goo

■ 奥軽井沢温泉(あさまの湯) 「Hグリーンプラザ軽井沢」

<奥軽井沢温泉(あさまの湯)「Hグリーンプラザ軽井沢」> (群馬県嬬恋村、12:00~15:00(時間確認要)、1,200円、0279-86-4111)
オフィシャルHP

北軽に以前からあるリゾホですが、敷地内で温泉を掘り当て、2003年の秋口から既存の浴室に温泉を導入したものです。元旦をはさんで2泊しました。北欧調の外観の大規模なリゾホで、浴場は別棟。浴場棟の前に源泉が流され、足湯を設置しています。源泉湯口はえらく熱いので要注意。

浴室は、内湯(扇形みかげ枠タイル貼20人以上、適温)、サウナ、露天ゾーンに檜風呂(10人弱、熱湯)、大露天(岩造20人、東屋付き、ぬるめ)、ジャグジー槽(真湯)。
カラン21、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
露天は展望はききませんが、浴槽の配置はゆったりとしています。
露天脇にしつらえられた庭園は雪化粧していていい感じ。
ただ、ジャグジー槽はものすごいカルキ臭で、それが風向きで時折臭ってくるのには閉口。

内湯は、みかげ石の湯口から大量投入、浴槽端の湯面排湯口2ケ所からの排湯で槽内注湯あり。
檜風呂は、木の湯口から熱湯(たぶん源泉)を30L/min程度投入で、湯面排湯口への流し出しで槽内注排湯はなし。
大露天は、岩の湯口3ケ所からの投入(うち1ケ所は熱湯で湯口の変色ありたぶん源泉)で浴槽端の湯面排湯口への流し出しで槽内注排湯は不明ですが鮮度感はいまひとつ。

お湯は、薄紅茶色透明で赤茶色の浮遊物少量あり。微塩味+重曹味。樹脂臭がかったアブラ臭は、群馬高山やしんとうを彷彿とさせる上質なもの。
弱いツルすべがあってかなりあたたまり感の強いお湯です。
72℃の高温泉のせいか、成分量のわりに力強い浴感があってかなり疲れます。

”かけ流し”とのパンフコピーですが、内湯と大露天についてはかけ流しかどうかは疑問。
72℃の高温泉をそのままかけ流すと相当な熱湯になるはずなので、すくなくとも内湯と大露天の2ケ所の湯口(やや熱め程度)は、循環か加水か貯湯冷却しているかと思います。いちばん熱い檜風呂がアブラ臭も強くて鮮度がいい感じ。湯口温度からみてもかけ流しでは?。で、ほとんど檜風呂にいました。(ここは熱湯すぎて人気がなく空いてました ^^; )

”リゾホの温泉”のイメージをいい意味で裏切る、個性的で力感のあるなかなかにいいお湯かと思います。
施設もきれいで充実しているので、宿泊客の少ない昼頃に攻めればゆったりとお湯を楽しめるのではないでしょうか?

源泉標識は駐車場の脇にあり、源泉槽からはアブラ臭をふりまきながら湯気があがっています。この熱源は、やはり浅間山なのでしょうか?

Na-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉 72.9℃、pH=7.3、257L/min(1,600m掘削揚湯)、成分総計=3.91g/kg、Na^+=926mg/kg (82.52mval%)、K^+=185mg/kg (9.68)*、Fe^2+=4.05、Cl^-=561 (31.37)、SO_4^2-=1124 (46.61)、HCO_3^-=680 (22.10)、陽イオン計=1182 (48.8mval)、陰イオン計=2366 (50.4mval)、メタけい酸=288、メタほう酸=37.8 <H15.3.31分析>
*カリウムがこれだけの比率で出ているのは珍しいのでは?

〔 2004年1月20日レポ 〕
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 前橋荻窪温... ■ 桜山温泉 「... »