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■ 蛇の湯温泉 「たから荘」 〔 Pick Up温泉 〕



蛇の湯温泉 「たから荘」
住 所 :東京都西多摩郡檜原村2465
電 話 :042-598-6001
時 間 :10:00~18:00(事前確認がベター) / 不定休
料 金 :1,000円
オフィシャルHP
紹介ページ (温泉名人((社)日本温泉協会)/日本の秘湯)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
紹介ページ (BIGLOBE温泉)
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (ぽかなびjp.)

東京都で島嶼を除いて唯一の村、檜原村にある自家源泉の湯宿で日帰り対応するもの。
「その昔傷ついた大蛇が川原に湧く湯で傷をいやした」と言い伝えられる古湯で、「日本秘湯を守る会」の会員宿。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 入口のサイン

「屋根と明かり窓の配置がかぶとの形に似ていることから、『かぶと造り』の名がついた。」という独特なかたちの屋根をもつ母屋は、「4階建ての2~4階部分はかつて養蚕に使用され」ていたとのこと。(asahi.com TRAVELより)


【写真 上(左)】 かぶと造り
【写真 下(右)】 都道から

都道沿いのPに車を停めて、雰囲気のあるアプローチを辿っていきます。


【写真 上(左)】 アプローチ
【写真 下(右)】 玄関

館内も古農家風で趣のあるもの。
ヒーリングモードあふれています。


【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 帳場前


【写真 上(左)】 飲食処
【写真 下(右)】 休憩所?

浴場は帳場おくの階段をくだったところで左が男湯、右が女湯です。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

脱衣所は広くはないものの小ざっぱり、窓の下は秋川の渓流。
浴場は二面採光ですが、左手は林、前面は秋川の渓谷に覆い被さるような山肌で、ほどよく暗めで落ちつきのある雰囲気。


【写真 上(左)】 浴室
【写真 下(右)】 秋川の渓流

秋川の流れは澄み切って、とても東京都とは思えません。


【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 湯口

黒石枠伊豆石敷4-5人の内湯ひとつとシンプルな構成で、白い硫黄系の湯の花のでた木の湯口からややぬる~ぬるめのお湯の投入+熱湯側面注入で側面吸湯+よわいオーバーフロー。
源泉はおそらく非加温or弱加温の源泉で、半循環の湯づかいかと思います。

カラン5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
連休13時で2人~独占。

ほぼ適温のお湯は、ごくうすく翠白がかって浮遊物はほとんどなく、湯中の指先がわずかに青白く発光しています。
よわい重曹たまご味に甘イオウ臭が湯面でもほのかに香ります。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 湯色&湯口

明瞭なヌルすべを感じるすこぶる入りごこちのいいお湯で、なにかクセになるようなフックも秘めています。
総イオウ13.3mg/kgの本格派硫黄泉、湯づかいも悪くなく、イオウ気は奥多摩でも屈指だと思います。


【写真 上(左)】 山ウド
【写真 下(右)】 蛇の湯温泉祭って何?

1,000円はちと高いような気もしますが、pH=10.5の強アルカリ泉は貴重なものだし、癒し系のロケもすぐれものなので、温泉好きは攻めてみてもいいかも。

〔 源泉名:蛇の湯温泉 〕
(アルカリ性)単純硫黄冷鉱泉(Na-(HSiO3)・(CO3)型) 10.6℃、pH=10.5、湧出量測定不能(自然湧出)、成分総計=0.160g/kg
Na^+=48.7mg/kg (94.22mval%)、Cl^-=6.1、OH^-=5.4、HS^-=12.8、チオ硫酸イオン=0.5、SO_4^2-=11.3 (9.64)、HCO_3^-=6.5、CO_3^2-=15.7 (20.88)、HSiO_3^-=48.3 (25.30)、陽イオン計=50.6 (2.25mval)、陰イオン計=109.3 (2.49mval)、硫化水素=<0.1 <H20.2.1分析>

<試験成績表(写)/S43.2.15>
〔 種類:数馬温泉 蛇の湯 1種 〕
10.4℃、pH=9.6、2.9L/min、蒸発残留物(TSM)=165.8mg/kg

■ブランドグルメ
〔 檜原村のじゃがいも 〕
急峻な山地で占められる檜原村では、急傾斜地でも育つじゃがいもが広く生産されています。
とくに栗のような甘味があるとされる人気品種「インカのめざめ」の品質には定評があるようです。
檜原村産じゃがいもから醸造されるじゃがいも焼酎『HINOHARA』もあります。

