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どうなる? 所沢「湯楽の里」

ひさしぶりのレポがこんな内容になるとはなんとも残念です。

じつはここ、所沢「湯楽の里」、その後も2週間と空けず通っていました。
浴感はとても等張性土類食塩泉のものではないですが、なぜか妙に気に入りのお湯でせっせと通っていました。

ところが、今晩・・・。
露天岩風呂の前に立ったときからどうも変な感じがしたんです。
湯口からの投入量がいつになく多く、お湯の色味がとなりのメイン露天とほとんど変わりません。
入ってみると、信じられないことに異臭がしました。
ふだんなら、やわらかな湯の香か弱焦げ臭が迎えてくれるのに、この日はマッチを擦ったときのようなとんがった臭い。消毒をかけたとき、磯の香にいく一歩手前の臭いです。
いつものやわらかな湯ざわりはなく、硬く肌をさすようなそれ(泣)
湯口のお湯をおそるおそる口に含んでみると、いつもの貝汁重曹苦味はまったく感じられず、人工的な薬品味のみ・・・(号泣)
希釈感があって消毒剤が出張ってきている、入っていて心地よくない”スジのわるいお湯”です。

湯温が妙に高いので、いちおうあたたまりますが、すぐに冷めてしまいます。
いつものここのお湯はうすめながらあたたまりが強く、浴後もほかほかとしたぬくもりと適度な湯づかれ感が残るのですが、今晩は感じられず。
それどころか、ここはもう100回近くも入っているかと思いますが、はじめて湯冷めしました。

翠色にうすにごった湯色も、湯中にただよううす茶の湯の花も、湯滝にうっすらとでているイオウの析出も、どれもこれも今晩は影を潜めていました。
じつはこれらの特徴は、ここのお湯のよさを演出するもので、誤解をおそれずにあえて一言でいうと”山の湯”です。
けっして濃くはないですが、鉄やイオウや重曹や(たぶん)硫酸塩が微量ながら複雑にまじりあって、奥ぶかくデリケートな浴感を産みだしていました。

お湯のインパクトやわかりやすさからいえば、「彩ゆ記」「王様の湯志木」のほうがはるかに上です。
でも、この平地では稀少な”山の湯”を楽しめたので、せっせと通い詰めたのです。

それもこれもすべて今晩は台無しになっていました。
考えてみると、今晩は浴場じたいの勝手がなんとなくちがい、「管理責任者がかわったのでは・・・?」と感じるところがありました。
水風呂の温度が高めになっていたり、トルマリン風呂や真湯浴槽のカルキがよわくなっていたり、よもぎむし風呂の温度が上がっていたり、露天にトレリス&プランターが置かれていたり・・・と、全体に快適度が上がる方向にかわっているのですが、肝心の露天岩風呂があのていたらくでは・・・。

もし、管理責任者がかわっているとしたら、その新任者は温浴施設のオペレーションには長けていても、温泉好きのマインドはまったく理解していない人です。(そんなの相手にしてない、といわれればそれまでですが・・・)

温泉導入から3年半、通い詰めた「所沢湯楽の里」ですが、あと1回いってみて、今晩のお湯の状態がつづいているようだったら、もう通うのはやめにします。
今晩のお湯の質では、最近さらに調子をあげてきている「彩ゆ記」「王様の湯志木」とはまったく勝負にならないし、しかもこの2湯のほうが家から近いからです。

「ほんとにたまたまあの晩だけ調子が悪かったのよ・・・」であることを祈りたいです。


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〔 所沢「湯楽の里」 やや復調 (2010/05/21レポ) 〕

先日、所沢「湯楽の里」にいきました。
前回いったのが昨年2月(→レポ)なのでじつに1年数ヶ月ぶりです。

”所沢 湯楽の里”でググると、このレポがオフィシャルHPのつぎにでてくるので、ひょっとして、湯楽の里サイドで閲覧して湯づかい改善してるかも? とかすかに期待しつつ。

平日の22時、館内はかつてないほどに空いていました。
これは、湯づかいのせいというより、「小さな旅 川越温泉」オープンの影響が大きいのでしょう。

さて、問題の源泉槽です。
結論からいうと、かなり復調していました。
よわい消毒臭はしているものの、お湯じたいの質感やあたたまり感はかなりもどってきていました。(むろん、以前の好調時にはくらぶべくもありませんが・・・)
湯口はよわい重曹味+微苦味に弱薬品味。この弱薬品味がなくなるときが、たぶん本格的な復調を果たすときでしょう。
なので、今回はまだ回数券は買いませんでした。

それにしても、ここはとくに広いわけでも、つくりが凝っているわけでもないのに、なんでこんなに居ごこちがいいのでしょう。コンパクトながらすべてが過不足なくまとまっています。
それに水風呂は19.5~20.0℃の絶妙水温、カルキはほとんど感じず、これまででベストかも?
真湯槽もこれまでになく湯質のいいものになっています。(こんなによかったか?? と思いかえすほど・・・)
これで源泉槽が復調すれば、以前よりさらにパワーアップした施設になることはまちがいありません。

ここの源泉はやっぱりすばらしい資質をもっていますが、ひじょ~にデリケートなお湯なので、ちとつよめの消毒をくらうとひとたまりもありません。
「彩ゆ記」「おふろの王様 志木店」「真名井の湯」「サイボクまきばの湯」など、競合施設の湯づかいはこのところさらによくなってきていますが、このお湯が本気だせば(=消毒を感じない以前の湯づかいに戻れば)湯質的には十分対抗できると思います。

復調まであとすこし。
なんといっても、ダントツに回数入っている気に入りのお湯だったので、ここまでくるとふたたび応援したくなります。
すくなくとも、「さよなら 所沢『湯楽の里』」は撤回しときます(^^)
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