肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

越南旅行記③ 世界遺産 ハロン湾 前編

2010-06-01 12:45:42 | 旅行
翌日は、世界遺産「ハロン湾」へ向かった。

夫があらかじめ現地のツアー会社で頼んでおいたのだ。
日本語を話すガイドさんが同行してくれる。

ハロン湾はハノイの北、中国との国境に近いところに位置する。

サイトの画像を見るとお分かり頂けるだろうが、面白い形の岩が海からニョキニョキ出ていて、
まるで中国の桂林(行ったことないけど・・・・)みたいだ。

朝、8時○○分にお迎えに伺います。
ツアー会社からのメールではそういう話だったが、
予定の時間を30分過ぎても来ない。
夫がツアー会社のオフィスに電話した。
渋滞で少し遅れている、とのこと。
ま、外国ではよくあることだから、これくらい待たなきゃ。

ハノイからハロン湾までは約3時間半かかる。
世界遺産に指定されてから観光客も増え、
道も整備されたようだが、
高速道路・・・・・らしきものを降りてからは
一般道を延々と走る。

お店が立ち並ぶ「街」をしばらく走ると
次は水田の中をずーっと走っていく、
そしてまた「街」の中を走る、
という繰り返しだった。

家と家との空き地にはバナナが生えている。



「バナナってさぁ、『草』なんだって。
自然にこうやって生えてんだけど。
1年で枯れて、脇からまた生えてくるんだ。」
夫が教えてくれた。

へぇ~そうなんだ。バナナって『木』じゃないんだ。
木じゃないってことは、分類からすると果物じゃなくて野菜なんだね。
夫の話によると、バナナの花をサラダに入れたり、
青いまま調理して食べることもあるそうだ。

ベトナムの家はフランス統治時代の名残を受けて
ほとんどがフレンチ様式。



間口によって税金が高くなるので、
上に高く奥に長く建てるそうだ。

建築中はこんな感じ



「耐震」ということはあまり考えないのかな。


水田の真ん中に時々、
ミニチュアのお寺みたいなのを見かける。




これはお墓。
土葬なんだって。

生きているうちは仏蘭西様式で暮らし、
仏になると中華様式に変わるのね。





1時間半くらい走ったところで、休憩する。
日本でいう「道の駅」みたいな場所だ。



ハロン湾に行く観光客は、必ず立ち寄る休憩所。
日本から来た団体のお客様もいっぱいいる。

売店では「蓮の茶」を無料でいただける。
可愛らしいお盆にのせた小さい湯飲みに
お茶がなみなみと注がれている。
当然お盆にも溢れる。
でも店員さんは全く気にする様子もない。
ビシャビシャのまま、滴が溢れるのを気にしながら飲み干す。

「オカシ ドウゾ。」
と勧めてくれるのでお盆の横を見ると、
キャラメルくらいの大きさのお菓子が積まれている。
「キナコ ト、ピーナツ ハイッテ マス。」
ちび姫は喜んで食べていた。

お茶をいただいて一服したら
店内を隈無く歩いて、何かお土産に良さそうなものを探してみる。



お茶と一緒に出てきたお菓子も売っている。
食べておいしかったら是非買ってね、といったところか。

夫は「香木」のコーナーでお兄さんに捉まった。
「コレ、イイニオイ スル。」
買わないから、と言っても、
「チョット ミテ。」
と、わざわざ袋から出してくれるもんだから、
仕方がなく手にとって匂いをかいでみる。
「ごめんね。買わないから。」
と、品を返すと、
「ジャ、コレハ ドウ。」
と、次を出してくる。
これは堪らん、と手を振ってもう一度断っていた。

義母はテーブルクロスのコーナーで、
アオザイを着たお姉さんと交渉している。
買おうか買うまいか、煮え切らない義母に、
お姉さんは
「コレ、トテモ キレイ。」
と、全体がよく見えるよう大きく広げて見せてくれる。
お姉さんは更に、
「コレ、キヌ デス。ホンモノ ホンモノ。」
と、口調を強めて迫ってくる。
・・・・・絹~?・・・・どこが絹?
どう見たって木綿でしょ。
さすがの義母もそれには納得できず、結局買わなかった。

一つでもお土産を売ろうと、どの店員さんも必死だ。
気持ちが伝わってくるから、断るのが余計に辛い。


ここではアオザイを作るコーナーもあった。
ハロン湾に行って帰るまで、6時間はかかる。
行きに採寸だけしておいて、
帰りに立ち寄った時に、出来上がりを受け取るというシステムだ。

本当に作る人いるのかな?と思っていたら、
帰りの休憩の時に団体ツアーの日本人女性が、
完成したばかりのアオザイを身に纏って出てきたのを目撃。
目の覚めるような素敵なブルー。
「似合う~似合う~。」
「きれいだよ~。」
と同じツアーのお客さん達から賞賛されていた。

20年若かったら、私もああやってアオザイ作っただろうか?
でも、貧乳だものな~。
やっぱAAカップのブラして誤魔化さないと着られないよね。
な~んて想像し、一人笑ってみる。

