夜の公園

学校から帰るのが遅くなった日。
とっぷり陽が暮れて、辺りが見えにくくなった公園には、数多くの猫たちがたむろしているのです。

周りを見渡すと、「ねこ。ねこ。ねこ。」
いろいろな毛皮の猫がうようよいました。
「猫の楽園だ。」と、思うのです。
猫の方もくつろいでいて、べろーんと伸びていたり、毛づくろいしている猫もいます。
たぶん、猫好きな人が餌をあげたあとなんでしょうね。
柔らかな肉球で、ぽよぽよ歩いています。

以前、テレビで、「猫の島」を見たことがあります。
島じゅう猫だらけで、猫好きなひとや、カメラマンが船に乗り込んで猫に逢いに行きます。
私も時間とお金があれば、猫の島に行ってみたい気持ちがあります。

そういえば、「ウサギの島」もどこかにあるそうです。

猫もウサギも、可愛い動物なので、カメラ片手に逢いに行きたい気分。
さすがに、「犬の島」は、聞いたことがありません。
犬は集団生活が好きみたいで、ちょっと凶暴なところがあります。
そういえば、私の子供時代は野良犬があちこちにいたのですが、今ではもう見なくなりました。
犬は、家で飼うものになってしまいました。

自由な猫は、可愛さを売りに餌をもらって気ままに生きています。
私は、今は犬派ですが、本当は、犬でも猫でも同じくらい好きなんです。
でも、飼うのは犬と決めているのですけど。

夜の公園は、猫のたまり場。
きっと猫好きにはたまらない場所になっているはずです。