信用を受けることの難しさをあらためて知る。

札幌市で６月に設立登記を済ませたアラヤサッポロ株式会社は、新しいオフィスの契約を済ませ７月中に内装工事を完了し、８月１日から業務を開始する予定です。

そのステップを進めるためのオフィス賃借契約で最初の障害がありました。つまり設立直後の会社では信用に問題があるため、親会社の連帯保証が必要だと言うのです。

もちろん連帯保証することには障害がありませんので先方希望どおりにしましたが、７年前の起業当時も同じようなことを散々経験したことを思い出しました。

そしてオフィス用の什器やコンピュータ、サーバーを買うにも同じようなことが、少しづつではありますが素直に進みません。

驚いたことに現金で払うという条件でも販売できないという事例もありました。これにはまったく驚いてしまいましたが、親会社の信用でなんとか売っていただくというありさまです。

もちろん銀行などからの借入などは、よほどの知識や縁故がなければまったく不可能に近いのでしょう。

いやはや、ある意味で疑似的な起業ですから、いざとなったら親会社の信用でなんとかできますが、実質的な起業をしているのであればこのような理不尽さを我慢して乗り越えなければならないはずです。

日本社会はまったく起業するには不自由な国であることを、あらためて実感している最中です。