忘れ去られる

今日は、書類を学校に持っていきました。
そこで、会ったのが、以前勉強を教えてくれた先生です。
しかし、顔を合わせても、「懐かしい。」とか、「どうしてる？」とかがないのです。
もうすっかり忘れ去られているのです。
私も、あえて、「その節は・・・。」とか言いませんでした。
お互い初めて会ったような感じになっているのです。
まあ、生徒が多いんで、いちいち顔まで覚えてないのでしょう。
ちょっと寂しい思いをしました。

5～6人のクラスでさえ名前を忘れ去られるのだから、高校や中学校の時の先生なんかは、もう存在すら覚えておられないでしょう。
それでいいんですが。
今回、事務員さんだけが私のことを覚えてくれていました。
ちょっとだけうれしいことです。
一言、二言話して、電話が鳴ったので、帰ることにしました。
本当は、もっといろいろ愚痴を言いたかったんですが、仕方ないですよね。
もう学校に行くこともない。と、思うと後ろ髪をひかれる思いだったんです。

人って、すぐに忘れてしまうんですよね。
私も多分、いろいろな人を忘れてきました。
でも、何かしら面影があってほしい。と、思うんです。
これは、忘れ去られた人の言い訳です。
「元気でしたか。」って、本当は言ってほしかったのかも。