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小泉信三さんは慶応義塾大学を卒業し、教授、そして戦前には塾長をされています。
戦後は現在の天皇陛下が皇太子時代に教育を担当され、美智子皇后陛下とご成婚の際には重要な役割をはたしたことで知られています。
その小泉信三さんのご長男信吉さんは慶応義塾大学を卒業後、昭和16年4月、一時的に三菱銀行に就職されますが、海軍にも合格していたこともあって、4ヶ月後には海軍主計科士官(中尉)として採用された。
16年12月には日本海軍は真珠湾攻撃をすることになりますので、戦争前夜に海軍に入ったということになります。
これは戦争が激しくなって大学生たちが学徒動員という形で軍隊に入ったというものとは大分違います。
しかし、昭和17年10月、小泉信吉さんは南太平洋上において乗艦八海丸とともに戦死。
享年25歳。
遺された父小泉信三さんは信吉さんをしのび、書き綴った手記を本にされたのですが、父が子を思う気持ちが随所にあらわれています。
小泉信三さんという人物を理解するうえでは欠かせない本だと思います。

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