多田実さんは大学を繰り上げ卒業して海軍兵科予備学生となり、海軍士官として硫黄島に着任するも、機銃砲台長として戦闘中に負傷して本土に移送され一命をひろわれたそうです。
実際の戦闘に参加された方だけに、実際の様子が目に浮かぶくらいの迫力で書かれています。
戦後は、読売新聞社に入り解説委員、政治部長、編集局次長を歴任されています。
硫黄島の本は何冊か読んでいますが、この本も読むうちに戦争で亡くなった方々のことを忘れてはならないという気持ちがこみ上げてきます。
このような方々の祈るような思いがあって、現在の日本が存在しているはずだからです。
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