関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 北軽井沢温泉 「絹糸の湯」
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<北軽井沢温泉 「絹糸の湯」>
(群馬県吾妻郡長野原町応桑1544-150、10:00~21:00(要事前確認)、不定休、1,000円(HPに200円割引券あり、7月より新料金導入)、0279-85-2641)
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (関連ブログ)
超ひさしぶりに新設の温泉です(^^;)
2010/05/01にオープンした北軽井沢の日帰り温泉施設。
ONKEN21さんのレポあり。
場所はかなりわかりにくいです。
軽井沢方面からだと北軽井沢のメイン道路R146で「北軽井沢交差点」をすぎて2kmほど行った軽井沢オートキャンプ場の交差点を左折(看板あり)。
あとはときおり出てくる看板に従っていくとなんとなく着きます(笑)。
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【写真 上(左)】 入口の看板
【写真 下(右)】 のぼり
入口はジャリ道ですが、手前に電照看板があるのでたぶん問題なし。
ただ、その前のアプローチ看板が電照かどうかわからないので、夜の初訪はきびしいかも。
長野原方面からのルートは不明。(たぶん看板があると思う。)
すりばち状の地形、母屋のうえに年季入ったリゾマン?がそびえ立つ不思議な風景。
建物のつくりは何となく無機質で、かつての緑営グループの施設のよう。
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【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 脱衣所
玄関右手に受付、正面右手が食堂、左手手前が女湯、おくが男湯です。
こぢんまりとした脱衣所の窓から、予想外に広い露天が見えてびっくり。
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【写真 上(左)】 脱衣所から露天
【写真 下(右)】 立派な露天です
扉をあけると露天、施設規模に見合わないほどの広くて立派な露天です。
まわりのロケはよさそうですが、目隠しの高い塀に囲まれているのは惜しいところ。
それでもスペースじたいが広いので、開放感はバッチリあります。
ふしぎな形をした数10人はいける鉄平石づくりの露天です。
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【写真 上(左)】 内湯-1
【写真 下(右)】 内湯-2
内湯はこぢんまりしていますが、木組みの天井が高くて湯気の抜けよく居ごこちよし。
浴室に入ったとたんに独特の湯の香につつまれ、期待が高まります。
石造タイル貼7-8人の浴槽はふかめで入りごこちのいいもの。
カラン10、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜17時で一瞬独占~3人と空いていました。
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【写真 上(左)】 露天-1
【写真 下(右)】 露天-2
内湯は赤茶に色づいた岩組のなかのパイプからかなりの量のやや熱湯を投入。槽内注排湯は見あたらず、排湯口への上面排湯はかけ流しでしょう。
露天は投入湯口はなく、数ヶ所からの熱湯大量底面注入で槽内排湯不明。排湯口への上面排湯で、お湯の感じからしてかけ流しでは?
ただ、露天にも投入湯口がほしいところ。
お湯は露天で適温~やや熱、内湯でややぬる。
お湯のイメージは内湯と露天でさほどかわりませんが、きもち内湯のほうが鮮度がいいかな?
これだけの巨大露天で、内湯に匹敵するほどのコンディションを保つとはある意味驚異。
58.5℃、400L/minという源泉の力がいかんなく発揮されている感じ。
透明度40cmほどの緑がかった黄土色のにごり湯には茶色のこまかな浮遊物がただよって、重炭酸土類泉的な色味。
内湯湯口そばではこまかい気泡がただよいアワつきもありました。
重曹味+弱塩味+微旨味+僅微苦味の複雑な味。
粘土系土類臭+微アブラ臭+弱金気臭で、内湯湯口では金気臭が卓越しています。
いかにも重炭酸土類泉系の焦げ臭がしそうなお湯ですが、これはほとんど感じられませんでした。
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【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 内湯の湯色
湯ざわりは土類系のぎしぎし湯かと思いきや、意外にツルすべがつよく、ややぬるの内湯では入ってしばらくは軽快な浴感も感じます。
でも本質は硬質で湯ざわりハードなお湯とみました。
濃度感はさほどでもないですが、あたたまりがハンパじゃなく、長湯できません。
それでもトドになり再突入したくなるあと曳き系のお湯でもあります。
浴後は熱がなかなか抜けず、夏場はきつそうですが、肌がつるつるになります。
「凶暴そうに見えて、一瞬やさしく、でもやっぱり凶暴」(笑)なお湯かと・・・。
濃度感のわりにお湯の力感がつよく、なんとなく正苦味泉的なニュアンスを感じました。
で、成分濃度の見当がつかないのですが、味からすると2g/kgほどか?
