すっぴんハート

心の声、つぶやきを思うまま綴ります

トイレの扉

2012年08月05日 | 思うこと
昔、働き始めた頃、会社の後輩と話をしていて、後輩が、「私、トイレの扉を開けたまま用を足しています。」と、告げられショックを受けたことがある。
当時、その子は、まだ十代で、パッと見、綺麗な子だった。
「お父さんが、来ても平気なの?」と、聞くと、「平気です。」と、あっさり言った。
世の中には、いろんな人がいるなぁと、感心してしまった。

しかし、今。
私は、トイレの扉を開けたまま用を足している。
父が、気を悪くして、扉を閉めたこともある。
人間、恥じらいが無くなったら、何をするか、わからない。

つい最近、母が、お風呂上り、裸のまま、体重を測っていた。
私が、通りすぎると、バスタオルで裸体を隠す。
それも、すごいショックだった。
もう70は、超えている、いわゆるおばあさんの母でも、恥じらいがあった。
素っ裸でも、平気で、家族の前に立てる私は、本当に恥じらいも何もない、ただのおばさんだった。
女は、つつましいぐらいが、ちょうどいい。
私は、年より考え方が、おばあさんになってしまった。





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