肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

君と呼べなくて

2010-09-14 12:46:15 | 子供の話題
地方から首都圏にでてきて、最初に戸惑うのは
なんと言っても「言葉」の違いだろう。

今まで共通語だと思っていた言葉が、
実は地方限定だった、ということは
秘密のケンミンSHOWでもお馴染みだ。


大学に入った長男も、方言の壁にぶつかっているらしいが、
根っからのお気楽人間なので
変な言葉だと指摘されても、気にしていないようだ。

そんな彼だが、
「俺にはどうしても言えない言葉がある。」
と、この間教えてくれた。

それは、相手への呼びかけの言葉、「君(きみ)」。

「自分が岐阜弁話してて、それを指摘されるのは全然構わんのだけど、
友達を、『君』って呼ぶのだけは出来ん。

だって、今まで『お前は・・・』とか『お前さぁ・・・』とか『お前が・・・』って言ってんだよ。
それなのに、急に改まったみたいに『君は』なんて言えるかよ!言えねえよ。

でも、『お前』って言うと、なんかすごく高飛車で失礼に聞こえるだろ、
だから、思い切って『君』って言ってみたんだけど・・・
なんかさぁ、首筋の辺りが、ゾゾゾーーーっときて、
寒気してきた。
やっぱ、俺には無理だわって。」


それで、どうしたの?


「だから、友達のことを呼ぶときは
佐藤君、とか、鈴木君、とか、君付けで呼ぶんだよ。
それしかねえっしょ。」