3年前(2009年)の4月のことを突然のように思い出しました。
当時はリーマンショックから半年経っていましたが、輸出企業のほとんどが在庫整理の真っ只中でしたので、国内外の工場という工場が減産しており、ひどいところではまったく休止して工場の草取りをしているというところすらありました。
アラヤは商品に付随する取説を製作していますので、受注が半減し回復の見込みすらつかないという状況にいたってしまったのです。
会社存続のための手段を検討し、間髪を入れずの実施していったのですが、多くの社員から潜在的にはあったのであろう不平不満が噴出してきました。精神的にも相当追い込まれたのですが、最初の方針どおりすべての施策を実行することが大事ですので、そのまま進めたことを覚えています。
幸いにも圧倒的多数が会社再建に協力してくれましたので、結果的には数ヶ月で会社経営を軌道に戻ることができました。
ある意味で超えなければならなかった試練だったように思っていますし、また同じような状況に至った場合でも冷静に対応できる知恵を身につけただけ強くなったのだろうと。