すっぴんハート

心の声、つぶやきを思うまま綴ります

プー太郎

2011年01月15日 | 思うこと
仕事も探す気がなくて、その上この寒さ。
こたつにうずくまって、昼寝の毎日。
いつしか、父が私を「プー太郎」と呼ぶようになった。
家では、おもに愛犬の世話をやっている。
愛犬がトイレでおしっこをしたら、「プー太郎、犬がおしっこをしたぞ、早く始末しなさい。」とか、「犬がお腹をすかせているから、お肉を温めてあげなさい。」などだ。
早く仕事を見つけないと、名前で呼んでもらえないかもしれない。

冬は好きな季節だ。
しかし、愛犬の散歩は、ちょっときつい。
なかなか歩いてくれないのだ。
あっちこっち「フン。フン。」と、においを嗅いで、おしっこでマーキングをする。
自分勝手な犬なので、手が焼ける。
でも、愛犬は、私としか散歩に行かない。
「プー太郎」と「犬太郎」。
二人の散歩は、いつまで続くんだろうか。


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趣味

2011年01月13日 | 思うこと
よく「趣味は、何ですか?」と、人に聞く。
話が途切れて、何も頭に浮かばない時、使う手だ。
いろいろ教えてくれる。
カメラ、魚釣り、映画など、教えてくれる。
趣味を聞くのはいいが、聞き返されたときに困ってしまう。
私には、趣味が無い。
「これをしていたら幸せだ。」と思えるものが全く無い。
以前、習字を習っていた。
その時は、これが私の趣味なのだ。と思えた。
しかし、会社を辞め、月謝が払えなくなってやめてしまった。
そのあとは、宙ぶらりんで何をしても楽しくない。

毎年、市の文化祭があり、いけばなや、工芸品、写真など展示してある。
その中に書道の展示もある。
それを見ていたら、なぜか心が騒ぐ。
墨のにおいや、筆の運びなど、熱心に見てしまう。
本当は、私は、習字がしたいのではないかと思える。
墨を摺っているときの時間や、先生の朱色の手直しの見事さが忘れられない。
また、月謝が払えるようになったら、習字を習おう。
「これが、私の本当の趣味です。」って、堂々と胸を張って言えるようになりたい。


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睡眠不足なのに・・・

2011年01月12日 | 思うこと
最近、眠れなくなった。
前から寝つきは悪くなりつつあったけど、真夜中、目を覚ます。
そして、2~3時間「眠らなきゃ、明日しんどくなる。」と思いながら、必死で眠りにつこうと試みる。
それは、私だけかと思ったら、父も眠れず困っているようだった。
同じ症状で、今日は「眠ったのは、夜中の3時ごろだったよ。」と、母につぶやいていた。
家族って似るものなんだろうか。
年も違うし、性別も違う。
なのに、同じ症状が出るなんて。
最近、夜寝るために昼があるようになってきた。
寝不足なのに、昼間、あまり眠くならない。
これは、病気なんだろうか。
昼、眠くないのに、夜眠れないものだから、昼寝をしなくてはっと、義務感で昼寝をする。
こんな症状が続くようなら、病院で話してみようかと考えている。

母は、夜眠れなくなった時のために、夜中じゅうラジオをイヤホンで聴いている。
ときどき、面白い話題があったと、家族に披露する。
きっと、母も眠れないのだろう。
愛犬は、寝る場所を変えながら、夜中じゅう、うろうろしている。
夜中の我が家は、眠れない病におかされている。
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足るを知る

2011年01月10日 | 思うこと
久しぶりに新聞にはさんでいるチラシを見ていた。
家を売るチラシが多くて、どんな間取りで、どの地域にあるかを、何となく気になって、食い入るように眺めていた。
「やっぱり家には、ガレージが必要だなぁ。」とか、「交通の便のいいところ。」が、気になった。
すると、今の家が一番いいというのがわかった。

しかし、近くに大きな緑地公園が欲しいと、思う。
愛犬の散歩に一番いい環境も必要だ。

何もかも整ったところなんてない。
無いものねだりとは、こういうことを言うのだ。

我が家の近所には、小さな公園がある。
春になれば、桜が咲くし、秋には、金木犀がよく香る。
小川には、鯉が住み、時々、鴨が浮かんでいる。
探せばいいところが、いっぱいある。

べつに住むところに困っているわけではないのだから、チラシなんて見る必要なんかなかったのだ。
「足るを知る者は富む。」
欲ばかり出していたら、いつの間にか何もかも失ってしまう。


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餅を食う爺さん

2011年01月09日 | 思うこと
えべっさんに家族で出かけた。
福をもらって、気分良く帰宅しようと電車を待っていた。
ちょうどいい具合に、四人向かい合わせの席が空いているように見えた。
家族は、こぞって、その席にめがけて突進すると、一人の汚い爺さんが丸くなって、あべかわ餅をゆっくりほおばりながら座っている。
父が、母と私に席に座らせて、自分は立っていた。
爺さんは、自分の隣の席を父に譲ろうとして、あべかわ餅のレジ袋にゆっくり仕舞い、ゆっくりと体をずらして、席をあけてくれ、「座れ。」と無言で促す。
父は、汚らしい人が嫌いである。
しかし、好意は無に出来ないので、「すぐに降りますから。」と言って、爺さんの隣に腰掛けた。
父の姿は、爺さんには、見えないけど、眉間にしわを寄せ、への字口にし、父は耐えていた。

少しして、爺さんの箸が止まった。
あべかわ餅を食べながら寝ているのだ。
母と私の目は、爺さんに釘付けだ。
いつ起きるのだろうか。
私達家族が降りる駅に着いたから、降りる準備をしていたら、爺さんも残りのあべかわ餅を、またレジ袋にゆっくり入れて降りる準備をしていた。

私達家族は、電車を乗り換え、がらがらの座席に座って、さっきの爺さんの噂をして笑った。
私は、あの残りのあべかわ餅を、また家に持って帰ってほおばっている爺さんの姿を想像し、ホッとした。
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