羽ばたく蝶々

友人が育てていた青虫が、サナギになり、羽化しました。
残念なことに、サナギから蝶になる姿を見ることが出来なかったようです。
ほんと、私も残念に思います。
でも、何かを育てるのは楽しいことです。

以前、私はカブトムシを飼ったことがあります。
オスとメスなんですが、夏が終わるとカブトムシが死んでしまったんです。
何年も生きるクワガタとは違います。
カラになったケースの底土を掘り起こしたら、中から大きなウジ虫がいました。
慌てました。
始めてみるくらい大きなウジ虫です。
私は、その土のままウジ虫を捨てました。
あとでわかったことなんですが、そのウジ虫がカブトムシの幼虫なんです。
せっかく大きくなった幼虫を捨ててしまって、「あーあ。」になりました。
あれ以来、カブトムシを飼うことはなくなりました。
カブトムシも買えば高いのです。

今は、私は、犬とメダカしか飼っていません。
ほとんど母が面倒見てくれるんです。
面倒見のいい人です。
もう何かを飼うことは、極力避けることになります。
命あるものは、いずれ死んでしまうのです。
それが悲しいのです。
友人の蝶々は、羽化して、次の命を紡ぐために、野に放たれました。
結構、寂しい思いをしたのかもしれません。友人は。
でも、蝶々になったものは、飼うことができないのです。
動画で蝶々の羽ばたいて去っていくのをブログで上げていました。
「お疲れ様。」と言ってあげたいのです。