CXDS・体験設計支援コンソーシアムに参加していますので、デザイン会社やソフト関係の会社の方々と話をする機会が多くなり、製品設計をする場合に体験設計を前提にしながら仕事を進めるという概念を共有することが出来るようになりました。
しかしアラヤは言語を中心にした業務を行っていますので、体験設計という概念を仕事の上で実現させることが難しいかもと思い込んでいました。
ところが、ある事がキッカケになりアラヤの仕事でも体験設計という概念を実現している事に気付きました。
アラヤの仕事は、ある意味で一品料理のように毎回違った内容の課題をこなしたり、問題を解決しなければならないのですが、その過程をアラヤの社内だけで行うのではなく、その課題をどうこなすのか、問題は何なのかを「体験設計構成図」に書いてみて、それをお客様と共有するという作業を通じる事によって、共同作業で課題を乗り越えたという「体験」をお客様にも持ってもらう事が実現しているのを目の前で確認出来たのが大きかったのです。
もちろん担当した社員も同じように「体験」をしているのですが、お客様と共同で成し遂げたという達成感には従来とはまったく違うものである事も理解出来たのです。
ですからCXDSの集まりがあった時にも、アラヤ流の体験設計をしていると胸を張って言えるようになっています。