〔 2011/06/27UP (2011/05入湯) 〕


E139.3.11.927N35.43.21.379
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■ 前日光温泉 「川霧の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



前日光温泉 「川霧の湯」
住 所 :栃木県塩谷郡塩谷町船生6978
電 話 :0287-47-1037
時 間 :10:00~21:00 / 原則無休
料 金 :700円(17:00~ 500円)
紹介ページ (塩谷町商工会)
紹介ページ (@nifty温泉)

旧今市市から塩谷町にかけていくつかある地味めのお湯のひとつ。
鬼怒川方面に向かうR121会津西街道と矢板へ向かうR461日光北街道を結ぶ県道77宇都宮船生線沿いにあります。


【写真 上(左)】 サイン
【写真 下(右)】 入口サイン

県道沿いのPに車を停め、階段を下ってのアプローチ。
受付し、さらに階段を下り、スリッパに履き替えて到達する浴場は露天のみです。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 休憩所

手前に開放的な脱衣所。すぐ目の前は水量ゆたかな鬼怒川の流れで、川音が豪快に響きます。
この日は梅雨のさなかで、ほんとうに川霧が立っていました。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

浴槽は鉄平石造りで、川面より浴槽の方が高いので、鬼怒川の流れを見渡しながら入湯できる絶好のロケーションです。
右手6-7人の小浴槽が熱湯、左手12人以上の大浴槽が適温です。
なお、同浴した方のはなしだと、今日は熱めで、ふだんは右が適温、左がぬるめに調整されているとのこと。


【写真 上(左)】 川霧立つ鬼怒川
【写真 下(右)】 浴槽-1

右手浴槽の赤茶に変色した石の湯口からかなりの量の熱湯(たぶん源泉)を投入し、投入量は変動します。
左浴槽へは両槽を仕切る板のスリット越しに流し込み、切欠数ヶ所からの流し出し。
槽内注吸湯は確認できず、お湯の感じからしてもかけ流しかと。
浴槽のすぐよこに泉源があるらしく、加温せずに投入湯量だけで湯温を調整しているようです。


【写真 上(左)】 浴槽-2
【写真 下(右)】 湯口

カラン数確認し忘れ、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
カランはたぶん温泉だと思います。
土曜17時で4人~独占。


【写真 上(左)】 大浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽

ほぼ無色透明のお湯は、白とアオノリのような濃い緑の浮遊物が浮かび、湯中の指先が青白く発光しています。
鮮度感はとくに右浴槽湯口そばで高く、ここではこまかな気泡も舞っていますがアワつきはありませんでした。
よわいたまご味に芒硝味、湯口で甘イオウ臭、湯面では甘い石膏臭が香ります。
湯口は赤茶変していますが、金気はほとんど感じられませんでした。


【写真 上(左)】 大浴槽から小浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽から大浴槽

硫酸塩泉系のきしきしとアルカリ泉系のヌルすべが入りまじる湯ざわりで、鮮度感が高いので入っていてきもちがいいです。
よくあたたまり、浴後はややペトつき感がありました。


【写真 上(左)】 ダイナミックな流し出し
【写真 下(右)】 源泉

湯づかいよくワイルドなロケ炸裂、こんなのが奥多摩あたりにあったらゲキ混み必至ですが、ふつうに空いているのが温泉王国栃木のすごいところ。
東照温泉 「旅籠 福田屋」もそうですが、このエリアは地味ながらイオウのきいた佳湯が多いので、温泉好きは見逃せないところかと。

〔 源泉名:前日光温泉 川霧の湯 〕
(アルカリ性単純温泉(Na-(HSiO3)・(CO3)型) 45.3℃、pH=8.6、湧出量不明、成分総計=909mg/kg
Na^+=256.2mg/kg、Ca^2+=40.6、Fe^2+=0.8、F^-=8.6、Cl^-=232.2、SO_4^2-=288.1、HCO_3^-=23.7、CO_3^2-=7.8、陽イオン計=302.1、陰イオン計=560.9、メタけい酸=37.2、メタほう酸=9.1 <H7.3.15分析>

■ブランドグルメ
〔 塩谷町のトマト 〕
塩谷町のHPでは特産品としてトマトが紹介されています。
今後の産地化を目指して積極的に取り組んでいるのが水耕“トマト”栽培で、従来からの土耕栽培による“トマト”も味がありおいしいと評判だそうです。

〔 2011/06/27UP (2006/07入湯) 〕


E139.44.56.160N36.45.57.420
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