがソーラーパネルに太陽光が到達するのを妨げたため、バッテリーの電力を節約するために「セーフモード」に切り替わった。NASAのインジェヌイティ・マーズ・ヘリコプタも、状況が改善するまで飛行を延期しなければならなかった。NASAの軌道船艦隊は、火星の砂嵐を監視し、地上のローバーと着陸船からのデータを中継することによって、地球への生命線として機能している。これには、火星リコネッサンス軌道船、メイブン、オデッセイが含まれ、オデッセイは、技術的な問題に直面しながらも、砂嵐の最中にインサイトを十分な速さで回復させることができた。なお、インサイトは、2018年11月、火星のイリジューム・プラニシアに着陸し、地震の信号を使って、惑星の地殻、マントル、コアの特性について一層詳しく知ることで、初めて惑星の深部を調査することを目的としている。(2022 02 24, NASA Mars Report から。)

<出典>: 「火星レポート(NASA Mars Report)」

<ビデオ>: イメージをクリックして Youtube (英語解説付)から。

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<火星探査>

今日のテーマ:  奇妙な形の新鮮なインパクトクレータ (リコネッサンス)

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5月17日(火): ロゼッタイメージの「違いを見つける!」/火星探査

2022年05月17日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関とズーニヴァース(Zooniverse)は、「違いを見つける」宇宙ゲームに参加するよう呼びかける市民科学プロジェクト、ロゼッタ・ズー(Rosetta Zoo)を立ち上げた。ヨーロッパ宇宙機関のロゼッタは、2014年から2016年にかけて、67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を2年以上周回してきた。この宇宙船は彗星を間近で調べ、前例のないデータを集め、太陽系の形成と進化の、最も興味深い謎のいくつかを解き明かした。調査の途中で、この彗星は太陽に近づき、約1億 8600万 km の最接近の後再び遠ざかった。これは、ミッションの過程で、その表面が様々に照らされたことを意味した。ロゼッタは、この彗星で、崖の印象的な落下やピットの形成から変化するダストのパターンや転がる岩まで、多くの光景の変化を見てきた。科学者達は、これらの変化を利用して、彗星がその外層を脱落させる詳細なメカニズムを調査することを期待している。しかし、表面の変化が膨大なため、チャート化は非常に複雑な作業になる。よって、科学者達は、市民科学プロジェクトの助力を求めることに決めた。ボランティアは、ほぼ同じ地域の画像を並べ、ダストの動きから移動、塊の消失まで、さまざまな変化を特定するよう求められている。

<出典>: 「可能性と支援(ENABLING & SUPPORT): ESA」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: マリネリス峡谷の層になった堆積 (リコネッサンス)

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5月16日(月): ソーラーサイクル25初めての太陽震/火星探査/お知らせ

2022年05月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

26年前、研究者達は、太陽の震動活動を発見した。Alexander Kosovichev 博士らのチームは、ある太陽面爆発のコアからの円形の波を発見した。彼らはこの震動を「太陽震(sunquakes)」と名付けた。典型的な太陽震は1906年のサンフランシスコ大地震のエネルギーの4万倍もある。これらの太陽の震動の波は、地震によって発生する「P」波のような圧縮波のように見える。それらは、恐らく、太陽の内部を通して反対側で、微かな複製をつくり再結合する。彼は、その後何百もの太陽震を観測した。それらの全てがフレアを生み出すでもなく、これは不思議である。更に波紋は不思議な振舞いをする。典型的な波は初速 32,000 km 以下、消える前には最高 400,000 km まで速まる。「我々は今、5月10日の X1.5 クラスの太陽面爆発から、太陽周期25の初めての太陽震を検出した」と Kosovichev は発表した。右は、1996年の爆発サイトに中心を置く、太陽の乱れた表面からの同心のリング。太陽周期25は急速に強まっており、更に多くの太陽震が近い将来にある。 

<出典>: 「スペースウェザーニュース(Space Weather News)」

<ムービー>: 右上の図のリンク先は、2022年5月10日の太陽震のドップラーグラムムービー(SDO/NASA)です。

<ひとこと>: 太陽震(sunquakes)の訳は一般的ではありません。地球の地震に対応させて訳してみました。

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<火星探査>

今日のテーマ: 赤道のマリネリス峡谷の最近の溝 (リコネッサンス)

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<お知らせ>: 日本時間今日、16日正午から、南北アメリカを中心とした皆既月食の中継放送があります。ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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5月15日(日): 軌道上の夕日の最後の光が地平線を照らす/お知らせ

2022年05月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この写真では、アフリカの国ボツワナの上空263マイルを周回する国際宇宙ステーションから、軌道上の太陽の最後の光が地平線を照らしている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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<火星探査>

今日のテーマ: 土曜日、日曜日、祝日はお休みします。

これまでに掲載した記事を見るには、ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 日本時間明日月曜日正午から、南北アメリカを中心とする皆既月食の中継があります。ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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