父が何を思ったか、「えのきだけ」を買ってきて、ザルに入れて軒下で干していました。
私は、「何やら、良からぬ思い。」で、その光景を眺めていました。
「そろそろ乾いたかなぁ。」と、ザルを覗いてみれば、そこに蝉が入っていました。
「蝉がおる」と、父が叫んだ途端、蝉は羽音を響かせて飛んでいきました。
「蝉も美味しいものをしっているんだ。」と、父と母は、普通に会話しています。
「・・・」な私。
ある夜、味噌汁に固まったえのきだけが入っていました。
カラカラに干してしまって、水気が飛んでしまったのでしょう。
「・・・あの、蝉入りのえのきだけ?」と、聞くと、そうみたいでした。
一応、味噌汁も飲み干したのですが、なぜか昆虫の味がしてきそうです。
「お腹が壊れなかったらいいよね。」と、自分に言い聞かせて納得しました。
蝉もアリも、美味しいものを知っているんだ。と、父は大いばりでした。
しかし、干したえのきだけは味噌汁には合わないので、醤油と砂糖、山椒で煮た佃煮に変身していました。
「これも、結構いけるね。」と、父は美味しそうに食べていました。
「・・・・昆虫の味・・・・」と、一つまみ食べてみたけど、やっぱり私の口には合いませんでした。
軒下で干すときは、ネットに入れて、虫をシャッターアウトして欲しいなぁ。と、思うわけです。
私は、「何やら、良からぬ思い。」で、その光景を眺めていました。
「そろそろ乾いたかなぁ。」と、ザルを覗いてみれば、そこに蝉が入っていました。
「蝉がおる」と、父が叫んだ途端、蝉は羽音を響かせて飛んでいきました。
「蝉も美味しいものをしっているんだ。」と、父と母は、普通に会話しています。
「・・・」な私。
ある夜、味噌汁に固まったえのきだけが入っていました。
カラカラに干してしまって、水気が飛んでしまったのでしょう。
「・・・あの、蝉入りのえのきだけ?」と、聞くと、そうみたいでした。
一応、味噌汁も飲み干したのですが、なぜか昆虫の味がしてきそうです。
「お腹が壊れなかったらいいよね。」と、自分に言い聞かせて納得しました。
蝉もアリも、美味しいものを知っているんだ。と、父は大いばりでした。
しかし、干したえのきだけは味噌汁には合わないので、醤油と砂糖、山椒で煮た佃煮に変身していました。
「これも、結構いけるね。」と、父は美味しそうに食べていました。
「・・・・昆虫の味・・・・」と、一つまみ食べてみたけど、やっぱり私の口には合いませんでした。
軒下で干すときは、ネットに入れて、虫をシャッターアウトして欲しいなぁ。と、思うわけです。