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■ 伊豆山の土石流

2021/07/06 UP

たいへんな事態になってしまいました。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。
どうか安否不明の方々のご無事が確認されますように。
また、懸命に救助にあたられている方など、二次、三次の災害がおこりませんように。

それにしても、盛り土が原因の可能性とは・・・。
2㎞も先の山奥では、住民の方々はまったく予見のしようがありません。

濁流の一部は「伊豆山浜浴場」の横の階段に流れ込んだかもしれないと思っていたのですが、報道の映像からみると、浜浴場はどうやら無事のようです。
走り湯泉源については不明です。

国道の逢初橋が流されずに、逢初橋の上を濁流が進む様は異様な感じがしたのですが、どうやら逢初橋の上方で沢筋が倒木でせき止められ、濁流が両側(とくに左岸)の道路にかけ上り、国道135号に至ったようです。
135号からは再び逢初川に戻ったか、135号から伊豆山港に降りるカーブの道路上を海岸まで流れ下ったものとみられます。

宿泊施設に大きな被害はないようですが、臨時休業が目立ち、やはりなんらかの補償が必要な状況ではないでしょうか。

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2021/07/04 UP

お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

現在も安否不明の方々の捜索・救出活動がつづいています。

今回の豪雨は本州上に停滞する梅雨前線に、太平洋上の高気圧から湿った南(西)風が吹き込み前線を刺激してもたらされたもののように思います。
東伊豆の海岸線はおおむね東向きですが、湯河原~伊豆山にかけてはところどころ南向きになっています。

しかも、伊豆山付近は海岸から2㎞もないところに標高800mほどの山々が屏風状にそそり立っています。
海からの湿った南風が山に吹き上がり、局地的に積乱雲が異常発達したのではないか。

今回、避難情報の発出について課題が指摘されています。
報道されている雨量計測地の網代は北向きで、伊豆山とは地形がまったく違う。
伊豆山では網代よりはるかに多い降水があったのかもしれません。

大豪雨をもたらすスーパーセルや前線上のメソ低気圧の核心豪雨域は数㎞程度といわれます。
だとすると、数㎞はなれた地点の雨量データでは対応しきれない可能性があります。
そうなると、土砂災害危険エリアごとに雨量計を設置するくらいの備えが必要なのでは?

報道の映像からみると、海に流れ込んだのは伊豆山港から走り湯付近と思われ、そうなると伊豆山温泉の旅館は直撃を免れた可能性もありますが、長引くコロナ禍にこの豪雨禍が重なっては、もはやなすすべがないのでは?
伊豆山は観光関係の方々も多いと思われます。
ここに至っては個別的な粗利補償しか、地域経済を救う途はないのかもしれません。

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2021/07/03 UP

7/3午前中に発生した伊豆山の土石流。
TVの動画を見る限り、被害が大きいのは逢初(あいぞめ)川の旧・逢初橋のあたりではないでしょうか?

■ 〔報道/SBSnews6〕熱海で大規模土石流 約20人安否不明の現場 目撃者の証言(静岡県)


■ 熱海市伊豆山の土砂崩れ・土石流がマジでヤバい

後半の朱色の橋は、国道135号の逢初橋では?
逢初橋は流されておらず、橋から東京寄りの路面の状況が酷い。


地図をみると「伊豆山子恋の森公園」の西側に沢(逢初川)があり、旧・逢初橋の下流あたりで流路が消えています。
だとすると、逢初川上流~旧・逢初橋と沢沿いを流下し、
国道135号の逢初橋東側に下る道の上を流れ下ったのかもしれません。

国道135号の下の海沿いは伊豆山温泉です。
海岸まで到達した、という情報もあるので心配です。

安否不明の方々のご無事をお祈りします。
また、二次、三次の災害がおこりませんように。

なお現在、熱海ビーチライン伊豆スカイラインも通行止めなので、東伊豆方面から東京方面への車での帰路が絶たれた状況になっています。
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