ツルすべつよめなあたりはおなじ北軽にある「ホテル軽井沢1130」に近いですが、1130が重炭酸土類泉的なのに対して、こちらは正苦味泉的。
湯色はくらぶち相間川温泉に似ていますが、お湯のイメージは奥軽井沢温泉(ホテルグリーンプラザ軽井沢/Na-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉)をうすめたような感じかな?。
泉質は塩化物泉。
分析書の掲示がなく、フロントにもなかったので詳細不明ですが、かなりの比率で硫酸塩と重曹分を含んでいると思います。
それにしても、オープン間もない土曜の夕方なのにこの空き方はどうなのかな?
手ごろな日帰り温泉施設がすくない北軽エリアなので、そこそこマーケットはあるかと思いますが、フリのお客をメイン道路R146からどう引き込むかがいちばんの課題かな?
国道沿いにいくつか看板出してるし、コンビニにパンフも置いてあるし、営業努力している感じはするのですが・・・。
それと料金1,000円とるんだったらやはりサウナ&水風呂がほしいところ。
じっさい、連れは一緒に入った人に「サウナはないの?」と尋ねられたとのこと。
施設拡充計画があるようなので、ここらへんは検討課題かも・・・。(でも、客数がないとサウナは運転コストがきびしいし、むずかしいところか・・・)
露天はどこに出してもはずかしくない内容なので、マスコミの広~い露天特集などでとりあげてもらうと、露天好きのファンが増えていくかもしれません。
施設的にはいまいち決め手に欠けるきらいはあるものの、お湯じたいはかなりいいので、個人的に応援したい施設ではあります。
温泉分析書の掲出はないのに、なぜか温泉の構造についてのパネル掲示はあります。
Na-塩化物温泉(低張性・中性・高温泉) 58.5℃、pH=6.9、400L/min(1,000m掘削揚湯) <温泉名:北軽井沢温泉絹糸の湯>
北軽井沢にはナゾの源泉が多く、以前温泉みしゅらん掲示板で話題になったことがありました。
やませみさんのデータ(下記、温泉みしゅらん掲示板2005/11/03より引用)によると、長野原町応桑には下記の2つの源泉がありますが、どちらも塩化物泉ではなく、また、ここは平成19年4月の掘削なのでまったく新規の源泉だと思います。
■応桑温泉 源泉1(利用0) メタけい酸の項で該当
源泉データなし 湧出地不明
■北軽・応桑温泉 源泉1(利用0)
かくれの湯 H06 応桑字御所平1985-172
Na・Mg-Cl・HCO3温泉 -℃ pH=7.4 - L/min 801.1m動力
ER=3.67 TSM=4.606
■ブランドグルメ
〔 浅間ベリー 〕
日本原産のベリーで正式名はクロマメノキ。
浅間山麓に多く自生したことから、かつては浅間ベリー、浅間ぶどうと呼ばれ、特有の酸味が軽井沢名物として親しまれたもの。
現在では自生がすくなくなり、国立公園内では採取が禁止されているため、食べるには自分で栽培する以外になさそうです。
暖地での栽培はむずかしそうですが・・・。
〔 2010/07/03UP (2010/06入湯) 〕
E138.34.57.930N36.29.5.670
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