肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

売りつけようとする姿勢

2010-09-03 12:54:59 | 生活
シーズンもの売り尽くしセールをやっている靴屋に行ったときの話だ。


在庫は表に出ているだけ。
サイズは揃ってませんから、
という店主の説明を受けて、
気に入った靴を探し始めた。


これなんかいいかも、と手にしたサンダル。

グレーを基調にした色合いが素敵だった。

履いてみて、鏡に映してみた。

ちょっといい感じじゃない~♪。

そのまま店の中を歩いてみた。

気のせいかな、なんだか足が前に行っちゃう。

少し大きいのかな。

「サイズはどうなんですか?」

店主に聞いてみた。

「こんなもんです。」

こんなもんです・・・・って何?どういうこと?


私の足のサイズは23cm、
ヨーロピアンサイズで35~35-1/2ぐらいなはず。

でも、よく見るとこの靴には「37」ってサイズ表示してある。
なのに「こんなもんです。」って、どうしてそんなことが言えるんだろう。


店主の言葉に少し引っかかるものを感じつつ
他にもいいものがないかと、幾つか履いてみて
とても履き心地のよいのを見つけた。

土踏まずの部分が少し膨らんで
縦と横のアーチをしっかり支えてくれる、理想の一足だった。

ただ、さっきのグレーに比べ、
エレガンスさに欠ける。

見た目を取るか、実用を取るか
さあ、どうしよう。

そこで、店主にもう一度尋ねてみた。

「こっちのグレーの方、私にはサイズ大きいんじゃないですか。」

すると、彼はこう言ったのだ。

「そうですね、若干大きめです。」


なるほどね。

サイズはもうこの一足しかないから、
在庫で余らせるより、出来ることならここで私に売ってしまいたかったんだ。
だから
「こんなもんです。」
って言ったのね。


店主の言葉にちょっとカチンときたが、
もう一足のほうは気に入ったので、買うことにした。


売りつけようとする態度が透けて見えると興ざめ。
客の身になり、誠実に接客してほしいものだ。