カラフルなお花を買う

愛犬の死に手向けるお花を買いました。
本当は、白い花がいいと思うけど、それじゃあ、あまりにそっけないのでカラフルなお花を買いました。

紫色、ピンク色、黄色。
鮮やかで、元気はつらつな感じがしました。
その花を愛犬の亡骸に手向けました。
一気に華やかになります。

「どうか、お花いっぱいのところで、楽しくしていてね。」と、思います。
愛犬の顔を見ると、今にも動き出しそうに思います。
でも、じっとそのままで動かない。
せっかく出会えたのに、先に逝くなんてずるいなぁ。と、思いました。
でも、私は看取ってやらないと、愛犬は死ぬに死ねないのです。
涙してやらないと、誰が愛犬のために泣いてくれるのか。
家族は、ぽつり、ぽつり愛犬の昔話を始めます。
今日の私の声は、震えて聞きづらいのかも。
いつか、涙が出なくなる時に、もう一度、愛犬の昔話をしたい。と、思っています。
笑える話もちらほらあるかも。

お花に囲まれた愛犬は、とてもチャーミングな犬です。
私が愛しただけのある犬なんです。
今日は、泣いていてもいいよね。
じっとしていると、涙がジワリと出てきます。
悲しみと、後悔の涙です。
なんで、もう少しかまってやらなかったのか。
今更思います。