毎年8月15日が近づく頃になるとなぜか日本とか国家を意識するようになるのですが、「江戸の遺伝子」という本を読むことになりました。
徳川家の末裔である徳川恒孝さんの著書ですのでそれだけでも興味津々だったのですが、江戸時代にいかに日本人の特質が形成されたのか、そしてそれが現代にも脈々と続いていることなどや、日本人というものの本質が書かれた面白い本でした。
その中に江戸時代の教育が書かれているのですが、現代よりむしろ優れていたのではないかと感じました。
会津藩士の子弟が藩校に入る前(5歳から8歳頃)に唱えていたもの。
1、年長者の言うことをきかねばなりませぬ。
1、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ。
1、うそを言ってはなりませぬ。
1、卑怯な振舞をしてはなりませぬ。
1、そとで物を食べてはなりませぬ。
1、そとでおんなと言葉を交わしてはなりませぬ。
ならぬことは、ならぬものです。