お客様からの、その時々の発言やクレームに要領よく俊敏に対応出来るという能力は高く評価されてしかるべきだと思ってきました。
ところがこの能力を持っている人には思わぬ落とし穴があることに気付いたのです。
お客様が言われた内容に対して、的確に対応することがすべてだと思っていますし、その時々にそれなりの評価を受けているので、お客様に満足してもらう事が第一の価値だと信じてしまっている。
このような優秀と評価されている人はともすると、お客様が本質的にかかえている問題にたどり着けないので、その解決策を提案するという事が難しいのです。
お客様がしゃべる内容から、その奥にある問題を推測する能力こそ、これからの営業担当に求められる能力なんだと最近になって痛感しています。