肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

どうせなら

2010-09-13 12:38:53 | 自分のこと・思い出
少し前、新聞の投書欄で、
奥様を亡くされた男性からの投稿文を読んだ。

「そこそこ社会的な地位も得た」と仰るその方によると、
結婚して以来、
家のこと、子供の教育のことなど、全て奥様に任せっぱなし、
休日も「付き合い」だと称して、ゴルフや麻雀に興じ、
それを自慢げに友人に話すこともあったという。

ところが奥様は不治の病に倒れ、
祈りも虚しくお亡くなりになった。

こうなる前になぜもっと妻を大切にしてこなかったのか、と
自戒の意味を込めた心打たれるエッセイだった。

ただ、こんな一節が妙に引っかかった。

「夜、皿を洗っているときに、何故俺が・・・・と涙することもある。」


もし私の方が先に逝ったとしたら、
夫がお皿を洗っているときに、私のことを思いだしてほしくないわ。

せめて、テレビを見て、旅行に行った場所が写ったときとか、
おいしいワインを開けたときとか、
そういう時だったら嬉しいな。

夜、夫が一人で寝ているときだったら、尚よろしい。

そうしたら、ご褒美として夢枕に立ってあげてもいい。
だめだ、それはちょっと怖いかも。