肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

銀行員時代 誰のためのソフトボール大会?

2013-05-31 16:12:03 | 銀行員時代
スマホにgooブログアプリを入れてから、
拙ブログのどの記事に一番多くアクセスされたかが
表示されるようになった。

今までは、
「アクセス解析」のお試し期間の時だけしか
ランキングは分からなかったので、
スマホで毎日チェックしては、
おーなるほどこの記事がよく読まれているのか・・・・
などとひそかに楽しんでいる。


で、どんな記事が人気かというと、
トップに来るのは「更新した記事。」
これはある意味当然である。

根強く人気なのは「水平思考推理ゲーム」
↑ホント、来てくれた人ゴメンネ、当てが外れたでしょう。(滝汗)

そして意外にも、
「銀行員時代」のエントリーにアクセスする人が多い。
ということは、新人銀行員さんとかが
「銀行って一体どんなところかな?」なんて検索かけて
来てくれるのだろうか。

二十数年も前のことで、
あまり参考にならないかもしれないが、
ひょっとして、「今も同じ同じ。」と共感してくださったらうれしい。
でもそれはそれで、銀行って旧態依然なのね、ということになり、
一層怖くなる。

というわけで、
半ば忘れかけている銀行員時代ではあるが、
社会人としての礎を築いた、
私にとっては忘れえぬ3年間。
忘却の彼方に葬り去る前に、
もう少し掘り起こしてみよう。

銀行の行事には、
慰安旅行とか忘年会とか支店単位で行うものの他に、
地区が主催するものもあった。

地区対抗運動会
地区対抗ソフトボール大会
地区対抗ボーリング大会

どんだけ銀行ん中で繋がりたいのだろう。

たまの休みくらいゆっくりしたいし、
ショッピングとか映画とか
個人で楽しみたいことだったあるのに。


支店行事のに借り出されるのは大抵若者たち。
なんちゃって銀行員tenchanも、
新人たるがゆえに参加することが予め決められていた。

チームが結成されると、
数週間前から練習が行なわれる。

「昨年は惜しくも準優勝でした。
今年は是非とも優勝を!」

いや~、去年のことは分からんけど、
そこま命懸けるんかい?

周りの期待が高まれば高まるほど
tenchanの心は萎んでいった。

さて、大会当日。
グラウンドに集合すると、既に他の支店チームが集結していた。

対戦表を手にした監督の表情が曇る。

「まずいな、前回の優勝チームと初戦で当たる。」

つまり、そこに勝たないと the end ってわけですか?

the end で結構。
はよ負けて帰りたい。

投げやりの私の前に現れたのは
ソフトボールのユニフォームで身を固めた女性。

「あの人、相手チームのエースピッチャー。
学生時代ソフトボール部だったんだって。」

先輩がそっと耳打ちして教えてくれた。

ソフト部って・・・・しかもユニフォーム着てやる気満々じゃん。
こういう人にサクッと投げ勝ってもらって、
はよ帰りたい。


試合が始まった。

チームは男女混合なので力の差がある。
そのため、ピッチャーが男性の場合、
男子がバッターボックスに立つと手加減なしで勝負、
女子の場合すこし緩めに投げるという暗黙のルールがあった。

ところが相手チームは
例のソフト部OGがピッチャー。
しかも、「女性なので。」と前置きしてから
「一歩前に出ます。」
と、マウンドから大股一歩踏み出して
私ソフト部でしたの~というフォームでスピードボールを投げ込んだのだ。

「おぉ~。」

どよめくベンチ。

さすがの男子もこの近さではなかなか打てない。

そして打順は下位、女性が打つことになったが、
ソフト部OGは、相手が女でも手加減しない。
男子と同じスピードボールをズドーンと投げ込んだのだ。

その瞬間、私の中で体育会のスイッチが入った。

何を隠そう、tenchan学生時代はスポーツ万能で、
体育祭や球技大会では花形選手。

目の前で、チームメートがなぎ倒されていくのを見て
闘争心に火が点いてしまったのだ。

「絶対に打つ!」

一巡目は凡打に終わった。

二巡目、上位打線の男子が塁に出ると、
四番に入った若手男子行員が、
期待通りに大きな当たりを打ち
先取点が我らに入った。
すると、それをきっかけに連打連打で
塁が埋まっていった。

tenchanの打順が回ってきた。
ソフト部は打たれたことに動揺したのだろうか、
ボールの威力が先ほどより少し弱まった気がした。

「チャンス!」

tenchan渾身の力で振り抜いた打球は、センター前へ転がり、
うれしい追加点!

その試合に勝ってチームは勢いづき、
結局どんどん勝ち進み優勝を手にすることになったのだった。

これには支店長も大喜び。

「tenchanさん、すごかったね~あの当たり。来年も絶対に出てね。」

にっこり笑ってお礼を言ったが、出るつもりは全くなかった。
翌年のソフトボール大会は、後輩たちにお任せ。

だって、OLの休日って、
ランチにショッピング、デートが定番でしょ(ウフッ)。




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