●ネットの主力パワー
インターネットなんて、若者がやることだろう。そんな風に考えたら大間違いである。日本最大のインターネット掲示板「2ちゃんねる」は、3年前には30歳以下のユーザーが65%を占めていたが、現在はその地位を30歳以上の中高年男性が奪っている。特に、40代から50代のユーザーが三年前に比べて数倍に増加した。これは日本広告協会Web広告研究会の調査結果によるものである。また、ブログを行う中高年の男性もたいへん多く、35歳以上が53%を占めている。どうやら、オジサンたちは次第にネットの中心パワーになりつつあるようである。
●音楽バンドの主力パワー
若い頃に音楽グループに参加した経験があり、今再び楽器で「第二の青春」を謳歌している中年男性も激増している。父の日に千葉そごうで「スーパー親父バンドフェスティバル」が行われたが、このイベントには何と300もの申し込みがあって、主催者を驚かせたのだそうだ。大阪の心斎橋でも同じようなイベントがあったが、参加した男性の平均年齢は49歳だった。オジサンたちは、老いてますます意気盛んである。
●シールの主力パワー
携帯電話にいろいろなシールを貼る中年男性が増えている。中高年に人気なのは「蒔絵」と呼ばれるシールで、銀粉プリントを使用しており、携帯電話以外にも自動車、バイク、ゴルフクラブなどに貼ることができる。蒔絵は日本の伝統工芸だが、3年前にこの蒔絵風のシールを発売したところ、歌舞伎座の売店で評判になり、その後流行が広がって現在は様々な種類が毎月3万枚以上売れている。種類は100種あまりあり、十二支シリーズや日本のサッカーチームのマーク、金色の龍や虎などの図柄が、オジサンたちを夢中にさせている。
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