「道の駅」を出て、さらに1時間半、
ついにハロン湾に着いた。

もの凄い混雑だ。

外国人観光客も大勢来ているが、
国民の休日ということで、ベトナム人もいっぱい来ている。

出航までしばらく待つ。



ちび姫、久しぶりに会う大きい兄ちゃんを当然のことながら独占。(笑)

30分ぐらい待っただろうか、
いよいよ乗船だ。

私たちの乗る船はこちら。



海を静かに進んでいくと、
こんな風景になってくる。



さらに奥に進み、「水上生活村」に到着。



ここで一旦船を下り、
村の生活の様子を見学する。




養殖した魚を売って生計を立てているのだそうだ。



小舟に乗って野菜や果物を売りに来たおばさん。

私たちが外で見学している間、
船内では昼食の用意がなされていた。

後編に続く。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バナナって (Mrs.B)
2010-06-01 19:19:42
1年草だったんですね!
うちにあったんですが、枯れたので捨ててしまいました…。
取っておけば横から出てきた可能性があったんですね。
てっきり、この国じゃ寒くて無理だったのかと思っていました。
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へぇ~ (くじらぐも)
2010-06-01 22:25:03
バナナって、こんなに背丈の低いのですね。しかも「草!?」空き地になる勝手に生えるバナナでもやはり所有者ってあるのかな?
ベトナムの旅がどんどん楽しくなります♪今度はどこに行くのかな?

ブログの件では、本人に承諾も得ないで勝手にtenchanを記事にしちゃってごめんんさい。配慮が足りませんでした(ぺこりっ!)
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アオザイ (Chun)
2010-06-02 17:21:59
本当だ、桂林みたい(私も行った事ないけど)
アジアの熱気、いいですねぇ。
イギリスの観光土産といえば、指ぬき、ティータオル、マグカップ、地ビール?地味ねぇ。

アオザイとチャイナドレスは、どんな体型の女性でも美しいラインに見せる、魔法の服だと聞いたことがありますが・・・
ぜひ、次回はチャレンジしてくださいな!

ちび姫ちゃん、長男君独占ですか。
次男君、ちょっとさびしかったかな。
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こんにちは♪ (きらり)
2010-06-02 17:58:07
tenchanさん、退院おめでとうございます。
退院後長々と旅行記。。。
大丈夫でしょうか?
無理されないでくださいね。

同居は気苦労も多いでしょうが、こういう時に安心ですよね。
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桂林だ! (Sandie/自閉症児の挑戦)
2010-06-03 01:25:58
桂林にいったことある私です。うーん確かに似ている。そして観光客に群がる売り子、物乞いの子供も。なんか悲しくなるんだよね、そういう光景をみると。さらに買う気がなくなる。でも今は中国も先進国になってきたからそういう光景は減ってきただろうか?田舎ではまだ健在だろうか?
バナナ、こちらでもなってますけど、こちらでは木(ヤシの木みたいな)ですよ。種類がちがうのかな?
入院大変でしたね!いくら気丈にしていても身体は正直、今までの疲れが出たのでしょう。御大事に。
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Mrs.B様 (tenchan)
2010-06-04 13:31:56
イギリスではバナナの葉は大きくなるけれど
やはり気温が低いから実は付かないでしょうね。
岐阜でも無理なようですよ。
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くじらぐも様 (tenchan)
2010-06-04 13:33:42
家と家の間に生えてるのもあったし、
水田の中にバナナ畑みたいにたくさん生えているのもありました。
日本で見るバナナより、身は小さかったです。

リンクの件、気にしないで下さい。
くじらぐもさんとは長いお付き合いなので、
これからもリンクフリーでOKですよ!
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Chun様 (tenchan)
2010-06-04 13:38:08
そうでしょ、まるで桂林みたいでしょ。

イギリス土産かぁ~。
指ぬき、ティータオル、マグカップ、地ビール・・・・
私はショートブレッドも好き♪

旅行に行った先の指ぬきを集めている人がいました。
専用の飾り棚もあって順に入れていくの。
スプーンをコレクションしている人もいたわ。
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きらり様 (tenchan)
2010-06-04 13:39:54
ありがとうございます。

この記事ね、実は入院前に編集していて
保留になっていたの。
だからちょっと手直ししてupしたから
大丈夫ですよ。

いつも義母に助けてもらってます。
働けるのも義母がいてくれるからなんですよ。
ちび姫もまだ小さいしね。
宿題は義父がみてくれてます。
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Sandie様 (tenchan)
2010-06-04 13:44:59
そうですか!桂林に行ったことがあるんですね。やっぱり似てますか。

売り子さんはどこに行ってもいました。
もの悲しくなります。
でも、子どもの物売りはあまり見かけなかったわ。
カンボジアに行ったことのある義母の話だと、
ちび姫くらいの年齢の子どもが
日本語でハガキを売りに来てて、
堪らず買ってあげたって。

入院、参りました。びっくりしました。
でも点滴の効果抜群ですぐに退院できました。
年取ると、何処かに無理が出るのね。
お陰で元気になりました。ありがとうございます。
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